【架空ゲーム】男性アイドルVTuber育成ゲーム『きらめきぼし☆ステラプロジェクト』【シナリオ集】 作:くれは*
2-1: SPR - 異世界からの声
[背景: ステージ]
陽音: それじゃあ、歌います。
陽音: 『ココロエコーズ』
[演出: 3Dライブ ココロエコーズ イントロ]
[演出: 暗転]
[ナレーション]
そのライブのしばらく前。
[背景: モニタールーム]
プロデューサー: 声?
オペレーターA: はい、観測結果に不自然なノイズがあり、
オペレーターA: 解析したところどうやら声らしきものであると。
プロデューサー: 再生してみてください。
謎の声A: ねえ、聞こえる?
謎の声B: 応えてくれ!
謎の声C: 僕たちは、ここにいるよ。
プロデューサー: これは……ステラ位相からの、コンタクト?
オペレーターB: その可能性が高いと思われます。
オペレーターC: この解析結果を元にプログラムを構築すれば、
オペレーターC: こちらからのコンタクトも可能になるかもしれません。
プロデューサー: 急いでお願いします!
プロデューサー: この声は、明らかにこちらへ呼びかけている。
プロデューサー: こちらの返答を求めている……!
オペレーターたち: はい!
[背景: プロダクション実験室]
大きなリング状の機械が中央に据えられている。
その中央に光が集まっている。
オペレーターA: では、実験を開始します。
プロデューサー: お願いします。
リングの中央の光が大きくなる。
オペレーターB: 共振率70、80、90、100%到達ー!
オペレーターC: 繋がります!
リングの中央の光の中に、3人の青年の姿が浮かぶ。
その視線がはっきりと、こちらの世界を捉える。
陽音: 届いた……?
響: 君たち、は?
光羽: 気づいてくれたの?
プロデューサー: あなたたちは、ステラ位相の存在……ですか?
陽音: そう、俺たちはステラの精霊。
響: ステラが崩壊に向かっているんだ。
響: だからずっと、こうして呼びかけていた。
光羽: 気づいてもらえて、良かった。
プロデューサー: わたしたちは、ステラ位相の崩壊を止めたくて、
プロデューサー: こうして研究を続けています。
プロデューサー: どうか、手伝ってください……!
陽音: もちろん! 俺たちも、崩壊を止めたいんだ。
響: 協力しよう。
光羽: はい、頑張りましょう。
2-2: 難しい設定
[背景: 事務所]
選択肢: どうですか。
{{プロデューサー名}}: どうですか。まずは、感想を聞かせてください。
蓮: 設定は、理解できたと思います。
颯太: 設定の「精霊」ってどういうことかと思ってたけど……
颯太: うーん、でも、まだあんまりわかってないかも。
綾人: 結構難しい設定だよね。
綾人: 俺たちは、その異世界で暮らしていた精霊ってこと、ですよね?
{{プロデューサー名}}: はい。
{{プロデューサー名}}: とはいえ、普段の配信であまり設定を気にしすぎる必要はありません。
{{プロデューサー名}}: 設定は基本的に
{{プロデューサー名}}: SPRーステラ・プロジェクト・レポートという公式ストーリーの中で
{{プロデューサー名}}: 視聴者に伝えられます。
蓮: とは言っても、その……あまり設定からかけ離れた話題は避けた方が良いですよね。
蓮: 例えば、学校の話とか、地元の話とか。
{{プロデューサー名}}: そうですね、その辺りは身バレの可能性も上がってしまいますし、
{{プロデューサー名}}: 例えば子供の頃の話は、うまくステラ位相の設定に言い換えて話す、
{{プロデューサー名}}: みたいなことは、お願いすることになります。
颯太: えー、できるかな、俺。
颯太: うっかり、何か喋っちゃいそう。
{{プロデューサー名}}: 大丈夫ですよ。
{{プロデューサー名}}: そういう発言を求めるコメントがあったときのかわし方も
{{プロデューサー名}}: 練習していきましょう。
綾人: もらった設定、もっとしっかり読んでおきますね。
{{プロデューサー名}}: はい、お願いします。
