祭りも終わり、帰りの道を友達や家族でのんびりと歩くあの時間。あれが一番楽しかったりして………。
初心に帰って久し振りにシンプルなワチャワチャ回です!!
(前回からの続きです。)
いやぁーそれにしても妹ちゃん可愛いなぁ〜グヘヘへ〜。お名前はなんで言うのかな?あのときはお名前は聞いてなかったからね。
えっ?ツバキって言うの?ホント?え〜!?椿ちゃんをなぞって名付けられたの!?マジ!?
え?お兄が椿ちゃんに助けられてそれを期につけられた名前なの?えっ!?
私は妹ちゃん基ツバキちゃんと一緒に椿ちゃんに向き直るが、椿ちゃんはツバキちゃんの兄さんと昔話に花を咲かしているようだった。
へぇ〜。そんなことがあったんだ〜。流石椿ちゃん。沢山の人に慕われてるんだね!!
え?ツバキちゃん?今は私と遊んでるから今は違う所を見ないでって?
グフフフ。小さい子のやきもちも可愛いねぇ。うりうり〜♪
私と妹ちゃんによるいきなり始まったじゃれ合いを楽しんでいると、遠くから聞いたことがある悲鳴が竹林の方から聞こえてきた。
「「「きゃぁぁぁぁぁぁ〜!!」」」
― ドッカ〜〜〜〜〜ン ―
私達が竹林の方を振り向くと。そこにはなぜかいる妖怪の知り合いの皆さんがこちらに向かって走ってきていた。
影狼ちゃんや天狗娘達はフットワークが軽いのでまだ分かるよ?けど、なぜてゐまでいるの!?そういう柄じゃないでしょ!
因幡達も数匹だけどいるね?かわちい
どうやらさっきまで何かから追われていたようで、全員息が乱れまくっていた。どうしたの?竹林は何もなかったのにさ?
それにしても随分と皆お祭りを楽しんだみたいだね?お面とか一丁前につけて。満喫しているようで何よりだね(?)
いやっだからなんでいるのさ!?ここ一応敵対地なんだよ!!
私が内心沢山突っ込んでいると、その先頭にいた文が私がいることに気がついて、呑気に『あっ!』というような顔をして指を差してきた。
「ゼェゼェ……あっ!飛燕いた!!…というかなんでそんな変な化粧してるのかしら?」
「本当!?ひえ〜〜ん!!ホントだ〜!変なメイクしてる〜!」
「あ〜これね。良いでしょ?お化けメイク。椿ちゃんとお揃いなんだ〜〜♪……てっ!いや、なんで皆ここにいるのさ!?」
「「「「…………えへへ……来ちゃった♪」」」」
「いやっ来ちゃったじゃないよ!!なんか『文の感情からよく分からない恐怖が来るな〜?変だな〜?』って思ってたら、なんで肝試しに参加してるんだい!?バレたら絶対に諏訪子さん達に月に代わって滅されちゃうよ!?キューティハニー(?)」
「ハァハァ……それについては大丈夫うさよ。というか、ネタとボケが渋滞し過ぎうさ。ゼェハァ。………あと、あの二柱には許可は貰ってるから心配ないうさ。コホッ。」
「ハァハァ……ハァ〜〜。ふぅ〜。かわりに代償に蛇の化け物に追いかけ回されたけど。本当に怖かったわー。神様怖いわー。主神怖いわー。」
あっ……そういうことですね。(察し)
諏訪子さと神奈子さんはあれでも意地悪というか、なんというか、お調子者だからなぁ。恐らく文達はあのお調子者の二柱に意地悪されたんだろうね。
うん、あり得るわ。というか絶対にそうだ。………よしっ!てゐ達に合掌!
