アイリス
注意事項:離人感、意志薄弱、[検閲済]
誰しも自分の考えがありますし、他者に決断を任せることになったとしても自分の意思は持っているものです。
しかし当囚人は他囚人に比べて自己意識があまりにも低いため、囚人の考えを引き出すには都度こちらから質疑応答を行う必要があります。
囚人は自己保身を最優先にしておきながら稀に他者を労わる矛盾した行動を起こそうとすることがありますが、囚人だけでは到底不可能な状況に陥ることが多いです。その時はどうか暖かく見守り、適度に手を差し伸べてあげるといいかもしれませんね。
地獄への巡礼
「おぉ!!!そなたがこの旅路を共にする最後のピースであるか!
どれだけ待ちわびたことか!」
「あんさん、アタマはどっかで売っ払ったのか?」
「あなただったんですね、あなたのおかげで粉砕していた脊髄が綺麗に戻りました。
もしかして巣で医者でもやってたんですか?」
「全員黙れ。雑音が重なることほど不愉快なものはない。」
なぜこんなことになったのだろうか?
「自己紹介が必要な段階のようだな。」
願いが叶うなんて言われてついてきてしまったけど.....
「前に座ってるのから。始め。」
「どうしてこういうのはいつも前の席からなんだ...前に立つのはもううんざりなんだけど。」
この
Limbus Companyの事を...
「あちゃぁ、私ってば。ね!次はあなたの番よ!」
「え、あぁ私の番...」
座席に座り込んで物思いに耽っていた私を長身で手斧を下げた女性が呼び掛ける。
<大丈夫?何か考え込んでいたみたいだけど...>
「気にしないでください、少し昔のことを思い返していただけなので」
「私は、アイリスです。」
<...それで終わり?>
「はい。他に何かありますか?」
「も〜、つまんない〜それで終わりなの?」
.....
この先待ち受ける戦いと私の向き合うべきものについて
どの席から始まるかわからなくて適当に座ったら3番目だったなんて、ちょっと心の準備ができてないんだよなぁ...
ほんとなんでこんなことになったのか
―――
人生は平凡な家に生まれて、平凡な生活を送って、平穏な毎日を過ごすって思っていたけど
実際そんなうまく行くことなんてそうそうない。
社会に出て、成功するなんて誰もが当たり前にできることじゃないし、ずっと変化しない毎日を過ごす人だって多い。
中には挫折して、傷を抱えて立ち上がれなくなって、苦しみ続ける人だっている。
もっとひどいと初めからどん底の人だっている。
私は平々凡々な生活を送り続けて社会へ淡い期待を抱きながら出たけど、私が思っていたよりも困難の多い生活ばかりだった。
些細なミスで怒鳴られてばかりだったし、自分の仕事も終わってないのに他の仕事を頼みこまれて
断れない私は全部抱えてしまって、挙句大目玉を食らってしまった。
家に帰れない日だってあったし、家に帰れてもまともな睡眠時間が取れないことなんてよくある話だった。
そんな生活が数年も続けば心と体は壊れるもので、身体は拭えない倦怠感と消えない重圧感によって動けない。
心は不安と焦燥でいっぱいなのに他人事のようで、現実感がない。
何もせずぼーっとしていれば唐突に悲しくなってきて死にたくなる。
うんざりだった。楽になりたかった。
だから、楽な道に逃げた。
徐々に体の感覚がなくなって、自分が深く沈んでいく感覚に身を任せて
仕方がなかったんだ、これしか方法が無かったんだって自分に言い聞かせて
でも本当は...死にたくなかったの。
死に直面して、もうどうしようもなくなって初めて私は生きることを願って。
母がくれた
けど、きぼうな、んて、どこにも、なかったよ
―――
おかしい、私は死んだはずなのに。
どういうわけか私は目を覚ました、路地裏のゴミ溜めで。
ひとまず状況を確認しよう。
私は死んだ、死んだはず...そして気が付いたらゴミ溜めの中に放り捨てられていた。
生き返った?としても死体をゴミ捨て場に放棄なんてありえない。
それに私の姿が変わってる?
ゴミ山の中に偶然鏡があったからそれを使って自分の姿を見てみる。
「何この少女」
そこには
これは俗にいう転生というやつだろう。しかし何でそんなことになったのだろうか?
ひとまずじっとしていても仕方ないので、私は光が差し込む方へと路地を進んだ。
―――
路地を出て目にした光景は天目掛けて立ち昇る眩い光の柱だった。
凄く暖かい、心に安らぎを与えるような...そんな光。
まるで童心に帰ったかのように純粋だったころの想い出が蘇って来た。
昔はお姫様に憧れていて、少し歳を重ねて今度は警察官になりたいなんて。
普通の子よりちょっと運動ができたからって...
誰かの役に立ちたかったんだ。
認められたかったんだ。
朗らかな心持ちで、お母さんに夢を語る無邪気な子供のように...
暖かな光が溶け込んで、私の心を包み込んでいるような安らぎを感じていた
その時...光が消えた。
それが、私の地獄の始まりだった。
苦痛は私が楽になる事を許しはしない。
プロムンの二次創作は前々からやろうと思ったりしていたんですけど、ロボトミーはちょっと私の想像力だとあまり構想が錬れないし、ラオルは分からないこと多すぎてちょっと諦めてしまったりとあってできなかったんですけど
リンバスが出てからは鮮明な背景描写やダンテノートによる素人目線での補足があり、都市の各地を移動するから描写もしやすいと思ったので思い切って書いてみることにしました。
小説自体描きなれていないので拙いところも多いと思います。
なので誤字などあればどんどん報告していただけると嬉しいです。
最後になりますが、主人公をチュートリアル組に含めた理由について予め説明しておきます。
彼女の根幹は都市ではなく前世の世界にあるため向き合おうにも向き合えないですし、都市において現代社会で生活してきた人間がまともに自我をさらけ出せるわけないでしょう。
なのでチュートリアルで彼女の表層に触れて、巡礼の中で彼女自身が自覚し向き合って行けるようにとこの順番にしました。
第1期アイリス恒常人格(投票数が多いものから順次登場させる予定)
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ツヴァイ協会
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シ協会
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センク協会
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リウ協会
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セブン協会
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剣契殺手
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黒雲会若衆
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W社整理要員
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R社第4群