ACを作りたい少年とセミナー書記   作:雨垂れ石

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どうして引き受けてしまったのだろう……


補習授業部

 

 

「レイヴン様、この先にティーパーティーホスト、桐藤ナギサ様がお待ちです」

 

「あぁ、どうも」

 

ある日、トリニティの生徒会、ティーパーティーからの依頼が入った

依頼者は『桐藤ナギサ』

内容は一切明かされていない、VDの財団の依頼とかACシリーズ全般ではよくあった事

そしてこの手の依頼は大抵ロクでも無い事

 

騙して悪いがをされた記憶のあるレイヴンは多くいるはず

 

そうして扉が開き……中へ入っていく

 

 

「恐れ入りますが……この先はレイヴン様しか通してはいけないと言われております」

 

「そうか、まぁいいさ、私はレイヴンの付き添いみたいなものだ」

 

「……」

 

今回、何があった時の為に、ラスティとノアを付き添いの形で連れてきた

まぁこの中は俺しか通すことを許されてないらしいが……

 

「お久しぶりですレイヴンさん、今回はお越しいただきありがとうございます」

 

席に案内され、ティーカップをもち、紅茶を啜る

……相変わらずトリニティの紅茶は美味い

 

「それでナギサさん、今回の依頼だが、詳細は伏せられていたが……」

 

「はい、それについて、今からご説明させていただきます」

 

「……今回、貴方に依頼したい事は」

 

「エデン条約が締結されるまで私専属の護衛になっていただきたいのです」

 

「エデン条約?」

 

「あぁ、そうでしたね、失礼しました」

 

そうして、ナギサからエデン条約についての説明を受けた

 

エデン条約とは歴史的にも根深い対立関係にあったトリニティ総合学園とゲヘナ学園と共に構成員を供出し合い『エデン条約機構(ETO)』を設立、同機構によって両自治区の紛争解決を行うことで両学園間の全面戦争を回避する構想

元々はゲヘナの前生徒会長に対する奇策として連邦生徒会長が発案したらしいが……

しかし、俺の経験からするとどうにも上手くいかない気がする……

 

俺の頭に浮かんで来たのは、アイスワーム討伐

あれはベイラムとアーキバスによる合同作戦だった

一時的とはいえ、確かに両社は手を結んだことだがそれは、惑星封鎖機構という、共通の敵が存在していたからだ

事実アイスワームを討ち取った後は、アーキバスは封鎖機構から鹵獲した兵器で、ベイラムと解放戦線を潰しにかかったのだ

 

「そのエデン条約が締結されるまで、私の護衛をつけてもらいたいのが今回の依頼です」

 

「ぜひ受けていただけると……」

 

「断る」

 

俺はナギサの依頼をキッパリと断った

 

「……理由をお聞きしても?」

 

「俺は、破壊や制圧、ACを使う依頼しか受けないと、応募条件に書いてたはずだが?」

 

「それに俺は直接戦闘が専門だ、長期護衛は得意じゃない」

 

ACの護衛ミッションなんかまともにやった事がないからな

 

「……そうですか」

 

「……1つ質問だ」

 

「……なんでしようか」

 

「なぜエデン条約が締結されるまで、俺みたいな傭兵を護衛につけようとする?」

 

「あんたには、専属の護衛がいるだろ」

 

「……」

 

ナギサは、ゆっくりとティーカップを置き、口を開く

 

「このトリニティに……裏切り者がいるからです」

 

これは、相当きな臭くなってきたな……

 

「……今このトリニティには、裏切者がいるのです、エデン条約の制定をよしとしない者が」

 

「その者は命を奪う事をためらわず、事実、その毒牙はティーパーティーにもかかっているのです」

 

「ですが、既に裏切り者の目星はついております」

 

ん?

