化けガラスってマジっすか……。   作:SOGEKIKUN

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 久しぶりですね?本編で守屋の神々が再登場するなんて?第二章のエピローグ以来ですね。

 なお、もう常習犯並に繰り返しているタイトル詐欺です。
 

 ほんと、繰り返しててすんません。






12羽:「竹取物語とかウケるんですけど〜(笑)……えっ?ガチの方なの!?(前)」①

 

 

 

 御子さん達が封印されてから。もうあっという間に既に50年が過ぎた。

 

 

 

 私の生きた年齢も既に300歳を優に超えてなんと320歳である。前世を入れたら350より手前だよ?凄くない?

 

 

 ………にしても、人間基準だとすっかりおばあちゃんになってきたなぁ…。まあ妖怪基準だとまだまだ若い部類なんだけど。

 

 

 

 それでも、350年くらいかぁ〜………本当に長い年月だ。それに比べて、たったの50年でもこの時代の人々は一世代がまるごも変わってしまうのだ。そう、たったの50年でだ。

 

 

 

 もう、博麗神社の巫女だったあれほど輝いてた霊無さんも、寿命で亡くなっちゃってさ、次の代の巫女が修行に明け暮れているくらいには世代交代という名の大きな変化が生まれている。

 

 

 

 そう。それ程にも私達妖怪や神様からすれば、人間の命なんて儚くも短い。

 

 あれ程光輝いていた霊無さんも、年月が過ぎれば私や紫さんなどの仲の良かった知り合いの者達に見送られて死んじゃったんだ。

 

 その時、青娥さんは大陸にいたせいで友達の霊無さんの死に目に会えなくてさ?

 

 あの後、少しした後に霊無さんが死んじゃったんだことを聞かされて、少し落ち込んじゃってたなぁ〜………。それで沢山慰めてあげて……………。

 

 まあ、直ぐに元気になっていつも通りになったけれど……今はどこほっつき歩いてるのか知らないや。あの人はかなり自由なヒトだからさ。

 

 

 

 ………にしても、霊無さんも本当に私よりも強くて、逞しくて本当に良い子だったよ。

 

 

 

 …………霊無さんを始めとした、五十年前に出来た人間の友達はもう大体は亡くなっちゃってさ。それで、いつも最後は私は見送る側だ。

 

 

 

「ほらっ…今だって。私は見送ることになっちゃったんだよ?つい、一年と数ヶ月前に……勿論貴方のことだよ?〇〇ちゃん?」

 

 

 

 

 

 

 前世の季節で言うのなら、5月くらいかな?春の暖かさがこんどは段々と暑さに変わり、日当たりの暑さが目立ってきた頃。

 

 

 今、私は守屋神社の、秋宮の歴代の風祝の石碑の前にいる。お手製の口神酒を持って。

 

 そんな私は秋宮の裏側の境内近くにある、少し苔が生えてきた石碑に手を翳して少なくとも数ヶ月に一度はしている日課をこなしていた。

 

 

「………ねぇ。椿ちゃん?椿ちゃんの後の代の風祝もちゃんとそっち側に見送ったよ?

 本当に良い子だったなぁ〜………あの子はさ?椿ちゃんくらいには真面目な子でさ?

 小さい頃から沢山練習して、苦手だった神力も克服して、得意だった霊力の扱いはメキメキ上達してさ。それで大きくなった頃には私の身長を少し超えるようになったんだよ?」

 

 

 私は石碑の前で目を瞑ったまま上から撫でるようにして、自分の胸の前ら辺で動かしていた掌を静かに止める。

 

 

 木漏れ日の影が薄くなったり濃くなったり、その木漏れ日の変化と呼応するように、空が暗くなったり明るくなったりと繰り返している。

 

 

「でも、平和な時期だったせいなのか、それでも椿ちゃんよりも霊力も神力も結構弱かったし、髪の緑色も薄かったんだよ?

