知るかバカ!そんなことより侵略だ!   作:ブラッキオ

20 / 86
どうも、裂肛しました。うp主です。皆さんはケツを労わって下さい。あと、水を飲みましょう。水を飲むことは尿路結石の予防だけでなく、便を柔らかくする意味もあるそうです。


第20話 おっぱい狂いの集団

Side in

 

ラッキースケベってのを知っているか?一説によれば、起源はあのシン・アスカらしい。俺も俺で結菜にラッキースケベをかました記憶がある。あの時の何とも言えない空気は本当に申し訳なく思っている。

 

まぁ、今はそんなことはどうだっていい。世の中、スケベじゃなくてもラッキーな経験はあるはずだ。俺はそんな出会いをした相手が結構いる。

 

その二人が目の前にいる。

 

「ありがとうございました、岸波君」

 

「いつもありがとうございます」

 

「いえいえ、とんでもない」

 

彼女達の名前は支取蒼那さんと真羅椿姫さん。この駒王学園高等部の生徒会長と副生徒会長だ。

 

彼女達とのファーストコンタクトは至ってシンプル。俺の恰好だ。いかにもな不良姿の俺に注意をしてきたことが始まり。その後、図書館の手伝いをしていた時に、二人して疲れからか図書館で寝ていた所に出くわしてから何やかんやあって仲良くなった。今ではバレンタインにチョコを送り合う関係になっている。特に支取さんにはよくしてもらっている。こう、俺の恰好関係で。

 

そんな日々のお礼とまではいかないが、こうして荷物運びなどを手伝うことが多い。昔は花壇整備も手伝っていたなぁ、なんて思い出す。今は彼女達の後輩の男の子がそれを担当している。その子には随分嫌われているけれど。いっつも睨んでくるんだ、あの匙って後輩。悲しいよ、俺。

 

今はと言うと放課後になって、前々から二人に頼まれていた仕事を手伝っていたってわけだ。

 

「お礼についてはまた後日」

 

「いや、いいのよ。俺だってこの恰好を見逃してもらってるわけだから」

 

「そう思うのであれば少しは改善していただきたいです。ねぇ、椿姫?」

 

「わ、私は、その……別に嫌いとかでは……」

 

支取さんの振りを想定していなかったのか困惑する真羅さん。そうお友達を困らせるもんじゃないですぞ、支取さんや。

 

「そういうことで。俺は帰るんで」

 

「ありがとうございました、岸波君」

 

「いつでも生徒会室にいらっしゃってくださいね」

 

二人ともいい笑顔で手を振ってそう言う。俺も軽く手を振ってその場を後にする。

 

外を見る。夕焼け、とまではいかないけれど綺麗な空だ。暖かい風が吹く。人によってはこれを『花粉を運ぶ悪魔の風』と言うらしい。俺は花粉症じゃないから気持ちはよく分からんが、苦しんでいることは伝わってくる。

 

教室に戻り、荷物を取って帰ることにした。

 

いや、『あいつら』はまだ残っているか?ちょっと顔を出すか。

 

ふと思いついた二人の顔を見るために、俺は2年のクラスを漁りに行く。

 

「待てや馬鹿共がぁああ!!」

 

「殺してやるぞぉおお!!」

 

運動部女子の威勢のいい声が響く。声の方を見ると男子生徒二人を追って女子生徒たちが木刀などをぶん回している。

 

うちの学校、とんでもない馬鹿がいてな。覗きの常習犯がいるんだ。正直言って関わりたくもないような度し難い奴らだが、一回うちの結菜がその被害にあって、その時は半殺しにした。文字通り、タコ殴りだ。その時に反省したかと思ったが、どうやらそうではなかったらしい。

 

言っておくが、別に結菜とは恋人とかじゃないからな。あちらのお母様に色々任されている以上、筋をと通しているだけだからな。

 

こちらに向かってくる男子生徒。ああ、いつもの馬鹿二人らしい。顔まで覚えちまったよ。嫌なもんだ。

 

「げぇ!岸波先輩!?」

 

「と、止まれねぇ!!」

 

