「………」
アリウス分校による襲撃から、数日
AC開発部の作業場に、修理されたクレスト・ナインボール が格納されている
「これ……私か乗るんですか?」
このナインボールの搭乗者はノアに設定している
元のACプロトが大破してしまって、全面改修よりナインボールを利用した方がいいと判断し、ACプロトを解体
無事な所を1部流用してナインボールを修理した
主にコックピット部分
「……そうだけど、不満か?」
「そういう訳ではなくて……ナインボールってAIで動いているんですよね?」
「そのAIが制御を奪って暴走なんてしたら……」
「……一応、ヒマリやチャティ、リオに確認してもらったが、ナインボールを制御していたAIは無くなっているから大丈夫だろう」
しかし、エリドゥにも、調印式会場にも現れた……
キヴォトスで何をしたい
こんな所で人類の救済などできないはずなのに
そう考えていた時
ピロンっと、PCに依頼が入る音がした
確認してみると、ティーパーティーホスト、百合園セイアからの依頼だ
今トリニティーは混乱状態のはずだが、こんな時に依頼するとしたら……
アリウス関係だろうな……
『レイヴン、君に依頼したい事がある』
『実はつい先程、アリウスの残党部隊がトリニティーに侵攻していると情報が入ってね』
『残党部隊と言ってもかなりの大部隊がトリニティーに来る』
『君1人なら問題ないとは思うが、念の為パートナーを連れてきても構わない、その分の報酬も支払おう』
『今、アリウスによる襲撃で正義実現委員会の多くが負傷して動けず、トリニティーも混乱状態にある今、君にしか頼めない』
『連絡を待ってるよ』
諦めが悪いな、アリウスは……
「どうしますか?」
「行くしかないだろうな」
「…………」
「………ノアも行くか?」
「えっ?」
「ナインボールの試乗もかねてさ」
「……確かにそうですね、操作方法は同じでも、武装が変わると違いますからね」
「……よし、チャティ!コウノトリの準備を頼む!」
『了解だ、ビジター』
……一応、ラスティも連れていくか
スマホを取り出し、ラスティに連絡をとる
『どうした、戦友?』
「セイアさんから依頼が来てな、アリウスがトリニティーに侵攻しているらしい」
「ノアのナインボールの試乗もかねてだが……」
『なるほど、アリウス迎撃かつノアのサポートしながらやればいいのだな』
「話が早くて助かるよ、準備をしてくれすぐに行くぞ」
『了解だ、戦友』
ラスティとの連絡を切る
さすが親友、俺が言いたい事をすぐに理解してくれる
「……」
「(なんでわかるんだろう……)」っとラスティとレイヴンの会話を聞いて困惑しているノアであった
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トリニティ自治区
「アリウスが作戦領域に侵入するまであと少しか……」
トリニティー自治区に来たレイヴン、ラスティ、ノア
それぞれ機体のチェックをして、アリウスの襲撃に備える
「ノア、ナインボールの方はどうだ?」
『問題ないですね、操縦系統はプロトと同じなのでそこまで違和感は無いですね』
「一応ラスティが僚機としてついてくれる、なにかあればラスティに任せろ」
『わかりました、なにかあればラスティさんにお願いしますね』
『無理はせず遠慮なく言ってくれ、すぐに対処しよう』
一応システムは大丈夫だとは思うが、まぁ、大丈夫だろう
『……来たか』
「そうみたいだな……じゃ、行こうか」
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ドドン!ドドン!
ドンッ!ドンッ!ドンッ!
「……なっ、敵襲!?」
「なんだ!?あのでかいロボットはッ!?」
ドカアアアアアアン!!
