少し刺激的な描写がありますのでお気をつけを。
(前回からの続きです。)
無事何事もなく藤原京の横大路の外門に辿り着くことが出来た私達。
そんな私達は、ここ藤原京で名前と顔が知られるようになった私が用心棒として同行していたお陰で比較的に簡単に兵衛の兵士さんから入居の許可証を頂けた。
そして、門を抜けたのに、未だにお上りさんが直っていない三人のことをクスクスと笑いながらやる気のなさそうな役人がいた役所まで進んでいく。
そこで、空き家がある所を聞き出して、お爺さんが竹から掘り出して溜め込んでいた金塊のほんの一部を土地代として渡したことでハイスピード購入を決めて、さっさと手続きを終わらして、のんびりとしていたのに急に大きな管理仕事が舞い降りたせいで、騒がしくなってしまった役所を背後に、皆して悪戯顔で去ったのだった。
そうして今は、そのまま牛に引かれた荷台に乗った私達は何事もなく天香久山(あまのかぐやま)の麓にある大きな屋敷に辿り着いた所だ。
「うむ、随分と立派な屋敷じゃな。中々に広々としておる…。」
「まあ…確かに大きい屋敷ね?御爺様。でも………にしては……ボロ屋敷ね……。」
「掃除のしがいがありそうでいいじゃないですか?かぐや。」
「まぁまぁ。………それに裏山に神社も近くにあるし、お参りには欠かせないだろうけど。少なくとも厄災は無さそうで良かったじゃん?…………まさか…ついでに小山も買うとは思わなかったけど……。」
そう、目の前には暫く使われていなかったのか埃が被ったとても広いボロ屋敷の背後には天香久山という小山がドカンと一つ立っている光景が広がっていた。
本当に凄いねこれ。全部この一家のものなんだよ?ヤバくない?
やはり、世の中で回っているというのは金とコネである。こういう物語を実際に体験してみるのも、なんだか夢があるのかないのか分からないよね。うん。
「さて、まずは皆で掃除しよっか?」
「そうじゃな。月女。」「そうね。」「そうしましょう。」
そうしてのんびり昼頃に掃除し始めてから、夕方になる頃には屋敷の普段から住むだろう場所はすべて綺麗になっていてそこで一旦掃除を中断することにした私達は、夕飯を食べることになった。
「やはり、婆様の握り飯は上手いのう〜。この数十幾重の歳を経て食べ続けてもこれは飽きんわい。」
「確かに……私は御婆様の握り飯も好きだけど、でも、月女の作ったおかずもそれはそれで凄く好きなのよねぇ〜?なんだかあったかく感じるし?」
「嬉しいこと言ってくれるね〜?かぐちゃ〜ん?何?それとも何かな?私をお嫁さんにでもしたいのかな?」
「ふふ…………それはそれもアリね…?」
「……………え?冗談だよね?……え?なんで答えないの?かぐちゃん?」
「ねぇ!御婆様!私にもおにぎりの握り方を教えて!」
「ええ良いですよかぐや。私としてはかぐやが自立意識を少しでも早く持ってくれるだけでも、それだけで大歓迎ですから。せっかくならコツも沢山教えてあげますよ?」
「グスッ……あの竹の中から出てきた小さなかぐやが…こんなに成長しおって……グスッ。わしゃ嬉しいぞ。グスッ。」
「…………あの?かぐちゃ〜ん?というか皆?誰か冗談だと言ってよ?ね?………………え?誰も否定しないの?ねえ?」
なんか皆さん肯定的なの怖いんだけど?外堀埋められそうで怖いんだけど………?
なんだか混乱してしまっている私をおいて、お婆さんは涙ぐむお爺さんに話しかけ始める。
「そういえば、貴方。これからどうするのですか?役人様達の反応から、もう私達の噂が経ってもおかしくはないと思いますが?近所にいらっしゃる貴族様方とのご挨拶とかありますでしょうし。………挨拶は出来るだけ早い方が良いと思いますが?」
「それ、私も聞きたかったわ!御祖父様。私達って貴族じゃないんでしょ?そこら辺はどうするのあしら?」
「確かに、今の儂等は大金持ちの身分ではあるが、婆様の元の家の身分はともかく、今の儂等の身分は竹取の庶民以下の身分でしかないからのう?
