夜時間、私はゴクチョーを探す事もできず、部屋に戻っていた。
「あのっ頭のケガは大丈夫ですか??」
同室となったメルルが声をかけてくれる。
「あぁ君の魔法ですっかりさ」
実際はまだ少し痛むものの心配をかけないように話す。
そういえば規則を暗記しているわけでは無かったた為、
メルルにスマホを貸してくれるように頼みこんだ。
「えぇそれは構いませんが…」
貸してもらったスマホで規則を確認しつつ私はあることに気が付く。
「あれ…?」
「どうかしたんですか?」
私は囚人番号に乗っていなかったのだ。
「これを見てくれ囚人に乗ってないんだ私」
それを見てメルルは少し俯き一瞬考えるようなそぶりを見せる。
「確かに…乗っていませんね」
おかしいスマホといい囚人番号といい
私は正規の囚人としておくられたわけじゃないのか…?
何にせよこれは間違いなく目の付け所が悪かろうと目立つ
もうめちゃくちゃに目立つ
黒幕探しの黒部ナノカだけでなく宝生マーゴや、
普通に二階堂ヒロにも怪しまれることとなるだろう。
シェリーにだってつつかれるかもしれない。
なんだかんだ名探偵と名乗るくらいなので。
言い訳を考える必要があるか…そんなことを思いながら
しっかりと礼を言いメルルに返した。
「とにかく明日はゴクチョーを探さなくてはいけないようだな」
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翌朝の食事の席では、
私のことをちらちらと見るもの、
分かりやすく少し睨むもの
相変わらず元気なものと別れるようにして注目を浴びていた。
ちょっと気まずくなりながらエマ、シェリー、ハンナを迎える。
「ねぇユウちゃん…なんでか君だけが囚人にのってなかったんだ」
桜羽エマか…なんだかんだ主人公としての鋭さを昨日は
考えていなかったな
「あーそれです!いったいどういうことなんですか!」
「どういうことですの!?」
二人にも詰められてしまった。
「あうぅあーえぇと」
めっちゃ困る昨日考えていたのは『ゴクチョー側のミスだよきっと』
だったのだが…無理があるだろ!昨日の私!
ゴクチョー側のミスという線でおしつつ
「とりあえず食事にしようねっ」
私は逃げた。
「皆。注目!!」
二階堂が声を上げるのが聞こえ注目する。
「皆、スマホは持ってきているか?
私も昨夜色々いじってみていたのだが。」
話がスマホとなり聞いている途中ゴクチョーが飛んでくる。
「えぇと火神優さん…でよろしかったですか?」
ゴクチョーが私に話しかけてくる
「そうですが」
「よかった実はですねぇこちらで何かミスが発生したようでして
スマホを届けに来ました。」
どうやらこちらから聞くまでもなくスマホが来たらしい
「そしてー言いずらいんですけどね
あなたは囚人ではありませんですが…
ここに現れた経緯からみて準囚人としてある程度の規則に従ってもらいます。
」
なんと囚人ではない等と全員がいる前で喋っているのだ。
「あぁは。 あははぁーななんでかな」
震える声を抑えながら問う。
「あなたはここに来る予定じゃなかったんですよ
まぁ魔女候補ではなかったということですね
ただ朝になりましたらメルルさんの部屋に突然現れておりまして。」
未来予知ってことにしているのに転移って魔法の疑惑が掛かるの
辛いわ!なんて思っていると話が終わったのかゴクチョーは飛び去ってしまう。
「まあ 君が何者であろうととにかく一旦は連絡機能を有効活用するべきだ
この場で、全員繋がろう。」
ヒロが追及しないでいてくれたことに若干の好感度アップを
しながらID交換をし始めた。
やがてナノカとアリサ以外の全員と交換したとき
声をかけられる。
「あなたは…あなたが…?」
どう考えても黒幕としてうたがわれている中触られないようにして
その場を離れる。
「やはり…?」
最初に殺されるなら私かもしれないなぁ