OTONAの先生   作:大人ではなくOTONA

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相性良いのになかなかそういうタイプの大人先生出てこないな、と思ったので書きました。

OTONAっていいよね。


小鳥遊 ホシノとOTONA先生

 小鳥遊(たかなし) ホシノは激怒した。かの朴念仁の先生を必ずや分からさねばならないと。人の領域(パーソナリティ)にはズケズケと踏み込んでくるのに、肝心な時は「私は大人だから」と、私たちが「生徒(こども)」である事を理由にのらりくらりと躱し続ける先生を。

 

 小鳥遊 ホシノは子供である。大人の考えは分からぬ。

 大人が子供をどう見ているのかは知らない。

 

 それでも、助けてくれた。叱ってくれた。そんな先生にひとつぐらい、恩を返したいって思うのだ。

 

 だからこそ。

 

「今日こそ勝たせてもらうよ! 先生!!」

 

「ふ、いいぞ。来い、小鳥遊」

 

 シッテムの箱があるとはいえ、竹刀をもって前線にまで出張ってくるこの先生に今日こそ勝って後ろに引っ込んでもらうのだと。小鳥遊 ホシノは誓うのである。

 

 ──

 

 ──桃色の閃光が駆ける。彼女の動きはそれこそ、このキヴォトスにおいては上から数えた方が早い……或いは五本の指に入る程と言える実力者であると伺えるレベルに洗練されている。

 

 無駄がない。単騎で戦うとなれば恐らく彼女の右に出る者は殆ど居ないだろう。そう思える。

 

「……ふむ」

 

 高速で動き回っての撹乱。搦め手……以前の彼女ならあまり使わない手だっただろう。

 大盾で相手の攻撃を防ぎ切って、そのうえで相手の策の全てを自らの実力で捩じ伏せる。まあ、俗に言うゴリ押しスタイルと言うべきか。小鳥遊 ホシノはそれができる実力者だ。それをよく知っている。

 

 そんな彼女がわざわざ搦め手を使うというやり方を覚えた事に思わず笑みを零す。

 ……こういうやり方ができるのは、砂狼や奥空辺り。つまりは、後輩に教わったのだ。

 彼女が周りを頼るという事を選ぶようになったことを、先を生きる大人として、嬉しく思う。

 

「……だが、見えている相手には意味がないことぐらいは分かるだろう?」

 

「まあ、だよねっ……! 元より先生にこれが通じるとは思ってなかったもん!」

 

 彼女を常に視界に捉えていたことには、当人も気付いていたらしい。これで少しでも削れれば御の字。といったところだったのだろう。

 

「……ちょっとぐらいは、通じてもいいと思ったんだけどねえ」

 

「ふ。生憎、そういう搦め手が得意な人物とはよくやり合っていたからな。易々と通じてしまっては、その友人に顔向けできん」

 

「忍者さんだっけ? ……やっぱり先生ってよく分からない人間関係してるよねえ」

 

「それは……まあ、家が家だったからな。……独特の人間関係だったという自覚ぐらいはある」

 

 小鳥遊 ホシノはなんとも言えない顔で先生を見つめる。彼の家柄が特異である事は聞かされている。なんでも数百年以上、ひとつの国を裏から牛耳っている家……そこの次期当主候補として育てられていた過去があるらしい。……ノノミちゃんやトリニティというお嬢様学校の子達を更にスケールアップした感じである。というのは想像はできるが、ちょっと規模が大きすぎておじさんついていけないよぉ。となったのは昔の話である。

 

「……まあ、となるとやっぱり……おじさんの得意分野で、攻めるしかないよね……!」

 

 搦め手はやはり通じない。それが分かった以上は自身の純粋な戦闘能力で、真っ向から攻めるしかない。と小鳥遊 ホシノは先生に向かい直し……大盾と愛用のショットガンを構える。

 

「いいぞ、遠慮はするな、全力で来い。存分に可愛がってやる」

 

「うへっ……もう、ドキッとするようなこと言うの禁止……! おじさんほんっとに加減しないからね!」

 

 この人は、ほんっとうにこの人は……! 女の子の扱い方がなってない! 思春期の女の子に、面と向かって可愛がってやる、だなんてそのかっこいい顔で言われたらドキドキするに決まってるのに! と、顔を少し赤らめてそんなことを思いながら。目の前の大人に向かって疾走する。

 