……………まあ、儂から周りの貴族様方の家に偉い身分のお方を順から回っていくしかあるまい。貴族様方からは何かと言われるかもしれんが、それぞれに少しずつ一つまみ分の金塊を振り分けるようにして手土産にすればそのうち黙るじゃろう?
それに、婆様の実感の様な金の巡りに困っている家に引っ越しの挨拶片手に贈呈として譲り与えれば、各家とも懇意に出来るじゃろうし、家としては助かるじゃろしな。なぁ?婆様?」
そう言って、お爺さんはお婆さんに笑いかけるとお婆さんはとても嬉しそうに笑顔を返した。
「……ふふ…そうですね。貴方。」
「………ん?何の話かしら?御爺様?御婆様?」
「なんでもないよ。かぐちゃん。2人だけの話だよ?」
「ふ〜ん……そう?」
因みに…ここだけの話だけど、二人は駆け落ちしたっていう話がちょこっと出てたじゃん?
あれって、実はお婆さんは下級ではあったけど列記とした貴族の元お姫様でさ?
そんなお姫様だった頃のお婆さんが若かりし時に、奉公人として屋敷で働いていた若い頃のお爺さんと出会って、その時に恋に落ちたんだけど、身分差や若い頃のお婆さんは他家との許嫁を昔に決められていたことの他に沢山の障害があったんだ。
それで仕方なく2人でかぐちゃんが生まれ育ったあの近江国の村の小山まで駆け落ちをしたんだってさ。
なぜ私が知ってるのかって?それは今から説明するから待ってなって。
あれは確か、私が引っ越す前のあの竹取の翁の一家にて、かぐちゃんの子育てをしながら冬籠りさせてもらって時だったよ。
たしか、吹雪の夜に対してすることがなくて退屈したまま寝てしまったかぐちゃんを膝枕にしている時だったかな?
竹笠を編んでいたお爺さんと編み物をしていたお婆さんに、退屈しのぎに昔のことを聞かせてくれたんだよ。
まあ、『私の膝上にてスヤスヤと眠っているかぐちゃんには秘密にしてね?』って言われてるからかぐちゃんには秘密にしておくことにしたんだ。
で、お婆さんの出身の下級貴族の家は地方にも土地があるわけでもなく、朝廷で授けられた役職のそれ相応の仕事分の給金しか貰えず、かといってお婆さんの家は都市の役人で土地もあまり持ってない貧乏貴族だったから、それ以外の収益が得られずお婆さんの家はお婆さんが物心つく前の小さい頃でもお金の苦心に中々苦労してきたんだとか?
で、そこで朝廷や役人に納めなきゃいけない税である"庸"の代わりに労働力を納めるということで奉公人としてやってきたのがお爺さんだ。
そして、そこの家をお婆さんの父である貴族の当主と一緒になんとか切り盛りして建て直す手伝いをしたんだって。
で、話は戻るけれどそこでお婆さんの親を手伝いながらお婆さんの実家の切り盛りをしていく内に、お爺さんとお婆さんは出会って、恋に落ちてしまったんだとさ。
それで、お爺さんとお婆さんには駆け落ちという恩を仇に返してしまったっていう引け目があったらしいからこそ、大金持ちになったお爺さんは、若い頃に凄く御世話になったお婆さんの実家の貴族に今度こそ仇ではなく恩を返したかったのかもしれない。
でも、お婆さんの父は二人の駆け落ちを画策する前に、親御さんはその二人の密会のことをとっくの昔に勘付いていたらしい。
けれど、お婆さんの親御さんはいざ駆け落ちが実行された時に止めようとするのではなく、選別として二人に金銭を渡してくれたんだって。
そう。お爺さんと共に今まで切り盛りして稼いで溜め込んでいたお金を。お婆さんが嫁ぐ予定だった名家である秦野家へと、貴族の娘として嫁げば、秦野家の恩恵を得て更に家を盛り返せるのに。
お婆さんの親御さんは、家全体の幸せよりも娘の幸せを選んだんだって。
さぞ…お婆さんの父親は娘を大切に思ってた立派な父親だったんだろうなぁ〜。
まあ、老衰で死んじゃったらしくてもう会えないらしいけどさ?
