やっと、やっと日常回が書ける…………。
けど…この後直ぐに戦闘回が……嫌だな〜書きたくないな〜。
でも大事な山場の一つだしな〜!!(チラチラ)
書きますけどね。
一部、地域の訛りがありますから創作物として温かい目で見てくださいね。
と、特定とかは勘弁です。(汗汗)
何時間経ったんだろうか?
一日かもしれないし、もしかしたら数分。かもしれない。
そんなことも分からず、私は無我夢中で彼女の苦しみを『飛ばし』続けた。
後から振り返ればやっぱりこの時の私は何処かおかしかったかもしれない。いや、おかしいわ。うん。
ふと、能力で飛ばすモノがなくなったのに気がついたときには日が昇りかけてたのは覚えてる。
この後は直ぐに気絶しちゃったから記憶にないけどね。
けど、意識が薄れる瞬間に、複数人の巫女服の人が駆け寄ってきた風景画が見えた気がした。恐らく、風祝ちゃんのお迎えできたんだろう。私が見たあの記憶?ではこの人、恐らく結構偉い身分の人だったから。
まあ、『そんときはなるようになれ』って思いながら意識を手放したけどね。
次、目が覚められるといいな〜…………。
――――
―――
―
私は前世の小さい頃の記憶を見ていた。
何度か話したことがあっただろうけど、小さい頃は特におじいちゃんにお世話になってたことが多くてね。
皆さん時々私の心の中で『〜ただよ。』って言ってたけど、あれ実は私の故郷の訛りでさ、めっちゃ田舎ってわけじゃないけど、東北地方の町の郊外に住んでたんだ。まあ、どうでもいい補足だけど。
そんな感じで温かい町中で生まれ落ちた私は両親が仕事で暫くいなくなることが多くて、おじいちゃんとおばあちゃんの家に泊まらされてんだ。
結構なまりが強くてさ、小さい頃は私もその訛りで話してたんだ。まあ、中学入ると周りの子に合わせて日本語の標準語をしゃべるようになったんだけど。
恥ずかしかったのもあるけど、当時は上京ブームが激しくて、皆標準語を喋るようになっちゃったんだ。まるで『訛りはださい』って言われてるような気がして辞めちゃったんだ。私が標準語を話し始めるようになったその時のおばあちゃんの顔は、何処か悲しそうだったな………。
これは、私が小2の頃の記憶。今は忘れかけてた、懐かしさしか生まれなかった頃の記憶。
「おばあちゃん。なんか鴉がよく見てくんだけど?」
「あぁ…鴉かい?その鴉、昔からここらに住んでるあの鴉でねぇか?」
「そう。なんかよく同じ木の上に止まってんだよ。そしてさ、私のことたまにジ〜って見てからどっかに行くんだ。なんでだ?」
「私も知らん。けど、ずっと私と爺様がここに暮らしてから時々見に来るだよ。」
「おじいちゃんとおばあちゃんがここに住み始めたのって?」
「確か……私と爺様がはたちの頃だから…昭和20年くらいだねえか。」
「長生きなんだ〜。何年生きてるだ?」
「さぁ?少なくとも70年近くはあるんだねえかな?」
「そんな長生きな鳥もいるもんだな〜!」
「……それがどうしたんだ?」
「……あの鴉、色んな所で私が物心つく頃からよく見るんだ。もっと前かもしれねぇけど。」
「なんだ?そういうことか?」
私はこの時、少し心配して欲しかったのかもしれない。まだまだ小さい3年生くらいだったから。ちょうど誰かに構って欲しくてずっと気になってたことをなんとなく言ってみたんだ。
けど、おばあちゃんは笑顔で微笑ましい様子で私を見るだけでそれを見た私は不満を覚えてふくれっ面になってたんだと思う。
『もう!少しくらいは心配してくれでも良いじゃん』ってね。ガキだったな〜あの時は。まあガキなんだけど。
「それは家に伝わる鴉の守護神だよ。」
そう言って私のおばあちゃんはからかう様に冗談を言ってきた。
「もうっ!私は真剣なんだけど?」
「いやいや、この家の家紋を見りゃ一発で分かる。ほんとだで?」
「ふんっ。」
「まあまあよく聞きな。私達一族は古くから鴉と関わりが多い一族だで。一族が本当に困ってた時は、鴉が助けてくれたことが多いんだ。それで家はいつからか鴉の一族郎党って言われるようになっただ。……今はもうこの家のもん以外は誰も知らんけどな。」
「……ママから聞いたことあるよ。一族の鴉伝説。」
「あいつがか?そりゃあ意外だなー?こういう話の類は嫌いだったのにな?」
「確かにそうだけど。この話だけはよく話してくれただよ。」
「そうか……アイツも助けられたんだな。」
「なにが?」
「何でもねえ。とにかく、その鴉は『良いカラス』だ。もう気にするな。」
「分かったよ。」
その時から、何となく私はその鴉のことを気にしなくなった。別に悪さをしてきてる訳でもなくて、ただ時々見かける程度だったから。
それに、私が小4の時、無くし者で困ってた時は助けてくれなかったからね。それからはこの話はただの『まゆつばだった』って分かったのもあるかも。