「……」
「………なんだが、気が引けますね……………」
「こうして、私と同じ生徒を手にかけるような事は………」
『……確かに……そうだな、女性……ましてや子供を傷つけるというのは……心が痛む』
『だが、私達はACに乗っている、今トリニティーを守っている以上……覚悟しなければならない事だ……』
「……残酷なものなんですね……」
『そうだな……歪んでいるさ、この世界も』
レイヴン君は……どう思っているのでしょうか……
仕事だからと言えばそこまでですけど……
私も、レイヴン君も、今撃退しているアリウスの人々は、同じ生徒のはず
……どうして、こんな事を…………
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「想像以上にいるな……」
トリニティー各地を飛び回りながらアリウスをぶっ飛ばしていくレイヴン
「……アリウス、なぜそこまでトリニティーを狙う」
「その行動が自分の身を滅ぼすかもしれないのに……なぜだ……」
普通なら考えられない行動
いくら奴らとは言え、命は惜しいはず
なのにどうして、命を投げ捨てる様な事を起こした……
『レイヴン、トリニティーに保護されているアリウス生徒から得た情報ですが……』
『どうやらアリウスは『マダム』と呼ばれる人物に従っているそうです』
『……アリウスの生徒達は、望んでこのような事はしてないと』
『おそらく、強要されてやっているのでしょう……』
「やらねば、殺されるからか……」
『………』
狂ってるよ……本当に……
『……今は、作戦に集中しましょう………』
「……」
これが終わったら、セイアさんとかアリウスの生徒から色々聞き出すか……
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『………アリウス残党部隊の撃退を確認』
『ミッション完了です』
あれからアリウス部隊をぶっ飛ばしていき、全てやったようだ
『戦友、君の方も終わったか』
「あぁ」
ラスティ達と合流し、迎えのヘリが来るまで待機する
「ノア、ナインボールの方はどうだった?」
『大丈夫でした、これからも安定して使えます』
「そうか、それは良かった」
『……』
『……アリウスは、強要されてやっている………』
『こんな事……』
「それしか、無いのだろう、生きるためには」
アリウスのあり方に色々考えていた時だった……
『敵性反応………?』
『……ッ!?避けてください!!』
「「「……ッ!?」」」
ドゴオオオオオン!!
俺達に向けて、何者かが撃ってきた
エアのお陰で間一髪で避けたが……
……あの威力に、この緑色の粒子は………………
『……遅かったな』
『…………言葉は不要か』
『なんだ………あの機体は………』
「………プロトタイプ…………ネクスト………」
モニターには……00-ARETHA……
『プロトタイプネクスト』の姿が確認できた……
それに…………あのセリフは…………
いや、それよりもだ……
コジマは………まずい……
「………ッ!!!!」
『……ッ!! 戦友!?』
『レイヴン君!?』
すぐさまOBを起動し、プロトタイプネクストに接近する
カァオ!!
カラサワを撃つが……
ドヒャアッ!!!!
とてつもない速さのQBで避けられる
「セイア!!聞こえるか、今すぐトリニティー自治区全域に避難勧告を出せ!!」
『ど、どうした、そんな慌てて………』
「急げ!!全員死ぬぞ!!」
『……ッ!?』
「いいか!!学園にいるお前達も!!全員その場から避難しろ!!いいな!!」
そうしてセイアとの通信を切る
できるだけ学園から離さなければ!!
『戦友!!スティールヘイズのスピードで撹乱する!!』
「待てラスティ!!そいつに近づくな!!」
ラスティはプロトタイプネクストに接近するが……
『この波形は……』
『……ッ!?』
『ラスティ!!離れてください!!』
プロトタイプネクストのコア部分に、光が集まり……
ドカアアアアアアン!!
『ヌウッ……!?』
「ラスティ!!!」
アサルトアーマーの爆風でスティールヘイズは後方へ飛ばされるが、体制を立て直し何とか着地する
『アサルトアーマーか!だが………この威力は……』
『……ッ!?装甲が!?』
スティールヘイズの装甲が少し破損していた
「ラスティ、高濃度のコジマ粒子は装甲を破壊する!無闇に近づくな!!」
『……コーラルに似た特性なのか……いや、それよりヤバいかもしれないな……』
自己増殖し続けるコーラル
環境を汚染し続けるコジマ
どっちにしろ、ヤバい代物である
早く止めなければ、トリニティーが汚染される
『クッ………』
ドドン!ドドン!
バーストハンドガンを撃つが、QBで回避される
『なんて言う速度だ……パイロットの負荷を考えていないのか!?』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!
