転生して型月版・沖田総司になったけど、労咳を克服したら明神弥彦の母になっていた件 〜るろ剣世界で最強のママやってます〜   作:だいたい大丈夫

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河上彦斎の章、完結です。
人斬りとして壊れていた少女が、弥彦と出会い、神谷道場という居場所を得て、もう一度生きる理由を見つける話になりました。


人斬り彦斎は、もう死んだ

【関東集英組本部】

 

ここは東京の片隅。夜の闇が深く沈み込んでいる場所。

関東一円を仕切るヤクザ、集英組の本部だという屋敷の前に、私は立っている。

ヤクザの拠点というだけあって、周囲の警戒はずいぶんと強いみたいだ。表の門には厳つい顔をした若い男たちが何人も立って、周囲に鋭い視線を配っている。

 

でも、大丈夫。私にかかればこんな程度の警備はないも同じ。

 

音を立てずに裏手へ回り、高い塀を軽々と飛び越える。誰にも見つからないように屋根を伝い、屋敷の奥へと進んでいく。

 

……うん、ここかな。

大きな屋敷の中心あたり。中庭に面した縁側がある。

 

中に人がたくさんいる気配がする。話し声や、酒を飲む音が襖の向こうから聞こえてくる。

 

今回の依頼は、神谷薫と明神弥彦をここから連れ出すこと。でも、屋根の上からじゃ、目的の二人がどれなのか見分けがつかない。

 

だから、とりあえずノックして聞いてみることにする。

 

コンコン。

 

「ん?なんだ?」

 

「こんな夜更けに誰だ?表の門には若い衆を立たせてあるはずだが……取り次ぎもなしに、いきなり中庭まで入ってくるなんておかしいぞ」

 

中から出てきたのは、いかにもガラの悪いヤクザだ。我介という名前らしいけれど、私にはどうでもいい。片手に提灯を持ち、もう片方の手は腰に差したドスの柄にかかっている。

 

「こんばんは。……ここに、神谷薫と明神弥彦という人間がいるって聞いてきたのだけど……ちょっといいかな?」

 

男は目を丸くして、私の顔と背後にある暗い中庭を交互に見る。

 

「……表の門で見張ってた、ウチの組のモンはどうした?てめえ、何者だ?勝手に人のシマに土足で上がり込んで、二人に何の用だ?」

 

どうしてこの人は怒っているのか、よくわからない。

 

「え?表の門の人たちは、相手にするのが面倒だから無視した。誰にも気づかれないように、屋根をずっと伝ってここまで来ただけ。だから、まだ誰も斬ってないから安心。大丈夫」

 

無駄な殺生をしていないのだから、むしろ感謝されるべきだと思うのだけど。

 

「……でも、中に入ったら人がたくさんいて、私の探している二人がどれかわからないから、とりあえず誰かに聞こうと思って。私って、無駄がなくて効率的でしょ?」

 

男の額に青筋が浮かぶのが提灯の明かりでもはっきりとわかる。

 

「ふざけんなよてめえ!!」

 

「この関東集英組の本部にコソコソ乗り込んできて、ただで済むと思ってんのか……!ぶっ殺されてえのか、このガキ!」

 

私がわざわざ斬らないであげた情けに少しも感謝しないなんて。普通なら命拾いしたことを喜んで、素直に質問に答えるべきなのに。すぐに感情を昂らせ、すぐに刃物を抜く。本当に話が通じない。

 

……まあいいわ。言葉で通じないなら、いつものやり方でやるだけ。

気絶させて、屋敷の中を探して、目的の二人をお持ち帰りしましょうか。

 

静かに右手を自分の刀の柄にかける。

男の喉が鳴る前に、私は背後に回り込み、刀の峰で後頭部を正確に打ち据える。

縁側に崩れ落ちる。

 

「ほらね、殺してない。大丈夫」

 

物音を聞きつけて奥から他のヤクザたちが何人も飛び出してくるけれど、彼らも全員同じだ。手足を浅く斬ってで次々と床に転がしていく。

そして、目的の二人、道着を着た女の子と、着物を着た目つきの鋭い子供を攫ったのだ。

 

 

 

 

 

 

◇◇

 

 

 

 

 

 

【廃屋】

 

数時間後のこと。

 

女の子の方、神谷薫を今回の依頼の共同作業者である黒笠のおじさんに預けた。彼には彼の仕事があるらしいから干渉しない。

 

そして私は、もう一人の標的である明神弥彦を小脇に抱えて、この誰も来ない場所へとやってきている。

 

「てめえ、何しやがる!いきなり組に押し入ってきやがって!薫はどうした!!薫は殺させねーぞ!!」

 

足はガクガクと震えているのに、その目だけは生意気なほどに真っ直ぐで、強い光を放っている。

 