でも、一度は会って見たかったよ。一人の化けガラスとして、そして石道神の神様としてね?
まあ、そのことを、二人は役所からの道のりの途中に思い返したんだろうね。
だって、お爺さんとお婆さんはこの天香久山の麓の屋敷に来る途中で、通りかかっていた少しだけボロかった屋敷の方向をずっと見てたからね。
事前に冬ごもりの時に二人の駆け落ちの話を聞いてた私はピンと来ちゃったからさ。
だから、私が手伝えることは手伝おう。どうせ、ここまで乗りかかった船だし、これからも、居候兼お世話係兼この家の用心棒として、お世話になることは確定だからね。
これからはしっかりとこの一家と同棲して、かぐちゃん一家の一員としてこの都で活動すことになるんだ。私の都での肩書は、一人の女用心棒ってだけじゃなくなるんだからさ?
それに、それくらいしないっていうのは、家族の一員とは言わないと思うし?
「では、その時は私も用心棒としてついて行くよ。村に家を構えていた時していた出稼ぎの為に術師をしていたお陰で、ここら一帯の殆どの貴族様方とは何度か面識がありましたからね。」
「そうか、丁度良いな。ならその時はよろしく頼もうかのう?月女。案内を頼むぞ?」
「ええ、よろしくお願いしますね。月女?」
「うん。任されました!今の藤原京は私の庭みたいなものさね!!ドンと頼ってね!!!」
「ふふ……ええ。頼りにしてますよ。月女。」
「アッハッハッハ……相変わらず月女は頼もしいのう〜?」
うむ、私を仲介者として挨拶しにいけば仲は取り持てるでしよ?これで取り敢えずは何とかなるのかな?
「ねぇねぇ?私はその挨拶について行っても良いの?」
私達の言葉に隠された意味を知らないかぐちゃんはまだまだ成長しきっていない12歳の身体を胡座をかいていた私の膝上越しに身体を乗り出してきてワクワクとした様子でそう言ってきた。
けれど………
「う〜ん……流石に、かぐやはお留守番かもしれんなぁ〜?」
「そうですね。………かぐやはお留守番ですね。」
「えぇ〜!なんでよ!二人とも!!私も行きたいわ!!ねぇ!月女!!どうにかなさい〜〜〜!!」
「え〜?でも、これに関しては難しいなぁ……。」
「なんでよ!!私だけ仲間外れは嫌よ!!こんなだだっ広い屋敷に一人ぼっちは嫌ー!!」
「わ、わぁー!肩を揺らさないで〜!かぐちゃん!ちゃんと理由はあるからぁ〜!?」
一家が他家の家に娘を連れて挨拶に行く時は、完全に許嫁をする意味が含まれててしまうのであまりおすすめ出来ないのだ。
そのことを私はかぐちゃんに揺らされながらもなんとか説明し終えると、当の悪知恵が働く彼女は『なら、私は顔を隠していけば良いじゃない!』と普通にドヤ顔で反論しながら駄々をこねてくるので、私達は折れるしかなかった。
はぁ………かぐちゃんって中々にお姫さんだなぁ…………。小さい頃の文の方がもう少し聞き分けがあったよ?かぐちゃん。
まあ、こんな箱入り娘を時々つまみ食い(比喩表現)できるからいいんですけどね〜。グフフフ。
決して、エッチな方じゃないから。愛でる方だからセーフだからね?
……………わ、私は未遂です(震え)!!