私がてゐ達のことを内心で合掌していると、てゐの後ろで美味しそうに竹筒の飲み物や人参を齧って休憩していた因幡達が回復しようで、汗の垂れた潤った肌を月明かりに照らしながらがらわらわらと寄ってきた。
「「ひえん〜〜ひさしぶり〜〜〜!!あそんで〜!!」」
「きゃあ〜〜〜!!因幡ちゃん達ぃ〜〜〜いつも可愛いね〜〜〜!!」
因幡達が駆け寄ってくるのを優しく抱きしめて撫でていると、因幡達はきゃーきゃーと喜ぶが今度はツバキちゃんに興味津々になり、妹ちゃんの方のツバキちゃんを囲って、楽しそうにワチャワチャしだした。
というかややこしいな……これから小椿ちゃんって呼ぼう。
それを皮切りに、目を点にしている椿ちゃんや兄を放ったらかしにして、妖怪の御一行は私の周りに集まってくる。
「いやぁ〜大変だったうさよ?まる1週間かけてここに来たうさから。大変だったうさー。東北の片田舎から長野の諏訪の地までは徒歩は遠すぎだったから、天狗娘達に運んで貰っておいて良かったうさねー。」
「辞めなよ。リアルの地形を出すの。急にメタじゃん。それにしても久しぶりだね?てゐ、皆。」
「いつもこんな感じよ。久しぶり飛燕。会いたかったわよ。」 チュ
私に近づいてきていた影狼ちゃんが、急に私の頬にキスをしてきて、私は少しの間固まってしまう。
そんな影狼ちゃんに対して皆が影狼ちゃんを揶揄り出す。
「ヒュ〜。流石影狼〜。いきなり出会い頭に皆の目前でほっぺたにチュ〜するとは〜!
一線を越えてから熱烈になってきたうさね〜?ほら、飛燕が顔を赤らめてるうさよ〜?」
「う、うるさいわね!老骨兎!!そもそもあの事件はあんたのせいでしょうが!!」
グフフフ。影狼ちゃんいつもツンケンしてるけどたまにこうやって不意打ちをかましてくるから堪らないんだよな〜。影狼ちゃん可愛い〜〜!!
「こら!影狼!!飛燕は私のモノよ!!」
「わっ!」「キャッ!?」
私が"影狼ちゃんの攻撃!"に顔を赤く染めて、内心鼻の下を伸ばしてデレてしまっていると、嫉妬したらしい文が私を影狼ちゃんから庇うように間に出てきては、私のお腹あたりに顔を填めるように抱きしめてきた。
はわぁ〜こんなに抱きしめてきちゃってぇ〜………文。添い遂げよう。
「あ〜。文がまたヤキモチ焼いてる〜。」
「影狼様。そのまま二人ごとガブリと纏めて食らってあげてください。そうすれば纏めて味わえますよ?それで文様が落ち着くなら従者として躊躇いはありません。」
「はぁ……私は子供まで抱くような趣味はないわよ。椛同士。」
いやっちょっと待って!急にキャラが密集し始めて作者が混乱してるから!!皆で話を始めないで!!読者さん達も混乱し始めてるから!!
そのまま色々ワチャワチャしだした私達。文に続いて興が乗ったのかはたてが私に抱きついてスキンシップし始めたり、悪戯癖が復活したてゐが椛ちゃんにセクハラをかわし始めたり、その一方では因幡達が小椿ちゃんと楽しそうに追いかけっこしだすのを影狼ちゃんが『暗い道で子供が走らないの!』とお母さん属性を発揮させたり。ぶっちゃけ作者も想像力を手放すカオスである。まる
だが、しかし。このカオスな空間に終止符を打ってくれる天使がいた。
そう。椿ちゃんである。
さっきまで事態に追いつかず置いてきぼりになっていた椿ちゃんは気を取り直した後に直ぐ様、反応し出し、腰に添えていた御幣を取り出して、その御幣の切先を妖怪達に向けて大声と共に神力と霊力を放って怒り出した。
「むぅ〜!!私、飛燕さんに届けてもらったそれぞれの手紙で言いましたよね!!『今日は私が飛燕さんを独り占めするので来ないでくださいね?』って?……なのに、なんでここに皆さんがいるんですかーー!!影狼ちゃ、……影狼ぁ〜さん!!文さぁ〜ん!!」
「「………ギクッ。」」
「その反応!それを知っておいて!わざわざ来るなんて酷いです!!私は怒りましたよ!?絶対にお仕置きします!!」
