【架空ゲーム】男性アイドルVTuber育成ゲーム『きらめきぼし☆ステラプロジェクト』【シナリオ集】 作:くれは*
報酬SR《呼吸》走 / 原 玲
1:重いペダル切れる息
[演出: 背景モノクロ]
[背景: レッスンスタジオ]
{{プロデューサー名}}: この曲は走り続ける、走り続けた、その先の歌です。
{{プロデューサー名}}: みなさんも、そのまま悩み続けて、その先を歌ってください。
[演出: 背景モノクロ終了]
[背景: 玲の部屋]
玲: (悩んでるわけじゃないけど)
玲: うまく、走れない。
玲: (でも、俺、走る以外できない)
玲: ……。
玲: (このまま、走り続けて良いってことかな)
玲: (でも、この歌、苦しい)
[背景: 楽譜]
跳ねる水 重いペダル 切れる息
[背景: 玲の部屋]
玲: (そう、足が重くて、息が切れて)
玲: (それでも、走る)
玲: (短距離走と違うのかもしれない)
玲: (長距離?)
玲: (長距離の歌、なのに、短距離の走り方をしてたのかも)
玲: (ずっと、ずっと、いつまでも走り続ける)
玲: (そんな歌い方)
玲: できるかな。
玲: (それでも、走る)
玲: (その先が何かわからないけど)
[背景: 楽譜]
ペダル ずっと 踏み続ける
[背景: 玲の部屋]
玲: (うん、ずっと走り続ける)
玲: (俺、それしかできないし)
2:ペダルずっと踏み続ける
[背景: レッスンスタジオ]
ボイストレーナー: では、今日はブリッジの練習ですね。
ボイストレーナー: ソロパートのリレーなので、前後の繋がりを意識して歌ってくださいね。
成・悠・玲: はい。
ボイストレーナー: はい、じゃあ、飯岡くんのパートからです。
[背景: 楽譜]
この雨が上がっても
足を止めることはできなくて
[背景: レッスンスタジオ]
玲: (なんか、成の歌、落ち着いた?)
ボイストレーナー: では、次は吉野くんのパートです。
悠: ……はい。
[背景: 楽譜]
浅い呼吸 繰り返しながら
[背景: レッスンスタジオ]
玲: (悠も、声が大きくなった気がする)
ボイストレーナー: では最後、原くん、歌ってみてください。
玲: はい。
[背景: 楽譜]
ペダル ずっと 踏み続ける
[背景: レッスンスタジオ]
玲: (ずっと、どこまでも、走り続けて良い)
玲: (でも、走り続けるって苦しい)
玲: (長距離走と同じ)
玲: (でも、ずっと走り続ける)
玲: (前に、前に、進んでいく)
玲: (息を吸って、吐いて、ペースを保って)
玲: (ああ……だからこの曲は『呼吸』なんだ)
ボイストレーナー: 勢いが出てきましたね。
ボイストレーナー: 前のめりに進んでいく感じが、良いですよ。
玲: ……良かった。
[演出: 暗転]
[背景: レッスンスタジオ]
ボイストレーナー: はい、じゃあ、三人通して歌ってみましょう。
ボイストレーナー: 準備は良いですか?