 

「裏切者の疑いが掛かっている生徒達、彼女たち4名は今

《補習授業部》という部活にまとめてあります」

 

「ですが、その4人の内、誰が裏切者なのかがハッキリしないのです、その証拠さえつかめれば、後は私達で対処するのですが……」

 

「……先生も動いているのか?」

 

「はい、ですが先生には裏切り者を探せとは言っておりません」

 

「表向きは、『退学になりそうな生徒達の補習を手助けする』そう言い伝えております」

 

「そうか……」

 

「……レイヴンさん」

 

「護衛の依頼を受けてもらえないのなら、こちらの依頼をお願い出来ますか?」

 

気づけば、周りに護衛のトリニティ生に囲まれていた

どうやら、逃げれないらしい

 

『レイヴン……これは受けるしか無さそうです……』

 

「……高くつくぞ」

 

「えぇ、いくらでも払いますよ」

 

「……」

 

なんかいい感じにハメられた気がするが

こうして、ナギサの依頼を『特別』に受ける事になった

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「……とまぁ、そんな訳で俺も先生の手伝いをすることになった」

 

「そ、そうなのね……」

 

後日、トリニティにて先生と合流し、ナギサから依頼を受けたことを先生に話した

もちろん裏切り者の事は一切口外無用と言われた為、話していない

 

「ラスティくんもいるんだね」

 

……何故かラスティがいる、理由は単純

『私も戦友の依頼を手伝おう』っと言って来た

 

まぁそんな訳で、俺とラスティで先生を手伝う事になった

 

 

そうして、待機部屋へと向かい

扉を開けると

 

「あっ、先生」

 

「やっぱり!ヒフミちゃん!!」

 

「あ、アハハ……」

 

……ヒフミ?

ヒフミ……ヒフミ……

 

「あっ!ファウスト!!」

 

「ファウストじゃありません!!」

 

「レイヴンくん、確かにあの時のファウストだけど今はヒフミちゃんだからね」

 

「そうです……えっと……あなたは」

 

「レイヴンだ、ホシノを救出する時にいたはずだが……」

 

「あっ!あの大きなロボットの!?」

 

どうやら覚えていたようだ

しかし、ティーパーティー関係者かと思っでいたけど、案外普通の生徒だな

 

「えっとそれで隣にいる方は……」

 

「私か?私はレイヴンの親友のラスティだ、よろしく」

 

「は、はい!よろしくお願いします!」

 

「それにしてもヒフミちゃんが補習授業部に入っているなんて……意外と勉強が苦手だったり?」

 

「これにはその、やむを得ない事情がありまして」

 

「やむを得ない事情?」

 

「はい…」

 

「その、ペロロ様のゲリラ公演に参加する為に、テストをサボってしまいまして……」

 

「………ん?」

 

「…………」

 

「え、それだけ?」

 

「は、はい…」

 

「……やむを得ない理由、だよね?」

 

「は、はい、やむを得ない理由、です」

 

「「それはやむを得ない理由じゃないな」」

 

「うぅ……!!」

 

俺とラスティが口を揃えて言うと、ヒフミはガックリと肩を落とした

どうやら薄々自覚はあったらしい……

 

「違うんです……! ちゃんと試験の日程は確認していた筈なんです、何かの間違いと云いますか、手違いと云いますか……!」

 

「手違い?」

 

「あぅ……ご、ごめんなさい……あっ、それで、実はナギサ様に先生のサポートを頼まれていまして……」

 

「サポート?」

 

「は、はい」

 

ヒフミはここにいるまでの経緯を話す

簡単に要約すると、補習授業部の部長になって、先生をサポートせよっとナギサから言われたらしい……

 

……ナギサがヒフミに言った事は建前かもしれない

だって……

ヒフミは裏切り者の容疑者候補に挙げられているから

この場にこの事を知っているのは、おそらく俺しかいない

 

「と言う……わけなんです」

 

「成程、それで部長に…」

 

「は、はい、あくまでも臨時の……ですが、補習授業部は特殊な形で限定的に作られた部活ですし、全員が落第を免れたら自然に部はなくなると思うので……」

 

「なのでえっと、その時まで宜しくお願いします、先生!」

 

「こちらこそ、不甲斐ない先生だけどよろしく」

 

「ふ、不甲斐ないだなんて!先生程心強い人はいませんから」

 

「そう?嬉しいな」 

 

「そういえば、補習授業部のメンバーには、まだ会われていないんですよね?」

 

「うん、名前を確認したぐらいかな」

 

「名簿を確認したところ、メンバーは私を含めて四人みたいですが……ひとまず会いに行きましょうか、みんなでどうすれば落第せずに済むか計画を立てないと……」

 

そうして、ほかの補習授業部のメンバーがいる部屋へと向かっていった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「あ、あぅ、あんまり来たくはなかったのですが……」

