閃光のブルーアーカイブ 作:ヨンタンク
『早く起きてください。時間は有限です』
「…………ああ……おはよう。カロン」
『……おはようございます。夢見が悪かったのでしょうが、今日くらいは我慢してください。ほら、早く食べなさい』
「分かってるよ」
母かお前は、と思いながら貰い物のパンを一枚食べる。朝は大して食べれない。分かっている。
「今日は随分曇ってるな…シャッター解除」
『認証を完了……キーを差し込んでください』
電子と物理と特殊認証の3段ロック。毎回鍵がうまく挿せない。もう少し簡素にしてほしい。
『相変わらず不器用ですね。二番を用意……完了。全項目、問題ありません』
「ああ、助かる」
タイツのようなものを着け、ラフな服を着て、街へ出る。
「おはようございます」
「おお、おはよう。今日も早いね。健康的でいいことだよ」
「そうですね……今日はこれと、それを……」
『野菜もしっかり摂ることを勧めますよ。好き嫌いはよくないです』
「おかんかて」
朝から食材を買い足し、挨拶をする。一通り買い終えれば、ブラックマーケットの廃ビルへ向かう。とはいっても、端の比較的マシな辺りのため、そこまで危なくもないが。いつの間にやら、背後に立っていたロボットに話しかける。
「首尾は?」
「悪かねえな。しかし良くもないが」
「そんなものだろうな。所詮。ただ、それで終わってやるつもりだってない」
「流石だな。それでこそだ。整備は終わってる。好きに使え、何度だって直してやる。お前本体以外ならな」
「それは有難い。あと100回は予約しておいてくれ。今日は激しくなるぞ」
「尚更だな。いつでも受け付けてやる。特別だ」
そのまま離れていく。なんとも頼りになるやつだ。
『喜んでないで、とっとと動いてください』
「いいだろ別に……」
階段を降り、床を開く。こういうギミックは幾つになっても好きなものだ。
『まだ高校生の若造が、知ったような口をききますね』
「お前に至っては生後1年とかだけどな。知ったようなことをいうな1歳児」
『…………』
勝った。 所詮一歳児よ。
はしごを降り、適当に進む。
「おお、ルクス。もう出るのか?」
「ああ、最近はよく動いてるからな。ここらでもう一度、俺達の存在を刻んでやるさ」
無造作に立っているロボットの外装のようなソレを服の上から、そのまま着用する。
『
「ああ……軽くなった。引力から解かれたみたいで楽しいかも」
相変わらずの重さ。重力やらを調整するシステムがなければ、弱い己だけでは歩くことすらままならない。
『貧弱貧弱…その上病まで…』
「うるせえうるせえ……ルクス、出るぞ」
「気を付けろよ!」
「ああ、任せろ」
『ルート確認、表示します』
視界に広がるマップやらの情報を頼りに、地下の通路を辿り、向かうのはカイザーの拠点。
『これまでの倍程度はいますね。これは骨が折れますね。頑張ってください』
「無責任……でもないから何とも言えないな。何とでもなるさ」
まだ余り目立つ段階ではない。制圧用に調整されたビーム砲を放ち、拠点を溶かし、兵を破壊していく。
「まだ新兵器は配備できてないな…!なら!」
カイザーの兵がゾロゾロと、こちらに銃を構える。有視界内の相手はライフルで撃ち抜き、スタンロッドでぶん殴る。元より機動性がダンチだ。不安定だが、僅かでも重力から離れている俺が上を取る。視界外の攻撃も、狙撃も、相棒が察知して、対応ができる。
「さすカロ!」
『訳すくらいなら言わないで下さい。馬鹿が透けてますよ』
結局、拠点をいくつか破壊し、面倒なのに見つかる前に帰投した。これがどれだけの意味を持つかなんて分からないが、それでもだ。だって……これでいい、俺にできることはこの程度だ。分かっている。分かってはいるはずなんだ。
■
何度目かの邂逅。愚痴を並べ立てている相手に、問いを投げつける。
「アンタは、この世界をどうしたい」
「急ですね。こんな世間話の間に入れる話じゃないですよ」
「だが答えはあるだろう? アンタの立場……それ以上に能力なら、幾らでも世界を変えられる筈だ」
「うーん、そう簡単でもないから、というものですよ。それでも、というなら私は……」
ああ、それは……なんて輝かしい理想なんだろう。
ああ、会長……俺は……その輝きを、いつまで見られるでしょうか?
