妹の通ってる学校が閉鎖されたって、マ?   作:冬風_ykn

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イベントストーリーはそこまで入れる余裕がないのと、時系列がより捻れるので勘弁してください。メインストリートもそろそろです


未来の支度

「謎解きはおしまいかな?」

 

 

 

「そうだね、この場にある謎は全て解読されてしまった」

 

 

 

「二時間か。どうする?」

 

 

 

「君も私も、明日には今日の分の債務を払わなければならないからね。休眠を取るとしよう」

 

 

 

「それもそうだな。楽しかったよ」

 

 

 

「……おやすみエル」

 

 

 

「セイアも良い眠りを」

 

 

 

 

 それから穏やかな日が差してくる頃にセイアはエルに幾つかの手土産を握らせて再開の日を約束した

 

 

 

 

 

 ─────────────────────────

 

 

 

 

 

「相変わらずなにも起こらない日は無いみたいだな、ユウカ」

 

 

 

「そうね、なにも起こらない日がたまにはあっても良いと思うのだけど」

 

 

 

「ところでエルくんは予定を終えられましたか?」

 

 

 

「お陰さまでね。あとトリニティのお菓子も持ってきたから、あとでゆっくり食べようか」

 

 

 

「これ全部高い奴じゃない!?」

 

 

 

「確かに、どれもトリニティで有名なお店のものですね」

 

 

 

「よくこんなに買ってきたわね。と言うかエルってそんなにお金に余裕あったの?」

 

 

 

「前に一軒家建てたからそこまでだよ。バイトもボチボチしてるけど、そのお菓子を買おうとなるほど余裕はないかな。それは僕の旧友が買ってくれてね」

 

 

 

「トリニティに友人…………前に言ってた車体を傾けるような人だったりする?」

 

 

 

「今はやってないし、ホスト務めれるくらいにはちゃんとしてるから……」

 

 

 

「ホストの人だったのね…………。車傾ける運転する人が…………ほんとに?」

 

 

 

「でも僕もセミナーに所属してるからね?」

 

 

 

「それはそうだけど、…………何処もこんな感じなのかしら」

 

 

 

「エデン条約が近く忙しいにも関わらず、時間を空けてくれるなんて相当親しい関係なんですね」

 

 

 

「旧友だからね。互いに遠慮なく話せることも多くて、今後の活動方針も決まったよ」

 

 

 

「もしかして先生のこと?」

 

 

 

「それもだけど、エデン条約に関わるのも良いかなとね」

 

 

 

「最近になり締結しようとする意向が見えてきているのは、保安部の方でも報告に挙がっていましたね」

 

 

 

「まだ先の事だし不明瞭だけど、調印式くらいには参列したいと考えてるんだけど」

 

 

 

「キヴォトス史のターニングポイントに、ミレニアムが参加しないのは確かに芳しくないですからね」

 

 

 

「本来は会長に任せる案件だけどな…………」

 

 

 

「リオ会長はきっと出てこないですからね…………」

 

 

 

「だから僕が出るのはどうかなと思ってね」

 

 

 

「立場的にもエルに任せるのが良いのは確かね。本来は会長が表立って行う業務を代理で請け負っている訳だし」

 

 

 

「ただそうなってくるとエルくんの護衛はどうしましょうか」

 

 

 

「エデン条約の調印式にC&Cを連れていくのは…………ダメね」

 

 

 

「調印式の場が爆発で吹き飛んだとかほんとにダメだからな」

 

 

 

「それにオートマタを入れるのも少し印象がよくないわよね」

 

 

 

「いっそのこと護衛を付けないって言うのも手だと思うけど」

 

 

 

「…………それはさすがに。エルにもしもの事があったら研究で使う素材の輸入や、ミレニアムの交通網の整備が進まなくなっちゃうし…………」

 

 

「要するにユウカちゃんはエルくんの事が心配ってことです」

 

 

 

「実際のところ急速な発展の影響で、警備の穴も幾つか残ってるし"廃墟"のこともあるからね。僕が負傷して業務を回せなくなったら影響が大きいのも確かだし」

 

 

 

「それが分かってるならいいのよ。別にエルをひとりで行かせたら爆破するからとかそう言うはないし、戦闘能力が高いのも分かってる…………」

 

 

 

「でも心配なものは心配だと」

 

 

 

「そう言うことよ。……でも今考えても会場が何処になるのか分からないし、両校からの応対にもよるからまた後でにしましょうか」

 

 

 