「……や、やばいわね。逃げるわよ!影狼!!」
「だから私は最初は反対したのに〜〜〜!!キャーー!!?」
「おっ!追いかけっこかな?あやぁ〜影狼〜!椿ぃ〜〜!!私も混ぜて〜!!」
「いや、あれは違ううさよ?はたて。」
「え?そうなの?」
―ドッカ〜ン―
「あれは………命懸けの追いかけっこですね。はたて様。」
「ん?そうなの?随分と楽しそうに見えるよ〜?」
― ピカーン ドドドーン ―
『ねぇ〜!椿〜〜!!私は文達にここまで連れてこられた被害者なのよ〜〜!!』
『問答無用です!!貴方も祓われなさい!!「罪の権能よ。我の罪と罪人の穢れを祓え。罪なる捌きを穢れを持って裁きの槍によって罪人に裁きを与え給え。」』
『ちょっ!能力使うの!?本当にそれシャレにならないわよ!!椿!!』
『へぇ〜!私にそれをやるのかしら!!ならば天狗として受けて立つわ!!現人神!!』
― 『禁断のヘイトスパイヤ』 ―』
― 『風神木の葉隠れ』 ―
― ピカーン ―
― ドッカーーーーン ―
「はたて。あれがただの追いかけっこに見えるなら、一度眼科に行くことをお勧めするよ……いや、今の時代無いじゃん。」
「でも、綺麗だね〜。ピカピカしてる〜。」
「「「……………確かに。」」」
「よし、じゃあ、一旦ここで祭りの食べ物とかさ、ある程度消費しとこううよ?、丁度綺麗なこの光景を眺めながらさ。」
「良い提案うさね。飛燕。中々いい趣味してるうさ〜。ヒトが命懸けで空を飛び回ってるってのに。呑気に観戦するなんて。キヒヒヒ。」
「まあ、お互いにあれはじゃれ合っているようなものなので大丈夫ですよ。
………多分ですが。はい皆様。どうぞ、祭りの食べ物です。飛燕さんの言う通り、沢山買いすぎたので減らさないと勿体ないですから。沢山食べちゃってください。」
「おっ。温かいね?……どうして温かいのこれ?」
「あ〜?それはですね〜飛燕様。はたて様が先程まで念動力を使ってくださり、しっかりと保存していたので、暫くの間は冷めないんですよ。」
「へぇ〜。便利だねー。念動力。」
「念動力といえば、私も念動力で迷いの竹林から移動中時間をかけて人参を大量に蒸していたうさ。良かったら皆食べるうさー?蒸した人参は甘くて柔らかいうさよー?」
「「やった〜!さすがだね〜!ボス〜!!」」
「蒸した人参かな?いいね〜。因幡亭の人参は甘くて美味しいからいいよね〜。私も貰うよ。」
「私も私も〜〜!人参頂戴〜!飛燕〜!」
「はい。どうぞはたて。青年。小椿ちゃんも人参あげるよ?」
「………あ、ありがとうございます?石道神様。」
「……え?…よ、妖怪って怖かったんじゃないの?飛燕様?」
私達はまだ妖怪達にビクビクしている人間の青年と小椿ちゃんを近くに招き入れて、近くに木ののべりに腰を一緒に落ち着かせてることにした。
そして、私達は椿ちゃんが鬼側の影狼ちゃんと文が逃げ側の命懸けの鬼ごっこを、文達が祭りで大量に買ったらしい食べ物を皆でつまみながらその綺麗な空の発光の模様を観戦していったのだった。
― ピッカーン ―
― ドドドドー ―
この夜空に数十分間ほど光り輝いていた三つの光は諏訪の国中で見られ、この後数十年の間は七年おきの御柱祭の夜に毎回起きるので『七年三星』として言い伝えられるようになり、江戸となり花火が流通し始めると、『七年三星花火祭り』として現代になっても人々に親しまれていったとかなんとか。
* * *
文と巻き込まれた影狼ちゃんが椿ちゃんに黒焦げにされた(直喩表現)後。
兄弟を村の直ぐ近くまで送り届けた私達は服が異様に乱れていた神奈子さんと諏訪子さんと合流した。
そして、祭りが終わって撤収していく屋台の人達や祭りの参加者達が帰りについていく街中をなんとか妖怪組の正体がバレないように誤魔化しながら通り過ぎた後は、
既に真夜中となっていた守矢神社の本社までの人通りのいないいつもの暗い散歩道を歩いていた。