 

「そうなの?」

 

「はい、ここはゲヘナで言うところの風紀委員会、キヴォトス全体で言うとヴァルキューレ警察学校のような場所なので」

 

「悪いことをしてないのにここに来るのはなんか違う……そんな感じ?」

 

「そんな感じです」

 

「気持ちはわからなくは無いかな……けど大丈夫、いい人達ばかりだからね」

 

「だと、いいのですが………」

 

そうして、先生が扉を開ける中に入った時

 

「えっと、失礼します……どなたかいらっしゃいますか?」

 

「………」

 

そこにいたのは、ピンクの髪に黒い服と帽子、そして羽が生えている生徒がいた

 

「あっ、こ、こんにち……は?」

 

「……」

 

「え、えっと…」

 

「………何?」

 

「あ、あう……その……」

 

「………」

 

「あうぅ、私何かしてしまったのでしょうか……」

 

「うーん、人見知りとか?」

 

いや、あれは人見知りより警戒しているのだろう……

 

「だ、誰が人見知りよ!?た、ただ単純に知らない相手だったから警戒してるだけなんだけど!」

 

「多分それを『人見知り』っていうんじゃないかな…?」

 

「……うっ」

 

「……」

 

場を沈黙が支配する

 

「………それで、正義実現委員会に何の用?」

 

人見知りの生徒が喋り始める

 

「さ、探している方がいまして……」

 

「はぁ!?正義実現委員会に人探しの依頼をしようってこと?」

 

「私達のこと、ボランティアとでも思ってるの?そんなに暇じゃないんだけど!」

 

「ちょっと待って、人探しの依頼じゃなくて、探してる人がここに閉じ込められてるって聞いたから来たんだけど……」

 

「……はぁ?」

 

「ですから、えっと、その……」

 

「ちょっと待って、その人って……」

 

「……?」

 

ふと、気配を感じ、感じた方をを見ると……

 

「こんにちは、もしかして、私のことをお探しでしたか?」

 

「What!?」

 

「はっ?」

 

「へ!?」

 

「なっ!?」

 

「……えぇ」(困惑)

 

………俺とラスティはドン引きした

簡単にいうとその生徒はスクール水着、略してスク水を着ていたからだ

あんまりにも無防備な格好で正気を疑うほどであった

これならあのアコの方が正気に見えるほどだ

 

「え、は、なんで!?あ、あんたどうやって牢屋からでたの!?カギ閉めたでしょ!?!?」

 

「いえ、開いてましたよ?私のことを話されているような声が聞こえたので、こちらに来てみました、何かご用でしたか?」

 

 

その時、スク水の生徒が先生と俺とラスティを見て、今気づいたかのように話し始める

 

「……あら、そちらの方々、ということは……シャーレの先生、ミレニアムの生徒……それに、もう1人の大人……改めまして、こんにちは、なるほど、もしや補習授業部の?」

 

「ちょ、ちょっとお!その格好で出歩いちゃだめ!止まりなさい!」

 

「……」

 

補習授業部のリストを見る……

 

補習授業部入部対象、2年生 浦和ハナコ、水着姿で校内徘徊し、その現場を正義実現委員会が取り押さえる、現在、正義実現委員会の監視の元、監禁中……だった

 

「何か問題でも?下江さん」

 

「あるに決まってるでしょう!なんで校内を水着で徘徊するの!?」

 

「ですが、学校の敷地内のプールではみなさん水着になられますし、ここもあくまで学校の敷地内……あ、もしかして下江さんはプールで水着を着ないタイプですか?」

 

「え?は?それってどういう…」

 

「そうでしたか、下江さんは全裸で泳ぐのがお好きなんですね?さすがは正義実現委員会、そう言った分野も網羅されてるとは」

 

「ばっ、バカじゃないの!?着るに決まってるでしょう!そんなことするわけ……と、とにかく早く戻って!」

 

「それにしても裸が正義とは……かなり前衛的ですね、なるほど……試してみるのもまた一興……」

 

「うるさいうるさいうるさーーーい!この公共破廉恥罪!戻れー!」

 

「あらあら〜、どうやら戻らないといけなさそうなので、また後ほどお会いしましょう、ね?」

 

「………あの格好を……常に…??」

 

「……多分違うはず……多分……」

 

「……」

 