けど、代わりに『鴉』のことを何となしに調べる様になったんだよ。確か高校の頃からだった気がする。中学の修学旅行で日光東照宮の鴉を見た時、時にたまたまこの小さい頃の記憶を思い出して、その頃から気になってきて、そのモヤモヤが高校で爆発。
長い休みの度に暇を見つけて鴉に纏わる色々な場所を回ったんだ。色々回ったな〜。鴉に関わる伝承は日本中にあったから、九州から北海道まで、なんなら時々外国にね♪
ヨーロッパでは死神扱いされてたのは意外だったな。日本では神聖化されてるのにヨーロッパの多くでは死神化されてたんだよね?ヨーロッパを恐怖に陥れたペスト菌の医師の印象が強かったかららしい。けど、ギリシャだけは扱いは日本と似てたな。ギリシャのオリンポス十二神の一柱『ヘレス』って神の使者なんだよね。(早口)
勿論、親友を連れ回してね。それで鴉については自然と詳しくなってて、親友に『鴉オタクはレアモンスターだね。』ってよく揶揄られてたんだ。
親友は『定期的に旅行に行けたから楽しかった』って言ってたから、あの時は何処か救われてたな〜。お金は…頑張って稼いだけど……うん。この話はまた後で話そう。この冒険譚は話すと長くなる。お金を得た経緯は凄く楽しかったけど、いい思い出とは言い難いから……。
この沢山の旅行の数々は大学が終わって就職が決まるまで続いた。
そんなこんなで、私が死んだ後、まさかの鴉に転生して、摩訶不思議な体験をいっぱいするなんてこの時の私は、まったく知らなかったんだろうな。
けど、『この回想』は一旦終わりだよ私。
今は私の人生を一生懸命生きよう。いや、鴉生かな?
それじゃあ『またね、私。』
* * *
気がつくと、私は寝具の上に寝かされていた。藁を編んで整えられた優しい感触だった。
「……で?ここどこ?」
「洩矢神社です。」
「ん?」
声のする方を見ると、所々包帯に包まれていた風祝ちゃんがこちらをジト目で私を見ていた。
………ふむ。清楚美人のジト目は結構いいな。需要あると思います。
「あっ、風祝ちゃん生きてたんだ。良かった〜!!」
そう言って、私が安心した様子で喜んでいると、今度は風祝ちゃんは、大きなため息を吐いてきた。
「貴方は本当に………色々とズレています。もうっ!!」
「あれ?喜んじゃいけなかったの?」
「そういうことを言いたいんじゃなくて!って、あっ……!」
素が出てますね。お姉さん。クール美ぅーティのうっかりは万病に効きますわ。怪我が軽くなったわ。うん。
「………私達は、敵対していたんですよ?それも、あなたから見たら、明らかに理不尽な理由で。」
「それは、私はそれについては言ったじゃん。『その考えを力強くで吹き飛ばしてあげる』って?ね?」
「そうですよね。一方的に襲ってきた相手を命を張って助け出す神様が悪い神様じゃないですよね。ええ、貴方が死にかけてたこの2日間で十分理解させられましたよ。」
「あれ?やっぱり私、死にかけてたの?」
私の発言に再びため息を吐く風祝ちゃん。
「そうですよ。私の『罪を推し量る程度能力』による断罪の裁きを貴方は全て自分に流していたんですよ?あの裁きは明らかに致死量でした。
どうしてあんなことが出来たかは知りませんが、死にかけていた私の『罪』をわざわざ敵対していたのに助けようとする『精神』は私にはわかりません。今でも何故かは一切わかりません。正直狂っているとしか言いようがありません。」
急に色々と早口で喋り出す風祝ちゃん。……急変が凄いなぁ。
「私には生きる為の力も残されていなかったのに………貴方は………私は……生きる力を仕方なく………流し込んで……。」
急に、顔を赤らめて押し黙る風祝ちゃん。
「…………それで?」
「そのぅ………あのぅ〜。」
「うん?」
「私を助けてくれてありがとう御座いました。そして友達になって下さい!!」
この人、実は今まで友達いなかったのかな…………。急に大声でそんなこと言うのって………。
「もう私達とっくに友達じゃない?初めて会って仲良く話してくれてたときから。」
「えっ!?そうなんですか?」
どうやら確定だったようだ。まあ…役職的に友達出来なさそうだよね。うん。
「そういうこと。だから、私は友達を助けようとした。それで結果助けられた。命を懸けられる理由になったでしょ?」
「ッ…………………そうですね。」
「じゃあ、自己紹介をしよう!!」
「はいっ!!」
「私は黒柳 飛燕。軽く飛燕って呼び捨てにしても良いよ。好きに任せる。」
「はい、飛燕さん。私は東風谷 椿(こちや つばき)と申します。どうぞ、良しなに。」
「もう〜、硬いね〜椿ちゃん!友達は対等だよ!!かしこまらなくてもお互い尊重して思いやって行動していれば、基本何しても良いんだよ!!」
「そうなんですか?私、飛燕さんが初めての友達で余り詳しくなくて……、あっ!?」
「遂に自分から告白しちゃったよ………。」
「そう言えばさ、『生きる力を仕方なく』って何のこと?」
「………………。」
黙り込んで、真っ赤な顔を手に填める椿ちゃん。
…………えっ?何でそこで乙女の顔をするの!?どうして!?