こちらに向かってくる馬鹿共に向かって、俺は拳を叩き込む。本気でやったら殺人になるので手加減してのものだ。

 

『ゴッ』と言う音か声かも分からぬものを揃えて出して、倒れ込む下手人共。女子生徒たちも追い付いた。

 

「岸波先輩!ありがとうございます!」

 

「いいさ。どうせ、またこいつらがやらかしたんだろ?」

 

「そうです!全く、こいつらぁ……!!」

 

憎悪の炎を隠しもしない女性陣。まぁ、下手人共の気持ちも理解出来なくはない。だってうちの学校の女子生徒の顔面偏差値って馬鹿程高いんだもん。しかも、スタイルもいいと来た。一部違うのもいるけれどな。

 

だからと言って、婦女子への辱めを許すほど俺は落ちぶれちゃいない。こうして倒れた下手人共が縄で括られているのを見過ごすくらいには大真面目な人間だ。

 

彼らはこの後、徹底的にシバかれるのは目に見えている。と言うか、今までが実際そうだったからだ。だと言うのに、何故反省しない……。

 

「あ、先輩だ」

 

「ほんとだ」

 

後ろから声がする。それは俺が会おうと思っていた男子生徒二人。

 

「うっす、岸波先輩」

 

「どうもっす」

 

「よぉ、四条と兵藤」

 

四条零児。この駒王学園において『不良と言えば?』と聞くと大体出るのは俺だが、低確率で出てくる名前がある。それがこいつ。性格は至って温厚で真面目。前髪だけ目立つ金髪の地毛やそれに加えての不良然を除けば優等生だ。実際、俺が時々勉強を教えていることもあって成績は良い方。こいつとの出会いは、中学まで遡る。内容は端折るが、要するに『俺に喧嘩を売って、負けて、舎弟になった』って感じだ。家庭内で結構ないざこざがあったらしく、それが原因で不良になったって本人が言っていた。

 

で、もう一人。

 

兵藤一誠。四条の幼馴染の男だ。主人公気質な奴で、こいつとの出会いは不良の俺とつるんでいる四条を心配に思って俺に凸を仕掛けてきたのが始まりだ。それから誤解が解けて、仲良くなって、気が付けば四条と一緒に『疑似ハーレムを味わいたい』なんて言って元女子高の駒王学園に来る始末。こいつもこいつで真面目と言うか、馬鹿なんだよなぁ。正直言って、見ていて気持ちのいい馬鹿だ。俺が忘れたものを持っている。流石主人公様だ。

あと、主人公主人公言っていたらドキンダムに『お前、本当にハイスクールD×D知らないの?』なんて言ってきた。多分、こいつはこの世界と言う名の物語に関わるんだろうよ。主人公まで行かなくともな。でも、どうせならこいつみたいな真っすぐで誠実さがありつつも少しのスケベさを残した奴が主人公なら、そんな物語を見てみたいもんだ。絶対面白いじゃん。

 

実は何だが、二人に共通することが二つある。

 

まず一つめだが、『人ならざるものの気配が内側にある』と言うこと。要するに、何か宿しているパターンだ。何と言うか、獣?龍?そんな感じだ。特に兵藤。お前の方は中にいる奴を知っている気がしてならない。具体的に言うとヴァーリ君のアルビオンさんみたいなの。

 

二つ目だが……

 

「ああ、兵藤。止めないでよ」

 

「止めるって……ああ、うん。俺は止めないよ。しっかし、元浜も松田もよくやるよ……」

 

「イッセー……」

 

「た、助け……」

 

下手人が目を覚ましてきたのでチョップを入れて気絶させた。喋るな、不愉快だ。

 

「意識の無いうちに連れて行けよ。俺は知らないことにするわ」

 

兵藤がそう言う。こいつもこいつで、この下手人共と仲がいいらしいから、友人関係は見直してもらいたいものである。

 

「物分かりが良いわね。言っておくけど、こいつらと仲がいいからってこいつらと同じことをするなら……」

 

「分かってるって。俺だって死にたくないよ」

 

「そう。じゃあね。岸波先輩もありがとうございました!」

 

「うっす。頑張りすぎるなよ」

 