* * *
私達は夕食を食べてゆっくりした後、屋敷の中にあった風呂場を掃除した後、順番でそれぞれ入ることにした。
この時代、天然の温泉には入る人は特に庶民で沢山いるけれど、貴族や寺屋敷くらいしか自分で浴室のついた風呂は持っていなかったりする。
濡れた布で身体の汚れを拭けば事足りるのに、わざわざ水と薪を多く使う風呂は当時の基準で言えば贅沢品なのだ。だから、サウナみたいな奴はあってもお風呂なんて片田舎の村には絶対に存在ない。
そういう意味では、この一家は初めてお風呂にはいることになるのだ。
― カポーン ―
「うわぁ〜〜!凄いわね〜〜〜!月女〜〜〜〜!お風呂ってぬくぬくしててあったかいのね〜!!!」キラキラ
「ふふ……そうだね。かぐちゃん。」
― ザバァ ―
今、私と一緒に二人っきりで浴槽に入っているかぐちゃんは、とても楽しそうにゆったりとお風呂に浸かっていた。
そんなかぐちゃんの様子を私は隣で身体を木製の湯桶で泡立てた身体を洗い流しながら答える。
お婆さんとお爺さんは先に風呂を済ませてゆっくりしてる感じなので、かぐちゃんはお姉さんと一緒に入っているという訳だ。そろそろ食べ頃(愛で時)かな?かぐちゃんも?グフフフ
「なんだか、楽しいわね〜。それに落ち着くし、気持ちがいいわぁ〜〜。」
「そう?そんなに気に入ってくれて良かったよ?私が事前に下調べして選んできたところだし、苦労が報われて嬉しいね?」
「………ふん!よきな計らい!大義である従者月女!」
「ははぁ〜!お褒めに預かり誠に在り難うぞんじます。……って私は従者じゃないからね?」
― カポーン ジャバァ〜 ―
「ふふ。殆ど月女は私の従者よ。それも専属のね?」
「はいはい。私はかぐちゃんのモノですよっと。」
― ザバァ〜 ―
そうして、私が桶に入ったお湯でで洗った身体の泡を流していると、かぐちゃんは上機嫌そうに広い浴槽でトロけきっている様子だ。
「ふぃ〜♪……ごくらく極楽。いやぁ〜?本当に楽しくて仕方がないわね〜?」
「ふふ。そうだね。そのことは確かだね?」
確かに初めてなことはなんでも楽しいと感じるよね?
ワクワク感というかなんというか。それも年上のお姉さんや友達と一緒にいくと、更に楽しいのである。
私も昔、親戚のお姉さんや親友と行くことが沢山あったけどやっぱり楽しいよね。こういうの。
今でも月に一度くらいは、文達のシェアハウスで集まってぬくぬく過ごす時にゆっくりと温泉に浸かうのは楽しいんだよね。勿論、迷いの竹林の方もね。どちらも皆可愛いし、乙女達のエッチな体を堂々と沢山見れますから最高なのです。グヘヘ。
ふう……あらかた洗い終わったかな?いや、少し泡が残ってるな。
そうして私が残りの泡を湯桶のお湯で、ルーズサイドテールに纏めていた髪の毛を解いて、再び洗い流していると、かぐちゃんがこんなことを言ってきた。
「いや月女は私の従者だっていうのも、もう確定だし……にしても……月女って相変わらず綺麗な肌よね?
………身体って身体の線もしっかりしてるし………その魅力的なくびれもいい感じだし………正直いい身体だと思うわ。
胸も………豊満なのに凄く引き締まったその身体に丁度合ってるわ………なんだか嫉妬しそう。」
まあね。私はずっと旅ばかりしているから無駄な脂肪は少ないし、ある程度筋肉質でかつ元々脂肪がつきやすかったお陰で神奈子さんのあの羨ましいボディとまでは行かないけど、それでも私のマイボディは中々の豊満ボディに近くなっていっているのだ。
それでいて、基本的にはスレンダーな体型なので、前世だったならば正直グラビア雑誌で表面の大見出しを貼れること間違い無しの筈だ。
まあ〜。私の周りの方が体型関係は凄いからそこまで自信を張れるとは思ってないけどね?
「あ〜、そういば、かぐちゃんが大きくなってから久しぶりだっけ?お互いの肌をこうしてしっかりと見せ合うの?」
「そうよ。月女って意外と守備がしっかりしてるから、じっくりと見る機会がそうそうないのよ……お風呂だってなかったから水浴びの時ぐらいだし、月女はさっさと洗っちゃうからまともに見えなかったわ。」
「あ〜?まあ〜ねぇ〜?そこら辺はしっかりすることにしてるんだよ?」
私が青娥さんと出会ってから早五十年以上が経って、それを皮切りにルーズサイドテールに変えてから、何故か沢山の知り合いで親しい妖怪や神様達から事ある毎に襲われまくられるようになってしまっていた。
主に、鬼の四天王の皆さんや文やらなんやらだけど、名前を上げればキリがない。青娥さんは言わずもがなだね?