そう、ここはよく椿ちゃんと一緒に歩く夜のお散歩コースだ。それをここには居ないはずの皆と歩くのはなんだかいって新鮮で楽しいね。
「いやぁ〜。それにしても諏訪の街も随分と大きくなってきたなぁ〜。」
「そうですね。母上。これほど祭りが盛り上がるとは思いもしませんでした。」
「まあ、私が元々率いていた八坂の国の者達がここ数年でこの諏訪の街に多く移り住んできたからな。それもあって今年の御柱の祭はより盛り上がったのかもしれない。」
「それにしても随分と大きな神様になったうさね〜?諏訪子?数十万年前まではまだまだ未熟者だったのにね〜。」
「う、うるさいな〜!昔の未熟者だった時の私の話は良いでしょ!!てゐ!!そっちこそいつまでも変わらないってのは逆にどうなんだい?今だに隠居ばっかりしてるのか?」
「まあね……ずっとうさね〜。けど、最近は少しずつだけど増えてるうさよ?主にどこかのヒトたらしの鴉の神様から畏怖をもらってるお陰で。」
「私は化けガラスだよ!!………ん?数十万年前?そういやさ、てゐ。てゐって結局何年生きてるの?そこん所あんまり分からないんだけどさ折角だから教えてよ。」
「私も飛燕と同じ疑問がずっとあったのよね。この老骨兎、どれだけ長く生きてるのかしら?」
「私も私も〜〜!教えててゐぃ〜〜!!」
「キヒヒヒ。それは乙女の秘密うさ。」
「ケチ兎。」
「ケチね。」
「むぅ〜。てゐのケチぃ〜。」
「乙女に年齢を聞くのは失礼うさからね。そんなにほっぺたを膨らませても教えてあげないうさよ。皆」
「じゃあ、諏訪子はてゐの年齢知ってるの〜?」
「………呼び捨てかい…え?………私結構偉い神様なんだけど?あと、なんで私を抱き上げているのかい?はたて?」
はたてに抱きしめられながら呼び捨てにされて困惑してる諏訪子さんに、はたては諏訪子さんの頭を撫でながらニコニコと答えていく。
「ん?可愛いからかな〜。よく飛燕にもされてる時、私は嬉しいから諏訪子にもやってあげたいと思ってね〜。」
はたて。その神様主神クラスの神様だから。簡単に言えばギリシャ神話の女神のダイアくらい強力な神様だから辞めときなさい。
「………グッ…善意には何も言い返せないね。信仰も感じるからなおさら…………。」
「クスクス……なんだか子供みたいだね?諏訪子?」
はたての百パーセント善意の回答に、諏訪子さんは何も言い返せないようで顔を羞恥の顔に染めて顔を俯かせるしかなかった。それを隣で歩いていた神奈子さんにクスクスと笑われてしまい、諏訪子さんはキッと神奈子さんを赤く染めた顔で睨みつけてから、はたてのてゐの年齢についての疑問に答えてくれる。
「なんだか家の伴侶の目線がお気に召さないな……………さあ?私が知る限りでは少なくとも数十万年前くらいに初めて会っただけだからな〜。それ以降は知らないよ。」
「数十万年か………たかが数千年くらい前に生まれた私はまだまだだったんだな………。」
「フフン。やっと私の凄さが分かったんだね〜?神奈子?私のこの信仰の根強さはその年月からも現れているんだよ?」
「けど、それって結局ロリババ―」「―何か言ったかな?てゐ?」
「いや、何でもないうさ。決して何も。」
「ふんっ!しらばっくれた顔してるんじゃないよ。というかてゐ。あんたも神代の時代から生きてたんだから十分、ヒトのこと言えないからね?」
「私はそのことを誇ってるから気にしないもんね。何せ、もっとも健康に気を使っている、世界一長生きした可愛い兎うさから。」(ドヤァ)
「………なんか無駄に腹立つな。そのドヤ顔。いっちょ、呪ってやろうかな?」
「やってみるが良いうさ。私の『幸運』をなめちゃいけないうさよ?」
「「………ぐぬぬぬぬ。」」
そう言って、ぐぬぬとバチバチと火花を照らすてゐと諏訪子さん。やめましょう。カエルと兎のにらみ合いとかさ。普通に可愛いだけだからね?