「俺と態度が違いすぎる……」

 

「うっ!不良の優しい笑顔!」

 

「あれはダメ!堕ちちゃう!」

 

そう言ってそそくさに退散する女子達。さて、話を続けよう。

 

「……ところで兵藤に四条、その右手の奴は?」

 

「これっすか?オクハラ先生の新作エロ本っす」

 

「こっちは黒山先生の新作っすね」

 

こいつらの共通点二つ目。それは……『ドスケベ』だと言うこと。

 

どっちも先ほどの下手人みたいなことはしてないが、学校で白昼堂々エロ本やエロDVDの交換をし合う仲である。馬鹿かね?それでいて『女子にモテたい』と言っている。この学校に入学したのも、それが理由。もう一度言う、馬鹿かね?

 

性欲が強いってのも理解する。俺だって強いからな。だけどさ、もっとこう……あるだろ?品性とか評判とかさ。それを気にしろって。

 

余りに難儀な後輩共。それでも可愛がっているのは、こいつらの魅力と言うか何と言うか。単に俺がお節介なだけなのかもしれん。にしては、夜中に3人で仲良くスマブラやったりしているし何とも言えん。

 

てか、お前らの持っているエロ本、どっちも爆乳に定評のある先生方じゃねぇか。俺も大好きだ。じゃなくて、どんだけ乳に狂ってんだよ、お前ら。

 

――『『おまいう』』

 

はい、そうです。俺も人のことを言えません。

 

「はぁ……少しは人目を憚れよな」

 

「ちょーーっと運が悪いだけっす。な、イッセー?」

 

「零の言う通りっすよ、岸波先輩」

 

いつもの返答だ。何だろう、こういう部分もこいつらのいい所なんだろうな。『ダメな子ほどかわいい』って奴なんだろう。

 

「……ま、いっか。俺もその2冊は買ったしな」

 

「流石っすね先輩」

 

四条が褒める。言っておくが、こいつ、割と本気で褒めている。驚いたね、こんなクソくだらないことで褒められるなんて釈然としない。

 

「まぁ、先輩もおっぱい大好きっすからね」

 

「それは否定せん」

 

兵藤の言葉に頭が痛くなる。遥輝も将来こんな感じになってしまうのだろうか。不安で仕方ない。

 

「そうだ、零。今日のことだけど、先輩もどう?」

 

「ああ、先輩も誘うか」

 

ん?何だ?何があった?

 

俺が気になっていると兵藤が言う。

 

「今日、二人でこの後駅前までラーメンを食いに行こうと思ってたんすよ。先輩も一緒にどうっすか?」

 

「ラーメンか……系統は?」

 

「シンプルな中華そば系っすね」

 

「よし、乗った」

 

こうして、本日のおやつが決まった。この体、何食っても中々増量しないせいでラーメンとかおやつにしても問題ないのだ。すげーだろ。血液検査も全く問題ないんだぞ?若いっていいわね。

 

こうして、俺達3人組は駅前まで歩き、ラーメンを食べた。兵藤はチャーハン、四条はライスと餃子までつけていた。俺も俺で天津飯をつけていたけどな。

 

いや、ほんとさ、若いっていいな。

 

Side out




と言うことでオリキャラ・四条君を出しました。彼の役割は『完全に救い難い道に染まり切る前の兵藤と大地を引き合わせる』と言うものと『今後周りが女性だらけになる大地にとって身近な男』と言うものがあります。
要するに、原作後半におけるファーブニルへのイッセー君の発言に対して、『お前が言うな』『てめぇはツケを払え』の類を力技で解決するために彼を生み出した感じです。

四条君ですが、見た目はⅣマスとか久我照紀とかの類の、あの特徴的な髪色の奴です。声帯がⅣマスなことを想像してキャラを作りましたが、多分、見た目は久我照紀が一番近いです。なお、久我の声優。
名前も遊戯王に関係するキャラが元ネタです。何故遊戯王から持って来たのかと言うと、そもそもデュエマのキャラの名前がコロコロなせいで転用しにくかったのが原因です。何だよ、『るしあ』とか『バサラ』って。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。