なんでも、私の髪型が私と親しい皆さんにはあまりにも堪らないらしい。
なんでかは知らないけれど、なんでだろ?
だから、ある程度身持ちを固くするようにしている。これ以上は交際関係を広げちゃ駄目だろうしね。私は反省して次に生かせる女なのだ。
けど、…それでも沢山ひっきりなしに襲われるのはどうしてなんだろ?
大江山に行けば、鬼の四天王達もとい山の四天王にあっちの方で寝込みや個人的な酒の席や、水浴びの度に襲われるし、やりたい放題だよあの人達。『私を何だと思ってるんだ!』と一度三人全員が揃った宴で問いただしてみたら『最高の女』と真顔で言われてさ。
真面目に返せちゃったもんだから、その場で赤面で逃走するしか無かったよ。あの自由人共め。まさか、華扇さんまでもがそっち側だとは思わなかったよ。
他にも挙げる例は沢山あるけど……………もう知らない!私知らないもん!!これを考えたらキリがないから駄目だぞ私!!
― ザバァ〜 ―
っと…そういえば、丁度身体も髪の毛も洗い終えたね?なら、今度はかぐちゃんの番だ。
「まあ、そんなことよりさ?………旅の疲れもあるだろうし、折角ならかぐちゃんの身体を洗って挙げようか?ほら、ここ座ってかぐちゃん?」
私は木製の風呂椅子を縦に並べてかぐちゃんに前の方の風呂椅子の位置をポンポンと軽く叩いて促すが、かぐちゃんはお風呂から出てこないで、水面の方にうつむいて、自分の身体を気にするようするばかりだ。
「えへへ………月女の身体を見てたら自身なくなっちゃったわ。」
「アハハ……大丈夫だよ?ちゃんとかぐちゃんの身体はエッチだから。安心しなさいな。」
「もう!私は『浴室で私が着替えている時は私の身体を見ないで。』って、言ったのに!!
結局、見てるじゃない!月女のエッチ!
………でも……それはそれでどうなのよ。その発言。齢12に言う言葉じゃないわよ?私、今結構複雑な時期なのよ?」
「ふふ……はいはい。かぐちゃん。大丈夫大丈夫。お互いに裸は見慣れてるでしょ?」
そう、私は、文達やルーミアちゃん、にとりやたかねや、てゐなどを馴染めとして沢山の乙女達の未熟な身体はこの目で、直接すぐ近くで見てきているのだ!!(迫真)
………勿論、お風呂でだからね?
「……くっ……この……ロリコン月女……変態…はぁ……分かったわ。観念することにするわ……。」
― ザバァ ―
そうして、大事な所を隠しながら顔を羞恥心に染め上げながらも立ち上がって私に見せつけてくる彼女。
その彼女の顕な姿は卑下するものでもない。寧ろ、美しく感じられた。
白く艶のある肌に、それと対称的に肩より下まで伸びている艶のある黒髪。
未熟ながらも少しだけふっくらとしてきた腰回りに少しだけ膨らんでいるたわわやスラッとした肉付きの少ない足腰。
そして、羞恥に染められている赤く扇情的な誰もが認めるだろう美しい素顔による赤面と無意識な魅力的な目のそらし方。
正直、文句なんてまったく出てこないよ……かぐちゃん?