「それがいいですね。今はミレニアムプライスの準備も進めなければなりませんから、この話しはまた今度。二人が忙しくて忘れてしまった頃に出しましょうか」

 

 

 

「ところで書類はこれで全部かな?」

 

 

 

「はい、先ほど渡したもので終わりです。……書類は運んでおきますので、お菓子と飲み物の準備をお願いしますね」

 

 

 

「たまには紅茶でも淹れてみようか?」

 

 

 

「トリニティのお菓子なら紅茶の方が合いそうね」

 

 

 

「私も紅茶をお願いします」

 

 

 

「なら淹れてくるから、お菓子を適当に開けといて」

 

 

 

「分かったわ」

 

 

 

「摘まみ食いはダメですよ、ユウカちゃん?」

 

 

 

「そ、そんなことしないわよ!」

 

 

 

「ユウカが我慢できなくなる前に急いで準備しようか」

 

 

 

 

 

 ────────────────────────

 

 

 

 

 

「おいしいわね……幾らでも食べれちゃうわね」

 

 

 

「食べ過ぎないように気を付かないとですね、ユウカちゃん」

 

 

 

「別に食べ過ぎても軽く動けば良いだけとは思うけどな」

 

 

 

「余計なお世話よ! あとエルはスミレとのトレーニングを軽く動くって言わないで!」

 

 

 

「走ったりとかの移動ならできるんだけど、筋力トレーニングとかになると流石にムリ」

 

 

 

「でも走る分にならスミレより……と言うかエルに追い付ける人いるのかしら?」

 

 

 

「どうなんだろうね。僕も全力で走ることが無いから、どのくらいの速度まで出るのか自分でも良く分からないかな」

 

 

 

「体力測定の時の成績ってかなり良かったわよね」

 

 

 

「そうだね、移動能力が求められてる奴なら満点だったかな」

 

 

 

「それできちんと勉強もできる辺り文武両道って感じよね」

 

 

 

「そうは言うけどユウカみたいに計算が得意と言うわけでもないし、ノアみたいな記憶力もないからね?」

 

 

 

「私はエルくんのように運動神経が良ければと思うことが良くありますよ?」

 

 

 

「ノアはスポーツあんまり出来なかったわね」

 

 

 

「理論立てても体が上手く付いてこないんです」

 

 

 

「……まぁ、スポーツできなくても良いんだよ。ミレニアムは研究機関でもあるから」

 

 

 

「…………最低限できればそれで良いわよね」

 

 

 

「……それにしても、この紅茶美味しいですね」

 

 

 

「そうね。柑橘系の香りがスコーンとよく合うわ」

 

 

 

「確かアールグレイと言う紅茶でしたよね。トリニティの方でよく飲まれているらしいですが、紅茶の淹れ方も知っていたんですね」

 

 

 

「これを買ってくれた友人が、淹れてみてくれって言ってきてね。前に色々聞きながらやって覚えたって感じかな」

 

 

 

「車を傾ける運転する人でもちゃんとトリニティの人ではあるのね……」

 

 

 

「あれは割と特例だと思うよ。トリニティに友人は何人かいるけど、あそこまでやってるのは他に見たことないから」

 

 

 

「……そう言えば紅茶ってミルクを入れたりするのよね」

 

 

 

「…………まぁ、そうだね。レッドウィンターの方ではジャムを入れることもあったかな」

 

 

 

「なんでちょっと詰まるのよ」

 

 

 

「紅茶にミルクを入れる時に、先に紅茶を入れるのかミルクを入れるのかで論争が起きてるんだよね……」

 

 

 

「やはりトリニティのような学園では様々な伝統があって、拘りの違いも多いのでしょうね」

 

 

 

「元々は別の学園だったからその辺の影響は大きいだろうね」

 

 

 

「今後政治的な関わりがある時はエルに任せるわね。私たちだと何処かで地雷を踏み抜くこともありそうだから……」

 

 

 

「否定はできないな。ミレニアムだと政治的争いとかせずに千年難題に立ち向かう仲間って意識が強いから、価値観の違いは大きいだろうね」

 

 

 

「…………ちょっとC&Cの方から連絡が来たんだけど」

 

 

 

「またやった?」

 

 

 

「『ビルを吹き飛ばした』って送られてきてるわ」

 

 

 

「……またか」

 

 

 

「はぁ、予算大丈夫かしら…………」

 

 

 

「片付けておくからユウカは先に仕事進めてて。すぐ手伝う」

 

 

 

「お菓子は冷蔵庫に入れておきますね」

 

 

 

「いや、冷凍の方がいいかな。時間取れなそうだから」

 

 

