ハイスクールD×D 赤き龍帝を守護せし神殺しの聖なる槍 作:夢の翼
では、どうぞ!
ハイスクールD×D 赤き龍帝を守護せし神殺しの聖なる槍
第十三話『聖槍と魔剣』
「っ!?」
「・・・・・」
もの凄い速さで聖槍を振りかざしてきた兵藤君。なぜ彼が此処にいるのか、なぜ僕に斬りかかって来たのか。そんな疑問を浮かべている暇がなかった。ただ、振りかざされる聖槍をソード・バースで創った魔剣で受け止めるので必死だったからだ。
「ひょ、兵藤君!?一体何を!?」
「・・・・・・」
僕の問いに答えず聖槍に力を入れならが僕をその光があるような、ない様な目を僕へ向けてくる。そして腕と足の間にできた隙間を狙って蹴りを入れて来た。僕はそれを利用して兵藤君から離れた。離れた僕を見て兵藤がやっと口を動かした。
「木場…」
「…何だい?」
次の言葉に僕は驚いた。
「お前、何で”本気”を出そうとしない?」
「っ!?」
「「「えっ!?」」」
「何だと……?」
「え!?本気を出してないってっ!」
僕と同じく驚いた表情を浮かべて声を漏らす部長達。そしてエクソシストの彼女達まで驚いていた。いや、そんな事はいい。どうして。
「……いつから気づいていたんだい?」
僕が本気を出していなかった事を見破ってたなんて…一体いつから。兵藤君は聖槍をクルクルと回して肩に乗せると再び口を開いた。
「妙だっただよ、あの時。此処でやりあった時、お前は何処か遠慮している様に見えてた。グレモリーや姫島先輩、そして塔城は今の自分の全力を使って俺を殺しに来たのに対してお前は手加減しいた。俺やそこの奴らが人間だったからなのかは知らないが……お前。実はグレモリー達よりやそこのエクソシストより、かなり強いだろ?」
・・・・・・・・・・。
「それにその姿だって”仮”の姿だろう?無理して男のフリをしてるんじゃないのか?」
「何!?」
「祐斗!それは本当なの!?」
……まさか、まさかだと思ってたけど。バレてたなんてね。
「…はっはは……凄いよ兵藤君。君には全て御見通だったか」
「目に見える物だけを信じるなど、そんなもの三流のすることだ」
「・・・・・・・」
僕は改めて部長たちの方を向く、部長達の顔はとても落ち着かない表情を浮かべていた。特に小猫ちゃんは。
「仕方ないか……」
僕は制服の上着を投げ捨てシャツのボタンを外した。
木場は制服の上着を脱ぎ捨て中のシャツに手をかけた。ボタンを一個づつ外していくとそこには”さらし”が巻かれていた。
「やっぱり。そうだったか」
「……結構自身があったんだけどなぁ」
木場と初めて会った時、男にしては妙に女らしい体をしていると思っていたがどうやら感は当たっていたようだ。木場は―――――――男のフリをしていた女だった。そして今度はポケットから一枚の紙を取り出し何かを念じると紙から光の粒子があふれ出す。すると木場の短い髪がどんどん長くなっていきやがて背中まで延びると伸びた髪を先ほどの紙が髪を結び一つに纏めた。
「これが僕の本当の姿だよ」
声もイケメン声から女の子らしい声に変っていた。木場の本当の姿を見て度肝を抜かれている様な表情を浮かべているグレモリー眷属とエクソシスト達。
「……木場」
「何かな……?」
首を傾げる木場の今の姿はまさしく今どきの少女そのものの姿だった。何故男のフリをしていたのかは知らないが。これで。
「本気で来い。お前の―――――――本来の実力を俺に見せてみろ」
「・・・・・・・」
木場は両手に新たな魔剣を創りだした。今度は短剣型の魔剣だった、両手に握った魔剣を逆手に差し替え、さっきまでのエクスカリバーへの復讐心は消え俺への殺意に近い感情が聖槍を通じて俺の中に入ってくる。そして姿勢を低くし両手を後ろへ引いた。それを見た俺はすぐさま聖槍を構える。
(来るか……)
「それじゃあ―――――――行くよッ!!!」
騎士の特性を十分に活かした木場は一瞬で俺の前から消えた。
「っ!」
殺気を感じ俺はすぐさま聖槍を縦に立てるとガシっン!と激しい金属音がなる。そこにた短剣型の魔剣で斬りかかって来た騎馬の姿があった。
「早い」
「それって一応褒められてるのかな?」
「いや、転生悪魔にしては。だ」
「それは残念っ!!」
木場は魔剣に力を入れ力押しで俺を押そうとしてくる。俺は上へと飛び後ろへ一回して着地する。そしてまた俺の目の前から消えた。
「うっ」
「二度も同じ手は食わない」
また後ろに回り込んでくるとみた俺は聖槍の刃がない部分で木場の腹部の溝を突いた。溝を突かれ一気に肺から空気が排出されそのまま後ろの木へと吹き飛ばされる。
「ゴホっゴホっ!」
両手から魔剣を落としその場で咳き込む木場。だが俺は木場のもとへ向かい聖槍を迷いなく振り下ろす。
「っ!」
何とか途中で俺の聖槍を避けて体制を立て直そうと距離を取るが。
「がはっ!」
「そんなの予測済みだ」
木場の回避先を読んだ俺は木場が避けた方へ先回りし横腹に聖なる力を宿させた蹴りを入れた。蹴りを食らった木場は口から少量の血反吐を吐き吹き飛ばされ、再び木へ背中からぶつかり倒れる。
「うっ…うぅっ!!」
「・・・・・・」
俺はうつ伏せになって倒れこんでいる木場の傍に行き肩を掴み無理やり仰向けにさせて右手首を押さえつけて聖槍をクルクルと回し聖槍を構えようと最後の回転をした瞬間。
バザッ!!!
「あ」
「ふぇ…」
胸に巻いていたさらしを勢いよく下から切り裂き、そのさらしで押し潰されていた豊満に膨らんだ女の象徴である胸が切り裂かれたさらしから露わになった。
「?」
「「??」」
「「「???」」」
「あ~」
グレモリーとエクソシスト。そしてその眷属たちと姉ちゃんのそんな声が聞こえてきた。今の状況を説明すると。
俺、聖槍を片手に木場の手首を抑えてつけてり。馬乗りになって押し倒している。木場、胸さらけ出している。俺、仰向けなっている木場に馬乗り。結果、どう見ても男が無理やり涙を浮かべる少女を押し倒しハレンチなことをしようとしている様にしか見えない。
「・・・・・・・・」
「あっ・・・あっああ」
顔を真っ赤にして俺を潤んだ目で見てくる木場。そして聖槍を見ると黄金の光となって消えた。どうやらあの人も今回ばかりは―――――――。
「すまん……やり過ぎた」
「み、見ないでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
実に女の子らしい悲鳴を上げて空いていた手を使い指を二本を突き出し俺の両目へ勢いよく突貫した。ある人から言葉を借りるとしよう。
なんでさ。と。
という事で木場からシャルロットへ変わります。元からこれを書くときに木場は男装して男のフリをしている女の子という設定で行こうと考えていました。何故シャルロットかというと、まぁ~あれです。シャルロット最高!!!僕っ娘最高!!!という単純な思いです。はい。という事で次回もよろしくお願いします!
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