ハイスクールD×D 赤き龍帝を守護せし神殺しの聖なる槍 作:夢の翼
第十二話 聖槍と聖剣
ハイスクールD×D 赤き龍帝を守護せし神殺しの聖なる槍
第十二話『聖槍と聖剣』
「な…なぁ…あれ誰だ?」
「あんな白髪の男子居たっけ……?」
「綺麗……」
朝の駒王学園で再び異様な視線がある生徒へ向けられていた。刹羅と一緒に登校している白髪の男子への視線だった。学園のマスコットである塔城小猫の白い髪とは違い綺麗なストレートな髪、ミステリアスな雰囲気を漂わせる無表情な顔に吸い込まれてしまいそうな黒い瞳。その男子、兵藤一誠はそんな周りの視線を全く気にしないで刹羅の手を握って歩いていた。
「い、イッセー?」
「ん…?」
手を握られて顔を赤くしていた刹羅は一誠に今の自分の顔を見られないように顔を下へ向けたまま声をかける。
「何処か具合が悪い?」
「そ、そういうことじゃなくて……その…うぅ…」
「・・・・・・・」
(い、イッセー。どうしちゃったんだろう…こ、こんなに大胆に私の手を異議るなんて……!それに…なんていうかお兄さんぽく見えるし……)
「姉さん?」
「きゃ!」
一誠は顔を下へ逸らす刹羅を見ると刹羅の顔を覗き込む、覗き込んだ一誠の目が合うと刹羅は咄嗟に顔を勢いよくあげた。
「ホントに大丈夫?具合が悪いならこのまま帰るか?」
「だ、大丈夫だよ!じゃ、じゃあ!私こっちだから――――」
「待って、姉さん」
刹羅は一誠から逃げるように校舎へ行こうとするが一誠が手を引っ張ってそれを止める。そのまま引っ張られた刹羅そのまま一誠の胸へと飛び込んでしまった。その光景を見ていた女子生徒たちは顔を赤くして声を上げる。
「い、イッセー?!」
「・・・・・・」
一誠は刹羅の肩をつかみ自分から刹羅を離すと制服のブレザーのポケットから聖槍のキーホルダーを取り出すと刹羅の手を取るとその手の上にキーホルダーを渡した。
「忘れ物」
「あ……ありがとう」
刹羅は礼を言いキーホルダーを握りしめる。一誠はそのまま自分の校舎へ足を動かす。
「何かあったらそのキーホルダーに念じてくれ、必ず行くから」
「う、うん…」
「……じゃあまた、姉さん」
表情を少し柔らかくし刹羅へそういうと一誠は校舎へと入っていった。一誠の姿が見えなくなったところで周りにいた生徒たちが刹羅の元へ集まってきた。
「兵藤先輩!今の人誰ですか?!」
「か、彼氏っスか?!!」
「あんな綺麗な髪の男子生徒いなかったよね!?」
生徒たちが刹羅へそう聞いてくる中、刹羅はキーホルダーを握りしめたまま一誠が入って行った校舎を見ていた。
(……ふふ♪)
口に出さずに刹羅は笑うとキーホルダーを握りしめ長い黒髪を揺らしながら校舎の中へと入っていった。だが彼女が校舎に入っていった後に白いローブで身を包んだ少女二入が学園前に来ていた。
それから時間が進み夕日が沈みだした放課後、先に校門前で一誠を待っていた刹羅は待ってる時間を利用しドライグと昨日のことを話していた。
「覚えてない?」
『あぁ、俺も昨日のことは覚えていない』
「そんなことあるの?」
『神器に封印された俺の意識に干渉し記憶がないとなると、何かあったことは確かだ、それに相棒の魔力が桁違いに膨れ上がっている』
「えっ!?」
『だがおかしいこともある、あれだけの規格外な力を持っていた兵藤一誠から感じていた聖なる力の波動がかなり下がっている』
それを聞いた刹羅は自身の手に視線を向ける。
『兵藤一誠がお前に何かしたことは確かだ……まぁそれは聞いたのだろう?』
「だってあの変わりようだったから…聞いたけど……はぐらかされて」
『まぁそうだろうな……ん?これは』
するとそこに鞄を持った一誠が駆け寄ってきた。その表情は無表情のままだが何かを感じている様な雰囲気を出していた。
「ドライグ、気づいたか?」
『あぁ、この気配は”聖剣”だ』
「せ、聖剣!?聖剣ってあの?」
刹羅がそう驚いている間一誠は旧校舎がある方へ顔を向ける。普通の人間ならば何も見えていないだろうが聖槍の現所有者である一誠と現赤龍帝である刹羅の目には黒いオーラと金色のオーラが二つ浮かび上がっていた。
「な、何あれ?」
「まさか、堕天使の次は聖剣とは……つくづく駒王町は出来事が豊富だな」
『それでどうするきだ?兵藤一誠』
「別にほっておいていいだろう……と思うが」
後ろにいる刹羅へ顔を向けると聖剣と聞いて興味津々といった目を一誠へ向ける刹羅。仕方ない、という意味を込めたため息をつく。