 なのにさ……おかしいでしょ?あの子は椿ちゃんとは全然違うし、椿ちゃんと顔は少しだけ似てたけど、雰囲気も違う。

 

 なのに、私はあの子のことが凄く、凄く可愛く感じてさ……我が子みたいに可愛がっちったてね?それであの子は小さい頃から私に懐いちゃったもんだから諏訪子さんにヤキモチを焼かせちゃってさ。

 

 でも、結局は諏訪子さんと神奈子さんの娘だから、椿ちゃんみたいに皆を愛して皆に愛されててさ。あの子も椿ちゃんみたいに皆を愛してたんだよ………グスッ………。」

 

 

 思わず引っ込んでいた筈の涙を零してしまった私は自分の涙を拭いながら、触れていた石碑から手を離すと、木漏れ日と影が少しだけ強くなって今となっては懐かしさをも感じさせる"鹿威し"の音が遠くから聞こえてきた。

 

 

 そして、再び静かになった秋宮の内庭から、フゥと優しい風が吹いて、私が声に出してあげた彼女の名前を打ち消してしまった。

 

 

「椿ちゃんに負けないくらい、本当に優しくて努力家で心の強い良い子だったよ。〇〇ちゃんは………。」

 

 

 

 また……寂しくなるね。

 

 

「まあ……あの子も椿ちゃんがいるかもしれないあっち側に向かっている頃合いだろうけど、そっちで会った時はその子に嫉妬しないで仲良くしてあげてね?

 あの子、私にアツアツだったからさ?私は小さい頃からの三代目の大巫女さんに継ぐ育ての親だったってのに、本当に沢山懐かれちゃってさ?

 まあ…親戚の子供とお姉さんの関係だっただからからさ?怒らないでね?椿ちゃん。」

 

 

 そうして、私は和やかな表情でのまま手慣れた様子で石碑を水に濡らした後、軽くついていた土の汚れを布地で拭ってあげた。

 

 

 今日は………穏やかな風が吹いてるね?椿ちゃんと〇〇ちゃん?

 

 

「……………グスッ……また、……また……会って沢山話したいよ。椿ちゃんにも………〇〇ちゃんにもさ………。」

 

 

 

 石碑にかかっている木漏れ日と影が草木の風に揺らされて、静かに止まらぬ涙を零していた私の呼びかけに応えてくれているような気がした。

 

 

 

 

 

 ― ヒュ〜 ―

 

 

 

 

 

 

 そして、二人に話しかけながらしている墓を綺麗する為のお手入れも全て終わり、その頃になると泣き止んでいた私は、最後にお供え物として私の口神酒を置いていると、

 

 

 その時、遠くから幼く元気でその癖なぜか相変わらずどこか威厳がある声が聞こえてきた。

 

 

 

「お〜い!飛燕〜〜〜!!神奈子がなんかまた飛燕のことを呼んでるよ〜〜?またモノいじりで、あの生意気な河童と作業小屋でまた性懲りもなく色々やり始めたらしいってぇ〜〜!!」

 

 

「ふふ……どうやら諏訪子さんに呼び出されちゃったみたい。また来るよ。椿ちゃん、〇〇ちゃん?

 …………は〜い!諏訪子さぁ〜ん?今行くよぉ〜〜〜!」

 

 

 

 ― タタタ ―

 

 

 

 皆に挨拶を済ました私は、歴代の風祝が眠っている石碑に背を向けて走り出す。

 

 

 そして、諏訪子さんの元へと元気に駆け寄って、諏訪子さんの隣に肩を並べてながら、諏訪子さんに話しかけることにした。

 

 

「そういえば、諏訪子さん?諏訪子さんも、大分大丈夫になってきんじゃない?元気になってくれてなによりだね?」

 

「うん……まあね…飛燕。もう1年と数ヶ月も経てば、流石の私も切り替えるさ。何回も経験してるのもあるけど、やっと持ち直した理由はそれだけじゃないからさ。

 ………………幸い、あんたと出会う前とは違って、今はいつでも神奈子と時々定期的にやってきてくれるあんたがいるからね。

 子供達が亡くなったらまたひとりぼっちとかにはならないからさ………だからさ。

 