私はその姿を見ても何も感じない。ただの子供だ。

 

「あ、大丈夫。私は、あの女の子は殺さないよ」

 

「なに!?」

 

「まさか……お前、薫を助けてくれる、とか言わないよな?集英組との抗争みたいに、身代金目当てで俺たちをさらったのか?」

 

ゆっくりと首を横に振る。

 

「うん。殺すのは多分、さっきのあの笠被ったおじさんの役割だから。私の仕事じゃない。だから、私は殺さない。……だから大丈夫」

 

「全然大丈夫じゃねえよ!!お前が殺さなくても、結果的にあいつに殺されることには変わりねえじゃねえか!!ふざけんな、お前の『大丈夫』の基準、完全に狂ってんぞ!!」

 

どうしてこの子供はこんなに怒っているのかしら。

 

「え?だって、君が私に殺してほしくないって言った。だから、私は殺さないって言ったの。あ、でも君のことは、後でちゃんと『私が責任を持って殺す』から、そこは心配しないで。大丈夫」

 

親切心から教えてあげると、彼は棒を持ったまま、信じられないものを見るような顔で私を凝視する。

 

「だから!!それのどこに『大丈夫』って言葉がつけられるんだよ!!今度は俺が殺される宣言じゃねえか!!お前の頭の中の国語辞典、一体どうなってんだ!!意味が完全にバグってるぞ!!」

 

うるさい子供だ。そんなに声を上げても、結果は同じなのに。

 

「……だって。顔を見られたら、必ず口封じのために殺せって、宮部先生がいつも言っていたから……。どんな理由があっても、敵に情報を与えないために、目撃者は生かして帰すなって。先生の教えは、絶対に守らないといけないでしょ?」

 

そうだ。私は、宮部先生の言葉を護らないといけないの。

先生はもういないけれど、先生が残したルールだけは絶対に守らなくちゃいけない。それが、今の私に残された唯一のものだから。幕末のルール。それに従っていれば、私は余計なことを考えずに済む。悲しまずに済む。

 

だから、顔を見られたこの子供はルールに従って殺す。ただそれだけのこと。

 

「誰だよそいつ!!」

 

「私の先生。おじさん」

 

先生のことを思い出すと、頭の奥が少しだけチカチカするけれど、それ以上の感情は湧いてこない。

 

「それだけの情報でわかるかよ!!日本全国におじさんの先生なんて、星の数ほどいるわ!!どんな奴なんだよ!そいつがそんな狂ったことをお前に教えてんのか!」

 

いろいろな言葉が頭の中を巡るけれど、口から出るのはただの平坦な事実だけだ。

 

「……もう死んだ人。首がなくなって死んだの。だから、もういない。でも、教えは残ってるから大丈夫」

 

「死んだ奴の言葉なんかに縛られて、生きてる人間を殺すのかよ!お前、本当におかしいぞ!」

 

おかしい。そうかもしれない。

でも、おかしくないと私はこの世界を生きていけないのだ。

 

私はもう、何も感じないから。

 

「おかしくないよ。大丈夫。私が君を殺せば、全部終わるから。すぐに楽にしてあげる。だから……大丈夫」

 

ただ、作業をこなすだけ。

 

 

 

 

 

 

◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ほらよ」

 

「……え?……これ、くれるの?」

 

「おう。俺の首を斬る時に、腹が鳴って手元が狂って一刀両断に仕損じました、痛い思いさせちゃいました、じゃあ……斬られる俺の方が情けなさすぎて死にきれねえだろうが。さっさと食えよ」

 

自分が殺されるかもしれない相手の空腹を心配するなんて、本当にお人好しすぎる。

 

「……ありがとう。君は、すごくいい子だね。よしよし」

 

空いた手で彼の硬い髪を、小さな子供をあやすように優しく撫でた。彼は顔をしかめて嫌そうな顔をしたけれど、逃げようとはしなかった。

 

一つ食べ終わると、私はジッと彼が持っている袋を見つめる。無言の要求だ。

彼は呆れたように息を吐き、もう一つ渡してくれる。私はまた一瞬で食べる。

 

「……お前、よく食うな」

 

結局、あっという間に私は、彼が大切に持っていた袋の中の食べ物を一つ残らず全部平らげてしまった。

 

「……美味しかった。ごちそうさま。でも、口の中の水分を全部持っていかれる。のどが渇いた。……水も、ちょうだい」

 

「図々しいな!!俺の分まで全部食いやがって!!」

 

文句を言いながらも、腰に下げていた竹筒を取り出し、木栓を抜いて私に渡してくれた。

 

「……ほらよ。一気飲みすんなよ。むせるぞ」

 

「……ありがとう」

 

