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YT1250を巧みに操り駐機場へと機体を持ち込んだ
駐機場は明確なルールが定められて居るわけではない
曖昧ではあるが事故を防ぐ為に一定の間隔を保ち駐機することになっている
駐機場には既にマンドーの姿はなく既に去った後だった
仕事に熱心な男みたいだからな
そんなことを考えつつ機内でB-1の魔改造を始めることにすることにした
B-1タイプは堅実な設計で基本動作を確実に行える理想の兵隊と言える
賢さで言えばさほど高くはないがそれはあくまで量産品としてある程度以上の知能レベルを必要としなかったからだ
逆に言えば戦闘においては十分に忠実な働きを見せたと言えるだろう
数があってなんぼのドロイドを改造して知恵を持たせる
そんなやり方もあっても良いとおもう
早速コンピュータデバイスにアクセスして起動を試みる
起動システムプログラムは何とか動かすことが出来たが取り敢えず起動させて動かさせて見ることにしよう
その前にプログラムに私を主人であると認識させておかないと襲われかねない
自分の外見データや声色などの必要なデータを纏めて入力し着々と起動の準備を進めていく
部品を取り換えなければならない部分は意外と少なくてすみそうだが破損しているのは頭部と右腕部と左脚部の膝関節のみだ
気になるのはこの破損した部位がまるで溶断されたかのような痕になっていることだ
何故こんな状態になったのか本人に聞いてみるのも良いだろう
念のために武器などは遠ざけておき頭部の修理だけ済ませて話せるようにさせてみる
これで動くはずだが…
「ラジャラジャ!ジェダイを抹殺!ジェダイを抹殺!クルナ!クルナ!アアー!」
いきなり動いたかと思えばガチャガチャと逃げるように体を動かして台から転げ落ちる
「右腕部破損!左脚部破損!要修理!要ハサミダ61…61」
暫くして直ぐに動かなくなってしまった
いったん電力部と切り離し修理を試みる
「ジェダイ…ジェダイか…」
その言葉で何にやられたのかがハッキリした
溶断されたような痕はライトセーバーと呼ばれる武器によるものだということだ
~
自分も以前遭遇したことがあったがあの時は味方が次々に斬り殺されていくのを覚えている
あれはエンドアでの哨戒任務中の出来事だった
当時はデススター2建設保護のため設けられたビームシールド基地の防衛のために仲間達と他愛ない話をしながら反乱分子の警戒に当たっていたときの事だ
雑音混じりに通信機から聞こえてきたのは仲間の声だった
切迫した様子で何かに追われているらしい
「ザ…ザザ…此方パトロール1!此方パトロール1!…ザ…ザザ…ジェダイだ!反乱軍の奇襲だ!」
「場所は!?どこに居る!」
「ウワァァ!!ジジジ……」
悲鳴を残して通信は途絶した
「やられたか」
ジェダイは見つけ次第審問官やベイダー卿への報告が義務づけられている
反乱軍にとって旗印のような扱いを受ける奴らを野放しにするわけには行かない
直ちに哨戒小基地の通信機を用いて報告することにした
「エンドア支部!応答せよ!エンドア支部!此方パトロール3」
「此方エンドア支部 応答どうぞパトロール3」
「此方パトロール3 パトロール1が交戦中との報告があるも通信途絶!ジェダイ率いる反乱軍だとの報告だ 警戒態勢に入る!」
「了解した パトロール3は警戒を厳にしつつ直ちに友軍と合流せよ」
「了解!」
パトロール隊は基本二人一組だ
相方に「行くぞ」と合図をしてスピーダーを走らせる
相方とは長い付き合いではないが気楽に話せる奴だ
ギュォーオォー
うなりを上げてスピーダーは軽やかに飛んで行く
密林の中を右に左に避けて敵を探しながら奇襲を警戒する
森の中では何処に敵が潜んでいるかも知れず居所もそう簡単には分かりはしない
友軍は既にAT-STも出しているだろう
反乱軍の規模が分からないのが不安だが
そんなことを考えながら飛ばしている最中
相方がいきなり血飛沫をあげて転倒したのである
「どうしたっ…!!!」
そこには目に見えないワイヤーが張り巡らされており胴体と首が別れた相方の死骸が転がっていた
「§☆☆※◯◑‡※¶※★!!」
奇妙な声と共に矢が降り注いできた
とっさにスロットルをあげて走り出したのが功を奏して肩のアーマーにかするだけで終わった
