最近発売されたマーベルキャラの格ゲーの動画(主にGGのファウスト先生みたいな事をしたりするデッ◯プール)を観ていたのですが……
ま さ か の ゴ ー ス ト ラ イ ダ ー も い る ん で す か !?
マーベルヒーローでも特に好きなヒーローが出演してて驚きましたね……
なんでこんな話をしてるかといいますと、実は本作の主人公であるサンドクローのモデルにしたキャラの一人がゴーストライダー……ジョニー•ブレイズだったんですね。
まぁ格ゲーの方で出演してるのはジョニーの後のゴーストライダーみたいですが、それでもやはり嬉しいものです。
因みにモデル自体は他にも幾つか混ぜ込んでいますが、それでも設定の内結構な割合をゴーストライダーが占めてますね。
なお、この後も西部劇のレンジャー風ながらもどこかゴーストライダーっぽい物が所々で追加されていきます。
キヴォトス製なので流石にオリジナルみたいなことはできませんがね……
というわけで本日2本立てでどうぞ
「うっ……げほ、げほっ……!」
……一体、何が起きた?
何かに焦ったかのようなサンドクローの声が飛んで来てその言葉に従い伏せた途端、店が爆発で大きく吹き飛んでしまった。
この爆発、それに微かにだが直前に聞こえた何かの飛翔音……
恐らくは私たちの出身であるゲヘナ学園。
それも、自分達を指名手配した治安維持組織「ゲヘナ風紀委員会」による砲撃だろう。
でも何故、風紀委員がこんなところに……?
いや、それよりも……
「うぅ……な、何が起きて……」
「……!アル、無事!?」
近くから聞こえるアルの声。
私は彼女の声がしたほうへとすぐに振り向いた。
そこにいたのは………
「………さ、サンドクローっ!?貴方、頭から血が……!!」
「あ、アル様………無事で……ひッ!?」
「グ……ヌゥゥ………!」
アルとハルカへといつも着ているコート越しに覆いかぶさり、頭から血を流しながら大きな瓦礫の塊を背中で受け止めているサンドクローの姿があった。
「いたたぁ………もう、せっかくのご飯だったのに〜ッ!
………って、アルちゃんハルカちゃん大丈夫!?」
隣の瓦礫の小山からムツキが頭をさすりながら起き上がってきた。
彼女は起きてすぐにサンドクローに庇われていた二人を発見し、彼の背中の瓦礫を蹴飛ばすように退かして二人を救出していた。
一方のサンドクローは背中の重みがなくなった途端に後ろへと倒れ込み、うめき声を上げながらシャツの一部をナイフで切り裂いて応急で止血し始めた。
私はそんな彼の様子に耐えかね、立ち上がって駆け寄り手当ての手伝いをしだしていた。
……正直、私はこのサンドクローという男が嫌いだ。
アルは憧れの目で彼を見ているが、どうにもサンドクロー自身がアルに向ける目はどこか嫌なものを感じる。
言葉で表すのは難しいが……まるで私たちを都合のいい道具のように見ているかのように彼の目は冷たい。
色々と裏社会で生きていた先達として面倒を見てくれていたのは感謝している。
……だが、それはそれとして油断も信用もできないというのが私なりの彼……サンドクローへの評価だった。
しかし彼は……コイツは何故、アルを庇った?
もちろん、アルが無事なのは私としても喜ばしいことなのだが……
サンドクローはあの先生と同じく体が他のキヴォトス人と違って弱い。
現にサンドクローは頭から顔中が真っ赤に染まるレベルで血が流れており、その姿を見たうえでだが正直二人を守る理由が思いつかない。
「……ねぇ、なんで二人を庇ったの?」
だからこそ、私は直接本人に聞くことにした。
サンドクローは顔についた自身の血を雑に拭いつつ、私の方を見ながら口を開いた。
「……お前達には任せないといけないことがある。
今連中にやられてとっ捕まられるのは俺にとっても不都合なんでな」
「なにを……?
アンタは私たちには何をやらせようとしてるの?」
「それを語ってやるのは今じゃない。
だが、俺は何の損得もなしにこんな馬鹿みたいなことをするわけがないのは……お前も知っているだろう、鬼方?」
「……つくづく思うけど、そういうとこ直したほうがいいよ。
私みたいにアンタを嫌う奴が増えるだけだし」
「ハッ、上等だ。
今更一人二人ぐらい、俺を嫌う奴が増えたところで大差は無いさ…!」
そう言いつつサンドクローは頭に止血の布を巻き終わり、近くに転がっていたリボルバーを拾い上げてアルの下まで近づいた。
「……陸八魔、お前は大将を連れてここから離脱しろ」
「は……?貴方、何を言って……」
「俺はここで時間を稼いでやる。
どうせ今頃アビドスの連中もここの爆破に気づいてすっ飛んでくるだろ。
お前はそいつらに「ゲヘナ風紀委員が突然襲撃してきた」とだけ伝えて離脱すればいい」
「バカ言ってんじゃないわよ!
わ、私たちだってあいつらに……」
「ダメだ」
食い下がるアルに対し、サンドクローはただ一言切り捨てるように拒否した。
「……多分だが、これは風紀委員長殿のやり方じゃねぇ。
大方あの"牛女"が勝手にやったとかだろうな」
牛女……
その悪口というか、蔑称というべきその単語に思いあたる人物が一人いる。
ゲヘナ風紀委員会行政官「天雨アコ」
前に聞いたことがある程度の話だが、どうやらアコはサンドクローと相当仲が悪い……
寧ろ、互いに敵視しているまであるほどに相性が悪いらしい。
偶に顔を合わせることがあったとしても、風紀委員長のヒナが間にいなければいつ銃撃戦が起こってもおかしくないほどに因縁深いそうだ。
「連中はどうせ、ここにお前達しかいないと思って砲撃してきたんだろうが……
飯時に、それも大将の店を吹き飛ばしやがった。
……この落とし前、どう付けさせてやろうか?」
「ひぃッ……!?」
……明らかにサンドクローはキレている。
これは周知の事実とも言われている話だが……
サンドクローはかなり食に対してうるさいところがある。
美味い料理を提供する店等にはよく通い、ある程度マナーを守りつつ食事を楽しむ。
……だがそれゆえにか、気に入った店がに危害が入ったり食事時を台無しにすると彼はキレる。
店に危害を加える輩や食事の邪魔をした者がいれば、サンドクローは誰これ構わず必ず潰して吊るし上げる。
たとえ相手が不良だろうがヴァルキューレだろうが、それこそ風紀委員会だろうが関係ない。
こうなったコイツはを止められる人間は……
風紀委員長レベルの規格外を除き、まず居ないだろう。
「……社長、ここは一旦退こう」
「か、カヨコ……!?で、でも……!!」
「私達がここにいてもアイツの邪魔になるだけ。
それよりも、早く大将を安全なところに運んで応援を呼んだほうがいい」
……アイツの言うとおりにしてやるのは少し気に入らない。
でも、この状況での最善策はこれしかないのだ。
私はアルにそう進言しつつ、瓦礫の中にいると思われる柴大将を探し出し始めた。
そんな私の対応を確認したからか……
サンドクローは無言でコートを羽織り直し、拾い上げた帽子の瓦礫の粉をはたいて被りながら砲撃が飛んできたと思われる方向へと姿を消した。
いかがでしたか?
ここまででも節々に出ていますが、サンドクローは便利屋68を特別に扱っています。
それが語られるのはかなり後でしょうが……まぁヒントはどこかの風紀委員長とだけ言っておきましょう。
というわけで、二本目をお楽しみに