『クッ……!!』
五連装ガトリングの猛攻をQBで回避をするが、すぐ側にあった建物が一瞬にして原型が無くなってしまう
カァオ!カァオ!
ドン!ドン!ドン!
カラサワとライフルを当てるが、手応えがない
「……PAか……厄介だ……」
カァオ!
ドゴオオオオオン!!
「チッ……!!」
コジマキャノンをQBで回避する
弾速はクソ早いが……このプロトタイプネクストはAC4の機体なら2重ロックはしこない
なら動き回れば、そうそう当たることはない……
これで押していけば……
だが………
「……なっ…………」
プロトタイプネクストは突如として、この場から移動を始めた……
「……どこに行くッ!!」
OBを起動して追いかけるが……
速すぎる……
しかも……向かっている場所って……
「……ッ!!ノア!!」
「……レイヴン君……ラスティ君……」
あのプロトタイプネクストというの……レイヴン君とラスティさんが迎撃に……
私も参戦したい所なんですが……早すぎて私のACでは追いつけない……
それに、本能が言っています……あれは……私では無理って……
そう思ってた時……
『ノア!!逃げろ!!』
「えっ?」
モニターの先には……
こちらに、大きなキャノン砲を向けているプロトタイプネクストがいた……
あっ……………これは…………
ドゴオオオオオン!!
『ノア!!』
ドカアアアアアアン!!
「……ッ!!ラスティさん!!」
ラスティさんのACが、私を庇った………
『ラスティ!!』
カァオ!!
プロトタイプネクストをラスティとノアの元から離す
「ラスティ!大丈夫か!!」
『……大丈夫だ、心配はいらない!』
『スティールヘイズの右腕が持っていかれただけだ……』
『だが、機体が動けない……すまない戦友……』
「いいさ、無事ならそれでいい!!」
「チャティ!スティールヘイズの回収を頼む!」
さすがコジマキャノン……
本当に馬鹿げた威力だ……
……………00-ARETHA……
フィオナ・イェルネフェルトの亡き父親、イェルネフェルト教授が開発したプロトタイプネクスト……
メインブースタ6基、サイドブースタ10基とイカれた構造
5連装ガトリング、コジマキャノン、レーザーライフル、ミサイルジャマーといった強力な武装を持つが、致命的なコジマ汚染と搭乗者に途轍もない精神負荷がかかるという欠点を抱えている最悪の実験兵器……
どこから来た……どこへ行く………
なぜキヴォトスにいる……
そのコアの中にいるのは………ジョシュア……お前なのか?
プロトタイプネクストは相変わらず、とてつもない速度で移動している……
どこへ向かっているんだ……
『……レイヴン……プロトタイプネクストの移動予測地点を調べましたが……』
『……どうやら、トリニティー総合学園に向かっているようです!』
まずい………まだ学園は避難が終わっていない!
このままじゃ、多くの生徒が死ぬ!!
「クッ!!」
OBの速度をさらに上げ、プロトタイプネクストを追う
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!
五連装ガトリングを撃ってきたが、QBで回避をして
プロトタイプネクストの進路に先回りしようとするが
速すぎるせいでなかなか前にいけない
『学園まで距離がありません!!』
『このままでは!!』
「クソッタレが……」
月光以外を全ての武装をパージし機体を軽くする
必ず止めてやる……
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ティーパーティー・テラス
「一体……何が起きていると言うんだ……」
先程のレイヴンからの通信……
あれは明らかに普通ではなかった……
レイヴンが焦るほどのもの……一体……
「セイアさん、私達もそろそろ……」
「……あぁ、そうだな……」
何があったのか、後でレイヴンから聞くとしよう……
そうして、テラスを後にしようとした時……
ドカアアアアアアン!!
「……ッ!?」
学園の近くで、爆発が起こった……
近くに来ている……レイヴンが焦る程のものが……
そう身構えていた時……
「……あれは……レイヴンの……」
レイヴンのACが学園近くの所にいるのが見えた
だがその先には……
「なんだ……あれは……」
大きなガトリングトリニティーキャノン砲を持ったロボット……
あれが……レイヴンが焦る程の物……
あれは……一体……
「レイヴン………」
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「ハァ……ハァ……ハァ……」
結局、学園近くまで来てしまった……
これ以上は、進まれるとまずい……
だが……ここで終わらせる………
月光を起動し、エネルギーを貯めていく
プロトタイプネクストはコジマキャノンを構えこちらに向けている
これは、俺が避けてしまうと……コジマキャノンが学園の校舎に当たってしまう
かと言って避けないとなると……
「………」
それなら………
OBを起動し、プロトタイプネクストに真っ直ぐ突っ込んでいく
ドゴオオオオオン!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!
