知るかバカ!そんなことより侵略だ! 作:ブラッキオ
「運営、結局変わってねぇな(ゲイルとかを見ながら)」
今回にかこつけて強化をするのであれば別にいいのです。それでゲイルや4C邪王門が強くなるのなら。
が、そこそこ長くやっていると『デュエマの運営だしな......』と言う嫌な信頼が勝ってしまいます。私はクロニクルの刃鬼デッキのことを今の今まで恨んでいますからね。
Side in
「うーん、実に我が魂なレッド・デーモンズ・ドラゴン。それと紅蓮の王者にスカーレッド・ハイパーノヴァ・ドラゴン」
アーシアも来て幾星霜が経ったわけでもない日。本日の夕食を終えて、遥輝とくっついて、興奮気味の遥輝を寝かしつけたら俺のターンだ。
時計を見る。父さんと母さんの晩酌も終わって二人とも寝た頃だろう。俺も寝るか……いや、どうしよう。もうちょっと勉強しておくか?遊戯王を引き続き一人回しすっか?それともウィクロスでも一人回しすっか?
遊戯王は適当にマスカンに誘発打たれた前提でやれば一人回しは出来る。ウィクロスの一人回し、お前はとてもじゃないけど出来たもんじゃないんだよな。
やっている人なら分かる、デュエマとの違い。『一回通ったら即死』故にほぼST無視で考えていいデュエマに対して『その一回を何回も通し続ける』故にLBの数と種類も考えないといけないウィクロスだと一人回しの操作性が違うのよな。
しかし、レッド・デーモンズ・ドラゴンはかっこいい。派生形たちもだ。赤と黒かつバイク関係ってことでブラックゾーンを思い出す。まぁ、俺が出会ったのは5D‘sが先なんだけどな。今でも思い出す満足街編。面白いからいいけど、あれ何だったんだよ。
それにしても、こういった『赤と黒』のカードを見ていると自分がここまでかっこよくなれているか分からなくなる。寧ろダサいまで思っている。サイコロで決まったブラックゾーンだけど、俺はブラックゾーンに誇れるような男になれているだろうか。
――『それじゃあ、バイクにも関係するレッド・デーモンズ・ドラゴン達を見て一言どうぞダム』
キレイダナァ……ナンデ ワレハ アアジャナイ……。
――『突然の白面の者はどうなんだ?』
――『ドキンダムXである貴様や太陽の化身である我を宿すと考えると、この世界にとっての白面の者には変わらず、笑えんことになるぞ』
うわーん!俺も俺でデュエマでの
もういいや。今日はもう寝るのだ。
俺は電気を消してベッドに潜る。寂しい夜だ。両親と弟の寝室に突撃したくなってくる。でもしない。だって男の子だもの。
ただ寂しいことには変わりないので、とりあえず音楽でも一発聞いておくことにするか。
スマホにイヤホンをぶっ刺して曲を漁る。何聞こうかな。わざわざPCでパクって作った『創聖のアクエリオン』でも聞こうかな。
ベッドの中でスマホを漁る。部屋にある光は月明りとスマホの光だけ。実に静かだ。
そんな中、突然俺の部屋の床が光り出した。何やら魔方陣が浮き上がっている。思わずベッドから起き上がってしまう。
ユノハ様?どういう悪戯で?……ってそういや寝てたんだっけ?
――『起きてるわよ。アーシアの件はご苦労様でした』
おはようございます。労いの言葉、感謝です。で、これは一体?
――『色々あんのよ』
はい?何言ってんのこの女神。
俺が困惑していると、魔方陣から人が出てきた。眩しくてよく見えんが……なんだろう、あのシルエットは見たことがある。
――『この孤独なsilhouetteは?』
コブラじゃねーか!ドキンダムはあの正体を知っているの?
――『ああ。ただ言わない。そっちの方が面白そうだから』
えー?なんでー?
俺が抗議をしようとしていると、魔方陣から出てきた人影の正体があらわになる。
その人影の正体は……
「夜分に突然ごめんなさい、岸波君」
リアス・グレモリーさんだ。俺の同級生、っつーか3年間もクラスメイトをしている美人さんだ。同級生、突然の不法侵入。
その綺麗な顔立ちに陰りが見える。何かあったのか?そういや、悪魔ってお仕事があるんだよな?もしかして取引先と揉めた?なら、前世の経験を生かして慰めることも出来るけど。
「別にいいけど、どうした?」
「お願いがあるの」
俺の問いにそう答えるグレモリーさん。おや、お願い?こんな夜分になんて余程緊急なんだな。話を聞こうか?どれ、拳で語れるものならどんと来……何でこっちに近付いてきたの?
「お願い、私を抱いて」
(宇宙猫)
「私の処女をもらってちょうだい、すぐに」
なるほど、これが漢心ピーンチって奴か。HAHAHA!!何で?
「え、あ、いや……」
俺が困惑しているのも知らずにドンドンと服を脱いでいくグレモリーさん。気がつきゃ下着だけに。おっほ、乳w
待て待て待て!どうしたグレモリーさん!そんなやけになる程の失敗をしたのか!?
俺の手をとってそのでっかいおっぱいに押し付けるグレモリーさん。
「んっ……」
おぉおおおおお!これが人の夢、人の望み、人の業!