{{プロデューサー名}}: VTuber の設定はあくまで設定ですが、
{{プロデューサー名}}: それに本気で取り組むことで、
{{プロデューサー名}}: VTuber という架空の存在の実在性が出てくるのだと、
{{プロデューサー名}}: そう思っています。
颯太: ダンスや歌だけじゃなく、色々やるんだなー。
蓮: 生配信となると、コメントへのレスポンスも重要だろうし。
綾人: でも、できるだけやっていこうね。
2-3: SPR - 精霊たち
[背景: ミーティングルーム]
プロデューサー: ──というのが、わたしの立場です。
陽音: ステラ・プロジェクト……。
響: ステラとこちらの世界の両方を救うために、動いているんですね。
光羽: こっちの世界にも、そういう人がいたんだ。
プロデューサー: では、次はあなた方のお名前を教えてもらえますか。
陽音: 俺は春咲 陽音(はるさき はると)。ステラの精霊でーえっと……。
響: ステラを支える存在、だと思ってください。
響: 俺は鳴瀬 響(なるせ ひびき)です。
光羽: 僕は蛍灯 光羽(ほたるび みつは)です。
プロデューサー: よろしくお願いします。
プロデューサー: それで、その……ステラ位相を支える、というのは
プロデューサー: どういうこと、なんでしょうか。
陽音: うーん、なんていうか、想いを繋げるって感じ?
プロデューサー: 想いを繋げる……?
響: その言い方だとわかりにくいだろう、陽音。
響: ステラは、たくさんの存在によって成り立っています。
響: 存在の相互作用によって世界が支えられているんです。
響: つまり、人々の会話ややりとり、そこから発生するエネルギーが世界の源なんです。
プロデューサー: 共鳴と共振……!
光羽: そうなんです!
光羽: 僕たちは、人々の声や想いに共鳴することで、そのエネルギーを安定させて、
光羽: 世界を存続させてきました。
陽音: でも、最近、それがうまくいかなくなってきたんだよな。
陽音: なんていうか、崩壊する速さが上がって、回復が間に合わなくなってきた、みたいな?
プロデューサー: その状況、わたしたちも観測していました。
プロデューサー: そしてそれは、わたしたちの世界にも影響を及ぼしはじめています。
陽音: そっか、じゃあ、俺たちがステラを安定させられれば、
陽音: あんたたちの世界も安定するってことだな。
響: でも、どうやってやるんだ。その方法が見つかっていない。
光羽: そう、だから僕たちは、あなたたちの世界に呼びかけることにしたんです。
プロデューサー: わたしたちは鍵と呼んでいます。
陽音・響・光羽: 鍵?
プロデューサー: 世界の崩壊を止めるための、何か、です。
2-4: 課題感
[背景: レッスンスタジオ]
颯太: ダンスは好きなんだけどなー、歌が難しいなー。
蓮: 颯太は声量は出ている。そのコントロールと、後は音程を安定させることだな。
颯太: そういう蓮だって、ダンスはまだまだだよな。
蓮: うるさい。頑張ってはいるんだ。ただ、今までは、歌う、しかやってなかったから。
颯太: リズム感は悪くないんだからさ、後は体が覚えるまでひたすら動く感じだと思うよ。
蓮: ……言われなくても、わかってる。
綾人: まあまあ。
綾人: 二人とも、得意なことがあってすごいよ。
綾人: 俺は……歌もダンスも得意じゃないから、一番頑張らないとだ。
[SE: ドアが開く]
{{プロデューサー名}}: こんにちは。調子はどうですか。
颯太: あ、プロデューサー、お疲れ様!
蓮: お疲れ様です。
綾人: 様子を見にきてくれたんですか。ありがとうございます。
選択肢: 差し入れを持ってきました。
{{プロデューサー名}}: 差し入れを持ってきました。
{{プロデューサー名}}: ゼリーをどうぞ。
颯太: やったー! 俺、みかんが良い!
蓮: お前、図々しいぞ。綾人、さんは、どれが良いですか。
綾人: 俺は残ったので良いよ。蓮くんが先に選んで。
蓮: ……じゃあ、ぶどうもらいますね。
綾人: 俺は桃だ。桃も好きだよ。
{{プロデューサー名}}: それで、レッスンはどうですか?
