もしも庵歌姫に加茂家の同級生がいたら   作:暇人

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注:滅茶苦茶キャラ設定を捏造&自己解釈してます。


三話:階梯と追憶

「じゃあ、いつでもどうぞ」

 

 

理央がそう言った瞬間、理央の全身に呪力が張られる。それは凪のように静かで、派手さはないが歌姫から見ても洗練された威圧感があった。

 

(これが一級術師…!すごいプレッシャー…だけど)

「望むところよ…!」

 

地を蹴った歌姫の体は、通常の人間では考えられないスピードだった。呪力を用いた身体強化。

理央は冷静に接近してきた歌姫の打撃を全て躱す。

 

 

歌姫は理央に躱されるたびに速度を上げ、間合いを詰めにいく。動きは荒くぎこちないが、勢いがあった。

 

(勢いがあって、荒削りだけど悪くない……だけど)

 

歌姫は連続の攻撃で少し息が切れたようで、舌打ちまじりに距離をとり、しゃがんで息を整える。

 

「ハァハァ……ぜんぜん当たらないんだけど!」

「読みやすいですからね。型通りの動きにこだわらず、もっと自由にやってもいいと思いますよ」

理央から見て歌姫の攻撃は、どこか本来の動きを抑えて、型通りを意識して動いている印象があった。

 

(……素直にいうこと聞くのは少し癪だけど、このまま何もできずに負けるのはもっと癪…!)

 

歌姫は再び地を蹴り理央に接近戦を仕掛ける。

それは型通りの攻撃ではなく、我流の近接戦闘だったが先ほどよりも自身の勢いを活かせており、理央に対して有効打を打てていた。

 

そして歌姫は右手で攻撃する素振りをしつつ、直前で手のひらに隠していた目潰しの砂を理央の顔にぶつける。

 

(しゃがんだときに掴んでいたのか、使うタイミングも良い)

 

理央は目を閉じて目潰しを回避するが、歌姫はその隙を見逃さない。

左腕で渾身のボディブローを叩き込むが、理央は目を瞑ったままその手を掴み、止めた。

 

「なんでわかんのよ!?」

「呪力を露骨に流しすぎです。これなら見なくても大体わかりますよ」

 

しかし歌姫は即座に思考を切り替えて、左腕を掴まれた状態を逆手に取り理央を引き寄せて、至近距離からの頭突きを試みるが、理央はあっさりと左手を離してバックステップで距離をとったことで、歌姫の頭突きは空を切った。

 

(これも当たらない——!)

 

 

 

理央が引いたことで、

勢いのまま一歩、前に流れる。

歌姫が踏み直した瞬間だった。

理央が凄まじいスピードで距離を詰めてくる。

 

 

「……っ」

(ここで引いたら、余計にマズイ…!

無理矢理にでも前に出て…!)

 

逃げるのではなく、突っ込む。

間合いを詰められるなら、自分も詰め返して殴る。普通なら引いてしまう場面でも前にでられる胆力を歌姫は持っていた。

だが、理央はその行動をも読んでいた。

 

歌姫の踏み込みに合わせて、理央は一歩だけ角度を変えた。

真正面からではなく、肩が触れる距離で横を取る。歌姫の視界から理央の体が半分消え、瞬間、焦りが胸を刺す。

 

(どこ——)

 

歌姫が身体を捻って追いかけようとした、その重心の移り目。

理央の足が静かに滑り込む。足を置くような動きだった。

歌姫の足首の前に、自分の足を差し込む。次いで、肩へ添えた手をほんの少しだけ押す。

 

ぐらり、とバランスが崩れた。

 

「……っ、やば——!」

 

倒れまいとして踏ん張る歌姫の足は、すでに空を掴んでいる。

次の瞬間、視界が傾き、身体が地面へ吸い込まれた。

 

 

どさっ。

 

 

痛みが来るより先に、背中に回された腕の感触があった。

理央が落下を支え、衝撃が最小になるように受け止めている。

 

「終わりです。歌姫」

 

耳元で聞こえる声は、戦いの激しさとは無縁に落ち着いていた。

 

歌姫は悔しさに顔を歪めながら、理央の腕の中で息を吐いた。

胸が上下し、体が熱い。負けた。

いや、そもそも勝負にもなっていなかった。

 

 

 

模擬戦を終えた2人は、自販機から炭酸飲料を買っていた。プルタブの乾いた音のあと、甘い炭酸の冷たさが喉を撫でる。

冷たい一口が落ち着きを連れてきて、模擬戦について振り返り始めた。

 

「…いくら等級が違っても、同い年でこうも差があると、流石に堪えるわね…」

「差があるのは、僕の方が先に現場を踏んでいたからですよ」

「そんな慰めいらないわよ」

 

歌姫は缶を握る指に力を込め、視線だけを地面に落とした。自身の情けなさを隠すように息を吐く。

 