□
『ルクス? 大丈夫ですか?』
「……あ? ……ああ。大丈夫だよ。オレはいつだってベリー元気な快活少年さ」
『そうでよね。分かってはいましたが、やはりダメそうです』
何がだよ失礼だなオイ。
『まあいいでしょう。お疲れさまでした。随分念入りに潰しましたね。容赦って言葉、知ってます?』
「知識としてはあるぞ。ただそういう時だっただけだよそれに、色々配備されると後が困る」
『やられる側はたまったものではないですね。これでまた差し入れが増えますよ』
「いつもあっちがやってきたことだ。しかし、それは困るな。俺じゃ食べ切れん。皆で食べるように伝えてくれ」
「お疲れさまルクス! 次は俺も連れてってくれよ!」
「分かったよ。そんときは6番辺りを使ってくれ。今回みたいに楽にはいかない」
「また派手にやったな。ほら、寄越せ。これで残り99回だ」
「今回も宜しく。頼りにしてる」
「「「「「ルクス」」」」」
彼らを払い、まだ昼にもなっていないが、休憩室で寝転がる。
『ラギ、今日は休みましょう。これ以上酷い顔はないですよ』
「ひどくない? もっと優しくして?」
『……非常に不本意ですが、膝枕と耳かき、添い寝くらいはしてあげます』
「至れり尽くせりすぎるけど身体ないじゃん。添い寝はタブレットと寝るとして膝枕もタブレットだから硬いし耳かきはできないでしょ」
『細かいですね……そんなだから学校でもモテないんです。私のフワフワな膝がいらないのですか?』
「モテるモテない以前に学校行ってねえよ。あと膝どこだよ」
いつもの日常。何かが変わっても、続いていくのだからしようがない。分かっているさ。理想が汚れても、いつもの日常はそのまま変わらないものだ。
以下設定
ラギ(ルクス):本作の主人公。高校生の年齢であるが、高校には通っていない。珍しい男性のヘイロー持ちで、特異な能力を持つが身体が弱く、耐久に至っては先生よりマシな程度。とある伝手と根性でパワードスーツを作成した。ルクス・スカイと祭り上げられ、ルクスと名乗る。ブラックマーケットの同志と共にカイザーなど、そぐわない大人を叩いている。
かつて見た輝きを追い求め続けている。
ルクス・スカイ:輝く空を求めた少年が作った、はずれた者の集まり。名もない集まりだったが、少年の姿からのイメージがそのまま変化し、名前がつけられた。。構成員は基本的にブラックマーケットなどにいる人で、カイザーに苦しめられていた人が多い。所属はしていないが、D.U.シトラリ区などの一般市民の一部も、匿名での差し入れなどを行なっている。
ノウェム:9番目の機体。不自由かつ短時間ながら空中での戦闘や航空が可能な、シンプルな作りの機体。制圧用のビーム砲や戦闘用のアサルトライフル、スタンロッドを装備し、強力な装甲と内側のタイツ状の装備で耐久を補う。モチーフの機体はない。現在のルクスの基本装備。
カロン:サポートAI、声は対象を選んで届けれる。冷たく、皮肉も飛ばしてくるが、ルクスを心配している…はず。機体各部の調整や制御、システムの補助や警告など、役割は多岐にわたる。
自語り(飛ばせ、こんなもの見なくてもいいんだ。)
書きたくなったから書いた。後悔はしている。だが反省はしていない。オリジナル要素モリモリでレッツゴーだ。次回はあるとすれば原作と関わる…かな?カルバノグとかまであんま関わんない想定だから、どうしてもね。会長という過去の女にクソ重…カルバノグ辺りから参入…ダンボール信仰者みたいになれそうですねごめんなさい許して下さい何でもはしませんから。ところで皆さん閃光のハサウェイは見ましたか?私は家族と見ました。楽しいね!ΞカッコいいよΞ。正直Ξを出したいけど一応まだ私には狙いがあった。りするから多少はね?ペーネロペーも好き♡ところで皆さんはハッピーエンドとバッドエンド、どっちが…というかどんなエンドが好きです?抽象的でもいいから教えて!私はアレですよ、アレ。メリーバッドエンドとかは結構好き。ハッピーエンドも好き。特に道中が酷ければ酷いほど良い。但し私には書けないものとする。だから皆が書いて。役目でしょ?役目じゃない?やってみせろよマフティー!なんとでもなるはずだ!ガンダムだと!?よく考えたら名前ダブるから変えた!ごめんねソラちゃん…