恐らくこれを投稿した頃にはサバゲーに参加するために車を走らせてることでしょう。
因みに私の愛銃は「M1903 スプリングフィールド」と「M1911 コルトガバメント」、そして「コルトシングルアクションアーミー キャバルリーモデル」ですね。
M4?
新しすぎてちょっと使う気が……
せめてトンプソンサブマシンガンぐらいのならまだしも……
というわけで、本編をどうぞ
……この店は人があまり来ない。
この辺りの区画が他のマーケットの区画に比べて寂れてるってのもあるが、この店は信用した客にしかまともな武器兵器を売らない。
例えばここ最近違法品が出回っている戦車だが、ここでなら正規の奴をケイブのカスタマイズ付きで購入できる。
ケイブの腕もそれなりの為、違法品どころかヘタなディーラーで買うよりも質は良いし値段も悪くない。
だがこいつは一見でやって来た奴にいくら金を積まれても売ることがない。
曰く「そこら辺の振り回すしか脳の無い馬鹿に売る武器はねぇ」とのことだ。
実際この商売もほとんど趣味でやってるようなものらしく、利益が無くても金の心配が無いらしい。
詰まるところ、こんな所にわざわざ来る客なんてのはほぼいない。
だからこそ俺はここを懇意にしているんだが……
「"君たちは……!"」
「なっ……なぜここに先生がいるの!?」
こんなグレーゾーンな店に似つかわしくないバカが一名来店してきた。
……仮にも連邦生徒会に属している奴がこんな無法地帯に来るなんざ自殺行為も甚だしいんだが?
「"君たち、もしかしてまだ……"」
「生憎だがシャーレの。
コイツらはアンタが面倒を見てるアビドスにはもう手は出さんさ」
「"……ッ、サンドクロー!?
あ、えっと……それってどういう……?"」
今更俺がいることに気がついたのか、驚きながらもさっきまでの警戒を解くシャーレの
……この様子だと、ホルスはなにも伝えていないらしい。
「そもそもだが、アビドス襲撃の依頼はかなり前から色んな雇われの連中にばら撒かれていた。
……が、どいつもこいつも敗走するか捕まってヴァルキューレ送りになる始末。
コイツらも同じように依頼を受けたは良いんだが、結局は敗走するハメになった。
でまぁ本来は敗走した奴は依頼主のクソ野郎がプッシュで追加の襲撃を無茶ぶられるんだが……」
「……私たちはサンドクローのおかげでなんとか依頼をキャンセルしたのよ。
あんな仕事、報酬の割には割にも合わないし二度とごめんよ」
俺の言葉に続くように陸八魔のやつは言い切ったが、大方内心ではそうとうしょげてやがることだろう。
確かに依頼の遂行は大事だが、今回は仕方がない。
あのままクソどもの無茶振りに応えようとすれば間違いなく便利屋は致命的なレベルの損害を被る。
報酬金もあいつらを相手取るにしちゃあ少ないにも程がある故に、正直メンツの都合以外で襲撃をかけてやるメリットがない。
失敗した事実と事前情報の錯誤さえ突きつけてしまえば、粗を突きつつあとは口八丁で奴らの依頼主としての責任を負わせてなんとか無事に依頼を破棄できたというわけだ。
顔を真っ赤にして無茶を通そうとしていた連中の顔色が、後ろ盾になっている俺の名前を聞いただけで真っ青に染まってやがったのはなかなか笑えたもんだ。
「"そ、そっかぁ……。
まぁ、うん……平和に解決できそうだしそれでいっか"」
「……ねぇ、サンドクロー。
この人、もしかして結構頭がお花畑なの?」
「あぁ、とびっきりのお人好しなバカだ。
生徒が相手ならそう悪いことはしないと思いこんでる底なしのな?」
鬼方のやつがこっそりと聞いてきたため、便利屋の連中にだけ聞こえるようにそう伝えてやった。
さっきまで警戒していた顔はどこに行ったのか、今の
「"……あ、そうだ。
サンドクロー、ちょっと聞きたいことがあってね……"」
「断る。
そういうのは情報屋とかに聞きに行け」
「"まだ何も言ってないよ!?"」
聞くまでもない。
大方アビドスの借金だかなんだかの関係で調べに来たんだろう。
だとしたら俺に答えてやる義理はない。
……それよりも気になることはあるんだが
「……で?
天下の連邦捜査部顧問教師殿がこんな辺鄙な場所に護衛もなしにくるたぁ随分と命知らずだな」
「"あ、えぇっとその……
一応護衛の子はいるけど、一旦外の方に待機を……"」
「……先生、大丈夫?
変なことされたりとか……し……て……?」
そこに唐突に入って来たのは見覚えのある少女の姿……
「あ……アンタたち…!」
「ちょ、ちょっと!?
