【架空ゲーム】男性アイドルVTuber育成ゲーム『きらめきぼし☆ステラプロジェクト』【シナリオ集】 作:くれは*
恒常R《ゲームの中なら》朧 瑠璃 / 三浦 湊斗
1:【初配信】天使って人撃って良いの?【朧瑠璃/切り抜き/ステラ】
瑠璃: 以上が、簡単なプロフィールです。
瑠璃: 次は、好きなゲーム一覧、です。
瑠璃: はい、見ての通りなんですけど、
コメント: 多い、多い
コメント: この天使ガチゲーマーw
コメント: FPSやるの!?
瑠璃: そうですね、FPSはよく遊んでます。
瑠璃: 戦略と戦術と技術が絡み合って、
瑠璃: 経験と努力が勝率になるって、
瑠璃: 楽しいなあって思います。
瑠璃: あと、対人であることによる、不確定要素。
瑠璃: シム系も楽しいんですけど、
瑠璃: 仕組みが見えて、先が見えちゃうタイミングって
瑠璃: どうしてもあるんですよね。
瑠璃: そうなると、あとが作業ゲーになりがちというか。
瑠璃: ……あ、別にシム系が嫌いなわけじゃないですよ。
瑠璃: 好きですし、遊びますし、遊んでます。
瑠璃: でも、やっぱり対人要素って、
瑠璃: 何が起こるかわからない。
瑠璃: それが面白いですよね。
コメント: めっちゃ語るw
コメント: 天使って人撃って良いの?
瑠璃: だって、ゲームの中ですから。
瑠璃: 現実で人間さんを撃ったら、大問題です。
瑠璃: でも、ゲームの中なら大丈夫なんです。
コメント: それはそう
コメント: 人間もそうだよw
瑠璃: そう、ゲームだからできるんですよ。
瑠璃: ゲームって面白いですよね。
瑠璃: 人間さんの文化の中でも、
瑠璃: かなり面白い発展をしたものだと思います。
[END]
恒常SR《遅れて届く》朧 瑠璃 / 三浦 湊斗
1:過去の光
[背景: ビルの前 夜]
遼: 今日も大変でしたね、レッスン。
央: でも遼さん、だいぶできてきたと思いますよ。
湊斗: あ、今日、星きれいですね。
央: ああ、本当だ。
遼: ……よく見えますね。
湊斗: あれ、ベガですよ。
湊斗: こと座のα星。
央: 詳しいんですね。
湊斗: 星、わりと好きなんですよ。
湊斗: 面白くないですか、星って。
遼: 面白い、ですか。
湊斗: 光って、遅いじゃないですか。
湊斗: だから、今見えてる光って、全部過去のものなんですよ。
湊斗: ベガまで25光年あるんで、今見えてるのは25年前の光です。
央: ……それは確かに、面白いですね。
湊斗: でしょ。
湊斗: 宇宙ってそういう、変で面白いことが多くて。
遼: ……25年前。
遼: そのころの光が、今届くんですね。
湊斗: そうそう。
央: ……なんか、ロマンチックですね。
湊斗: そうですか?