冷たくて美味しい。いつでも水を携帯しているなんて、本当にしっかりした子だ。

 

「……いつでも水を携帯しているのは、とても偉い。生存競争の基本。感心感心。……うん、大丈夫。あの女の子は、抜刀斎があの笠のおじさんに勝てば、ちゃんと助かるよ」

 

水を飲んだお礼に、少しだけ情報を教えてあげる。

 

「はん!剣心が負けるかよ。あいつはな、俺が知る限り最強の剣客だ。本気になった剣心には絶対に勝てねえよ」

 

「……そうだと良いね。君も、沖田総司がここに来て、私が勝つまでは生かしてあげる。……だから、もし沖田が私の首を取ったら、君は助かる。良かったね」

 

「!!お前、自分で負けるかもしれないって言うのか……」

 

「……違う。これはお礼のつもり。今の食べ物と水のお恩返し。これじゃ、足りなかった?」

 

食べ物一個と水一口の恩は、自分の命のやり取りという不確定な確率論で十分に等価交換できているはずだ。

 

「はん!全然足りねえよ!!たかが食いもんと水で、俺の命の保証が『お前が負けたら』って、確率頼みじゃ割に合わねえだろうが!!何だったら、俺の味方になって、俺をここから逃してくれよ!!」

 

自分が誘拐された相手に向かって味方になれと要求するなんて、本当に度胸の塊みたいな子だ。

 

心の奥底で、冷たく凍りついていた何かが、小さく音を立てて溶けるのを感じた。

 

「……わかった。弥彦ちゃんの味方になる」

 

……自分でも、なんて強引な展開なんだろうと思う。でも、こんなに真っ直ぐな瞳で見つめられたら、惚れちゃったのだから仕方ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

【帝都病院】

 

深い、深い暗闇の中。

意識が、冷たい水底からゆっくりと浮上していくのを感じる。全身を苛む激しい痛みは、

 

泥のようなまどろみの中に溶け込んで、今はひどく遠い。

あれから今日までの日々は、本当に面白かったな。

 

ただ人を斬り、命の山を築いてきただけの人生。それが、弥彦ちゃんの味方になったあの日から、鮮やかに色づき始めたのだ。

 

暗殺の仕事だけじゃなくて、メイドとして神谷道場に住み込み、あの子のそばで過ごす毎日。

 

気付いたら、ただの寄り合い所だった神谷道場は巨大な軍需組織へと変貌を遂げていた。私も転生者の端くれとして、近代兵器の導入や阿片の密売といった内政チートに手を貸さないわけにはいかなかった。

 

でも、私の本質はそんな組織の拡大や権力闘争にはない。

私が本当に守りたかったもの。私が生きたかった理由。

 

それは、弥彦ちゃんを、一人の男である明神弥彦を大切にすること。

それだけが、死に損なった私の、たった一つの、そして絶対的な生きる意味になったのだ。

 

あの日、お義母さんは、志々雄真実のところに走ると言った。弥彦ちゃんを置いていくなんて、あの子を泣かせるのは絶対に嫌だった。許せなかった。

 

だけど、同じ女として、すべてを捨ててでも愛する男に命を賭けたいという気持ちは、私にも分かるから。だから、あえて行かせたんだ。

 

そして紀尾井坂で胸を刺された時、私は不思議なほど納得していた。自分が過去に犯してきた数え切れない罪の報いを、ようやくここで受け取ることができたんだと。

歴史のレールから外れまいとして無数に奪ってきた命。人斬りとしての真っ当な末路は、こうして孤独に死ぬことなのだと本気でそう思った。

 

だからもう、このまま深く眠ってしまおう。

痛みもない、悲しみもない、静寂の世界へ。

 

 

 

 

 

 

しかし。

暗闇の底の底まで、愛しくてたまらない声が響いてくる。

 

「お彦………!!!お彦……っ!!」

 

でも今、弥彦ちゃんが泣いている。あの子を泣かしているのは、他でもない、ここで死のうとしている私なのだろう。

 

なら、いつまでも眠っているわけには行かない。絶対に行かない。あの子の涙を止められるのは、この世界に私しかいないのだから。

 

重たいまぶたの裏に、眩しい光が差し込んでくる。

 

「お彦………!!!頼むよ……俺を置いていかないでくれ……!!お前がいなくなったら、俺は……俺にはお前が必要なんだよ!!」

 

耳元で弥彦ちゃんの声がする。涙を流しながら、私の手を、彼の温かい両手が握りしめている。

 

彼の涙の熱が、私の冷たい指先に命の火を灯していく。

 

私は、ありったけの力を振り絞って、彼に握られている指先を、微かに、けれど確かな意志を持って動かした。

 

「え……?」

 