 ………一応、あんたには感謝してるんだよ?その………家族としてさ?」

 

 

 そう言って、珍しく私にデレてそっぽを向いてしまった諏訪子さん。私はそんな諏訪子さんの身体をギュウ〜と抱きしめながら少しだけ悪戯な笑みを浮かべて親しみを込めてからかうことにした。

 

 

「……へぇ〜?諏訪子さんったら、実はそう思ってくれたんだね〜?……あ〜!?だから、私のために建ててもらった春宮の願掛けの効果を『縁結び』にしたんだね?」

 

 

 私はが諏訪子さんのケロ帽子を優しく撫でてていると、図星を突かれた諏訪子さんは少し動揺した様子を見せる。

 

 

「そ、そうだよ!馬鹿っ!…………悪かったかい?」

 

「いいえ。諏訪子さん?……でも、三百年ぶりにやっと腑に落ちたとは思うかな?………結構諏訪子さんって、優しいんだなぁ〜ってさ?」

 

「むぅ〜!………そのとおりだけどやっぱりなんだか納得しない〜〜!!というか、私だってちゃんも優しいもん!!」

 

「またまたぁ〜〜!!目の前の家族の前くらい素直になってくださいよ〜〜!」

 

「うがぁ〜!でも、飛燕に対してするのも嫌だぁ〜〜!」

 

「キャア〜!駄々を捏ねる諏訪子さんも可愛い〜〜〜!!!」

 

「ちょっ!そんなに強く抱きしめるなぁ〜!!」

 

 

 

 ― ギャーギャー ワーワー ―

 

 

 

 そんなこんなで二人で仲良くお喋りしながら私と諏訪子さんは本宮への道へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 やっぱり、私は悲しい顔よりも、こうして笑顔でいた方が嬉しいよね?

 

 

 

 私、これまででもこれからも沢山この鴉生を楽しむからさ?

 

 

 

 

 だから、沢山見守っててね?椿ちゃん?〇〇ちゃん?霊無さん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さてさて、夕方までは神奈子さんとにとりと私は作業小屋でモノいじりを済ましたその後は、守屋神社にいる皆で集まって、なんとなくしたくなった久しぶりの守矢神社での宴をすることになった。

 

 

 

「にしても………にとり。あんたもここ数百年で随分とここ守矢神社に馴染んできたね〜?

 でもな?幾ら井戸経路で秘密裏に来れるからって、少し妖怪として分を弁えたほうがいいんじゃないかい?まあ、時々来てくれるっていうのはモノいじり仲間としてはうれしい限りだけどな……?」

 

「まあ、まあ。そう仰らずにぃ〜……神奈子さぁ〜ん。いつも私の開発が行き詰まった時に一緒に考えてくれるヒトなんて居ないんですからぁ〜……本当に助かってるんですよぉ〜?ヒック。」

 

「まぁ…ちゃんとうちの民達に姿を見られないようにするっていう約束を守れてるからいいんだけど?

 

………にしても少し距離が近くないかい?にとり?」

 

「ん〜?…そうれすかぁ〜〜?ヒック。」

 

 

 神奈子さんに引っ付きながら神奈子さんの盃に酒を注いでいるにとりはベロンベロンに酔っていた。

 

 いつもの神奈子さんには恐縮で失礼がないような態度をとっていたにとりだが、一度酒が入って酔ってしまえば、毎度のこと神奈子さんにこうして仲の良さそうに詰め寄って寄り添ってしまうくらいには肝が座っているのだ。やっぱりにとりって酒弁慶だよね?