こんなところでおっぱじめる気なの!?」
陸八魔達が必死に止めようとしているのはアビドス高校の一員……
廃校対策委員会だとかいう組織の会計役を務める一年生「黒見セリカ」であった。
「……えぇっとつまり?アンタたちはもうアビドスは襲わないってこと?」
「さっきからずっとそう言ってるわよ!」
店の中で銃撃戦をおっ始めようとした黒見のやつをなんとか宥めつつ、俺たちはある程度の情報を交換していた。
もっとも依頼主については俺たちも守秘義務があるために教えることはできんのだが、キヴォトスの裏社会についてなら大雑把に教えてやれる。
詳細なことを話しちまえば普通に契約違反だが、大雑把な内容だったらそこら辺にいるモグリの情報屋でも知っているからな。
「"なる程……裏社会って結構複雑なんだね"」
「そりゃ年がら年中ドブみたいに濁りきっているせいで透明性なんてのは無い世界だからな。
中身なんて見たくもないぐらいグチャグチャに色んなものが混ざって絡まってやがる」
「……そんな世界にずっと身を置いてたら色々と見たくないものも見ることになるだろうけどね」
「まぁな。
流石にちびっ子の人身売買とかを見た時は思わず俺も手が出ちまったしなぁ……」
アレももう一年も前の話か。
短かったようで長く感じるものだ。
まさか依頼主に言われてギャングの頭目を捕まえに来たら、そのギャングどもが珍しい能力持ちのちびっ子……
歳が大体八つぐらいのヘイロー持ちの子供を誘拐してるとは思わなかった。
あの時は俺も一気に頭に血が昇ってその場にいたギャング共と買おうとしていた下衆共を一人残らず血祭りに上げちまったが、あとから聞いてみれば他にも売っぱらった奴がいると聞いてやるせん気持ちになったものだ。
ま、その後はヴァルキューレだかSRTだかが顧客リストに入ってたクズどもを一人残らず縛り上げたらしいがな。
まぁそんなふうに胸糞悪い話も含めて混ざり合っているのが裏社会だ。
殺しは……さすがにほとんどないが、それはそれとしてもたちの悪い奴らが多すぎる。
「……あんまり深く踏み込もうとするなよ?
ミイラ取りがミイラになるっていう言葉通りのことになりたくないなら尚更な」
「"う、うん……
それはわかるんだけど……"」
……やはりと言うべきか、このバカは相当デカく風呂敷を広げるつもりらしい。
まぁ俺には関係ないことだが……その火消しに回るハメにならんことを祈るか。
「で、俺たちは話せる限りの情報をくれてやったわけだが……」
「"う〜ん、確かにすごくわかりやすかったけど……
もうちょっと詳しい情報ってないのかな?
ほら、こんなに詳しいなら他にもなにか……"」
「あのなぁ……俺の話を聞いてたか?
これ以上話せる情報は無い。あとは自分で調べろ」
確かに知っているっちゃ知ってるが……
んなことを教えてやる義理もなければメリットも無い。
信頼が命の傭兵家業に身を置く以上、線引きってのはかなり重要だからな。
と、そんなやりとりをしているとケイブの奴が便利屋の銃を抱えて戻ってきた。
どうやら一通りメンテナンスや軽いカスタムが終わったらしい。
「ちょいちょい先生さんよぉ……立ち話も良いが、一応ここは俺の店だぜ?
せっかくなら武器の一つぐらい見るか買うかしてくれねぇとこっちも商売にならねぇのよ」
「"あぁ、すみません!……じゃあせっかくですし、ちょっとだけお願いします"」
あいよ、と答えつつケイブは店の商売の目録を取り出す。
……さてはて、俺のBIG Ironが帰ってくるのはいつになるやら。
手元から一旦離れた相棒を恋しく思いながら右腰のホルスターから引き抜いた「Clyde」でガンプレイをしつつ、俺はシャーレの先生とケイブのやりとりを眺めるのであった。
いかがでしたか?
はい、便利屋は敗走こそしましたがカイザーの魔の手からは逃れられました。
因みにキヴォトスの裏社会については結構色々な悪事やらなんやらが根深く存在してることになってます。
……彼が関われたのもその一部程度でしかないぐらいには
そうそう、ちょっとしたアンケートを取りたいんですが……
先生が買うことになる非殺傷銃、中身はともかく外見だけは実銃にしようかと思いまして。
というわけでどの銃という設定にするかお聞かせ願えればと。
というわけで、また次の話をお楽しみに
先生の銃(ガワだけ)はどれがいいでしょう?
-
M1911 コルトガバメント
-
モーゼル C96
-
マカロフ PM
-
デザートイーグル
-
FN Five-seveN
-
Glock17
-
H&K P30