ハイスクールD×D 赤き龍帝を守護せし神殺しの聖なる槍 作:夢の翼
ハイスクールD×D 赤き龍帝を守護せし神殺しの聖なる槍
第四話『聖槍と怒り』
翌日。朝の駒王学園では異様な雰囲気が溢れていた、生徒達の前を学園のアイドルである刹羅とその隣を歩いている一誠が登校していた事だった、いつもなら別々で学校に行く(元々は一誠が刹羅よりも早く登校していた為)はずの二人が今日は二人で登校していたのだ。
(・・・・・・・)
(し、視線がいつもよりも……っ!)
何故二人が一緒に今日に限って一緒に登校しているのか、それは今日の朝に遡る。
『え?今日から一緒に?』
『昨日はリアス・グレモリー先輩に俺の神器を見られたから、多分…いや、間違いなく向こうから俺達に接触してくると思うし、何よりレイナーレって奴がまだこの街に潜んでいる以上、神器が目覚めたばかりの姉ちゃんを一人にするわけにはいかない』
『で、でも大丈夫なんじゃ…』
『姉ちゃん……あいつらは人間には容赦しない』
一誠の忠告を聞いた刹羅は蛇に睨まれた蛙の様に一誠の言う事を聞いた。一誠も「少しやり過ぎた」と後悔しているがそうしないとどれだけ自分が『世界に影響を及ぼす』存在なのかを自覚させる為でもあった。
「じゃあ此処で、また後でねイッセー」
「待って」
「何?」
「これ」
一誠はポケットの中から聖槍のディフォルメさせた様な小さなキーホルダーを刹羅に手渡した。刹羅はそのキーホルダーを受け取る。
「これは?」
「それはもし、姉ちゃんが危険な目にあった時に俺を自動で姉ちゃんの場所に転移出来る魔術を込めた奴だ。少しの間なら防御魔法陣が発動して姉ちゃんを守ってくれる機能も付けておいた」
「あ、ありがとう……イッセーって凄いね」
「……じゃあ、俺行くよ。また後で」
「あ…」
一誠は刹羅から顔を逸らしそのまま校舎の中へと入って行った。
それから昼休みになった。今のところ眷属の使いは来ていないが…姉ちゃんの方は、まだ大丈夫そうだけど…。
「……どうした?ぐったりしてよ」
「別に……」
「仕方ない。元気がないお前にはこれをやろう」
そう言って松田が渡してきたのはR18指定の本だった。お前堂々とエロ本出してんじゃねぇよ。
「こんなもん……こうだ」
俺は〇ャッカマンを懐から取り出すと松田が渡してきたエロ本を焼却してやった。エロ本は見事に燃え上がり黒く灰となって燃え尽きた、なぜ〇ャッカマンを持っていたのかは別に気にしなくていい。
「「あぁっ!!何しやがるッ!!?」」
「知らん、お前らが悪い」
「ふん、たかが一冊くらい貴様にくれてやるわ!何故なら……まだまだこんなにあるのだからなっ!!!」
松田と元浜は学ランを左右に広げるとそこには何冊ものエロ本が入っていた。おいまてどうやったらそんなにエロ本が収納出来るんだよ。
「お前が言えるのか!〇ャッカマンなんて内の学園の制服のポケットに入らないだろう!!」
「だって……折り畳み式だし」
「折り畳み式の〇ャッカマンでも制服のポケットには入らない大きさだろ!!」
そこはあれだよ……まぁ魔法で四次元ポケットなんて作ったから、そこから出したんだけども
「はぁ…はぁ…まぁいい。取りえず飯だ飯!」
「そうだな、友よ」
そう言って俺の前の席と横の席から椅子を取り俺の机に弁当を片げる。俺も鞄からピンク色の布で包まれた弁当を取り出す。
「あれ?一誠、お前今日弁当あるんだな?」
「あ、ホントだ珍しい」
「……姉ちゃんがな」
そう今日の朝、姉ちゃんが俺に弁当を作ってくれた。いつもは俺が早く家を出るものだから弁当は持ってなかったけど、今日から一緒に出る事になった為作ってくれたんだ。
「頂きます……」
俺は箸を取り玉子焼きを取り口の中へ入れた……。
「・・・・・・・・」
「どうした?一誠」
「……何でもねぇ」
俺は黙って弁当の中身を食べていく。ただ黙って……黙って……。
(姉ちゃん。……折角作ってくれたのに……ごめんな…)
俺は泣きたい気持ちに”なりたい”がそれを押しつぶしながら弁当を食べて行った。
(まるで、味のないガムみてぇだな……)
そして自習となった五時間目、一誠は仰向けとなって草原が広がる屋上で静かに目を瞑っていた。風が吹く中気持ちよさそうに目を瞑っている一誠。
