「……」(;ŏ_ŏ)
ドン!ドン!ドン!
チュドーン
「……ふう」
「……ノア」
「あっ、ユウカちゃん」
「何をやっているの?」
「何って、ACの操縦のシュミレーションですけど?」
「うん、それは分かるけど……」
「なんでセミナーの部屋に置いているの?」
このシュミレーターはレイヴン君にお願いして作ったてもらったものです
前まではAC開発部に置いてありましたけど
セミナーからの距離が少しあるため、ここに移動した感じです
「セミナーの仕事の合間にやろうと思いまして……いちいちAC開発部の部室に行くのはアレなので……こっちに持ってきた感じです」
「なるほどね、でもどうしてレイヴンじゃなくてノアがシュミレーターをやっているの?」
「それは……私個人としてACを操縦してみたいと思っていたからですよ?」
「……本音は?」
「どうせ、レイヴン関係でしょ?」
「……ウッ」
なんだが、ユウカちゃんに手駒を取られている気がします……
いつもはユウカちゃんにイタズラとか色々しますが……
レイヴン君の事になると、それが逆転してしまいます……
「……私は、ずっとコウノトリでレイヴン君の戦いを見ているだけでした」
「見ているだけではなく、オペレーターという役割はありますが」
「レイヴン君の隣に立ちたいのです……」
「ACを操縦できるなら、レイヴン君と並んで戦えますし…」
「なるほどね……」
どこまでもレイヴンにゾッコンね……
「だから、こうしてシュミレーターを使ってACの操縦方法を学んでいますけどけど……」
「まだまだ、全然です……」
「……そう、レイヴンとはやった事はあるの?」
「えぇ……一度だけ」
時は遡る
「レイヴン君」
「ん?どうしたノア」
「一度、レイヴン君と戦ってみたいのですけど」
「えっ?」
ある日の作業場にて、突然ノアそう言われる
「どうしてだ?」
「……今の私のレベルで、レイヴン君にどこまでやれるのか、知りたいのです」
『……ノアさん、悪い事は言いません、レイヴンとのシュミレーションはもう少し技術がついてからの方が……』
「でも、知りたいです」
「……わかった」
「ただし、どうなっても知らんぞ」
「はい、本気できてください」
『…………はぁ』(クソデカため息)
そうして、お互いACに乗り込みシュミレーターを起動する
お互いのACが出てきた時、向き合う
俺はいつものハーフネクストの『ACシャイング』
ノアはWソングバードの『MELANDER』
完全に性能差が天と地の差ぐらいあるが、ノアが本気でって言ったんだ、ならば答えねば無作法というもの
「ほんとに本気でいいのか?」
『はい、本気じゃないと分かりませんから』
「……後悔するなよ?」
『……ッ!』ゾクッ
レイヴン君の声色と雰囲気が……
ズガァン!!
「え?」
シュミレーションが始まった瞬間、私のACに衝撃が走りました
いつの間にレイヴン君のACが目の前まできていたのです
カァオ!!
ドドドドドド!!
背後から、立て続けに攻撃をしてきて、動くことすらできず全て被弾してしまっています
ズシャアッ!!