……心配になってきた俺とラスティであった

 

「はぁ、はぁ……」

 

数分後、牢屋へと戻したのか生徒が戻ってくる

 

「え、えっと、一応………ハナコさんはこの後どうなるのでしょうか?」

 

「そんなの当然死刑よ!エッチなのはダメ!死罪!」

 

「あれで死刑はちょっと……いや、なんも言えんな……」

 

「ムゥ……」

 

「いやいやそんなんで死刑になったらたまったもんじゃ……」

 

「み、水着で、しかも真昼間から校内徘徊!生徒が沢山いる広場のど真ん中で!」

 

「ですが、校内では校則で決められた服を着るものですよね?ですからしっかり学校指定の……」

 

「どうして水着になるの!制服でいいでしょ!ていうか、話に混ざってくるな!」

 

「と、とりあえず今は難しそうなので別のメンバーと会いに行きましょうか……確か名前は……」

 

「ただいま戻りました」

 

「任務完了です!」

 

ヒフミが別の生徒を探しに行こうと話し始めた時、誰かがドアを開けて入ってくる

 

「現行犯で『白洲アズサ』さんを確保しました!」

 

「白洲アズサ……はいぃ!?」

 

……なんでこの補習授業部にこんなとち狂った人しか来ないんだ

ヒフミとコハルは除くけど……

 

「あっ、ハスミ先輩、マシロ、お疲れ様です」

 

「コハルさんお疲れ様です……そちらの方は?」

 

「あら、先生、レイヴン、お久しぶりです」

 

「ちょっと気になるんだけど、その現行犯で捕まえた子ってのは……」

 

その時

 

「……」

 

シュー、シューと聞こえる妙な呼吸音に釣られてそちらを見ると、ガスマスクをつけた生徒がいた

ガスマスク?

 

「……惜しかった、銃弾さえ足りていればもう少し道連れにできたんだが」

 

「……」

 

「もういい、好きにして……ただ拷問に耐える訓練は受けてるから、私の口を割るのはそう簡単じゃないよ」

 

「………」

 

何かが違う……今まで見てきた生徒とは、確実に

俺とラスティはそれを感じとっていた……

 

「ええっとね、つまるところ……」

 

「なるほど、先生は補習授業部の担任の先生になられると」

「それに、レイヴンとラスティという方は先生のサポートとしてですね」

 

先生とハスミが話している声を聞いて我に帰る

 

「うん、だからあの2人は連れて行っていいかな?」

 

「はぁ!?ダメに決まってるでしょ!絶対ダメ!凶悪犯なのよ!」

 

「コハル、先生、レイヴンとラスティという方は、ティーパーティーからの依頼を受けてこちらにいらっしゃったのです規定上は何も問題はありませんよ」

 

「え、えぇ……まぁハスミ先輩が言うなら、ふ、ふん!まぁでもいいザマよ、こっちはこんな凶悪犯と一緒にいなくて済むし、そもそも補習授業なんてはずかしい!」

 

「あ〜、非常に申し上げにくいんだが…………」

 

「何よ……」

 

「コハル、君も補習授業部のメンバー入りしている」

 

「…………えっ!?私ぃ!?」

 

「既に3回連続赤点により、留年目前……補足事項、成績が向上するまで正義実現委員会には復帰できないものとする……との事」

 

「……」

 

「これは、頑張らないとだね……」

 

「そうだな……」

 

「ムゥ……」

 

この先が辛くなるだろうな

そう先生、俺、ラスティは頭を抱える

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

数十分後、補習授業部教室

 

一旦補修授業部の教室へ移動した後、簡単な自己紹介と補修授業についてのお話が終わった後

 

「えっと、そういうことですので、よろしくお願いします」

 

「よろしくね」

 

「なるほど、つまりこれからは毎日放課後に特殊訓練が追加されるわけか」

 

「えっと、訓練と言っていいかわかりませんが、大体そんな感じです、私達はこれから行われる特別学力試験で、『全員同時合格』が目標になります、先生も手伝ってくれますし……全員で頑張って落第を免れましょう!」

 

ヒフミが書類を読み、喋る

 

「ええと……特別学力試験は3次まで、そのうち一回でも受かればオッケーです!先生にはスケジュールや補修をお願いしたいです!」

 