成・悠・玲: はい。
[背景: 楽譜]
この雨が上がっても
足を止めることはできなくて
浅い呼吸 繰り返しながら
ペダル ずっと 踏み続ける
[背景: レッスンスタジオ]
[一枚絵: 三人で歌う中、成と悠の声を受け取りながら歌い続ける玲。追いつくでも待つでもなく、そこにいたら揃っていたことに気づいた表情]
玲: (ふたりの歌、聴いてから、俺のパート)
玲: (成の声、悠の声、俺とは違う声)
玲: (ふたりとも、止まってない)
玲: (動き続けて、呼吸してて)
玲: (追いつくとか、待つとかじゃなくて)
玲: (ふたりともそこにいる)
玲: (それを受け取って、俺も、ずっと進む)
[背景: レッスンスタジオ]
玲: (どこまでも、走って良いんだ)
[END]
SR《呼吸》未知 / 吉野 悠
1:みっともなくよれて残ってる
[演出: 背景モノクロ]
[背景: レッスンスタジオ]
{{プロデューサー名}}: この曲は走り続ける、走り続けた、その先の歌です。
{{プロデューサー名}}: みなさんも、そのまま悩み続けて、その先を歌ってください。
[演出: 背景モノクロ終了]
[背景: 悠の部屋]
悠: 悩み続けて、か……。
悠: (俺、悩んでるのかな)
悠: (わからない)
悠: (成みたいに、考えてるわけじゃない)
悠: (玲みたいに、動けてるわけじゃない)
[背景: 楽譜]
熱いアスファルト タイヤの跡が
みっともなくよれて 残ってる
[背景: 悠の部屋]
悠: (みっともなく、よれて、残ってる……)
悠: (今の俺みたいだ)
悠: (何もわからなくて、行き先もわからなくて)
悠: (ふらふらしてる感じ)
悠: (でも、よれてても残るんだ……)
悠: (今の俺も、何かは残ってるのかな)
悠: (でも、残ってたとしても)
悠: (どこに向かってるのかわからない)
[背景: 楽譜]
約束の意味だとか 行き先だとか
考える余裕なんて なかった
[背景: 悠の部屋]
悠: 行き先……。
悠: (行き先がわからなくても、進んでる……)
悠: (よれた跡を残して)
悠: (それで、どこに向かってるのかな)
悠: (向かった先ってどこだろう)
[演出: 背景モノクロ]
[背景: レッスンスタジオ]
{{プロデューサー名}}: みなさんも、そのまま悩み続けて、その先を歌ってください。
[演出: 背景モノクロ終了]
[背景: 悠の部屋]
悠: (悩み続けた、その先)
悠: (わからない行き先)
悠: (……同じなのかもしれない)
2:浅い呼吸繰り返しながら
[背景: レッスンスタジオ]
ボイストレーナー: では、今日はブリッジの練習ですね。
ボイストレーナー: ソロパートのリレーなので、前後の繋がりを意識して歌ってくださいね。
成・悠・玲: はい。
ボイストレーナー: はい、じゃあ、飯岡くんのパートからです。
[背景: 楽譜]
この雨が上がっても
足を止めることはできなくて
[背景: レッスンスタジオ]
悠: (成、歌、うまくなってる)
悠: (安定したっていうか……)
ボイストレーナー: では、次は吉野くんのパートです。
悠: ……はい。
[背景: 楽譜]
浅い呼吸 繰り返しながら
[背景: レッスンスタジオ]
[一枚絵: ソロパートを歌う悠。うまく出し切れなくても、ただ呼吸しながらそこにいる自分を受け入れた表情]
悠: (どんなにみっともなくても、よれてても)
悠: (呼吸する自分がここにいる)
悠: (行き先はわからなくても)
悠: (呼吸は続く)
悠: (歌も続く)
[背景: レッスンスタジオ]
ボイストレーナー: 良いですね。
ボイストレーナー: 地面に足がついた感じがします。
悠: ぅえ、あ、ありがとうございます……。
ボイストレーナー: では最後、原くん、歌ってみてください。
玲: はい。
[背景: 楽譜]
ペダル ずっと 踏み続ける
[背景: レッスンスタジオ]
悠: (玲も、良くなってる)
悠: (歌いにくそうにしてたのに)
悠: (今は、歌えてる、気がする)
[演出: 暗転]
[背景: レッスンスタジオ]
ボイストレーナー: はい、じゃあ、三人通して歌ってみましょう。
ボイストレーナー: 準備は良いですか?
成・悠・玲: はい。
[背景: 楽譜]
この雨が上がっても
足を止めることはできなくて
浅い呼吸 繰り返しながら
ペダル ずっと 踏み続ける
[背景: レッスンスタジオ]
悠: (成の歌を受け取って)
悠: (俺の歌が、玲に繋がるんだ)
悠: (俺はふたりの間で、呼吸を繋ぐ感じ)
悠: (行き先はまだわからなくても)
悠: (ここで、歌っている……)
[END]
SSR《呼吸》問 / 飯岡 成
1:考える余裕なんて
[背景: 事務所 会議室]
{{プロデューサー名}}: RYNのユニット曲、2曲目ができました。
{{プロデューサー名}}: まずは歌詞をどうぞ。
成: はい。
成: ……。
[背景: 歌詞の紙]
考える余裕なんて なかった
[背景: 事務所 会議室]
成: (考える余裕が、ない?)
