【架空ゲーム】男性アイドルVTuber育成ゲーム『きらめきぼし☆ステラプロジェクト』【シナリオ集】   作:くれは*

39 / 51
恒常カード 朧 瑠璃 / 三浦 湊斗

恒常R《ゲームの中なら》朧 瑠璃 / 三浦 湊斗

 

1:【初配信】天使って人撃って良いの?【朧瑠璃/切り抜き/ステラ】

 

瑠璃: 以上が、簡単なプロフィールです。

瑠璃: 次は、好きなゲーム一覧、です。

瑠璃: はい、見ての通りなんですけど、

 

コメント: 多い、多い

コメント: この天使ガチゲーマーw

コメント: FPSやるの!?

 

瑠璃: そうですね、FPSはよく遊んでます。

瑠璃: 戦略と戦術と技術が絡み合って、

瑠璃: 経験と努力が勝率になるって、

瑠璃: 楽しいなあって思います。

瑠璃: あと、対人であることによる、不確定要素。

瑠璃: シム系も楽しいんですけど、

瑠璃: 仕組みが見えて、先が見えちゃうタイミングって

瑠璃: どうしてもあるんですよね。

瑠璃: そうなると、あとが作業ゲーになりがちというか。

瑠璃: ……あ、別にシム系が嫌いなわけじゃないですよ。

瑠璃: 好きですし、遊びますし、遊んでます。

瑠璃: でも、やっぱり対人要素って、

瑠璃: 何が起こるかわからない。

瑠璃: それが面白いですよね。

 

コメント: めっちゃ語るw

コメント: 天使って人撃って良いの?

 

瑠璃: だって、ゲームの中ですから。

瑠璃: 現実で人間さんを撃ったら、大問題です。

瑠璃: でも、ゲームの中なら大丈夫なんです。

 

コメント: それはそう

コメント: 人間もそうだよw

 

瑠璃: そう、ゲームだからできるんですよ。

瑠璃: ゲームって面白いですよね。

瑠璃: 人間さんの文化の中でも、

瑠璃: かなり面白い発展をしたものだと思います。

 

[END]

 


 

恒常SR《遅れて届く》朧 瑠璃 / 三浦 湊斗

 

1:過去の光

 

[背景: ビルの前 夜]

 

遼: 今日も大変でしたね、レッスン。

央: でも遼さん、だいぶできてきたと思いますよ。

 

湊斗: あ、今日、星きれいですね。

央: ああ、本当だ。

遼: ……よく見えますね。

 

湊斗: あれ、ベガですよ。

湊斗: こと座のα星。

央: 詳しいんですね。

湊斗: 星、わりと好きなんですよ。

湊斗: 面白くないですか、星って。

遼: 面白い、ですか。

湊斗: 光って、遅いじゃないですか。

湊斗: だから、今見えてる光って、全部過去のものなんですよ。

湊斗: ベガまで25光年あるんで、今見えてるのは25年前の光です。

央: ……それは確かに、面白いですね。

湊斗: でしょ。

湊斗: 宇宙ってそういう、変で面白いことが多くて。

遼: ……25年前。

遼: そのころの光が、今届くんですね。

湊斗: そうそう。

央: ……なんか、ロマンチックですね。

湊斗: そうですか?

湊斗: 俺は変だなって思いますけど。

央: 変なのがロマンチックなんですよ。

湊斗: ……そういうものですか。

 

2:流星の軌跡

 

[背景: 湊斗の部屋 深夜]

 

湊斗: ……。

 

[背景: ベランダから見た夜空]

 

湊斗: (今日も晴れてる)

湊斗: (あれ、ベガか)

湊斗: (25光年……)

湊斗: (25年前の光が)

湊斗: (今、届いてる)

 

湊斗: ……。

湊斗: あ、流れ星。

 

湊斗: (夜空を流れる流星の軌跡、だ)

湊斗: (僕らの足跡、か)

 

[背景: 湊斗の部屋 深夜]

 

湊斗: ……。

 

[一枚絵: 夜空を見上げる湊斗の、自分でも少し驚いたような、でも悪くない顔]

 

湊斗: (はじめてだ……)

湊斗: (夜空を見上げて歌を思い浮かべるなんて)

湊斗: ……変なの。

湊斗: (流れ星なんて、宇宙のチリでしかないのに)

湊斗: (それが光るのが、ただ面白いって思ってた)

湊斗: (それだけだったのに)

湊斗: (変なふうに繋がっちゃったな)

 

[背景: ベランダから見た夜空]

 

湊斗: まあ、いいか。

湊斗: (たまには、こんな夜があっても)