「でも、かぐちゃんの身体だって、凄くいいじゃん?」
「そ、そうかしら?月女?」
「そうだよ?…かぐちゃん………ほら、いつまでも突っ立ってないで、こっちにおいで?」
「う、うん………。」
そうして、オズオズとしながらも、風呂から上がって私前の風呂椅子にストンと座るかぐちゃん。
そんなかぐちゃんの美しい背中と髪の毛に私は優しく触れると、かぐちゃんは少しだけビクついてしまう。
「ヒャッ!?……フー…スー……。」
そうして少し緊張と共に、何処か期待感に満ちているような興奮を顕にしながら肩を小さく上下させているかぐちゃんのまだ少し小さい後ろ姿に、私は母性を感じながら湯を掬った湯桶を持ち出す。
「ふふ、……洗うよ?目を閉じて。」
「…………うん…。」
― ザバァ ―
そうして私は湯桶で身体をお湯でかぐちゃんの身体を濡らした後に、ムクロジという擦ると泡立つ木ノ実を擦って泡を沢山作っていって、手に集めてゆっくりとかぐちゃんの身体に素手で手に触れながら泡を優しく、かぐちゃんが私の手の感触を感じるようにゆっくりと丹精込めて塗りたくっていく。
「ヒゥッ!?………、フ〜……ハァ〜………ヒャウッ!?」
そうして私がかぐちゃんの身体を素手で優しくスライドさそる度に、かぐちゃんは身体をビクンと跳ねさせる。
対して私は、かぐちゃんのその反応を、しっかりと楽しみながら少しだけ手に力を込めて泡が広がった背中をゆっくりとかぐちゃんの柔らかい肌の感触を楽しみながら優しく擦ってあげる。
そして、背中側はすべて泡立てられたので、私は自分の風呂椅子をかぐちゃんが座っている前の風呂椅子と殆ど密着するくらいの位置において、かぐちゃんの身体に自分の身体を密着させた。
― ビク ―
かぐちゃんは自身の身体が私の肌や全身や明らかな敏感な所までと、しっかりと密着していることに気がついたらしく。
また今度は少し激しく跳ねてしまうが、私はそのまままだ背の低いかぐちゃんの身体を優しく包みこんで、後ろからかぐちゃんの前の、柔らかいところが多い方の身体を敏感な所までゆっくりと洗っていった。
「ヒャッ……、ン…………。」
「ふふ………どうしたの?かぐちゃん?顔が熱そうに見えるけど?」
「……ゆ、湯けむりに当てられてるのよ?……ハァ…ふぅ…………ン…。」
「………そうだね。湯けむりのせいだね?」
今度は、私は私のその柔らかい身体の感触と私の泡立っている左右の手を少しだけ大雑把に、ゆっくりと力を込めてスライドさせていく。
すると、自身の身体をゆっくりと駆け巡る感覚かぐちゃんは我慢声を零してしまう。
「ン……ハァ………ン……。」
それでも私は左右の手だけでなく、引き続き自分の全身を使って、そして時間をかけてゆっくりとかぐちゃんの身体を隅々まで洗っていった。
そう、隅々まで。大事なところも敏感な所もくまなくに。
因みに、私に身体を洗われることになる乙女達……否、私の知り合いで親しく仲の良い乙女達は、私のこの魔の手の餌食となっている。
青娥さんも龍さんも山の四天王も、天魔様やネムノさん、チミちゃんにてゐや影狼ちゃん、お転婆三人娘の椿ちゃんにその後の代の風祝ちゃんなどなど。紫さんも例外なく私は洗ってあげている。そう全員だ。
だって……そうすれば皆の姿も身体が覚えるから。忘れることなくずっと覚えられるから。だから、私は仲の良い皆にこうするのだ。
それはかぐちゃんもその例外ではない。
「はぁ…ン…ハァ………ね、ねぇ?…月女?…そろそろやめない?」
「そう?………まだまだこれから続く予定だけど?」
「………わ、分かったわ………けど、…出来るだけ早く終わらせて。………その……月女にその…見せられない身体とか顔に…………。」
「…………例えば?どんな感じに?」
「………もうっ…ろい、言わせないでよ。……月女の意地悪。」
「ふふ……かぐちゃん。はっきり言わないと私は分からないよ〜?」
「………本当に月女は意地悪ね…―キャッ?!」
そうして顔を赤らめながらも恥ずかしがるかぐちゃんの内ももの内側を、私は手を使って泡立てながら優しく洗って上げ始めると、かぐちゃんが私の手の感触と背中に当たる感触に声をあげた。
「あまりお風呂で騒いじゃ駄目だよ?かぐちゃん?」
「う、うん………ごめんなさい。ンッ………。」
今度は私が他にもかぐちゃんの脇や内股を、左右の手でそれぞれ優しく擽ってあげると、かぐちゃんは、声を我慢させながらくすぐったさと同時に、快感を我慢するようにして身体をくねらせる。
因みに、私が知り合いの乙女達の全員のバストアップを知っている理由はこれだったりする。
そう…あの時から椿ちゃんに『私の身体を貴方の身体を通して隅々まで覚えてくださいね。』と言われてからやっている手法。
これでかぐちゃんの身体も私の身体隅々まで覚えることが出来るという訳だ。
「はぁ……はぁ………んグ…………。」
かぐちゃんが思わず息を荒く声を出してしまいそうになって慌てて両手で口を塞いでしまうが、それでも私は自身の泡だった身体も両手と連動させるようにして、かぐちゃんの身体を何度も往復させてゆっくりと泡が立つように刺激させていった。
そんなかぐちゃんの耳が更に赤くなっていくその後ろ姿に、私は随分と前の記憶を思い出す。
ふふ……何だか小さい頃の文やはたてを思い出すよ。
こうやって偶に一緒に………それぞれと二人っきりの時にお風呂に入ってさ?