――『クソのラウ・ル・クルーゼやめんか』
……ドキンダムの声で素面に戻りました。何でこんなことになってんだろう。
それによく見れば震えている様子のグレモリーさん。これ、結構な失敗したパターンか?それこそ大手の取引先と揉めたとか。流石にどの程度の相手かは分からないし、相手の規模によって誠意の度合いを変えるのは不義理だが、だとしても加減はいるだろう。とにかく、今は彼女のガス抜きみたいなことをしないといけんな。でなきゃ、俺が大変なことになりそうだ。
俺はそっと彼女の胸から手を離し、そして目を合わせて、肩を持つ。
「どうした、グレモリーさん。いつもと余りに様子が違いすぎる。何があった?」
そう言うと、少し間を置いて深刻そうにグレモリーさんは言った。
「もう……こうしかないの……祐斗とイッセーではダメ。あの子たちのことを考えると、その心に傷を負わせかねない……だから……」
どうやら、取引先と揉めたわけじゃなさそうだ。そうなると俺は門外漢なのだが、こうも悲しんでいるレディを放っておく程馬鹿になったわけじゃない。
「グレモリーさん」
「な、何かしら?」
俺は強い意思を持って言う。
「あいにく俺は怖がっている女を抱く趣味はない。そんな人間だってこの数年で君も知っているはずだ」
「そ、それは……」
「だからこそ言う。今は、何も言わなくていい。何故こうしたのか、黙っていていい。だけど、こんなことをするに至った経緯、いつか話してほしい。俺は、少なくとも君の味方だ。大切な人達を悲しませるものを許せる奴じゃない」
そう言うと、泣きそうな顔になって俺に抱き着くグレモリーさん。おっと、地雷抜いたか?いや、悪意もなく抱き着かれているし、地雷ではないよな?
俺がグレモリーさんを心配しているとまた床が光り出す。魔方陣ですね、あれは。またかよ(静かなる怒り)
そうして出てくる人影。ここまでは予定調和だが……出てきたのは銀髪のメイドさん。いや、誰ですあなた?さっきから不法侵入のオンパレードなんすけど……。
「なるほど、このようなことをすれば破談になると考えたわけですか」
「そうね、こんな手口を考えでもしないと、お父様もお母様も私を見てくれないでしょう?」
呆れるメイドさんに反論するグレモリーさん。お父様とお母様?お家関係で何かあったのか?流石に家庭環境に踏み入るのは勇気がいるんだが。
メイドさんがこちらを見る。何やら値踏みをしているようだ。よせやい、照れるでしょ。
「なるほど、ただの人間にしては纏うものが違いますね。お嬢様が認めるのもやむなし、と言ったところですか」
どうやら認められたようです。って言うか、グレモリーさんとお知り合いなの、このメイドさん。いよいよ俺の中の『リアス・グレモリー、貴族説』が強くなってきたな。
「別に『下賤』だのなんだの罵ってくれても構わんのですよ?何せ、今の状況的に俺に非があるのは間違いないのですし」
「そんなこと言わないで、岸波君。いくらあなたでもそんなことは許さないわ」
軽い冗談を言うとグレモリーさんに怒られた。
「何はともあれ、お嬢様はグレモリー家の次期当主たる存在です。簡単に殿方に肌を晒すような真似はお控えください。ただでさえ、このような荒れやすい時期なのですから」
そう言ってとグレモリーさんに上着をかけるメイドさん。
「お初にお目にかかります。私はグレモリー家に仕える者、グレイフィアと申します。以前からあなたのお話はお嬢様から耳にしております。以後、お見知りおきを」
「岸波大地です。ご丁寧なあいさつ、ありがとうございます」
そんな風にメイドさんとあいさつをする。へぇ、グレイフィアさんって言うんだ。何だろうな、ブイズみたな名前だ。
「(どこにも隙が見られない……ここ最近のベオウルフやスルトたちの方が余程下賤に思えますね……帰ったら再教育しておきましょう)」
「それで、グレイフィア。あなたがここに来たのはあなたの意志?それとも家の総意?……それともお兄様のご意志?」
何やらこちらを見てくるグレイフィアさんにグレモリーさんがそう言う。グレイフィアさんは答えた。
「全てです」
突然の英雄王である。きっぱりと言うグレイフィアさん。思った以上に火力が高いな。グレイシアなのかリーフィアなのか分かんないのに火力はメガユキノオーなんですか。
「……お兄様の『女王』であるあなたがわざわざ足を運んだもの。そういうことよね。分かったわ」
そう言うと俺から離れて服を着だすグレモリーさん。『女王』?ってことは、この人も転生悪魔?元人間……いや待て。そういやグレモリーさんが『悪魔を転生悪魔にするのも可能』って言ってたな。何なら家の繋がりを強くする理由でそうすることが多いって。となると、グレイフィアさんの出生は分からんな。
グレイフィアさんの傍に寄るグレモリーさん。再び床、と言うか魔方陣が光り出す。
「ごめんなさいね、岸波君。それと……ありがとう。私のことを『大切な人』って言ってくれたこと、とてもうれしかったわ。あれだけ悲しかったのに、心が晴れ渡ってる……こんなことをした説明は後日だけどちゃんとする、必ず」
「うっす」
グレモリーさんはそう言うと光と共に消えてしまった。
暗くて一人寂しいマイルームになり、完全に話から置いて行かれた俺。
……寝るか。寝れば何とかなるさ。
Side out
パンドラウォーズで出た超次元クリーチャーたちのせいでアドバンスの門戸が広くなりすぎて、アドバンスが逆に始めにくい説。
あいつらのせいで『いける気がする』『何とでもなるはずだ』が増えたのがここまで苦しいとは......