「レイヴンさんとラスティさんは先生のサポートでしたね!」

 

「なるほど、3回のミッションのうち一度でもいいから成功すればよし、それまで皆で集まり訓練を重ねる……」

 

「それぐらいなら問題ない、この集まりも各自のリタイアを防ぐために……サボタージュする理由もない」

 

「そ、そうですね!頑張りましょう!えっと、アズサちゃんは転校してすぐだから、まだ慣れていない部分もあったでしょうし、協力しあえばすぐになんとかなると思います!」

 

「あら?白洲さんはこちらに転校されて来たのですか?わざわざトリニティとは…珍しいですね」

 

「……」

 

「うん、私は転校してきた、今時珍しいかもしれないが、れっきとした事実だし、隠しておくことでもない」

 

「……そうですね……では、私もよろしければアズサちゃん、と呼んでもいいですか?」

 

「?…別にいいけど…?」

 

「では、アズサちゃん、ヒフミちゃん、そしてコハルちゃん……うふふふ、なんだかいい響きですね、私達はこれから補修授業部の仲間ということで……」

 

そうして会話が続くなか、俺とラスティを警戒する目で見る者を見つける

 

「…………」

 

「……なによ、言っとくけど私は認めないからね」

 

「……」

 

「…え?」

 

「…あら?どういうことです?」

 

「わ、私は正義実現委員会のエリートだし!私の方が年下だからって、あんた達を先輩だなんて呼ぶ気ないから!それにこんな部活なんてさっさと抜けてやるんだから!あんまり馴れ馴れしくしないでくれる!?」

 

「それにあんた、なんで女子高生の補修授業の集まりに平然と入ってるのよ!見たところトリニティの生徒でもないし!ていうか男だし!もう1人は男の大人だし!」

 

「……なるほど、確かに補修授業部の中で先輩後輩なんて扱いは必要ないと思いますし、特に問題はありませんね」」

 

「同感だ、私も特に必要を感じない、そもそもここに集まってるのはお互いの利益のため、仲良し会ではない」

 

「あ、あぅ……」

 

「……」

 

やっぱり補修授業部の依頼を受けたのは間違いだったかもしれん

 

「……じゃあ決まり!そもそもの話なんだけど、私が落ちたのはあくまで飛び級のために、2年生用のテストを受けたから!」

 

「あら?なぜ、そのような…?」

 

「な、なぜって、私はこれから正義実現委員会を背負う立場になるわけだし……」

 

「でも、それで落第してしまったのですよね?いちど試しにチャレンジするということであれば理解できますが、なぜそれを何度も?」

 

「う、うるさいうるさい!私が言いたいのはそういうことじゃなくて!つまり私は今まで、本当の力を隠してたってこと!!」

 

その言葉を聞き、その場にいる全員が?を浮かべる

普通、飛び級ってできるのか?

 

「今度のテストはちゃんと、1年生用のテストを受けるから!そうすればちゃんと優秀な成績を収めてはい終わりってわけ、分かる?」

 

その言葉を聞いて、さらに皆が?を浮かべる

 

「それで、すぐこんな補修事業部なんてやめてやるんだから!」

 

「えっと、個人で優秀な成績を出したとしても、それでこの部を卒業できるわけじゃなくて……」

 

「……なるほど、実力を隠していたわけか、ちなみに私も今は前の所との学習進度の違いが大きかったから、1年生用の試験を受けている」

 

「あ、じゃあ同じ……い、いや!どうせすぐに関係なくなるけど……」

 

「それに、短い付き合いで残念だったけど、あなたたちはそういう感じじゃないみたいだし?あははっ!」

 

「じゃあね、せいぜいがんばって」

 

そう言ってコハルは退出した

 

「あ、ああぁ、行ってしまいました……」

 

「ふふ、コハルちゃんは、テンションの上下がすごくて見ていて面白いですね」

 

「アズサちゃんは対照的に、一貫して全然ぶれないですし」

 

「…?」

 

「「はぁ……」」

 

俺とラスティはため息をつく

 

 




ということで、エデン条約編突入でございます
エデン条約編は主にラスティと共に進んでいきます
エデン条約1章はカットしようかなと思いましたけど……
それはそれでなんか嫌だったから1章から進んでやることにしました

そろそろ、AC6じゃなくて過去作のやつも取り入れていかなければ




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