颯太: 俺の課題は歌かな。後、配信も。
颯太: やっぱり、設定を意識しながら喋るのって、
颯太: 頭がこんがらがるし、何か失敗しそうで。
{{プロデューサー名}}: 初配信の練習しましょう。
{{プロデューサー名}}: 今度、付き合いますよ。
蓮: 俺は……とにかく、ダンスが難しいです。
蓮: 練習量が必要だと思うんで、自主練する時間が欲しいんです。
{{プロデューサー名}}: じゃあ、後でレッスンスタジオのスケジュールを確認して、
{{プロデューサー名}}: 空いている時間をお知らせします。
綾人: 俺は……全部が課題です。
綾人: 歌もダンスも、二人みたいにはできないし。
綾人: 配信も……自信はなくて。
{{プロデューサー名}}: 光羽の自己紹介動画、声が落ち着いていて好きって、
{{プロデューサー名}}: そんなコメントがあるんですよ。
{{プロデューサー名}}: あ、ゼリーのパッケージ、回収しますね。
颯太: ごちそうさまでした!
蓮: ありがとうございます。
綾人: 課題のことも……気を配ってもらえて、嬉しいです。
{{プロデューサー名}}: いえ、それが仕事ですから。
{{プロデューサー名}}: 他にも何かあったら、どんどん頼ってくださいね。
颯太・蓮・綾人: はい。
2-5: SPR - 共鳴
[背景: ステージと客席]
陽音: みんな、こんにちは!
陽音: Luminary Echoes(ルミナリーエコーズ)の春咲 陽音(はるさき はると)です!
響: 鳴瀬 響(なるせ ひびき)です。
光羽: 蛍灯 光羽(ほたるび みつは)です。
陽音・響・光羽: よろしくお願いします!
陽音: 最初に俺たちの話をちょっとするな。
光羽: 実は僕たち、別の世界からきた精霊なんだ。
響: 世界が少しずつ壊れていくのを、止めたいんだ。
陽音: だから、こうしてみんなの前で歌ってる。
ざわめく観客。
光羽: だから、ね。
光羽: みんな、僕たちの歌に、たくさんの反応をください。
陽音: 俺の声が、想いが、届いたら、手を振って欲しい。
響: 呼びかけに、応えてほしい。
光羽: 何もできなくても良いよ。
光羽: もしもあなたの心が動いたら、それも僕たちのエネルギーになるんだ。
陽音: みんな、どうかなー!?
わあっと盛り上がる観客席。振られるペンライト。
陽音: それじゃあ、歌います。
陽音: 『ココロエコーズ』
[演出: 3Dライブ ココロエコーズ サビ]
[演出: 暗転]
2-6: 全力を出し切って
[背景: 撮影スタジオ]
{{プロデューサー名}}: 撮影、お疲れ様でした。
{{プロデューサー名}}: 良い映像になったと思います。
颯太: 本当? やったー!
蓮: いえ、課題は多いと思っています。
綾人: そうですね。踊るのも、歌うのも、やっぱり難しいです。
{{プロデューサー名}}: まだ始まったばかりですからね。
{{プロデューサー名}}: 今の段階としては、十分だと思います。
颯太: そうだな。全力は出せたと思う。
蓮: できる限りは、やりました。
綾人: 俺も……頑張りました。
{{プロデューサー名}}: では、出来上がりを楽しみにしていてください。
{{プロデューサー名}}: 何かあれば、また相談しましょう。
颯太: うん、楽しみにしてるよ。
蓮: 次はもっと上手く踊れるようにしてみせる。
綾人: ……そうだね。
選択肢: では、お疲れ様でした。
{{プロデューサー名}}: では、お疲れ様でした。
[SE: ドアが開く]
[SE: ドアが閉まる]
颯太: さすがに疲れたー。
蓮: そうだな。
颯太: でもさ、楽しかったよ。
颯太: やっと、始まった感じがして。
蓮: 楽しいだけじゃ、終われないけどな。
蓮: 次は、もっと詰めたい。
綾人: ……俺は。
綾人: ……やっぱり良いや、なんでもない。
颯太: え、何かありましたか?
綾人: ううん、なんでもないんだ。
綾人: 本当にお疲れ様。