いつも恥ずかしがりながらも、私に背中を流させて……仕方なくて二人の身体を洗っていた私が悪戯心で、偶に悪戯するに軽くビクリと跳ねて………その反応が可愛いったらありゃしなくて。
本当に、本当に。どれもこれも大切な記憶だ。
だから、私は忘れたくないからこうやっていつか思い出せるように身体に他人と私自身にも記憶を刻むのだ。
椿ちゃん。ちゃんと椿ちゃんのことを覚えられてるよ。身体は欠片も忘れてないって。だから安心してね。
そんなことを思い出して考えながら、私はかぐちゃんのそのついには快感に震え始める身体を、決して逃させようとはせずに足先から首下までのすべてを、ゆっくりと何度も何度もゆっくりと、私の泡立っていた全身を使って洗っていったのだった。
かぐちゃんのことを愛でながらも、私のことをかぐちゃんに忘れさせないように刻みつけさせながらも。
(次回に続く)
作者「女オリ主は一言で言うと寂しがり屋の甘えん坊さんなんですよ。一つ一つが一見、変態なことをしているように見えていても、それは女オリ主にとっての一種の一番の甘え方なんです。
だから、変態なことをしているのは許してあげてください。」
ウサ耳少女「………成る程。だから私にもこういうことを、そっちゅうしてきたうさか………こういうことを皆にしてるから親しい奴等から襲われるんじゃないうさか?影狼もその被害者うさね。」
作者「ええ。そうですよ?まあ………言うまでもないことでしょうが、てゐさんも犠牲者なんですよね?」
ウサ耳少女「そううさよ。飛燕が来るたびに、そして一緒にお風呂に入るたびに私や影狼や因幡達身体を交互に洗ってくるうさ。他にも色々と変態な悪戯をしてくるけど、これらもそうさか?」
作者「そうですよ。他にも沢山変態的なことを女オリ主はやってますが、根本的な心境で言えば皆さん甘えたいからなんですね。」
ウサ耳少女「なる程………何だか、腑に落ちたうさね?あの変態の行動原理が。」
作者「まあ、今回は普通に身体を洗ってるだけですからね〜。少し、手つきが際どいですが、別に女の子同士で普通に仲良く身体を洗いあってるだけですから〜。セ〜フセ〜フ。」
ウサ耳少女「本当に作者はギリギリを突くのが好きだけど、なんだかチキンレースとか好きそうだね〜。………あっうさ。」
読者の皆様にとっての女オリ主のイメージを教えてください!
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可愛い! ここに皆入れてね!
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格好いい! そう?まあそれもありだね?
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美しいね! エヘヘー分かってんじゃん!
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変態! でも変態なお姉さんは好きでしょ?
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人情姉さん! 私についてきな!君達!
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大人なお姉さん! 妥当だよねー!うふふ♪
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乙女だよ! 分かってるねー!
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人妻最高! 良い子の皆は入れないでね?
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未亡人最高! なんか投票欄が怪しくない?
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もっと強くなれよ! あっはい、頑張ります
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ポンコツだね。 ん?これは褒め言葉?