「いやいや、本当に才能はあると思いますよ。

例えば砂を使った目潰しとか。ああいう発想は、中々咄嗟に出せるものではないです」

「それに、左腕のボディブローを止められてからすぐに切り替えての頭突きも見事でした。」

「それはどうも。……ねえ、さっきの模擬戦中に言ってた“呪力を流しすぎ”って何? そもそも呪力は流すものでしょ?」

 

 

理央は壁に背中を預けながら、先ほどの歌姫の戦い方を振り返り、説明の仕方を探すように空を見上げた。

 

「…確かに“呪力を流す”、この考え自体はセオリーですし、別に間違いではないです」

「ただ、今の歌姫は腹から肩、腕へと呪力を流す工程がはっきり伝わってきました。こうも明確に呪力の流れが見えると相手目線、どの部位を使ってどういう動作で攻撃してくるかは予測しやすいんです」

 

臍を起点に肩や四肢に呪力を流す。この考え方は間違いではないが、呪力操作においては初歩だ。この方法では攻撃の直前ではない段階から、部位に呪力を集中させていく過程が見えるため読まれやすい。

歌姫は理央の言い分に少し首を傾げながらも、真剣に聞いていた。

 

 

「だから、攻撃の直前にピンポイントで使う部位の呪力出力を一気に上げるのが理想ですね」

「ん〜……でもそれって根本的に呪力操作が上手くないと無理でしょ?そりゃあんたはできるんでしょうけど」

 

理央が言った方法はシンプルな解決策だが、かなり高度な呪力操作を要求される。当然今の歌姫にはそんな技術はなく、それゆえに、歌姫は口を尖らせる。

そんな器用な真似ができるなら、最初から苦労はしていないと。

 

 

「確かにその通りです。これはあくまで理想ですし、あの場面の歌姫にとれる最適解という意味では的外れですね」

「でも、あの場面で取れる有効打が他にないというわけではありません」

「本当?」

 

半信半疑の歌姫の問いに理央は小さく頷き、より現実的な例を挙げることにした。

 

「はい、もし僕が歌姫だったら、砂で視界を奪った時に左腕に呪力を流して攻撃する振りをします。左腕をフェイントに使えば、一発は意識外から決められますから」

「振り?でも、大して呪力が込められてない攻撃で有効打なんて難しくない?」

 

 

理央は小さく笑い、歌姫の言い分を切り捨てずに受け止めたうえで、別の答えを出すように口を開く。

 

「確かにそう思うのは当然ですが、人体には少ない力でも効く場所は結構あります。

例えば目、喉、顎——そういうとこですね」

「今回みたいに相手が男なら股間に蹴りを入れるのが一番効果的だと思いますよ」

「…あんた笑顔でとんでもないこと言うわね……

ていうか模擬戦といえど同級生相手にそこまでやったら流石にダメでしょ?」

「好きに来てくださいと僕本人が言ったんですから別に構いませんよ?」

 

歌姫は眉をひそめ、じとっと理央を見た。場違いなほど穏やかな笑顔で淡々とえげつないことを言う同級生に、これ以上ツッコミを入れる気力もなかった。理央はそんな雰囲気を感じ取り、取り繕うように視線を逸らそうとするが、ふと歌姫の巫女装束に目を向けた。

 

「それで…気になってたんですけど、歌姫のその巫女装束?はなんで着てるんですか?戦ってるときも結構動きにくそうでしたけど」

 

 

そう言われた歌姫は自身の服装に目を向ける。

白い小袖は腕を振ると布が遅れてついてくるほど袖口が大きく、掴まれるリスクもある。

丈の長い真紅の袴は、戦闘中の激しい動きでは揺れて少し邪魔だと感じる時もある。

 

 

「これ?ぶっちゃけ私も動きにくいんだけど、術式の関係上これ以外着れないのよね」

「歌姫は術式持ちなんですか?さっきの模擬戦だと特に術式は使ってなさそうでしたけど」

 

術師にとって生得術式は、自身の戦闘スタイルを根底から構成する重要な要素だ。

ましてや歌姫はわざわざ動きにくい服装を着てまで術式を優先している。

それなのに模擬戦で術式を使っている様子もないのだから、理央が疑問を抱くのは当然のことだった。

 

 

「実際使ってないわよ。私の術式はサポートタイプでタイマンじゃ使いにくいのよ。効果は術式範囲内の私を含む、任意の術師の呪力総量・出力を一時的に増幅させられるってものよ」

 

 

歌姫の術式『単独禁区(ソロソロキンク)』はシンプルなバフ効果の術式だ。呪術界では癖のある術式が多い分、大抵の術式と親和性があるバフ効果の術式は貴重であり、重宝される術式だ。しかも歌姫の場合、歌姫自身も強化対象であり、完全なサポート特化ではないという優れた汎用性がある。