 

 

「ぐぬぬ〜………神奈子に近づく泥棒河童め………。やはり妖は駄目だ。払うべきだ。絶対にぃ〜…がぉ〜〜!……ヒック。」

 

「諏訪子さん?諏訪子さぁ〜ん?ステイぃ〜……ステイぃ〜だよぉ〜〜?」

 

「は、離せぇ〜〜〜!飛燕〜〜〜!私は神奈子をあの河童から奪還するんだぁ〜〜!!……ヒック。」

 

 

 私はそして、同じく悪酔いを着てしまった諏訪子さんの小さな身体を羽交い締めにして止める私は、呑気に酒とつまみを楽しんでいるにとりと神奈子さんに向けて話しかけて助けを求めることにした。

 

 

「ねぇ〜?神奈子さぁ〜ん!酔ってる諏訪子さんが暴走しそうなんだけど、どうにかしてよ〜〜〜!!」

 

 

「はぁ〜相変わらず、諏訪子は"この時期"は酒癖が悪くなるよなぁ〜…………まあ、というわけだ?にとり。

 私は諏訪子の相手にならなければいけないから。少し離れるから少し横に身体をずらすぞ?よっこらせっと……。」

 

「ウィ〜〜……分かひましたぁ〜?ヒック……ひゅいっ!?……飛燕〜?急に後ろから抱きついてきたら、ビックリすららろ〜?」

 

「うふふ〜♪やっぱりにとりもにとりで凄く可愛いよね〜?」

 

 

 ということで、神奈子さんと私でヨレヨレに酔ってしまっている二人の相手にジョブチェンジである。

 諏訪子さんは可愛らしい嫉妬で若干ご機嫌斜めになってしまったなので、諏訪子さんの相手は神奈子さんに任せて、私は酔って無抵抗になってしまっていたにとりの頬を自分の頬にスリスリしながら抱き寄せて愛で始めるのである。

 

 ハァハァ……にとりったらぁ〜〜!こんなにトロンとしちゃって。可愛くて仕方ないなぁ〜!ホレェ〜スリスリィ〜〜♪

 

 …………グフフフ

 

 

「お〜い?盟友〜?少し距離が近く過ぎないかなぁ〜?」

 

「何言ってるのさ?これくらい親友として当たり前だよ〜?グフフフ」

 

「えぇ〜?けど、なんで今度は私の後頭部に盟友の胸を当ててるのさぁ〜?」

 

 

 そうして私に抱きしめられて、それに少し愚痴を吐きながら飲酒をチョビチョビと再開し始めたにとりの傍らでは、

 

 

 神奈子さんは諏訪子さんに抱きつかれながらわが子を見るような優しい笑みをしながら介抱していた。

 

 時々、裏で色々と聞いている神奈子さんの諏訪子さんについての惚気話だが、なんでも最近酔った諏訪子さんを介抱するのが好きらしい。今でも諏訪子さんを介抱している神奈子さんはとても楽しそうな表情だ。

 

 

「ほら、諏訪子。どうしたんだい?また悪酔いしてるのかい?」

 

「う、うるヒャい!……いつも、神奈子はずるい!私は神奈子に愛を沢山教えるって言ったのに!

 最近の神奈子は機械とか新参者の河童達とかさ、私じゃなくてそういうのにばっかり熱を上げてるじゃん!!ヒック。特にこの頃は全然私に構ってくれない!」

 

「……アハハ…耳が痛いな。」

 

 

 なんだか可愛い不機嫌を晒してる顔諏訪子さんが神奈子さんを叱ってるけど、そんな二人を肴にして話を続けるよ?何でも、この時は確実に諏訪子さんに夜の勝負で勝てるからだとか何とか。でもさ神奈子さん?

 それ、2人っきりで温泉に入ってるときに私に向かってその素晴らしい御身体を自慢げに見せびらかせながら言いますかね?普通?

 

 そんなの事細やかに様子を聞いてたら昂ぶっちゃうじゃないですか?