湊斗: 俺は変だなって思いますけど。
央: 変なのがロマンチックなんですよ。
湊斗: ……そういうものですか。
2:流星の軌跡
[背景: 湊斗の部屋 深夜]
湊斗: ……。
[背景: ベランダから見た夜空]
湊斗: (今日も晴れてる)
湊斗: (あれ、ベガか)
湊斗: (25光年……)
湊斗: (25年前の光が)
湊斗: (今、届いてる)
湊斗: ……。
湊斗: あ、流れ星。
湊斗: (夜空を流れる流星の軌跡、だ)
湊斗: (僕らの足跡、か)
[背景: 湊斗の部屋 深夜]
湊斗: ……。
[一枚絵: 夜空を見上げる湊斗の、自分でも少し驚いたような、でも悪くない顔]
湊斗: (はじめてだ……)
湊斗: (夜空を見上げて歌を思い浮かべるなんて)
湊斗: ……変なの。
湊斗: (流れ星なんて、宇宙のチリでしかないのに)
湊斗: (それが光るのが、ただ面白いって思ってた)
湊斗: (それだけだったのに)
湊斗: (変なふうに繋がっちゃったな)
[背景: ベランダから見た夜空]
湊斗: まあ、いいか。
湊斗: (たまには、こんな夜があっても)
[END]
恒常SSR《きらめきぼし☆》朧 瑠璃 / 三浦 湊斗
1:奇跡のストーリー
[背景: レッスンスタジオ]
ボイストレーナー: 次は、Morning Moonのパートを歌ってみましょう。
央・遼・湊斗: はい。
[背景: 楽譜]
夜空を流れる 流星の軌跡は
僕らの足跡 奇跡のストーリー
[背景: レッスンスタジオ]
ボイストレーナー: 良い感じですよ。
ボイストレーナー: 湊斗さん、声量はしっかり出てるので、もう少し……
ボイストレーナー: そうですね、流れ星に願いを託すようなイメージで歌ってみてください。
湊斗: はい。
湊斗: (流れ星に願いを、か)
湊斗: (やったことないから、わからないな)
湊斗: (それに、奇跡って……)
湊斗: (曖昧な言葉だ)
湊斗: (どう歌えば良いのか、わからないな)
ボイストレーナー: もう一回いきましょう。
央・遼・湊斗: はい。
湊斗: ……。
湊斗: (奇跡のストーリー)
湊斗: (奇跡ってなんだろうな)
2:やってみたらわかる
[背景: レッスンスタジオ]
ボイストレーナー: では、今日はここまでです。
ボイストレーナー: お疲れ様でした。
央・遼・湊斗: ありがとうございました。
湊斗: あの、ちょっと聞いても良いですか。
央: うん、何?
遼: なんでしょうか。
湊斗: おふたりは、奇跡って、何だと思いますか。
央: ……。
遼: ……奇跡、ですか。
湊斗: はい。奇跡。
湊斗: 俺、よくわからないんですよね。
遼: 僕は……。
遼: 「僕らの足跡」が「奇跡のストーリー」って歌ってるから、
遼: そういう、努力とかの結果が奇跡に繋がるのかなって、
遼: そう、解釈してました。
湊斗: 努力……でも、努力だけで成功できるわけじゃないですよね。
遼: それは……そうですね。
央: ……俺はさ、
央: 今、ここで、3人で集まって歌って踊ってる、
央: それも一種の奇跡だと思いますよ。
湊斗: ……それは確率の問題じゃないですか?
湊斗: 低確率の事象が起きたとしても、
湊斗: 奇跡って呼ぶかどうかは、別の話な気がして。
央: そうかもしれない。
央: でも俺は、それを奇跡と呼びたい。
湊斗: 奇跡の定義って、そんなに恣意的で良いんでしょうか。
央: ……多分だけど、
央: 歌っていくうちに、わかることもあると思いますよ。
湊斗: ……。
湊斗: (……本当だろうか)
湊斗: (納得できる気がしないけど)
3:恣意的で定義できないもの
[背景: ステージ裏 配信スタジオ]
湊斗: ……。
湊斗: (奇跡の定義は、わからないまま……)
スタッフ: では、本番行きます。
スタッフ: 5、4、3、2、1、スタート!
[BGM: きらめきぼし☆ インスト]
湊斗: (奇跡を信じてない俺が)
湊斗: (奇跡を歌って良いんだろうか)
[背景: モニター画面 本番映像]
夜空を流れる 流星の軌跡は
僕らの足跡 奇跡のストーリー
[SE: 歓声]
[背景: ステージ裏 配信スタジオ]
湊斗: ……。
湊斗: (客席から声が……)
湊斗: (俺たちの歌が、届いている)
湊斗: (受け取られてしまった)
[一枚絵: きらめきぼし☆を着て歌う朧瑠璃のアバターと、それに重なる湊斗の、奇跡を否定しきれなくなった、少し驚いたような顔]
湊斗: (俺は、奇跡を信じてないのに)
湊斗: (奇跡のストーリーが、受け取られて)
湊斗: (観客に、伝わって……)
[背景: ステージ裏 配信スタジオ]
湊斗: (伝わってしまった)
湊斗: (この現象は……)
湊斗: (央さんならきっと言う)
湊斗: (これも奇跡だって)
湊斗: (遼さんはきっと)
湊斗: (歌ったから届いたんだって)
湊斗: (そう言う気がする)
[BGM: きらめきぼし☆ インスト 終了]
[SE: 歓声]
[SE: 拍手]
湊斗: (恣意的で、定義できなくて)
湊斗: (でも、届いてしまうもの)
湊斗: (奇跡)
[END]