「・・・・・・」
するとそんな中
「おい、兵藤」
「・・・・・・・」
一誠は目を開き声を掛けられた方を見る。そこには大勢の男女生徒が鋭く睨み付けた目つきで一誠を見ていた。その男女生徒達の左腕には『親衛隊』と書かれた腕章が付いてあった。彼らは『親衛隊』といい刹羅といった学園のアイドルを悪い虫が付かない様にするグループ、話しかけられただけで裏校舎へ連れ込み行き暴力を振るう問題集団でもある。勿論その中には2大お姉さまであるリアスと朱乃も含まれている、前から一誠は彼らの暴力を一方的に受けて来た、自分には何もないのだから当たり前なのだから。
「何だ?」
一誠はただそれだけ声を出すと一誠の名を呼んだ女子生徒が答える
「あんた、今日刹羅先輩と一緒に登校してきたみたいじゃない」
「……だから、何です?」
一誠は興味無さそうな目つきでそう聞くと、女子生徒と男子生徒の顔つきが大きく歪んだ。
「先輩の弟だからって調子乗らないでよね、刹羅先輩と違って何もない癖に…神谷くん、やっちゃって」
女子生徒がそう言うと金髪で制服をシャツを崩した男子生徒が骨をポキポキとならしながら仰向けになっている一誠に近づいていく。
「・・・・・・・・」
一誠はそれを見て起き上がる。そして男子生徒が一誠の目の前で止まる。
「うぉらっ!!」
そしてその拳で一誠に殴りかかる、その男子生徒は元ボクシング部の部員だった為それなりに鍛えていた。拳はそのまま一誠の顔へと向かって行く――――――と思われたが。
ガシ!
『っ!?』
「な!?」
「・・・・・・」
一誠は殴られる瞬間にその拳を左手で受け止めていた。男子生徒は一誠から離れようと手を動かすがビクともしなかった。一誠は左手の力を徐々に強めていく。
(何も知らない奴等がいい気になるな……)
「アっ!…アァーーー!!い、いてててぇぇ!!」
余りにも強い力で男子生徒は悲鳴を上げながら地面に膝待着いてしまう。一誠は強引にその男子生徒を立たせると右手を構え。
「・・・・・っ!!!」
ドゴォォっ!!!
そして勢いよく男子生徒の顔をパンチを放った。頬は大きく凹みそのまま屋上への出入口の壁に叩きつけられた。そしてそのままゆっくり男子生徒は大の字となって地面に倒れる、壁は凹み大きな亀裂が出来ていた。
「今までは何も起こらなかったから抵抗はしなかったが、状況が変わった。お前らいい加減にしねぇと――――――」
一誠はパッパッと手を払いながらそう言うと、一誠の抵抗を見て驚愕していた親衛隊は今の一誠を見てとても怯えていた。何故なら。
「狩るぞ」
殺気と殺意の塊と化していたのだから。
そしてその殺気と殺意はこの街にいる異能を持つ者達全員が感じ取った。
『っ!?』
「な、何!?この…途轍もない殺気は!?」
食事を取っていたグレモリー眷属。
「っ!?……この感じは」
「会長!な、何ですか!この……感じ」
「元ちゃん、落ち着いて!」
紫色の瞳に眼鏡を掛けた女子生徒は一誠から放たれた殺気を感じ取り窓の外を見る。
「これ程の殺気………魔王クラスかそれ以上…」
そして赤龍帝の籠手の中に居るドライグにもそれは伝わっていた。
『っ!?これが、あの兵藤一誠……?これは人間が放つ殺気ではない……まるで別の生き物だぞ……』
「ん、イッセー、怒こってる?」
「……殺気と同時に途轍もない聖なるオーラを感じる…無意識に聖槍のオーラが漏れているのか……?」
家出留守番しているオーフィスは片手にバナナを持って、カラワーナは車椅子から感じていた。
「い、いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
『うわぁぁぁぁぁ!!!』
親衛隊は化け物から逃げる様な怯えた顔をしながら屋上から逃げて行った。一誠の足元には無意識に体が動いた親衛隊の生徒達が数人倒れていた。
「・・・・・・馬鹿が」
一誠はそう一言言うとその場を立ち去った。後に親衛隊は解体されその生徒達は不登校になったうえ、一誠に暴力を振るった事がバレ全員退学になったとか。
感想お願いします!いや、今日は一誠くんマジギレしましたねぇ、一誠くんに生意気な態度をとるとこういう事になるのでご注意を!
感想お願いします!(二回目)