その上、『呪言(じゅごん)』のように身体的な代償も特段無いため『単独禁区』はかなり強力な術式と言っていいだろう。

 

「良い術式じゃないですか。

話を聞いてる限り一対一でも使えそうですが…」

「それが術式を使う時に掌印を結ばなきゃいけない上に、発動するまで時間もかかるから一対一だと使いにくいのよね。私の未熟が原因なんだけど」

 

呪術を極めるということは、引き算を極めること。呪詞や掌印など術式を構成あるいは発動させるまでの手順をいかに省略できるかによって術師の腕は決まる。

しかし現在の歌姫の技量では、全てを省略して術式を発動させることはできない。

掌印・呪詞・舞、どれか一つでも欠けば発動はできるものの、術式の出力がかなり落ちてしまう。

故にそのデメリットを歌姫は、縛りによってある程度緩和している。

 

 

「だから発動条件を掌印に固定して、尚且つ発動時に特定の服装を着なければならないという縛りで、心許ない出力を少しでも補う…ってことですか」

「うん。戦闘中に舞は隙が多いし、呪詞は喋りながら激しい動きをするのもしんどいし、結果的に掌印ならまだマシって理由で。服は着るだけだし」

「……そういうことですか、腑に落ちました」

 

歌姫がなぜ巫女装束のような格好をしているのかについては、理央は腑に落ちたが同時にまた一つ疑問が湧き上がってきた。昨日と今日歌姫の言動や模擬戦での立ち回りを見ると、呪術というものを学び始めてからそう日が経っていないように思うのだ。

そしてその割には縛りの完成度が高いと感じた。

 

「すみません、また質問になってしまうんですが…その縛りは歌姫が考えたんですか?」

「ううん、この縛りはおばあちゃんが教えてくれたの」

 

「おばあちゃん…ですか?」

「うん、元々私は術師の家系なんだけど、両親は術師じゃなかったから、中学3年生のとき呪術師のおばあちゃん家に引っ越して、色々世話してもらったの」

 

呪術師は基本的には一般家系から呪術の才能を持って生まれたタイプと、代々呪術師の家系で才能を受け継いで生まれたタイプの二種類に分けられる。

ただし、両親に呪術の才があったとして、子も呪術師の才をもっているとは限らない。

それ故、呪術師の家系ながらも世代を経て、非術師の両親から呪術の才能をもって生まれてくることがある。

歌姫はこのケースなのだろう。

 

 

「なるほど、道理で……というか中学3年生のときってことは、割と最近に呪術師の世界に入ったんですね」

「うん。呪術界は常に命の危険が伴う世界だし……元々そんな世界に入る気はなかったの」

 

その認識は事実であり、術師としての才能があっても一般人として過ごす者はそれなりにいる。

 

「でも、歌姫は今ここにいます。その考えがあっても呪術師になる理由があったんですか?」

「まあ、そうね。……これは私が両親と埼玉に住んでた、中学3年生のときのことなんだけど」

 

歌姫の視線が校庭の端へと移る。見ているのは目の前の景色なのに、焦点だけが違うところに合っている。そして歌姫は過去を思い出すように話し始めた。

 

 

「……中学校の友達2人が、せっかく中学生最後の夏休みなんだから思い出作りと受験の息抜きに、肝試しをやろうって言い出してさ。町外れにある廃墟に行ったの」

「……歌姫は、止めたんですか?」

「当然よ。私、小さい頃からそういう嫌な気配とか呪霊は見えてたから。そんなところ行かない方がいいって、くどいくらい言ったのよ」

「でも、あの子らオカルトとか心霊もの大好きだったから、私が注意したらむしろやる気出しちゃったみたいでね」

 

歌姫は鼻で笑ってみせる。その友人らのことを思い出しているのだろうか。

 

 

「……それで肝試し当日、元々私は行かないって言ってたけど、結局心配で様子を見に行ったの」

 

「その廃墟はやっぱり嫌な気配が蔓延してたわ。廃墟の中をしばらく歩いて廊下に2人の姿が見えたから、後ろから声をかけたんだけど返事がなくて、近づいて後ろから肩を揺さぶったりしても反応しなかったの」

 

「二人は呪霊の術式で当てられてた。目の焦点が合わなくて、言葉も出なくて……マネキンみたいに立ち尽くしてた」

 

歌姫はその光景を思い出したのか表情が少しだけ曇る。

 

「そのとき自分の後ろから呪霊がすごい声を出しながら近づいてきたの。

私は後ろも振り返らずに思い切り逃げた。

もちろん二人とも担いでね。……正直、めちゃくちゃ怖かったし、本気で死ぬかと思った」

「友人方もわざわざ担いで逃げたんですか?呪霊が後ろで追ってきてるのに」

「そりゃそうでしょ、得体の知れない化け物が来てるってのに、友達を置いて行けないわよ」

 