 

 

 まあ、そう言って自慢げに目を瞑って話している神奈子さんの話を聞いている私の目線はずっとあの豊穣の象徴だろう大きなたわわから下側に向かってますけどね?グフフフ

 

 

 

「だがな?諏訪子。別に私は諏訪子に飽きた訳じゃないんだ。少し、趣味に没頭してただけさ。それに、諏訪子。最近、口付け以外に相手にしてなかったのはワザとさ。

 何でも、『ポメラニアンなんと』って奴を試してるだけなんだよ?」

 

「ん?……ぽれ?……何ひょれ?神奈子?」

 

「さあ?私は飛燕の言った通り、一週間かけてそれをやってるだけなんだよ?とても健康的なことらしい。

 だから丁度、昨日で口付だけの期間は終わったから、今日からはちゃんと相手をしてやれるぞ?」

 

「ほ、本当〜?発散できてなかったから、凄く疼いてたんだよ〜?だから『今日まではお互いに身体をイジっちゃだめ』って言ってたんだぁ〜?」

 

「そうだよ?諏訪子。………ふふ。安心しろ?ちゃんとお前のことは心から愛してるんだからさ?」

 

「うゔぅ〜……そんなにはっきり言われるとぉ〜…………でも、神奈子。色々と我儘言って、ごめんね。」

 

「大丈夫さ諏訪子。私は何処にも行かないしずっとお前の隣にいるからな。……ン」

 

「………うん。…ン。」

 

 

 

 

 そう言ったきり、神奈子さんと諏訪子さんはお互いの軽い抱擁とそれと相対的に熱くも濃厚な口付けを交わし始めた。

 

 

 相変わらず胸焼けするくらいラブラブである。

 

 

「ヒュ〜ヒュ〜!二人は相変わらず熱々だよね〜?」

 

 

「あ〜。なんだかいやぁ〜な気分だよ。目の前で熱々夫婦にイチャコラされるのはさ。酒が甘くてしょうがないなぁー。」

 

「あれ〜?そうなの?にとり?てっきり『たかねとくっついたのかなぁ〜』とか、私は思ってたけど?」

 

「ブブー!?…ゴホッゴホッ!?……ちょっと盟友!いきなり何を言い出すんだい!」

 

「えっ?違うの?」

 

 

「たかねと私は本当に幼馴染の腐れ縁だって!……もう。何回言わすんだか………こんなに酔いが醒めるなんて思いもよらなかったよ。ったく。」

 

「にしては?顔が赤いように見えるけど?」

 

「………馬鹿っ!盟友があんなにお膳立てされたら嫌でも意識しちゃうだろ?あれはお互いの気の迷いなんだよ!!」

 

「そうかなぁー?二人共、私が用意した天狗の里での逢引を結構楽しんでたじゃん?

 それに、逢引の間はいつものいがみ合いも無かったし、結構いい雰囲気だったっぽいけど?」

 

「……………あれは…ほら…盟友を中心に、私とたかねの知り合いや友人があれだけ準備してくれたら、失敗とかさせて台無しに出来ないかったからさ?………ていうかなんで知ってるのさ!?!?」

 

「それは乙女よ秘密だよぉ〜?でもね〜?にとり〜?たかねは『にとりとの逢引は悪くない感じだったよ。』って言ってたんだけどねぇ?」ニマニマ

 

「ほ、本当か!?……あっ。」

 

 

「ふふ……少なくともお互いに仲がいいんだから、せめていがみ合いくらい辞めれればいいのに〜?」ニヤニヤ

 

「そ、そっちだって!盟友はどうなんだよ!!人たらしの癖に!!変な所で鈍感でさぁ〜!!なの(変な所を勘繰ってこないでよ〜!!」

 

「…………ん?ヒトたらし?」

 

「………はぁ。盟友は………そこからなのか…兎に角。私ばかりそんな話をさせるんじゃないよ。」

 

 

 私はヒトたらしじゃないと思うよにとり。私はただ、皆と仲良くしたいだけだからさ。前世では交友が狭かったから今世では沢山のヒトと交友したいだけなんだからね?

 

 まあ、普通に仲良くしてたらいつの間にかなんだか凄く親密な関係になっちゃってるだけだし?沢山交友してたらそうならないかな〜?