 手加減して敵う相手でないことは知っている。この人はそういう人だ。武人として完成されている人で、ある意味では修羅と言っていい人。技量ひとつで、私たちを容易く凌駕する人。そんな人だからこそ、私も全力で挑むのだと。

 

「ッ……!」

 

 大盾での突撃を竹刀で受け流される。本来ならできるような芸当でない事を当然のように行ってくる。それは、想定している。大盾ぐらいなら受け流してくることは。

 

 即座に振り向いてショットガンの銃口を向けるが、竹刀の切っ先で銃口を上に弾かれる。──速い。相変わらず。私が1の行動を終えて次に2の行動をやろうとしている時には、先生は既に3、4の行動を終えている。

 

 だけど、それももう何度も味わっている。

 

 大盾を通していた側の手に握っていた拳銃を撃つ。最小限の動きで躱される。……相変わらず、銃弾が見えてるみたいな動き方をしてくる。

 

 後ろに下がる。同時に先生の竹刀による追撃が来る。それを大盾で防ぐ。

 

「ぐ……ッ……!」

 

 重い。竹刀とは思えない程、重い一撃が大盾を通して腕に響く。真剣だったら大盾ごと斬られていたんじゃないか、とそう思ってしまう。

 

 その瞬間に、先生の表情を垣間見る。

 

「…………っ……うへ

 

 ぞくり、としてしまう。普段のあまり表情が変わらないながらも温厚で、優しい様子とは打って変わった、獲物を斬り殺さんとするその視線にゾワゾワとしたモノを背筋に感じて、妙な背徳感を覚えながらも……その隙を逃すつもりはない、と……ショットガンを向け直した瞬間。

 

「へ……!?」

 

「誘いに乗ってくれてありがとう、小鳥遊」

 

「しまっ──」

 

 誘われていたことに気付いたが時既に遅し。

 小さな自身の細腕を掴まれて、さくっと組み伏せられ……喉元に竹刀を突きつけられてしまった。

 

「──あいったぁ……うへえ……今日も勝てなかったかぁ……」

 

「ふ、まだまだ負けるつもりはないよ。小鳥遊」

 

 通算30戦30敗。……それが小鳥遊 ホシノの戦績である。

 ちょっとこの先生規格外が過ぎる。

 

「むう……次こそは絶対勝つからね、先生」

 

「……ふふ。楽しみにしておこう。若人の成長ほど、先を生きる者として楽しみなものもないからな」

 

「うへ……またおじさん臭いこと言ってるよ、先生?」

 

「それを君が言うか、小鳥遊?」

 

 互いに顔を見合わせて。どちらから、とも言わずに吹き出して。笑うのだった。

 

 

 ───

 

 

 さらさら、カキカキ。と紙に書き記して、確認して。そういった雑音だけが部屋に響く。シャーレにおける通常業務の一環である書類仕事だ。

 

 マグカップに注いだコーヒーを時折口にしながら書類に目を通し……必要であれば判を押し、不必要であれば破棄をして。と仕分け業務を行う傍ら、向かいの席で黙々と書類を片付け、時折眠そうに大きく口を開けて欠伸をする小鳥遊 ホシノの姿を視界に収める。

 

 その姿を見て、思わず……ふ。と笑みが零れてしまう。

 

「……? うへ、なにさ先生……何か付いてた?」

 

 笑われた事に何事かと少しキョトンとした様子で首を傾げて、小鳥遊は此方を見つめる。その長い桃色の髪に軽く指を通して「埃でもついてたかなあ……?」なんて呟いている。

 

「……いや、なに。随分と、丸くなったと思ってな」

 

「……それは私が太ったって言いたいの?」

 

「何故そうなる。私はそういう意味では──」

 

「うへへ、冗談だよ先生〜。……ちょっと言葉足らずだけど、先生がそういうデリカシーのない事言う人じゃないのはもう知ってるし〜」

 

「……む」

 

 ふにゃり、と表情を緩めながらそんな事を口にする小鳥遊に思わずむ、とするが……事実何度か、生徒を勘違いさせた事は揺るがぬ事実なので何も言わずに口を閉ざす。

 

「まあ、そうだねえ……おじさん自身もすっごくビックリしてるよ〜……去年のおじさんはきっと信じないだろうね、こんなにまーるくなっちゃうなんてさぁ〜」

 

