貴殿転生 元の知識で本気出す 作:MENOUENOTANKOBU
魔力総量が生まれた時にすでに決まってるって?誰だよそんな馬鹿な事言い出した奴。とんだ大嘘つき野郎だ。
魔力総量は使えば使うほど増える、これが俺の一年間魔術を使ってでた結論だ。一日ごとに出せるウォーターボールの数が増えるってわけではないが、この一年で結構な数を一日に出せる様になった。
まあそれでもまだまだ俺が求めてる様なものはできないが。
この一年の間で俺には魔術師の先生が何人か来た。
恐らく俺が将来魔術師になりたいとディエゴに言った後、彼がその事をピレモンに言ったんだろう。
どこまで俺を惚れさせるんだディエゴの兄貴……
こうして俺は魔術師の先生に、魔術本にはなかった魔法を教えて貰ったりした。おかげで独学よりも断然ためになったし、魔術をしやすい様に外に出る事を許可された。
もちろん外と行っても、出れるのは敷地内だけ、だが今の俺にはそれで十分満足だ。
外に出ることができた俺は、水の他に、炎、土、風の魔術の初級をクリアした。正直全部簡単だったが、炎だけは少し怖く、怯えて情けない声を出してしまい、先生には笑われてしまった。
そんなこんなで楽しく過ごしていた時、さらなる幸せの報告がきた。
「ヘルス、あなたの弟よ」
「お、俺の弟、ですか?」
俺に弟ができたのだ。
名前はルーク。男の俺がみてもこいつは将来イケメンになるって言う確証が持てるほどの顔つきをした子だ。
そういえば、この世界での俺の顔はどんな感じなんだろうか?
前世で恋沙汰とは無縁だった俺にとっては、ちょっとぐらいならイケメンでもいいんじゃないかって言う期待をしてしまう。
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さらに一年、おれは5歳だ。
魔力総量もそこそこになってきた、だけど多分、こっからはそう伸びなさそうな気がする。
準備は整った。俺はこれから前代未聞の挑戦をするつもりだ。
新しい魔法を作るのだ。正直、俺はこれ以上魔力総量がそこまで伸びない事に悩んでいた。触った所を凍らせたりするワンピース世界でいうヒエヒエの実、火の圧倒的な力で敵を倒すメラメラの実など、工夫すれば、この世界でも使える能力はたくさんあった。
でもそれは、俺の魔力総量が足りないという理由で全て没になった。
これは多分どう足掻いても解決できない事だ。
魔法の威力を上げたり、魔力の消費を抑えてくれる杖を持てば多少はマシになるかもしれないが、杖を持つという事は、片手を一つ無くすのと同じ事だ。
元々近距離で戦う事を想定していないのだから当たり前っちゃ当たり前の事。
だけど俺はロマンを求める。近距離でも遠距離でも戦える万能型がいいのだ。
そして俺は一つの能力系統を思い出した。
それはワンピースの中では比較的珍しい能力。
これなら体を変えるだけでそれ以上の魔力の消費はないし、燃費としては最高だと思う。
動物系の特性で、近接戦の戦闘力も上がるだろう。特訓は必要だろうけど、
となれば、まずは動物系の何の能力にするかを決めよう。
龍、虎、不死鳥、どれも魅力的な能力だが実用性がなければ意味がない。
まず龍はダメだ、あまりにデカすぎる、この世界には赤龍とかいうのもいるし、討伐対象にされたらたまったもんじゃない。
虎は小さいけど、近接戦特化すぎる、強いっちゃ強いが、俺の求める万能型ではない。
そして不死鳥、実用性もあるし遠距離と近接戦もまあまあだろう。そして最大の魅力は空を飛べる、これが一番いいと思った所だ。でも問題があった
、おれの体力の問題だ、ワンピース世界だと、当たり前のように空を飛んでたが、ここはリアル、現実だ。
俺に空を羽ばたける程の力があるとは思えない。
ならどうするか、答えは案外早く見つかった。
それは俺の死ぬちょっと前あたりの記憶、その能力は夢を主体とした能力だった。寝ている相手の怖い生き物をだしたり、相手が寝ている間に想像したものをだせる。っていう個人的な解釈になってしまうが、俺が記憶だと、そいつは空も飛んでたし、そんな能力でだいたい合ってるだろう。
その能力の名前は
幻獣種 リュウリュウの実
モデル 麒麟
正直俺の中でかっこよさも一番だし実用性もあると思う。他にも便利な能力の奴はあるかもしれないが、それはまあ後から考えればいいだろう。
早速俺は変身するための魔術の作成ってよりかは想像を開始した。
どっかの異世界マンガが言うには魔法ってのはイメージの世界だ。できないと思った事はできないし、できると思った事はできる。単純なはずだが、いざやってみると難しい。
イメージ、俺の体を想像する。最近俺は自分の姿を鏡でよく見ている。イケメンってほどではないが、まあ前世よりはマシだろう。
いかんいかん、余計な事を考えていた。
次は麒麟をイメージする。空を歩き、相手の夢を具現化する。
その瞬間、光の様な何かの姿が俺の頭にでてきた。
これだ!っと思い俺は体全体に魔力を思いっきり広げるイメージをしてみた
ボン
周りで煙が立っている、俺は一気に魔力を体に広げたせいで、地面に倒れてしまった。
しかしそれは魔力の枯渇の感覚とは違う、魔力はまだあるし体も動く、成功したのか?
ん?
自分の腕をよく見てみる、これは、
キリンだ。
しかし、神話にでてくる麒麟ではない、これは動物でみるキリンの手だ!
いや、前足って言った方がいいのか?
いやいやふざけている場合じゃない、早く解除しなければ……
そしてここで、俺の後先を考えない悪い癖が最悪の展開を生んだ。
元に戻せない……
手遅れかもしれないんですけど一応
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戦闘描写たくさん
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話し合い、イチャイチャたくさん