コジマキャノンと五連装ガトリングを撃ってきたが、レイヴンのACは止まらず……
ズシャアッ!!
コジマキャノンから放たれたコジマを月光でぶった斬る
バチバチバチバチバチバチッ!!
コジマと月光のレーザーブレードがぶつかり合い、コジマと火花が辺りに散る
「ウリャアアアアアアアアア!!」
操縦桿とペダルを全力で前に押し出し、それと同時に、OBが最大出力で前に進む
コジマを切り裂き、前へと進む
バチッ!!!!!
コジマキャノンのコジマをぶった斬り、一気にプロトタイプネクストに接近する
QBで回避しようとするプロトタイプネクストだが、一足ACシャイングの月光の振るスピードが早かった
ズシャアッ!!!!!
『……終わり、か……』
『………これで良い』
ブレードが直撃したプロトタイプネクストは、ガゴンッっと鈍い音を立てて機能停止する
ようやく……止まった……
『プロトタイプネクスト……機能停止しました……』
ジェネレーターの爆発はない……コジマの散布もない
とりあえず、これ以上の汚染は無いだろう
『……こんな兵器が……どうして……』
それは後々考えるとして……
「……」
コックピットから降り、プロトタイプネクストのコア部分に乗る
このプロトタイプネクストにジョシュアが乗っている……
居たとして、もう……
「エア、ハッチを開けてくれ」
そう言うと、すぐにコックピットハッチが開く
中を覗き込むと……
「……………………はっ?」
コックピットにいたのは………ジョシュアではなかった……
1人の……アリウス生徒が座っていた………
『……こ、これは!?』
『そんな……こんな事が!?』
ありえない………なぜ………キヴォトスの住民……ましてや生徒が……
「…………………………」
あまりにも衝撃的な光景に、俺もエアも……言葉を詰まらせる……
このままにしとくにはいかない、コックピットに椅子により、アリウス生徒に触れる
「………エア」
『……………生体反応は……ありません』
「………」
キヴォトスで…………生徒が死んでしまった
あるべきはずの尊い命が………失われてしまった……
アリウス生徒の身体を倒すと、背中にケーブルが繋がれているのがわかる
「AMS……これに乗る為に手術されたのか……」
背中だけではない………身体中にケーブルが繋がれている
完全強化人間状態……いや、それよりも酷いかもしれん……
先生が見たら……吐き出しそうだ……
1本1本ケーブルを外す……
助けたかった……だが、この機体は、それを不可能にする
残酷なんて言葉では足りない
冷たくなった身体を持ち外へ出ようとする
「戦友!!」
ラスティが、こちらに来た
「……そのアリウスの生徒が……この機体を……」
「……その子は?」
「……………」(首を横に振る)
「………なん………………だと………」
子供の死
いくらルビコンでの惨劇を知っていて、経験しているラスティとはいえ
子供の死は、彼の心に深く傷をつけた……
「…………クソッ!!!」
ガンッ!!っとラスティは装甲を殴る
「……こんな!こんな事が!!」
「……私達が………殺したというのか!?」
「………違う、俺達と殺り合う前に……既に死んでいる」
「……なに?」
「戦友……一体どういう事なんだ!?」
ラスティは俺に近づき、問い詰めるように言う
「まず、このプロトタイプネクストという物は……『イェルネフェルト教授』と言う研究者が設計したとされるネクストACの試作機」
「高火力の兵装に身を包み、ネクストのそれを越える機動性をも誇り、巨大なその機体は最新鋭技術の塊であるが……」
「人間の限界を、遥かに超える精神負荷と致命的な環境汚染を引き起こす悪魔の機体と呼ばれている……」
「汚染物質をばら撒きながら動き、パイロットはこいつに乗って出撃したら生きて帰る事が出来ないという代物だ」
「おそらくだが、この子は、機体を起動した時点で精神負荷に耐えきれなくそのまま死んだ」
「だが、機体に搭載されていた戦闘AIで動いてたと思う」
「この子は……機体を起動するために使われた生体コアだ」
エアが解析した死亡推定時刻から考察したが……
それでも……
「……そんな非人道的な事……一体誰が!!」
「アリウスには『マダム』と呼ばれる奴がアリウスを従えている」
「従わなければ死ぬという環境……そうせざるを得ないだっただろうな……」
「……だが…………………」
「こんな死に方が………あるか……!!!」
まだ未来のある子供なんだぞ!!