 

 

「う〜ん?…まあぼちぼちかな?文とはたては最近は諜報活動で色々と忙しいらしいし、私も旅とかで忙しいから会えても一週間に数度くらい。それで予定が合ったときは色々とのんびり一緒に過ごす感じだよ?」

 

「へぇ〜?そうなだね?………そういえば、シェアハウスに引っ越ししてから、ここ五十年での皆の生活はいったいどんな感じなんだい?あの建物に関わった者として、少し聞いておきたいんだけど。」

 

「あ〜ねぇ〜?基本的に皆快適に使わせて貰ってるよ。けど、住民の殆どが忙しいからあんまりシェアハウスにはいないんだよ。文とはたては大江山に出張するし、青娥さんと芳香ちゃんとかルーミアちゃんも言うまでもなく自由奔放だし、天狗の里いることが多い龍さんとか椛ちゃんは鞍馬大天狗と元で修行してたりとか忙しい感じかな〜?

 それで二人とも偶に一緒に家事の手伝いとか将棋とかするくらいだね〜。影狼ちゃんとはいつも通り。時々、私が妖怪の山にいることを匂いを嗅ぎ取って妖怪の山に通いにいく影狼ちゃんが来訪して数泊してくれるんだけど、影狼ちゃんって結構奥手だから私から誘わないと襲ってくれないんだよ。だから、よく私から誘う感じでさぁ〜?影狼ちゃんって結構そうい所が可愛くなぁ〜い?グフフフ

 ………あれ?意外と私ってスケジュールバードだな。うん。」

 

 

「……………まあ、あんたが忙しいのはわかったよ。盟友。もおうか、急に私の前で、惚気てこないで欲しいよな…………今度は酒が苦くなっちゃったじゃん…………」ボソッ

 

「…………ん?にとり?なんか言った?」

 

「な、なんでもないよ!盟友!!…………というか、こ、この!いつも私に当ててくる胸なんて!さっきから当てつけだよな!!なら!揉んでやる!揉んでやる!!」

 

「うわっ!?に、にとり……急にたわわを掴んで…やん……―ン……と、何処を?………ァ…。」

 

「シッシッシィ〜〜!いい声で鳴くじゃないかぁ〜?盟友ゥ〜!!もっとその色っぽい聞かせなよぉ〜〜!!グヘヘヘ」

 

 

 ちょ、ちょっと…にとり!そんな所触らないでよ!最近は敏感なんだから―…ンッ!?

 

 

 そうして、私が完全に鼻の下を伸ばしているにとりにたわわを揉まれたり、他には敏感なところを服の上から刺激されたりしてヨガってしまっていると、夫婦でのイチャイチャから返ってきあ諏訪子さんはその姿を発見して呂律の回っていない声を上げる。

 

 

「あぁ〜!?そんなに乳繰り合いやがってぇ〜!浮気かぁ〜?泥棒鴉めぇ〜〜〜〜!!!!」

 

「あっ!諏訪子!駄目だって!」

 

 

「お前!椿を私から奪ったのに、直ぐに何処かに目移りしやがってぇ〜〜〜!!懲らしめてやるぅ〜〜〜!!!ヒック」

 

 

「「ん?……ギャァァァァァァァ!?」」

 

 

 

 そうして、諏訪子さんに私とにとりは纏めて黒焦げにさせられてしまった。

 

 

 

 

「…………おい。諏訪子?にとりも巻き込んでるぞ?」

 

 

「………あ。」

 

 

 

 

 

 このように、お酒とはヒトを変える程の恐ろしいものである。今日の宴で、私とにとりはそれだけを胸に秘めながら、仲良く抱きつき合いながら少しの間気を失ってしまったのだった。

 

 

 

 まあ、その後は直ぐに復活してお酒を飲み直して皆でベロンベロンになって酔っちゃったんだけどね?

 

 

 

 酒を飲むヒトはやっぱり同じ失敗を繰り返すのだろう。これもまた新しい発見だね?アハハッ!………はぁ〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな感じで私の日常はいつも通りに進んでいったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 さて、次回からタイトル詐欺はなんとか回避出来そうですね。次回のパートは後の物語に色々な所に繋がる分、少し長くなりますが、これからも楽しみながらお付き合いくださいね。

読者の皆様にとっての女オリ主のイメージを教えてください!

  • 可愛い! ここに皆入れてね!
  • 格好いい! そう?まあそれもありだね?
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