やっと、1クールが終わった感じですね。
そうそう、初めての椛ちゃんの日記みたいな視点があります。
作者さんやったね。作者は一秒後に笑う。
おい、笑えよ?
作者「いよっしゃあああああぁ!!!!アハハハっ!!!!」
少しだけ長くなります。それでも良かったらゆっくりしていってね。
(2日後)
ふぅ〜ドキドキしてきた。今現在私は妖怪の山の入り口にいる。もうすぐ天狗の里だ。あと数十分で懐かしい光景が見えてくるだろう。なんか移動速度が早くないって?
『飛ばす程度の能力』で自分をかっ『飛ばした』んだよ。帰りは東海の海沿いで飛べば障害物なんてないからね。気分はバイカーだったね。
爆速でついた私は取り敢えず、鴉姿で低空飛行でゆっくりと滑空してる。確か、高く飛ばなきゃいきなり敵対行動は取られないって、椛さんが言ってたからそのとおりに飛んでるんだ。
おっ!?見えてきた!!天狗の里だ。
………えっと?確かここら辺で上空担当の鴉天狗さんや地上担当の狼天狗さん達が巡回してるから、途中で巡回中の天狗に出会ったらちゃんと挨拶しないとね?
「そこの神よ!!止まれ!!!」
おっと、タイミング良く巡回中の天狗に当たったようだ。背後から声が聞こえてきた。
振り返ると、そこには5人の狼天狗に厳戒体制で曲刀を構えながら睨みつけられていた。
「何処の神かは知らぬが、ここを通させぬぞ!!ここは何処だと心得ている?」
あっ……ヤバい、忘れてた。私神力があるから神力を限りなくゼロに見えるようにセーブ隠さないと神様扱いされるんだった。
種族としての神と妖怪は基本的に敵対関係にある。たがら、こんなに私は警戒されてるんだよね。
これはシクッたなぁ〜〜。
取り敢えず、ポカしたなら取り返そう。今は行動するのが吉だ。
私は変化をして人型になってゆっくりと狼天狗達の前に降り立つと、なんでだろう?急に狼天狗達がよそよそしくなった?
あれ?なんでビビって………あぁ〜!そうだった。基本的に人型の妖怪や神様は力が強いって言われているんだった。さっきまで私の見た目は鴉だったから強めの態度でいられたけど、人型の神様になったから今は実力者だと思われてるんだ。
元々狼天狗は妖怪として小妖怪の部類だったはず。天狗全般でも言えることだけど、狼天狗は人型でもそれは天狗という種族の特性上のもの。私のように人型と人外に切り替えたり出来ないんだった。
そして、天狗は立場が下の者や弱者には傲慢な態度をとるが、立場が上の者にはへりくだったり、命令には忠実だったりする、種族だ。悪意はないが、人間の嫌な部分が少しだけあるのがより妖怪らしいと思う。
だからこそ、ここではこちらが相手と対等以上であると態度で示す必要がある。舐められば面倒くさい展開になるのは見え見えだしね。
それに、一度でも仲良くなれば、公的な時以外はちゃんと友達として接してくれるのがツンデレとかクーデレ適正が高い種族といえると思うんだ。
故に、天狗との交友はリアルギャルゲーをするようなものなのなのだ。グヘヘヘッ。これは私の好物だね。
取り敢えず、話がこじれる前にこちらからは説明しよう。必要以上の争いはお互い無駄に浪費するだけだしね。
「私は、天魔様の御娘様でおられる射命丸文様の友をさせて頂いております黒柳飛燕(くろやなぎひえん)と申します。
此度は文様に旅からの帰省を報告させて頂きに参った次第です。そのついでに御娘様とはご対面させて頂きたく存じます。
そして、私は敵対行動をするつもりは毛頭御座いません。それは私の武器をお預けすることで証明致します。
もし、ここが妖怪の山の天狗の里に御座いますれば、この里の門番長にお取次ぎください。恐らく、大天狗ておられる飯綱丸龍様や射命丸文様に連絡は繋がると思います。」
フッフッフッ!!どうよ?この完璧なセリフは?(前世)元社会人を舐めちゃいけないよ?