 過去の自分を振り返り、少しだけ苦い顔をしながらも。……小さく笑みを浮かべて黄色と青のその色の違う双眼がこちらに向く。

 

「……しかも。それが当時私が大嫌いだった『大人』のおかげなんて……言っても絶対信じないよ〜」

 

「……当時、か。まるで今は違う。という言い方だな」

 

「うへ……そこで揚げ足取らないでよ先生〜。……あくまで、良い大人は嫌いじゃないってだけだよ。黒服の人とか、その仲間とか、先生に手を出したカイザーみたいな悪い大人は今でも大嫌い。……先生や柴大将が別ってだけだよ」

 

 ……ほんのりと不機嫌そうな……色々思い出して苦虫を噛み潰したような表情を浮かべたあと、此方を見てまた破顔する。

 

「まあ、そんな悪い大人の悪巧みも……ぜーんぶ自力で解決しちゃう先生を見てるとなんだか馬鹿らしくなっちゃったけどね〜」

 

「……そうか?」

 

「そうだよ〜。……悪い大人の策を真っ向から、実力だけで捩じ伏せるんだもん。この人めちゃくちゃだぁ、って何度思ったことやら」

 

 にへら、と笑ったまま。そんなことを口にする。

 ……高く買ってくれることは嬉しくは思うが。

 

「……俺など大層なものではないぞ」

 

「うへ、先生。一人称、戻っちゃってるよ。確かに先生の交友関係を聞いてるとそう思っちゃうけど……そこに並ぶ先生も大概だからね?」

 

「…………ぬう」

 

「世界中の人と手を取り合って世界を救った教え子さんに……そんな教え子さんに勝っちゃうお兄さんとか、忍者さんとか知ってたらそう思う気持ちもわかるけどねえ」

 

 そもそも先生の肉親とか交友関係が飛び抜けて凄すぎるだけで先生も普通におかしいんだよ? 竹刀で銃弾を弾いたり、戦車の砲塔をへし折ったり。……普通できるものじゃないからね? と小鳥遊 ホシノは、目の前の恩師がやりたい放題した時の姿を思い出してけらけらと笑う。

 

 初めて見た時は驚いたものだ。……というか見慣れてきた最近ですら、また驚かされたしなあ。と思い出してはまた笑ってしまう。

 

 あの時は真剣を持ち出してたとはいえなんで刀で雷を返せるんだろうね、この人。というか雷返しってなにさ。と、「セトの憤怒」……だったか、なんだか見ているとゾワゾワする大きな存在が放ってきた雷を刀で平然と受け止めた上に相手に返してた姿を思い出す。

 

 あれは正直、私でもドン引いた。……大きい方のシロコちゃんは知ってたみたいだけど、それでも「ん、やっぱり先生は規格外だね……」って小さく苦笑いしていたし。

 

 他にもシロコちゃん達から聞いた話だとゴリアテ……だったか、カイザーのPMC理事が使ってきた武装みたいなやつを相手にひとりで蹂躙仕切ったとかって話だったし。……ゴリアテ自体は私もその後先生のお手伝いをした時に戦ったことはあるけど、あれを単騎で沈められるのはやっぱりおかしいと思う。私もまあ、できなくはないけど。先生の場合は色々話が違う。ヘイローがない、銃弾一発で致命傷になりかねない人がそんな大立ち回りをしてたんだから。……やっぱりおかしいなこの人。

 

 目の前でコーヒーを飲みながら、書類の山を片付けている先生を見てそう思う。

 

 ……憧れている、のだとは思う。

 私にとってのある意味では完成形とも言える人だから。

 

 単騎においては無双という言葉を欲しいがままにして、誰かと一緒に戦っても、その相手一人一人に合わせられる強い人。……もちろん、ただ強いだけじゃない、精神的な面も私と先生じゃ、きっと月とすっぽんぐらいに差があると思う。まだまだ我儘な子供の私に対して、酸いも甘いも味わってきたのだろう……そう思える程にしっかりしていて、大人らしい余裕すら見せる人。

 

 ……私みたいに、大切な人を喪って。それでも、立ち上がって、先を生きる者として……私たちのお手本になってくれる先生。

 

 ──1度、問いたことがある。

 先生は、どうやって立ち直ったの。って。……初めて会った時に、なんとなく分かってしまったからそういう風に思わず聞いたことがあった。今思うと、とてつもなく酷い問いかけをしたなあ、と猛省するものだが。

 

 その時の先生の答えは、今も私に根付いてる。

 

 ──立ち直る必要はない。一生引き摺ったって構わない。大事なのは、向き合い方だ。……君の思うその人は、君を一生恨むような人か?