 

[END]

 


 

恒常SSR《きらめきぼし☆》朧 瑠璃 / 三浦 湊斗

 

1:奇跡のストーリー

 

[背景: レッスンスタジオ]

 

ボイストレーナー: 次は、Morning Moonのパートを歌ってみましょう。

央・遼・湊斗: はい。

 

[背景: 楽譜]

 

夜空を流れる 流星の軌跡は

僕らの足跡 奇跡のストーリー

 

[背景: レッスンスタジオ]

 

ボイストレーナー: 良い感じですよ。

ボイストレーナー: 湊斗さん、声量はしっかり出てるので、もう少し……

ボイストレーナー: そうですね、流れ星に願いを託すようなイメージで歌ってみてください。

湊斗: はい。

 

湊斗: (流れ星に願いを、か)

湊斗: (やったことないから、わからないな)

湊斗: (それに、奇跡って……)

湊斗: (曖昧な言葉だ)

湊斗: (どう歌えば良いのか、わからないな)

 

ボイストレーナー: もう一回いきましょう。

央・遼・湊斗: はい。

 

湊斗: ……。

湊斗: (奇跡のストーリー)

湊斗: (奇跡ってなんだろうな)

 

2:やってみたらわかる

 

[背景: レッスンスタジオ]

 

ボイストレーナー: では、今日はここまでです。

ボイストレーナー: お疲れ様でした。

央・遼・湊斗: ありがとうございました。

 

湊斗: あの、ちょっと聞いても良いですか。

央: うん、何?

遼: なんでしょうか。

湊斗: おふたりは、奇跡って、何だと思いますか。

央: ……。

遼: ……奇跡、ですか。

湊斗: はい。奇跡。

湊斗: 俺、よくわからないんですよね。

遼: 僕は……。

遼: 「僕らの足跡」が「奇跡のストーリー」って歌ってるから、

遼: そういう、努力とかの結果が奇跡に繋がるのかなって、

遼: そう、解釈してました。

湊斗: 努力……でも、努力だけで成功できるわけじゃないですよね。

遼: それは……そうですね。

央: ……俺はさ、

央: 今、ここで、3人で集まって歌って踊ってる、

央: それも一種の奇跡だと思いますよ。

湊斗: ……それは確率の問題じゃないですか?

湊斗: 低確率の事象が起きたとしても、

湊斗: 奇跡って呼ぶかどうかは、別の話な気がして。

央: そうかもしれない。

央: でも俺は、それを奇跡と呼びたい。

湊斗: 奇跡の定義って、そんなに恣意的で良いんでしょうか。

央: ……多分だけど、

央: 歌っていくうちに、わかることもあると思いますよ。

湊斗: ……。

湊斗: (……本当だろうか)

湊斗: (納得できる気がしないけど)

 

3:恣意的で定義できないもの

 

[背景: ステージ裏 配信スタジオ]

 

湊斗: ……。

湊斗: (奇跡の定義は、わからないまま……)

 

スタッフ: では、本番行きます。

スタッフ: 5、4、3、2、1、スタート!

 

[BGM: きらめきぼし☆ インスト]

 

湊斗: (奇跡を信じてない俺が)

湊斗: (奇跡を歌って良いんだろうか)

 

[背景: モニター画面 本番映像]

 

夜空を流れる 流星の軌跡は

僕らの足跡 奇跡のストーリー

 

[SE: 歓声]

 

[背景: ステージ裏 配信スタジオ]

 

湊斗: ……。

湊斗: (客席から声が……)

湊斗: (俺たちの歌が、届いている)

湊斗: (受け取られてしまった)

 

[一枚絵: きらめきぼし☆を着て歌う朧瑠璃のアバターと、それに重なる湊斗の、奇跡を否定しきれなくなった、少し驚いたような顔]

 

湊斗: (俺は、奇跡を信じてないのに)

湊斗: (奇跡のストーリーが、受け取られて)

湊斗: (観客に、伝わって……)

 

[背景: ステージ裏 配信スタジオ]

 

湊斗: (伝わってしまった)

湊斗: (この現象は……)

湊斗: (央さんならきっと言う)

湊斗: (これも奇跡だって)

湊斗: (遼さんはきっと)

湊斗: (歌ったから届いたんだって)

湊斗: (そう言う気がする)

 

[BGM: きらめきぼし☆ インスト 終了]

 

[SE: 歓声]

[SE: 拍手]

 

湊斗: (恣意的で、定義できなくて)

湊斗: (でも、届いてしまうもの)

湊斗: (奇跡)

 

[END]

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。