「母上。てゐちゃ、てゐさん。喧嘩は辞めてくださいよ?」
そこですかさず仲を保とうと間に入る椿ちゃん。ここで二人の仲裁に入ろうとするとは、流石の気遣いの達人である。
「……それにしてもお二人の会話、スケールが凄すぎませんか?母上?…!現人神の私からすれば正直頭がパンクしてしまいそうになる話なんですが……?」
「う〜ん?数十万年ってどのくらい?あやぁ〜?」
「正直私もピンと来てないわよ。ただ、私の祖母が生まれた時代だって龍様から聞いたことがあるわ。後で龍様から聞いてみようかしら。あと、椿。いい加減私の飛燕から離れなさいよ!」
「そっちこそ離れてくださいよ、文さん。見てくださいよ?影狼ちゃ、影狼さんのあの姿を?
私達みたいに飛燕さんに引っ付かずにちゃんと一人で歩いるんですよ?
それを見習って、文さんは飛燕さんの腕に寄りかからず歩くべきです!!貴方は私からのいいつけを破ってこの場に来たんですからそれくらいの分別は持つべきだと私は提言します!!」
「ふん!現人神如きが、妖怪を諭そうったてそうはいかないわよ!!それにそっちこそヒトのこと言えないじゃない?ずっと私の飛燕に引っ付いてるじゃないの。」
「べ〜!私の飛燕さんでもあります〜!!」
そうなのです。今、私は珍しくまた痴話喧嘩をしている椿ちゃんと文に挟まれて両腕を埋められいるんですよー。グフフ。これが夢の両手に花なんだねー?グヘヘ
諏訪子さんとの喧嘩?をしていた、てゐがそんな私と椿ちゃんと文の様子を見て影狼に話しかける。
「そういえば、影狼は飛燕に引っ付かなくて良いのかい?……あ、うさ。」
「私は良いわよ老骨兎。…………正直あの2人のテンションにはついていけないのよ。
そこまで私は元気がある訳じゃないし、椿に黒焦げ(直喩表現)にされたせいで、無駄な妖力も回復に回すことになってなくなっちゃったし。……自分の為にも遠慮しておくわ。」
「……まあそうなのかい?本当うさか?」
「………何よ?てゐ?」
訝しげにこちらを見てきた影狼ちゃんに対して、てゐはいつも通りの悪戯顔で影狼ちゃんをからかい出す。
「その割には飛燕との夜は猛烈に元気だったけどね〜?」
「う、うるさい!というかなんで知ってるのよ!!ほ、本当にいつ頃に覗いてたの?この!変態老骨兎!!」
「キヒヒヒ。因幡達にも社会経験は必要だから、あの激しい毎夜毎夜の営みを、時々こっそりと学びの参考にさせてもらったいたうさ。気づかなかったうさか?
他には、昼間とか竹藪の影であんなに激しく求めあっていることも、私達たちにはバレバレうさ。私はてっきり二人が私たちに対してその熱烈っぷりを見せつけてたと思ってたうさけどねー?それとも違かったうさか?うさうさうさ。」
「ッ〜〜〜!!この変態!老骨馬鹿兎!!」
「あの……飛燕さんの両腕が埋まってるからって、なんで私はてゐ様と影狼同士様に挟まれて腕を組まされているんですか?
後、因幡様方?なぜ貴方は私の尻尾に引っ付くんですか?流石に全員分を引きずって歩くほど私の尻尾は丈夫じゃないんでよ。お辞めください。」
「同士椛よ。これはノリなのよ。あと、後ろでワチャワチャしてる飛燕達が少し羨ましかったからやってるの。だから気にしなくてもいいわ。」
「私は完全にノリうさ。だから気にしないでいいうさ。」
「「わたしもわたしもー!」」
「気にしないとか無理があります!!もうっ!お辞めください!なんだかツッコミが追いつきませんって!
