特急「しらさぎ」金沢・和倉殺人迷路   作:新庄雄太郎

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そして、休暇明けには事件の捜査が始まっていた。


第2章 マンションの殺人

そして、次の日。

 

南は、特捜班に出勤した。

 

「大変だったな、南。」

 

と、高杉は言った。

 

「ええ。」

 

「まさか、能登で殺人が起きるとはね。」

 

「それで、何かわかったんですか?。」

 

「ええ、彼女は一昨日の夜に寝台特急「北陸」に乗って金沢へ向かい、そこから能登へ向かったとわかった。」

 

「という事は、彼女は何処へ行こうとしたんですか?。」

 

「石川県警の話だと、彼女は輪島へ行っていた事が分かったよ。」

 

「何、輪島ですか?。」

 

と、南は言った。

 

「そして、次の日に和倉温泉へ行っていた事が判明した。」

 

「俺たちが、和倉へ行った時にこの女性の死体を発見したんです。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「死因は、溺死と思われます。」

 

と、松本は言った。

 

「被害者は、東京から来た久保田絵里香と判明しました。」

 

「ほう。」

 

「彼女は輪島に行った次の日に、和倉へ行ったと考えられます。」

 

「ほう、という事は彼女は東京から能登へは列車に乗って向かったって事か。」

 

と、高杉は言った。

 

「はい。」

 

「彼女は、和倉へ行く時に海岸へ行ったんじゃないかな。」

 

「もしかして、恋路海岸の事かな。」

 

「小海さん、知っているんですか?。」

 

「ええ。」

 

「という事は、彼女は輪島へ行った後に和倉温泉へ行ったと考えられるな。」

 

「それは、本当か。」

 

「はい、早速輪島の旅館に確認してもらったら一昨日チェックアウトされていました。」

 

「ほう、そうか。」

 

「主任、とんだ休暇でしたね。」

 

「ええ、和倉温泉へ行ったら殺人事件に遭遇するなんて予想もしなかったよ。」

 

と、南は言った。

 

特捜班は東京青梅で殺人事件が起きたのは南が休暇中の事だった。

 

「えっ、青梅のマンションで殺人だって。」

 

「ああ、青梅署管内で男性の毒殺死体が発見されたんだ。」

 

「それで、被害者は。」

 

「被害者は青梅に住む、花房光枝さん27歳だ。」

 

と、高杉は言った。

 

「それで、死因は?。」

 

「死因は、ウイスキーの中に混入されていたから毒殺と考えられる。」

 

「それで、混入されていた毒物は?。」

 

「水割りに混入されていたのは、青酸カリと思われる。」

 

「青酸カリか。」

 

「やはり、怨恨ですかね。」

 

と、松本は言った。

 

「これが一昨日起きた青梅の殺人と昨日起きた能登での殺人、やはり犯人は同一人物ではないでしょうか?。」

 

「ああ、その可能性が高いな。」

 

「ええ。」

 

「犯人は、男性でしょうか?。」

 

と、梶山は言った。

 

「ああ、犯人は男の犯行の可能性が高い、とにかく我々も捜査をすることにしよう。」

 

と、高杉は言った。

 

 




そして、犯人は誰なのか?
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