「私…貴方のことを………仕方なく、初めての口づけを奪ってしまって……。でも、仕方なかったんです……それがあの状況で一番効率のある神力や霊力での『怪我の治し方』で……。」
どうやら私が倒れた時に、ちょうど目が覚めた椿ちゃんは私が血まみれで死にかけてることに気が付いて、あり合わせの神力と霊力を使って、『治療』したらしい。
日本神話を知ってる人はもう察してると思うけど、日本神話で神聖視されてたことはその……言いづらいことだけど『性的な』ことなんだよね。
だから、椿ちゃんは決して邪なことを考えてたわけじゃなくて、形式上キスをすることで、即興の儀式を行ったんだって。ほら、私って分類上は『神様』だから。有効範囲だったらしい。
解せぬ。
けど、幾ら邪な気持ちはなかったとしても、初めての口づけは『乙女の大切な体験』だから………儀式の後で恥ずかしくなってしまった……と。
どうしよう。私も顔が赤くなってきた気がする………。
「それだけじゃないんです………。」
「えっ!まだあるの!?」
「私……緊張してて……必要もないのに………、貴方の口に間違って舌を入れた状態で…………儀式を〜シチャイマシテ………。」
「マジか…………。」
「ええ。大マジです。」
「「…………………。」」
Oh〜………でぇーぷきすですか…………。
どうするんだよこれ!?気まずくなっちゃったじゃん!!!
* * *
そんなこんなで、色々気まずくなりつつも何とか再び話せるようになった頃、椿ちゃんは改まって『用事』話してくれた。
『洩矢神さ、私の母上が『貴方が起きたら会いたい。』と申しておりました』ってね。
そういうわけで、私は境内の廊下を椿ちゃんについて回っています。
やべぇー私、殺されない?大事な娘さんの『初めて』を奪っちゃったし………うん。ヤバいね。
* * *
「また会ったね?さて、君が"私の"ツバキの『初めて』を奪った相手だね。道祖神?」
ほら、やっぱりだよ〜〜!!マジギレしちゃってるよ〜!!!神力オーラ全開だよ。口元が笑ってるのに目が笑ってないよ!!目元が暗いよ!!血管が浮き出てるよ。
「いやね?、別に怒って無いんだよ?お互い『不本意』で?命に関わる中、仕方なく『口づけ』をしたんだよね?それも結構『深い』方の?仕方ないよね。邪の気持ちはないもんね?」
嘘やん、絶対怒ってますやん。(泣)
手に持ってるその果物(柿)が潰れて圧縮され始めてるんですけど?
「ちょっと……私、この後用事があることを思い出したんで……失礼しまし――」
「私と『お話』しようね?」
…………あ〜終わったな…これ。
どうも『諏訪子様のカリスマを上げ隊』隊長である作者です。ロリコンはお呼びじゃないんだよ。昔の姿がロリで格好いいから原作でのカワロリが良くなるんだろうが。
隊員「それって隊長、ロリコンじゃないんですかね………?」
作者「何か言ったかね?」
隊員「いえ。何でもありません。」
作者「君のような勘のいいガキは嫌いだよ。」
暫く後の話になりますが、もしこの小説で登場する天魔様の性格はどうな風がいいですか?参考程度に教えてください。
-
めっちゃ頑固親父風の父ただし親バカ
-
めっちゃ頑固親父風の母ただし親バカ
-
すごいポンコツ仕事は出来る父ただし親バカ
-
すごいポンコツ仕事は出来る母ただし親バカ
-
怠惰で不器用影で色々してる父ただし親バカ
-
怠惰で不器用影で色々してる母ただし親バカ