歌姫があっさりそう言ってみせた。

 

「で、結局追いつかれて、もうダメって思った。——あの時は、ほんとに」

「……そしたら、いきなり天井が壊れて私と呪霊の間に女の人が降りてきたの。後で知ったんだけどその人は高専生の呪術師だったわ」

 

 

 

【おやおや、帳を下ろす前に入ってしまったのかな?…君は意識があるようだね。少し待っててくれるかい?】

 

 

 

歌姫はその呪術師を思い出していた。

切迫した状況に似合わぬ、落ち着いた気品と余裕のある喋り方と声で、とても|奇麗な人だった。

 

 

「それは……すごいタイミングですね」

 

「うん。すごかった。言葉にすると安っぽいけど、ほんとに“颯爽”とって感じ。呪霊をあっという間に祓って、二人の状態も確認して……一緒に廃墟を出て、補助監督の人に私たちを預けたらすぐ帰っちゃった」

 

歌姫はそこで、少しだけ悔しそうに笑った。

 

「私、情けないくらい必死だったのにさ。あの人は、ただの“仕事”みたいにやってのけたの。……それがすっごくかっこよかった」

「それがきっかけで……歌姫は、呪術師になろうと?」

「……うん」

 

歌姫は頷く。その自身が呪術師になろうと思ったその理由を口にする。

 

「助けられる力があるなら、私もそっち側に行きたいって思ったの。二人を抱えて逃げ回るだけじゃなくて……ちゃんと、守れる側に」

 

少しの沈黙。

夕方の風が、巫女装束の袖を揺らした。

 

「でもタイミングが最悪でさ。中三の途中から急に呪術師になりたいって言っても、唐突すぎるって反対されたの」

「……それは、そうでしょうね。一般家系からスカウトするとき、いきなり自分の子供が呪術師になると言って、いい顔をする親御さんはそういないと聞きます」

「そうね。でもなんとか母さんと父さんを納得させて、わざわざ広島まで行ってさ、半年間で詰め込まれたの。呪術界の常識とか私の術式についてとか体術、呪力操作とか色々ね」

「なるほど、それは…大変でしたね」

「本当、厳しいなんてもんじゃなかったわ。……でも、後悔はしてない」

 

歌姫は缶を潰して放り投げた。弧を描いた銀色がゴミ箱に消え、残ったのはどこか吹っ切れたような小さな笑みだけだった。

 

「で、昨日楽巌寺学長に聞いたんだけど……助けてくれた高専生の人は京都校にはいないって言われたの。まあ、冷静に考えれば埼玉まで京都校の人はあんまり来ないわよね」

 

「……やはり、会いたいですか?」

 

歌姫は即答しないが否定もしなかった。少し考えてから理央の方へと顔を向ける。

 

「会いたい。というか、あのときお礼を言いそびれたから……会って、ちゃんとお礼が言いたい」

 

沈黙のあと、理央はふっと口元を緩めた。歌姫が言った思いを後押しするように、話を切り出す。

 

 

「…確かに僕たちは京都校ですけど春が終わって繁忙期が始まれば、東京校の人たちと任務をすることもあるかもしれません。それに…9月になれば姉妹校交流会があります」

「交流会?」

 

「はい、毎年9月ごろに行われる呪術高専の恒例行事ですよ。2日間かけて東京校と京都校で団体戦、個人戦で競い合うんです」

 

歌姫は一瞬、目を見開いた。

「……じゃあ、あの人も——」

 

「そういうことです。何より交流会は基本的に2・3年生がメインのイベントなんですが、今の京都校の人数と東京校の人数を考えると、僕たち一年も数合わせで参加すると思います」

 

「…ん…えっ、待って。私たちも戦うの?あの人と……あんな強い人と…?」

 

歌姫の脳裏には半年前に自身の目の前で、軽々と呪具を振り回しながら呪霊を祓う命の恩人が思い浮かぶ。

 

(……か、勝てる気が微塵もしね〜…………でも…私はあの人みたいな強い術師になるために高専に来たんでしょ?……なら、尻込みしてる場合じゃないわ)

 

歌姫は自分の頬を軽く叩いて、視線を上げた。唐突な歌姫の行動に理央は一瞬きょとんとしたが、顔を向けてきた歌姫の真っ直ぐな眼を見て、自然と口角が上がってしまった。

 

 

「じゃあ、それまでに強くなって驚かせなきゃね。

よし!やる気が出てきた!理央、もう一戦お願い!」

「…フフッ、わかりました。今度は僕からも仕掛けていきますからね」

理央は座っている歌姫に手を差し伸べる。

 

「上等!」

 

歌姫はそう言いながらその手をしっかりと握り、立ち上がった。

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