関西本線殺人事件   作:新庄雄太郎

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東京駅構内でひったくりが起きた。


第1章 3月2日

鉄道公安隊は、今日も休まず仕事をしている。

 

「はっ、キャーッひったくりよ、誰か捕まえてーっ。」

 

と、1人の女性の悲鳴が聞こえました。

 

「おいっ、行ってみようか。」

 

「うん。」

 

早速、南と高山は駅構内へ向かった。

 

「どうしましたか。」

 

「大変なんですよ、この男がバックをひったくられたんです。」

 

「あのー、何歳ぐらいの男かわかりますか?。」

 

と、高山は女性に言った。

 

「えーと、20代後半から30代位の男でした。」

 

「ほう、なるほど。」

 

「主任、何かあったんですか?。」

 

「ああ、桜井。」

 

「駅構内でひったくりが発生した、犯人はこの付近に逃走している可能性が高い。」

 

「わかったわ。」

 

「高山、後は頼む。」

 

「わかりました。」

 

南と桜井は、その男の行方を追った。

 

「待てーっ!。」

 

「くそーっ、しつこい奴ら目っ!。」

 

と、男は言った。

 

「ぐはっ。」

 

「観念しなさいっ!。」

 

と、桜井は手錠をかけた。

 

「よくやった、桜井!。」

 

「窃盗の現行犯で逮捕する。」

 

南は、バックを女性に返した。

 

「はい、バックです。」

 

「ありがとうございました。」

 

ところが、ひったくりの女性が死体で発見されたのはその3日後の事だった。

 

ファオン、ファオン、ウーウー。

 

と、パトカーがサイレンを鳴らして殺人現場へ向かった。

 

「関警部、被害者は東京都大東区の赤木里香さん23歳の大学生です。」

 

「ほう、それで死因は?、。」

 

「鑑識によりますと、死因は絞殺と思われます。」

 

「絞殺か。」

 

「やはり、怨恨の可能性があるな。」

 

と、関警部は言った。

 

そして、南と高山は現場へ向かった。

 

「あっ、警部。」

 

「おお、南も来ていたのか。」

 

「あっ、この女性は確か一昨日の駅でひったくりにあった人だ。」

 

「知っているのか、この女性を。」

 

「ええ、一昨日東京駅構内でバックをひったくられた女性なんです。」

 

「ほう、なるほどすると南と高山は顔を覚えているんだね。」

 

と、関警部は言った。

 

「ええ、ひったくり犯は逮捕されましたが。」

 

「そうですか。」

 

「まさか、ひったくり被害者が死体で再開されるとはね。」

 

と、高山は言った。

 

「ええ。」

 

「ん、何だこれは。」

 

「どうしたんです、主任。」

 

「これを見てくれ。」

 

「何ですかね、これは。」

 

「ああ、これは青春18きっぷと新幹線の乗車券ですね。」

 

「えっ、これに乗って何処へ行くんですかね。」

 

「きっと、彼女は奈良へ行く前日に殺害されたんでしょうね。」

 

と、高山は言った。

 

「犯人は男ですかね。」

 

「ああ、我々もその線で捜査してみるよ。」

 

「お願します。」




3月2日に女性の絞殺死体が発見された。被害者のバックの中には新幹線の乗車券と青春18きっぷが入っていた。彼女は何処へ旅をしていたのだろうか。
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