「様子を見に行くぐらいなら問題ないだろう、姉さんも行くか?」
「うん!」
「……やれやれ」
刹羅のその表情を見て呆れた声をもらすと旧校舎へと向かっていった。
旧校舎のすぐ外にある広場へ着くとそこにはグレモリー眷属と白いローブを着ている青髪に緑のメッシュが入った少女と栗毛のツインテールの少女がグレモリー眷属と向き合っていた。茂みの中で気配を消しながらその様子を息をひそめながら見る。
「エクソシストか」
「エクソシスト?あの悪魔祓いの?」
「その認識であってる、が中には伝説の武器を使用して戦うエクソシストもいる。あの二人も伝説の聖剣を持っている」
『この気配からして、恐らくエクスカリバーだろうな』
「え、エクスカリバーってあの!?アーサー王が持ってた伝説の!?」
『そう、あれはその折れたエクスカリバーを七つに分けた内の二つだ……デストラクションとミミックか』
青髪の少女が相対するのはグレモリー眷属の
「では、始めよう」
「ふふ♪」
聖剣使いの二人は体に羽織っていた白いローブを投げ捨てた、身に纏っているボンテージの様な黒い戦闘服が露わになる、肌を密着させてる黒い戦闘服を見て顔を赤くする刹羅。
「な、なに!?あのエッチな格好?!」
『素早い動きが出来る様にあのような戦闘服にしているんだ、確かに色々と可笑しなところはあるが』
「……教会の人たちって女の子にあんなの着させてるの?」
そう話していると栗毛の少女は腕に巻いていた白い糸を取ると白い糸が一本の日本刀型の聖剣へと姿を変え、青髪の少女は背中に背寄っていた白い布で覆われていた聖剣を両手で構える。刹羅はその聖剣を構えた栗毛の少女を見てある事に気付いた。
「あれって……イリナちゃん?」
栗毛の少女を見ながらそう言う刹羅。すると木場と青髪の少女の会話が聞こえてきた。
「……あっはは」
「……笑っているのか?」
「あぁ…倒したくて、壊したくて仕方がなかったものが目の前に現れたんだからね…」
すると木場のその言葉と共に木場の周りに無数の魔剣が地面に突き刺さった状態で現れた。オリジナルの魔剣と比べて力は低いが使い手次第では無類の強さを誇り多種多様な魔剣を所有者の思い描いた魔剣を創り出す魔剣系神器、
「
(聖剣計画……?)
「そうだよ。僕はその生き残りであり君たちの先輩・・・・だから、同志達の仇を無念を晴らさせてもらうよ」
木場は一本の魔剣を手に取って青髪の少女に刃を向ける。刹羅は隣にいる一誠に顔を向けると。
「イッセー?」
一誠は右手に聖槍を出現させると茂みから立ち上がる。
「・・・・・・・」
一誠はそのまま茂みから歩き出し二人の前へと出ていった。
「僕はエクスカリバーを許さない…ッ!どんな理由があろうとも…僕はッ!!」
木場は地面に突き刺さっていた二本の魔剣を抜き両手に持つと魔剣をクロスさせ、青い髪の少女”ゼノヴィア”へと向かっていく。ゼノヴィアは
「へぇ…やるじゃないか”先輩”」
ゼノヴィアはその冷たい目を木場へと向ける。
「けど、そんな腕では私とこのデストラクションの相手にはならない!」
デストラクションを大きく振り木場が持っていた二本の魔剣を粉々に破壊した。二本の魔剣が破壊されたのを見て木場は新たに地面から違う魔剣を手に取る。
「破壊は伊達じゃないようだね」
「もらい!」
すると木場に
「やるわね、あの『騎士』の悪魔」
「悪魔に堕ちようとも元は私たちと同じ教会の人間だ」
「よそ見している暇があるのかい!――――ソード・バース!!!」
木場は魔剣を地面へ突き刺すと地面から勢いよく魔剣の刃が出現し地面一帯を魔剣の刃がゼノヴィアとイリナへ迫っていく途中で魔剣の刃が何処からか放たれた光の波動に当てられた霧散した。
「なっ!?」
「「っ!?」」
戦いを見届けていたリアスも霧散した魔剣を見て声を上げる。そしてある茂みの方へグレモリー眷属と木場、ゼノヴィア、イリナは視線を向ける。そこには黄金の槍を持ってこちらへ歩いてくる白髪の一誠の姿だった。
「イッセー……くん?」
イリナは一誠の呼び名を口にする。一誠は途中で足を止めゼノヴィアとイリナそして木場へ視線を向ける。ゼノヴィアは一誠が握っていた聖槍を見て驚愕する。
「
ゼノヴィアが驚く。
「・・・・・」
無言を貫く一誠は聖槍の槍先を木場へ向けると木場へ突っ込んでいった。
トーキョーグール、最終回あまりよくわかりませんでした、金木くんどうなったんだろう?やっぱり討伐されちゃったのかな?後、最終回で流れた挿入歌欲しい……