兎に角、今すぐ因幡様方は尻尾に引きずるのは今すぐ辞めてください!!」
「「このしっぽすきだからやだ〜!!」」
「因幡様方?少しだけ悪戯が過ぎますよ?というか、いつもよりやんちゃに感じるのは気の所為ですか?」
「あ〜?………この因幡達は私直轄の精鋭の悪戯専門部隊うさからね。悪戯は私の次に好きなくらいにはヤンチャな因幡達の部隊うさ。」
「…………はぁ……両手が塞がっては因幡様方を振りほどくことすら出来ませんね…う〜ん…困りましたね………。」
「なら、私と諏訪子がその因幡の兎達持ってやろうか?」
「「キャー!!…ぼ、ボスゥ〜!たすけて〜!!」」
神奈子さんの細くも美しく引き締まった二の腕に、捕まってしまった因幡ちゃん達が楽しそうにジタバタとさせて悲鳴の笑い声を上げていた。
「可愛らしい兎達だね〜?なぁ、諏訪子?」
「そうだね神奈子。本当に可愛い〜♪妖怪化してるのはシャクだけど。この兎のかわいさはうなぎ上りだね。
偶には可愛がるのはいいかもね〜。どうかな?てゐ?私のところにあんたの部下達を裏で一組半年契約で派遣するのは?勿論、言い値で賃貸し代は払うよ?」
その横では一匹の因幡の頭を撫でている諏訪子さんが未だに椛ちゃんの腕に引っ付いていたてゐに向き直って提案を持ちかけると、てゐは少し考える仕草を仕出してからこう答えた。
「………少し考えるうさね。前向きに。」
「「ぼ、ボスが裏切った〜!?」」
思わぬボスの裏切りにびっくりしてキャーキャーと楽しそうに笑う因幡達。大丈夫だよ。因幡ちゃん達。てゐのあのセリフは十中八九冗談だから。
……………一割は確実に本気だと思うけど。
そうして一行は、ワーキャーといつもは静かな守屋神社までの道を皆で騒がしさに染め上げながらゆっくりと歩んでいった。
やがて、散歩道も終わりが見えてきて、いつもよりも静かな守谷神社が私たちの目前に迫っているのが分かるようになった。
あ〜そろそろ守屋神社が見えてきたな〜。このままだと、祭りが終わっちゃうなぁ〜〜。
やっぱりまだ終って欲しくないなぁ。
私が心の中で続いてほしいと思っても、どうしても楽しみはいつか終わってしまう。それもあっという間に。椿ちゃんの気持ちがよく分かるよ。
けど、それがあるからこそで楽しみは楽しみでありうるのだ。
そうだよね。このまま終わったとしても思い出は終わらないから。いつまでも無くならないんだ。
だなら、今回のお祭りはいい思い出になったのはとても嬉しかった。そう思うだけでいいんだ。
そう、本来は敵同士のヒト達が、こうして平和に笑い合ったり、話し合ったりしていられること事態がとても凄いことやんだから。
だから、私が本当に願うべきことは違うよね。
―『このままずっと、楽しく過ごすことが出来ますように』―
そう、心の中で願った私は、皆と楽しく笑い合いながら帰りの夜道を歩いていったのだった。
― アハハハ ―
こうして、私達の七年に一度のお祭りは静かに、騒がしく、日常の一部としてあっけなく幕を閉じていった。
因みに、守矢神社で帰りを待っていた大巫女さんに妖神共々纏めてこってりの怒られてしまったということは、言うまでもないことであった。
― 『守矢神社の御柱祭と肝試し回』〜終〜 ―
はぁ〜!サイコウ〜〜〜!!
なんだか、穏やかな終わり方でしたがこういう終わり方も良いですよね。
おまけでは書けなかったキャラ達の絡みを色々とかけて凄く嬉しいです。このパートは終わりですが、次回のパートに直結してるので、頭を空っぽにしてリセットにしなくても大丈夫ですからね?
次は夏企画になります!!丁度そろそろ学生の皆さんは夏休みが終わりかけていますが、なら最後に夏を楽しめて丁度良いと思います。
では、次回もお楽しみに!!
読者の皆様にとっての女オリ主のイメージを教えてください!
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可愛い! ここに皆入れてね!
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格好いい! そう?まあそれもありだね?
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美しいね! エヘヘー分かってんじゃん!
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変態! でも変態なお姉さんは好きでしょ?
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人情姉さん! 私についてきな!君達!
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大人なお姉さん! 妥当だよねー!うふふ♪
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乙女だよ! 分かってるねー!
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人妻最高! 良い子の皆は入れないでね?
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未亡人最高! なんか投票欄が怪しくない?
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もっと強くなれよ! あっはい、頑張ります
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ポンコツだね。 ん?これは褒め言葉?