今度は正面に回って来たと思えば、ブレードをコックピットに突き刺し
そのまま、私のACは撃墜されてしまいました………
……何も……出来なかった……
気づけば全てが終わっていた……
身体が反応する間でもなく……
一瞬にして、倒されてしまった……
これが……レイヴン君の本気……
『……だから、言ったのですよ』
「……」
何も、言い返せない……
エアさんの言う通り、もう少し技術をつけてから頼めば良かった……
『機体の性能差でこうなったと思うが……』
『今のノアでは、どうする事も出来ず、ただ訳もわからず落とされる』
『今の自分のレベルがわかったか?』
「はい、身に染みました……」
「もっと、練習しなければですね」
時は戻り……
「何も出来ず瞬殺されました」
「えぇ……」困惑
「でも、お陰で火がつきました」
「もっと、ACの操縦技術を身につけて、いつかレイヴン君の隣に立てるように頑張らないといけませんね」
「……フフッ、そうね」
「応援しているわ、ノア」
そうふたりが話している時
『ノアさん』
「エアさん?」
ノアのヘットギアからエアの声が聞こえてくる
『レイヴンが、ノアさんの事を呼んでいますよ』
「レイヴン君が?どうして?」
『そこは教えてくれませんでしたが、AC関連だと思います』
「……わかりました、すぐに向かうと伝えてください」
『はい、そのように』
「ごめんなさいユウカちゃん、少し外しますね」
「えぇ、わかったわ」
そうして、ノアはセミナーの部屋から出て、作業場へと向かっていく
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「レイヴン君」
「おお、来たか」
「それで、呼んだ理由はなんですか?」
「ノアって今ACの操縦を練習してるでしょ?」
「はい、ほぼ毎日」
「それでなんでなんだけど……」
机からタブレットを取り出し、ノアに渡す
「これは?」
「『ACパーツ』の一覧だ」
「もしノアがACに実際に乗ることができるぐらいの技術がついた時のために」
「『ノア専用』のACを作ろうと思う」
「とは言っても、俺みたいに完全オリジナルのワンオフ機ではなく既存パーツから選んでって形になる」
タブレットに映されているのはクレスト製やミラージュ製などのAC用パーツ一覧が映されている
「MELANDERじゃダメなんですか?」
「今のノアだと6系のACだと確実にQBで身体が持たなくなる」
「……」( ⩌⤚⩌)
「まぁそれに、クレスト系やミラージュ系のACは作った事がないから、データ収集の意味合いも兼ねてな」
「普通の人間がACを操縦したデータをね」
「……」
俺は半分強化人間みたいになってしまったからな
ある意味ノアにACを乗ってもらうのはデータを取るのにすごくありがたい
「じゃぁ、俺はACをいじっとるから、選んだら教えてくれ」
「……」
ノアは、近くにあるソファに座り、タブレットをジッと見つめる……
選べと言われても、どれかいいのか分かりませんね……
「エアさん、どれがいいのか分かりますか?」
『……この類のAC用パーツは見た事がありません』
エアさんでも知らないとなると……かなり難しい事になりそうですけど……
『時間はありますし、ゆっくり考えていきましょうか』
「そうですね」
そうして、ノアとエアでパーツを見ていき、どれがいいのか見定めていく
「クレストとミラージュで全然違いますね……」
『えぇ、まるでベイラムとアーキバスみたいですね……』
『どこかしらパーツの形が似ているのは……気のせいでしょうか……』
そうパーツを見比べて見るが……
気のせいなんてものじゃない、普通に似ている
「……気にせずに選びましょうか」
『そうですね……』
1時間後
「『うーん……』」
あれから色々と見ていったが、決めれず二人で黄昏ている
自由と選べと言われたが、逆にそれがパーツ選びを悩ませる
「自由と言うのは、時には悩みの種になるものなんですね……」
『えぇ、本当にそうですね……』
素人の私では何が適切なのか全く分からないし
エアさんもこの類のパーツは見た事がないと言う……
困ったものです……
「……まだ選んで無かったのか」
作業を終えたレイヴン君がこっちに来ました
少々呆れているような感じがしますが……
「まあ、ACのパーツ選びで悩むのはよくある事だしな」
「難しいなら、機体構成のデータを見るといい」
「参考にはなるだろう」
レイヴン君はPCを操作し、こちらにデータを送ってきました
送られてきたデータは、様々な機体構成が表示されています
『ファシネイター』に『デュアルフェイス』、『オラクル』
など様々ACがあります
『レイヴン、このデータは一体どこから……』
「前にレイヤードに行ったあと、何故か機体にそのデータがあってね」
「まぁせっかくだし、何かに使おうと思って」
『なるほど……』
ほんと、あのレイヤードはなんだっただろうな……
「……じゃ、俺はヒマリの所に行く、『脚』の試着をしてもらうから」
そう言ってレイヴン君は、大きな荷物を持ち作業場から出て行きました
『脚』?