 

 違う。あの人は、ユメ先輩はそんな酷い人じゃない。

 

 ──なら、答えは簡単だ。その大切な人が、今の自分を見て、朗らかに笑えるように励めばいい。

 

 笑えるように……まだ、分かんないや。

 

 ──それでいいのさ。いつか、理解できる日が来る。それに、君にはちゃんと……君を支えてくれる人たちがいるだろう、小鳥遊。1人で抱え込むと、視野が狭くなる。それだけは覚えておくといい。

 

 ……改めて、あの日の先生の言葉は耳が痛い話だった、と思う。

 本当に、私はひとりで抱え込んで、視野が狭くなってたんだから。……勿論、そこに先生や大きいシロコちゃん曰く黒服の人の知り合い……「ゲマトリア」が関わってたらしくて、それが一因になったとは聞いているけれど。

 それでもきっと、何処かでこうなっちゃうことを、先生は見抜いていたんだと思う。その上で多分、先生は……踏み込みすぎたら、私が壊れちゃう事も理解していて。……だから遠くから、私が気付かないぐらい小さく、壊れないようにそっと支えてくれていたんだって。今となっては思う。

 

「うへ……先生、ありがとね」

 

「ん? どうした、藪から棒に」

 

「ううん、なんでも。ただ、おじさんってすっごく恵まれてるんだなあ……って自覚しただけだよ」

 

 唐突な私からの感謝に、少しだけ驚いた様子でこちらを見る先生。

 あんまり機敏に表情が変わるわけじゃないけど、こうやって見ると……なんとなく分かるんだよね、先生の表情って。なんてくだらない事を考えながら、またふにゃり、と私は笑う。

 

「そうか?」

 

「うん、そうそう。……今なら多分。先生の答え、分かる気がするよ」

 

「……そうか、なら。少しだけ意地の悪い質問をしようか、小鳥遊。君の先輩は、梔子 ユメは……君をどう思うと考える?」

 

「うへ、本当に意地の悪い質問だあ」

 

「大人だからな。……子供に少し意地の悪い質問もするとも」

 

「先生には似合わないよ?」

 

「……む、そうか」

 

 昔の私なら多分激昂してたであろう問い。……それに対して苦笑いだけで済ませられるようになったのは、私も成長したんだろうなあ、と思う。多分。

 

「それで、質問の答え……だよね」

 

「……そうだなあ……きっと、ユメ先輩なら──」

 

 ──赦すよ。当たり前でしょ? だって、頑張り屋のホシノちゃんだもん。

 

「なんて、いつもみたいにのほほんと笑って。私が悩んでたのなんて馬鹿らしく感じるぐらい、あっさり赦しちゃうと思うんだ」

 

「……ふ。それが君の答えか、小鳥遊」

 

「うん。そうであったらいいなあ。なんて願望だけどね」

 

「それで構わないんだ。結局他人の考えは推し量ることしかできない。……君の知る梔子 ユメはそんな優しい先輩だったのだろう? ……なら、それは君の中での正しい答えだ」

 

「……私の中での正しい答え、か。うん。そう思うことにするよ、先生」

 

 そうするといい。なんて、先生は笑みを零して私を見る。

 ……先生も、そうやって……自分の中での答えを出したのかな。

 

「……そうだな、私も。自分の中でそうして答えを出した。

 彼女なら、豪快に笑って。『そんな難しく考えんなって』と、背中をバンバン叩きながら口にするだろうからな」

 

「うへ、前も聞いたけど先生の大切な人って凄く豪快な人だよねえ」

 

「……そうだな。そんな奴だから、私も、妹も絆されたんだと今も思うよ。教え子が、彼女に憧れを抱いたのもよく分かる」

 

「それは……なんだか凄いね」

 

「……そうだな。その上……死して尚、色々と残していくのだから。困ったものだよ。アイツは」

 

 そう言いながらも、慈しむように。懐かしむように。先生は目を細めた。

 ……ちょっとずるいなあ、なんてヤキモチを妬く。こんな表情を引き出せるその人がズルい。なんて、傲慢にも思ってしまうのだ。

 喪った者同士だから、分かる。……癒える事のない傷としてそれは残り続けて。この先一生、その人の姿は消えないんだ。って。私もそうだから、分かってしまう。それが、やっぱりズルいと感じて、見た事もない、先生の大切な人に嫉妬してしまうのだ。

