鉄道公安隊は、今日も休まず仕事をしている。
「はっ、キャーッひったくりよ、誰か捕まえてーっ。」
と、1人の女性の悲鳴が聞こえました。
「おいっ、行ってみようか。」
「うん。」
早速、南と高山は駅構内へ向かった。
「どうしましたか。」
「大変なんですよ、この男がバックをひったくられたんです。」
「あのー、何歳ぐらいの男かわかりますか?。」
と、高山は女性に言った。
「えーと、20代後半から30代位の男でした。」
「ほう、なるほど。」
「主任、何かあったんですか?。」
「ああ、桜井。」
「駅構内でひったくりが発生した、犯人はこの付近に逃走している可能性が高い。」
「わかったわ。」
「高山、後は頼む。」
「わかりました。」
南と桜井は、その男の行方を追った。
「待てーっ!。」
「くそーっ、しつこい奴ら目っ!。」
と、男は言った。
「ぐはっ。」
「観念しなさいっ!。」
と、桜井は手錠をかけた。
「よくやった、桜井!。」
「窃盗の現行犯で逮捕する。」
南は、バックを女性に返した。
「はい、バックです。」
「ありがとうございました。」
ところが、ひったくりの女性が死体で発見されたのはその3日後の事だった。
ファオン、ファオン、ウーウー。
と、パトカーがサイレンを鳴らして殺人現場へ向かった。
「関警部、被害者は東京都大東区の赤木里香さん23歳の大学生です。」
「ほう、それで死因は?、。」
「鑑識によりますと、死因は絞殺と思われます。」
「絞殺か。」
「やはり、怨恨の可能性があるな。」
と、関警部は言った。
そして、南と高山は現場へ向かった。
「あっ、警部。」
「おお、南も来ていたのか。」
「あっ、この女性は確か一昨日の駅でひったくりにあった人だ。」
「知っているのか、この女性を。」
「ええ、一昨日東京駅構内でバックをひったくられた女性なんです。」
「ほう、なるほどすると南と高山は顔を覚えているんだね。」
と、関警部は言った。
「ええ、ひったくり犯は逮捕されましたが。」
「そうですか。」
「まさか、ひったくり被害者が死体で再開されるとはね。」
と、高山は言った。
「ええ。」
「ん、何だこれは。」
「どうしたんです、主任。」
「これを見てくれ。」
「何ですかね、これは。」
「ああ、これは青春18きっぷと新幹線の乗車券ですね。」
「えっ、これに乗って何処へ行くんですかね。」
「きっと、彼女は奈良へ行く前日に殺害されたんでしょうね。」
と、高山は言った。
「犯人は男ですかね。」
「ああ、我々もその線で捜査してみるよ。」
「お願します。」
3月2日に女性の絞殺死体が発見された。被害者のバックの中には新幹線の乗車券と青春18きっぷが入っていた。彼女は何処へ旅をしていたのだろうか。