まぁ、今は考える必要はないですね
……とりあえず、データを参考し、パーツを選んでいきましょうか
さらに数時間後
「……」
『……』
何とか、機体の構成を考える事が出来ました……
機体構成
脚部『LH09-COUGAR2』(オラクルのやつ)
コア『CR-C90U3』(ハンド・レールガンを持ってるやつ)
腕部『CR-A92XS』(コアの奴と同じ)
頭部『H11-QUEEN』(オラクルのやつ)
武装
右腕『CR-WR93RL』(リニアライフル)
左腕『YWH13M-NIX』(マシンガン)
右肩『MAGORAGA』(ミサイル)
左肩『CR-WB91LGL』(小型リニアガン)
エクステンションは今の所無し
といった機体構成になりました
自分なりには結構いい感じになったんじゃないでしょうか
カラーリングは白を基本として、私の色みたいな感じに色をつけました
クレストとミラージュを混ぜた感じになりましたが
エアさん曰く、ベイラムもアーキバスも似たような事もあると言っていたので問題はないと思います
ジェネレーターやラジエーター関してはレイヴン君のACシャイングのデータを使い新しく開発するそうです
他にも、ブーストチャージとか色々つけるとか言ってましたけど
それはACができてからのお楽しみだそうです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……」
あれから数週間、私のACの制作に関わりながらシュミレーターで技術を磨いていましたが……
ドガアァン!!
「……」( ꒪⌓︎꒪)
未だにV.IV ラスティの『スティール ヘイズ』というACが倒せません
軽量機体特有の高機動、スタッガーを取られた時に、レーザースライサーを入れてきてAPがごっそり削られやられます
レイヴン君曰く『ランク9だからな』っと言っています
よく分かりません
エアさんも『まぁラスティですからね……』って言っています
どういう事ですか?
スティールヘイズって、何か特別なんですか?
まぁ、そんな訳でシュミレーターで色々とやっている時
ガチャ
「Hello、ノア」
「レイヴン君?どうしたんですか?」
「作業場へと来て欲しい、ACができた」
「……ッ!!」
「本当にですか!!」
セミナーの部屋から出て、作業場へと向かいます
ガチャ
作業場の扉を開け、ACが格納されている区間の所を見ると
「……ッ!!」
そこには、私の考えたACがいた
「ノア、君のACだ」
「これが……」
「名前は、どうする?」
名前……
レイヴン君のACには名前がありましたね
まぁ、私の銃にも名前もありますが、似たようなものですね
しかし、どういう名前にしましょうか……
このACは私にとって原始である……
「proto(プロト)」
「プロト?」
「えぇ、このACは私にとって『原始』でありますから」
「なるほど、なかなかいいんじゃないか」
このACで私は……
「では、早速実戦に行っても?」
「いやダメだ」
「ゑっ?」
「アリーナのランク1『ロックスミス』を倒さない限り実戦には行かせないぞ」
「なんでですか!?ACはできたのに!?」
「そんな中途半端で行かせるわけないだろ」
「ロックスミス倒さない限り実戦はないぞ」
「いや、まだスティールヘイズが……」
「頑張れ」
「ええええぇぇぇ!?!?!!」∑( °口° )!?
『……はぁ』クソデカため息
ノアが実戦でACプロトに乗るのはまだ少し後のお話である
はい、ノア専用AC登場です
ネクサスとラストレイヴンのパーツを使っていますが……
いかんせんどちらともやった事がなくて、積載量とかよく分かりません
誰か組んでくれませんかね?
ノアのACが動くのはもう少し先になるかもしれません