ぼやけた視界が徐々にクリアになり、焦点が合う。

真っ先に視界に飛び込んできたのは、顔をぐしゃぐしゃにして、信じられないものを見るような目で見開いている、私の大好きな少年の顔だった。

 

「………弥彦ちゃん……。おはよう」

 

「………おはよう……ッ!!ありがとう……お彦……俺……!俺……!!良かったぁぁぁ!!」

 

「……大丈夫……。もう、大丈夫だから……」

 

まだ動かすことができる左手をゆっくりと持ち上げ、彼の頬を伝う熱い涙をそっと拭う。

 

だから、私はここで決めた。私はもう、絶対に誰も殺さない。過去の亡霊に囚われて人を斬るだけの私は、今日で終わりだ。

 

これからは、ただこの子を守るためだけに生きる。そして、この子を泣かせたあの馬鹿な母親を必ず取り戻す。そのためにだけ、私は剣を振るう。この世界で誰よりも愛しい、この男のために。

 

それが死に損なった私の最後の使い道。私は、暗闇を歩くこの子を導く、消えない光になりたい。そのためにはもう、どんな深い業も、奪ってきた命の記憶も、決して手放さないし、何も諦めない。

 

人斬り・河上彦斎は、完全に死んだ。

 

ここから先の私は、ただ愛する者を守るための、絶対に壊れない絶対の盾となる。

だから、きっと、もう全部大丈夫。

 

 

 

 

 

◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

バンッ!!

 

病室の扉が勢いよく開け放たれる。

 

視線を向けると、そこには肩で激しく息をする薫ちゃんが立っている。

 

いつも綺麗に結い上げている髪は乱れ、着物の裾も少し汚れている。まるで、病院の廊下を全力で走ってきたみたいな格好だ。

 

関東一円の裏社会を牛耳る巨大な軍需組織、『神』のドン。それが今の彼女の肩書きだけれど、今の彼女の顔にはそんな恐ろしい裏社会のボスの面影は微塵もない。ただの、大切な家族を心配して駆けつけてきた年相応の女の子の顔をしている。

 

「お彦さん……!!」

 

「意識が……!良かった、本当に、本当に良かった……!!生きててくれて……!ずっと、ずっと心配してたのよ……!」

 

泣きじゃくりながらベッドのそばまで駆け寄ってきて、そのまま安堵で膝から崩れ落ちる。シーツの端をぎゅっと握りしめて、肩を震わせている。

 

彼女のその姿を見て、私は本当に、自分がどれほど愛され、恵まれた場所にいるのかを痛感した。人を斬ることしか知らなかった私。死体の上に座り、空っぽの心で生きていた私。そんな私を、彼女たちは当たり前のように家族として受け入れてくれた。

 

「薫ちゃん……」

 

「心配かけてごめんね。ありがとう。……でも、大丈夫。もうどこにも行かないよ」

 

貫かれた傷口が痛んで、視界がチカチカする。でも、そんな痛みなんて今の私にはどうでもいいことだ。痛いということは、私がまだ生きていて、この子たちのそばにいられるという確かな証拠なのだから。

 

「ほら、薫ちゃん。泣き顔は似合わないわよ。ウチのドンは、いつだって堂々と笑ってないと。……大丈夫だから、顔を上げて」

 

「行こう、京都へ」

 

京都。

それは私にとって、最も忌まわしい記憶が眠る修羅の都。

 

宮部先生を失い、私の心が壊れた場所。

 

でも、今の私にはあの場所を恐れる理由なんて何一つない。過去の亡霊はもう私を縛れない。今の私には守るべき明確な未来があるのだから。

 

「……あんなところで一人で強がっているバカなお義母さんを尻を叩いて、ウチの道場に連れ戻しに行こう。あんな男のところで、勝手に死なせるわけにはいかないわ。家族なんだから」

 

「ああ!!絶対に連れ戻す!!どんな手を使ってでも、引きずってでも連れて帰る!!ウチの家族は、誰一人として欠けさせねえ!!」

 

迷いがない。

 

「ええ!その通りよ!家族のワガママを許すほど、神谷道場は甘くないわ。私たちの誇る『神谷艦隊』の全火力を以て、京都を包囲するわよ!志々雄のくだらない野望ごと、海から丸裸にして跡形もなく吹き飛ばしてやるわ!!待っていなさい、京都!!私たちの力、思い知らせてやるんだから!!」

 

 

ここから始まるのは悲劇じゃない。

ただの少し派手な家族喧嘩だ。必ず全員で、笑って東京の家に帰ってくる。

 

 

 

 

河上彦斎の章   完




ここまで読んでくださりありがとうございました。
河上彦斎の章、いかがでしたでしょうか。
お彦さんの変化や、弥彦との関係、そして最後の決意について感想をいただけると嬉しいです。





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