 

「……いつか、私も……そんな人になれるかな」

 

「……もう少し色々と大きくなってからだな、それは」

 

「先生?? それは何処を見て言ったのか参考までにおじさんに教えて貰ってもいい?」

 

「ははは、さてな。……先に言っておくが、俺の好みは身長が大きくて乳も尻もデカイ女だ。そして、大人であること」

 

「先生!? 分かってて言ってるよねえ!?」

 

「ははははは」

 

 私の淡い恋心なんて、あっさり見抜いて、そんな風に揶揄う出汁にして弄ってくる。乙女心を弄ぶなんて酷い人だと思うけど。きっと、先生なりの断り方なんだろうなあ、とか考えて。それでもやっぱり諦めるなんてできそうになくて。

 

「もー、おじさんもトサカにきたよ! もっかい勝負して! 勝ったらデートしてもらうから!!」

 

「これまた大胆な手に出ようとしたな。……じゃあちょっと本気を出すか」

 

「うへ!? 大人気ないよ先生!!」

 

「大人だからな。ズルもする」

 

 ……この後ちゃんと負けて、31戦、31敗という記録を無事更新してしまったんだけど。

 まあ、お詫びに柴関ラーメンを奢ってもらったし……今日のところは赦しておくとする。

 

 ──あれ? 結局それっておじさん、ちゃんとデートしてない? 

 

 と、後々で気付いて悶々としたのは、ここだけの余談にしておかないと。

 そういう所なんだよ、先生。断るくせに、私たちの望みはやんわりと応じちゃう。そういう所は、思春期の女の子にとっては凄く毒なのに。

 ……おじさん以外もそうやっていっぱい誑かしてるんだから。

 

 ……きっと、このキヴォトスの外でも色んな女の子引っ掛けてるんじゃないかなあ。なんて、そんな先生の態度を見てると。考えてしまうのも。おかしくはないのだろう。




先生

OTONA系先生。
紆余曲折あってシンフォギアの世界からこっちに来ている。
シンフォギア世界では既にXVやXDのロストソング編ぐらいまでは経験済み。
基本的には生徒たちの成長を見守る為に前線には出張らないようにしているが、悪い大人が出てきた場合は前線に出てくるタイプ。
そのため、基本的に後衛にずっと引っ込んでいたのはパヴァーヌ編ぐらいだった。

劇中強さで言えばブルアカ世界であれば生徒組より遥かに上。デカグラマトンには多少拮抗できる。
シンフォギア世界で言えば弦十郎や訃堂には劣るレベル。

風鳴という姓を持つが、それ以上の事はあまり口にしない。

髪と目は青色。某防人とそっくりな顔立ちをしている男性。
身内が身内なので自己評価が割と低め。

所持品

シッテムの箱
大人のカード
ムラサメという名を持つ刀(普段はシャーレに置いてある)
竹刀(ミレニアムのエンジニア部製らしい)
煙草(持っているが生徒が居ない時に1本吸う程度)


小鳥遊 ホシノ

多分色んな意味で脳を焼かれちゃった生徒。
OTONA被害者の会代表。
自分と同じで喪失を経験していながらも凄く立派な大人をやってる先生に、アビドス第2章ぐらいの頃までは嫉妬もあった。
第3章で色々割り切ったことで改めて先生の凄さを実感する。尚、実力に関してはちょっと引き気味。
最近は自分の中の恋心に自覚して先生にアタック中、尚、のらりくらりと躱されて悶々としている。
……ちなみに先生のお説教や、強さを間近で経験したこともあってほんのりとマゾに目覚めたとかなんとか。
ちなみにその被害者はアリウスとかトリニティにもいるらしい。
最近はミレニアムにも1人増えたとか。

罪作りな人だよねえ、先生って。


先生の大切な人

あまり口にしたがらないが、誰よりも大切に思っていた相手。
多分先生側の脳が焼かれている。(なんなら妹や他にも幾人か焼いてる)
妹がとても世話になっていた事には頭が上がらなかった。
──その命を燃やし尽くした彼女の歌に、胸を締め付けられて、それでもどうしてか美しいと感じてしまった事は、彼にとっては大きな傷であるらしい。
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