 

「分かりました。では冷凍庫に仕舞っておきましょう」

 

 

 

 

 

 その後、校舎に穴が空き爆発が起こり窓ガラスが吹き飛ぶのはいつもの事であった。それからセミナーに大量の仕事が襲いかかったが、それも日常の一端となっていった

 

 

 

 ────────────────────────

 

 

 

『サキ、頼みたいことがあるんだけどいいか?』

 

 

 

「兄貴の方から頼ってくるなんて何があったんだ?」

 

 

 

『……あんまり内容は伝えられない。こっちの問題ではあるからできれば、巻き込みたくない』

 

 

 

「それは分かったけど、用件はなんだ?」

 

 

 

『SRTの装備に散弾銃とそれ用のフラッシュライトとホロサイトあっただろ?』

 

 

 

「確かにあるけど…………使うのか?」

 

 

 

『使う。貸して欲しい』

 

 

 

「らしい。みんなはどうだ?」

 

 

 

「エルさんでも外部の人間に貸すのは流石にと言いますか……」

 

 

 

「そもそも訓練をしてるわけでもないのに使えるとは思えないんだけど」

 

 

 

「私は……みんなが良いならいい……よ」

 

 

 

『思ったより否定的だったな。当然ではあるか……』

 

 

 

「そうだな。私も兄貴に装備を貸すのはあまり賛成しない」

 

 

 

『…………理由を聞いてもいいか?』

 

 

 

「SRTの装備は、私たちが扱うために作られてる。だから私は貸すとしてもある程度訓練をしてからにして欲しい」

 

 

 

「けど、私たちがこの装備扱うのに掛けた期間考えたらサキのお兄さんが使えるようになるの結構先じゃない?」

 

 

 

「エルさんはいつ頃装備を使う予定なんですか?」

 

 

 

『再来週だな』

 

 

 

「……二週間……ですよね」

 

 

 

「それで実戦に行こうとか舐めてるよね」

 

 

 

「……サキ、エルさんはどのくらい扱える算段なんですか?」

 

 

 

「兄貴なら一週間あれば覚えれるだろうな。別に全部の装備を扱うんじゃない。ショットガンなら近距離主体だからそれを教えるだけで済むしな」

 

 

 

「そうですね。……本来は貸すべきでは無いのですが、エルさんには色々と手伝って貰ってますからね。私はエルさんが武装を扱えるようになったら貸しても良いと思います。二人はどうですか?」

 

 

 

「私は……ミヤコちゃんが良いなら……それで……」

 

 

 

「使えるなら良いと思うよ。でも、ただで貸すのはなぁ~」

 

 

 

『何か食べたいものでもあったりするか?』

 

 

 

「そりゃお肉でしょ。A5ランクの高い奴」

 

 

 

『それくらいで良いなら今夜から頼もうかな』

 

 

 

「結構なもの要求したつもりだったんだけど、まぁ美味しい物をくれるなら大歓迎だよ」

 

 

 

「では、エルさん。子ウサギ公園でお待ちしております」

 

 

 

『ありがとうね。それじゃあまた今夜~』

 

 

 

「……切れたな」

 

 

 

「サキが言ってた一週間で扱えるようになるってマジなの?」

 

 

 

「SRTの装備は威力が高い分反動が強かったりして扱いにくい要素が強いからな。兄貴ならそれは問題ないと思う」

 

 

 

「そう言えば回収した装備を全部自分で持ってきてましたね」

 

 

 

「ひとりで……持ってきたんですか…………?」

 

 

 

「兄貴はそこまで怪力じゃない……はず。前に筋力トレーニングがキツいとか言って嘆いてたし」

 

 

 

「……でも装備はかなりの重量になりますよね。それこそひとりで持ち出してきたと考えれば、訓練をしてる兵士と遜色無いと思います」

 

 

 

「でも生徒会ならそんなに力あるのおかしくない? もしかして裏では傭兵でもやってるんじゃないの?」

 

 

 

「傭兵はやってないな。ただ、異常なまでに運動神経が良いから使い方さえ覚えたら扱えるだろうな」

 

 

 

「今夜、改めて確認しましょうか」

 

 

 

 

 それから子ウサギ公園で、高級な肉をどうやって食べるかの論争が始まり料理の準備をはじめた




ちなみに装備を子ウサギ公園まで配達する時に装備をパクるとか言うことはしません。中抜きは運び屋の在り方を考えた時に存在しない選択肢ですから。
ちなみにエルが要求してるショットガンはニコの持ってる奴をイメージしてくださればと思います
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