明日の予定とか、仲のいい友人だっていたはずだ!!
こんな………こんな……死に方………!!
「……戦友」
「仇を………取るぞ……」
「このまま、『マダム』という奴を野放しにしておくと……さらに子供が死んでしまう」
「それにキヴォトスに戦火が広がってしまうかもしれない」
「………あぁ、そうだな」
「たが、まずは……」
レイヴンが何かを言おうとした時
「独立傭兵レイヴン、そのパートナー、ラスティ」
俺とラスティの元に、ある1人の生徒が来た
「正義実現委員会委員長……『剣先ツルギ』か……」
「あぁ、そうだ、ティーパーティーホスト、セイア様から伝言だ」
「『ティーパーティー・テラスに来て欲しい』っとな」
「……悪いが、今は無理だ」
「……なぜだ」
「私達はやらねばならない事がある、すまないが、事が全て終わったら話すと伝えてくれ」
「………………わかった、その様に伝えておく」
「感謝しよう」
「…………ツルギ、この子をシフターフッドか救護騎士団に」
「……そのアリウス生徒をか?」
「あぁ、『安らかに眠れるように』って伝えてくれ」
「……ッ……あぁ、わかった」
アリウス生徒をツルギに預け
アリウスに向かうために諸々準備をする
「そういえば、私のACはどうするんだ?」
「あぁ……一応、新型を開発はしているが、それがロールアウトするまでまだまだ時間がかかる……」
「……そうだな…………ラスティ、オーギルの操縦はいけそうか?」
「ネクストっと言うやつか?君にしか操縦できないと聞いたが……」
「……ネクストと言っても、純正と比べたら性能は下がってる、ネクストとノーマルの間だからハーフネクストって呼んでるが」
「まぁ、スティールヘイズのより早い、常時AB展開状態と思ってもらえれば……」
「……………まぁ、できるだけやってみよう」
通信を取り、オーギルをここまで持ってくるように指示を出す
「……チャティ、ついでに大型ヘリも持ってきてもらえるか?」
「プロトタイプネクストを作業場まで運搬する」
「……あの兵器をどうするんだ?」
「俺が責任持って解体する、誰の手にも渡らないようにな」
「………そうか、私も手伝おう」
「いいのか?」
「あぁ」
数十分後、オーギルを乗せた大型ヘリがこちらに来る
弾薬の補給、機体修理をして、ACに乗り込む
『どうだラスティ、行けそうか?』
「……スティールヘイズの操縦系統とは、大分変わっているが……まぁ、何とか適応してみせるさ」
そうして、ラスティはACのシステムを起動させると
「ングッ………」
『……なっ?あの時の俺の気持ちがわかるだろ?』
「………あぁw……これは……w」
本当に主任はシリアスの所をシリアルに変えるからな(?)
「………あぁ……クッソw……ふぅ……」
「よし………行こうか、戦友」
『………あぁ』
そうして、大型ヘリにACを接続し、アリウス自治区ヘ向かっていく
ところで、プロトタイプネクストにはジョシュアは乗っていなかったのに……
なぜ声が聞こえたんだ?
ラスティは無反応だし、聞こえてない様子だった
それに、プロトタイプネクストはどこで手に入れた?
………ベアトリーチェ………貴様覚悟しとけよ?
これはライン越えですわ
ラスティもブチ切れですよこれ
そう思ったそこのあなた、安心してください、確実に56します