射かけた主はイウォーク族であった
「◑※§..&&~!!」
興奮した様子で木の上からさらに射かけてくる
複数人での奇襲らしい
彼等は我等帝国に反旗を翻して攻撃してきたのだった
「反乱軍とグルというわけか…」
CR-2を抜き狙いを定めた
帝国に逆らう者が居るならば私はそれを始末しなければならない
それが私の職務である
カチリと短射モードに切り替えて巧みに避けながら狙いを定める
ブラスター特有の発砲音が鳴り響きイウォーク族の悲鳴と共に木々が折れ地面に落下する
「★★★★★★!!!」
「★☆○‡!!」
ドサッ
ドサリ
二人はやったがこの感じではまだまだいそうだ
反乱軍共もいるとなれば悠長にしてはいられない
一刻も速く友軍と合流しなければ…
同族がやられて行くのを見た奴等は仇を討とうと寄ってくる
「☆!☆§¶○¶◑!!」
槍を掲げて追ってくる
身軽な体で枝から枝へと飛び移りながら私の背中を狙っている
この森を知り尽くしている彼等が本気になれば一般兵は苦戦するだろう
だが相手が悪かったな
そう易々とやられるような私ではない
一流のスピーダー乗りの意地がある
そしてこの74-Zと張り合うにはスピード不足というものだ
「◯*★‡‡!!」
徐々に離れていく彼等を後に私は友軍部隊の位置を見つけることが出来た
遠くに聞こえていたブラスター音は直ぐ近くだ
どうやら反乱軍との交戦中らしい
反乱軍は地上の機甲戦力を有していることは稀であり鹵獲品を多用している事があげられる
今回も相手側にはその戦力は無いようだ
ビームシールドの制御基地は機能出来ているだろうか
そんな不安を後に私は手近なトルーパーに声を掛けることにした
突如として現れた私に驚きブラスターを向ける
「何処の所属だ!」
ブラスターを向けられても臆せず自分の所属を明らかにする
疑心暗鬼になるのも仕方ない
反乱軍は帝国に勝つためならどんな手でも使うだろう
「私はエンドア支部パトロール3のサム・ダ・ダレ軍曹だ」
「パトロール3?スピーダーバイク隊は全滅したんじゃ?」
困惑と疑問がトルーパーの脳裏に浮かぶ
「その様子だと他の隊は応答が無くなったか…」
スピーダーバイクの連中はいい奴等ばかりだったが…残念な事だ
「部隊照合…確かに友軍ですね 失礼しました軍曹殿」
「気にするな それよりも現在の状態について教えてくれないか?」
「現在は反乱軍との交戦中です 詳細は自分よりも上官のヤバ・ス・ギル少尉に伺って頂いた方が良いかと具申致します」
「分かった 感謝する」
そのトルーパーは直ぐに戦列に戻っていった
私はこの小基地の中隊長であるヤバ・ス・ギル少尉に会いに向かった
基地はそう広くは無いため恐らくは基地の外縁部で守備に専念していることだろう
「失礼致しますパトロール3のサム・ダ・ダレ軍曹であります」
入室して敬礼する
すぐさまそれに答える者が居た
「軍曹…良く生きていたものだな既に死んだものかと思っていたが?」
頬と顎に切り傷と首にやけどの痕がある厳ついまさに軍人と言った骨太の体格の男の姿がある
オフィサーの制服を着ているが士官学校の出ではない叩き上げであることは確かであった
睨めつけるような鋭い眼光で此方を見つめる
「他のパトロール隊は壊滅したとか?」
「その様だな 支部よりジェダイの手にかかったと連絡があった」
話を簡潔に切り上げて次の話題に入っていく
「現在は反乱軍との交戦中である 現時点で損耗率は1割ほどだ 軍曹の指揮は此方で取るようにと連絡があった 以降私の指揮下に入る」
「了解致しました」
「早速だが軍曹には我が基地を攻撃中の敵部隊の側面を取り一撃離脱を繰り返して撤退中の味方を援護するのだ」
「撤退中の味方?」
「プラットフォームに駐留していた部隊だ 既にAT-STが前線で友軍の後退を支援しているが撃破された機体もいる スピーダーで南西に向かえば数分と掛からないだろう」
「承知致しました これより援護に向かいます」
「任せたぞ」
退室して撤退中の味方を支援するべくスピーダーの元へと急ぐ
銀河の至る所に散らばった反乱軍を追いかけたためにエンドアでは戦力が不足しているのだ
再びスピーダーにまたがり仲間の元へと発進していく
続く
ちょっと筆がのったので速く書けました
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