{{プロデューサー名}}: デモを流しますね。
[BGM: 呼吸 インスト]
成: ……。
成: (考える余裕がない、なんてあったかな)
成: (俺は……そういう時、立ち止まってでも考える)
成: (でも、この歌詞は、それでも動き続けてる)
[BGM: 呼吸 インスト終了]
{{プロデューサー名}}: 成さんは、どうですか。
成: ……これ、この歌詞って、
成: 考える余裕がない状態なのに、自転車漕いでるんですね。
{{プロデューサー名}}: 何か気になりますか。
成: あ……いや、あの、
成: 俺ならそういうときは立ち止まって考えるなって思って。
{{プロデューサー名}}: そうですね。
{{プロデューサー名}}: これは、それでも自転車を漕いでしまうっていう、歌です。
[背景: 歌詞の紙]
足を止めることはできなくて
[背景: 事務所 会議室]
成: (考えないで、動き続ける歌?)
成: (わからない感覚)
成: (考えることを許してくれない歌)
成: (俺、考えることしかできないのに)
成: (どうしたら良いんだろう)
成: (歌える気がしない)
2:汗で張り付いた前髪払って
[背景: 成の部屋]
成: 呼吸──息を吸ったりはいたりすること。
成: 酸素を取り入れ二酸化炭素を体外に出すこと。
成: こつ。互いの間の気分や調子。
成: (この歌の場合、普通に最初の意味だよな)
成: (息を吸ったり、吐いたり)
成: (やっぱり、体の歌だ)
成: (当たり前にやってる体のこと、それがタイトルになっている歌)
[背景: 机の上の辞書]
成: 汗──皮膚の汗腺から分泌される水分。
成: 張り付く──はりつけた状態になる。
成: あるものにぴったりと付着する。
成: ……。
[演出: 暗転]
[背景: 成の部屋]
成: 考える──意味、いっぱいある。
成: (俺の場合、どれだろう)
成: (知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる)
成: (判断する、結論を導き出す)
成: (予測する、予想する、想像する)
成: (関係する事柄や事情について、あれこれと思いをめぐらす)
成: (どれも当てはまりそうだ)
成: 余裕──必要分以上に余りがあること。
成: (余裕がないっていうのは、つまり)
成: (必要分にも満たないってこと)
成: ……。
成: (この歌は、考える余裕がないって言ってる)
成: (考えるって、余裕があるからすることなのか?)
成: (俺は、余裕があっても、なくても、考えてる)
成: (むしろ、余裕がないから考える)
成: (考えないで、いられないから)
成: ……。
成: (調べたら、歌のことがわかるかと思ったけど)
成: (調べるほど、難しくなる)
成: (全然近づける気がしない)
3:足を止めることはできなくて
[演出: 背景モノクロ]
[背景: レッスンスタジオ]
{{プロデューサー名}}: この曲は走り続ける、走り続けた、その先の歌です。
{{プロデューサー名}}: みなさんも、そのまま悩み続けて、その先を歌ってください。
成: (悩み続けたその先……)
成: (俺、このままでも、考え続けても、良いってことか?)
[演出: 背景モノクロ終了]
[背景: 成の部屋]
成: (考え続けても、良い……?)
成: (この歌は、考えることを許してくれないのに)
成: (考えても、考えても、近づけないのに)
成: (それでも、もっと考えたら何か変わるんだろうか)
成: (先があるんだろうか)
成: ……。
成: (考えよう)
成: (この場合の考えるは、きっと、「思いをめぐらす」だ)
成: 呼吸、汗、前髪、日差し、真夏……。
成: (のぼり坂を自転車を漕いで進んでいる)
成: (真夏で、暑くて、汗をかいて、だから前髪が額に張り付く)
成: (うっとうしいから、それを払って)
成: (ペダルは重くて、息が切れて……きっと頭はぼんやりする)
成: (だから、考える余裕がなくなって……)
成: (俺なら自転車を止めて考える)
成: (それでもこの歌は、止めない)
成: (進み続けてしまう)
成: (どうして、そこまでして進むんだろう)
成: 約束。
成: (何か約束があるんだ)
成: (それが何かはわからないけど、約束のために進んでいる)
成: (でも、その意味すら、見失っている)
成: (最後にはただ進むだけ)
成: あ……。
成: (少し、今、何か繋がった気がする)
成: (この歌も、意味がわからないまま進んでる)
成: (俺も、意味がわからないまま考えてる……)
[背景: 楽譜]
足を止めることはできなくて
[一枚絵: 机の上の辞書は閉じたまま考えを巡らせる成]
成: (足を止めることはできない……)
成: (俺は、考えないことはできない……)
成: ……。
成: (考えよう、もっと)
成: (俺はやっぱり、考えるしかできないから)
[END]
【9月12日・マラソンの日は走の誕生日】
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期間限定でSSR
衣装・カードストーリー付き。
俺は気になる、
——だからまだ練習するね。