私の完璧な対応で、隊長格の狼天狗さんは私をどこぞの身分ではないと解釈したらしく、恐縮した態度で応対し始めた。まあ、私はただの化けガラスだけどね。
「こ、これはどうもご丁寧に黒柳殿。………直ぐ様若い者に連絡させに行かせます。どうか遠吠えはお気になさらずに。おい、『如月』。報告しろ。」
因みに如月(きさらぎ)とは椛さん曰く、天狗社会の階級を表すらしい。
狼天狗は、睦月(むつき) 如月(きさらぎ) 弥生(やよい) 卯月(うづき)皐月(さつき) 水無月(みなづき) の順で右から順にそれぞれの階級に下と上に分かれて段々と偉くなる。
鴉天狗は文月 (ふみづき) 葉月 (はづき)長月(ながつき) 神無月(かんなづき) 霜月(しもつき) 師走(しわす)の順で同じく下と上に分かれて偉くなる。
そうそう、大天狗の龍さんは霜月の階級で、天魔様は師走らしい。椛さんは一番下の睦月らしいけど、これは重役やその家族の召使いや護衛として貰う階級なので、決して悪い階級ではない。
それに、椛さんは天魔様の娘や大天狗の娘のお世話係だから、実際の椛さんの役職はもっと上の権限を持っているって龍さんが言ってた。
ややこしいね。階級と職を統一しなよ。
また、基本的に狼天狗は鴉天狗の部下に当たるので、どんなに偉くなっても鴉天狗以上の階級に慣れないし、上司に逆らうことは出来ないらしい。
そうなんです。天狗の社会は上下社会を煮詰めたブラック社会なんです。………可哀想。
「はっ!!」
5人の中で最も年が高そうな皐月の狼天狗が、最も若そうな如月の狼天狗に命令すると、その若い見た目の狼天狗は、緊急な用の時にする四足歩行で走り出してここから一番高い木の枝に飛び乗って、遠吠えをした。
― アオーーン ―
『オ客様ガキタヨウダ。門番長ヲ通シテ、メグム様に連絡ヲ要請スル。』
少しすると、返事が帰ってきた。
― アオーーン ―
『了解シタ。暫クソノ場デ、オ客様ト共二待機セヨ。』
― アオーーン ―
『了解シタ。復唱スル。コチラハ待機。コチラハ待機。』
― アオーーン ―
『メグム様との連絡ガ繋ガッタ。ソノ、オ客様ノ特徴ハ?』
― アオーーン ―
『人型ノ神。鴉ニモナレル。ソノ他ニハ、紺色ノ髪色ダ。ソシテ、妖力ノニオイモアッタ。』
― アオーーン ―
『…………ソノ御方ハ、オ客様ト判断サレタシ。門番マデ護送願ウ。』
― アオーーン ―
『了解シタ。復唱スル。オ客様ヲ門前マデ護送スル。オ客様ヲ門前マデ護送スル。』
戻ってきた連絡係の若者の表情を見る限り、どうやら通して貰えそうだ。
「許可がおりました。皐月の下。」
「了解した。内容は?如月の上。」
「『ご客人の護衛を門の前まで行え』と。」
「そうか。命令だ。これからご客人の護衛を行え。周囲警戒は怠るな。ご客人に傷をつけるようなことがあれば厳罰を喰らうことになるだろう。行動開始!!」
「「「了解」」」
う〜〜ん………やっぱり硬いよね。天狗って種族。もう少し、ラフでもいいんじゃないかな?ここだけ軍隊みたいなんだけど?ここだけ作品間違えたかな?
内心緊張していると皐月の狼天狗さんが私に話しかけてきた。
「黒柳様。我々『三ノ巡回隊』が護衛致しますので、ご同行お願いたします。武器の連帯については大丈夫です。お預かりいたしませんのでそのままお待ちください。」
「よ、よろしくお願いします…………。」
凄く硬いんだけど……仲良くなれるかな?
こんな感じで、私は連行されていった。
* * *
狼天狗の皆さんに護衛されながら、長く険しい山道を歩いていていた。
仕事モードで私以外誰も話さない。私が話かけても軽い応答はしてくれるが、説明したり、話が終わったら直ぐに黙ってしまう。
硬いです。少しだけ気まずく感じます。沈黙は苦しくない方だけど、私まで軍隊みたいに進軍させられている気分なんですけど?
取り敢えず、移動している間は暇なので、考え事をしようと思ってます。
そう言えば、前よりも巡回の数が増えた気がする。何か天狗の里で天狗達が警戒するようなことでも起きたんだろうか?
う〜〜〜んこのデジャヴ感は…………あの八雲紫って名乗ってた大妖怪のせいな気がするなぁ。
ここの人達もてゐと同じであの大妖怪に訪問されたのかもしれない。そりゃそうだよなるよね。怪しいもん。強そうだもん。
………もしかして、龍さんが言ってた『大事な時期』って、八雲紫関係なのかな?だとしたら結構重大な話かもしれない。
そこら辺は後で龍さんに聞いてみよう。
時々、巡回中の鴉天狗が霧で覆われた渓谷の上を跳んでいるのを見たり、同じく巡回中の狼天狗と私達がすれ違うときに軽い挨拶を済ましているくらいしか変化がない。
でも、これはこれで新鮮だ。空を飛んでばかりだったから山登りを山のプロに囲まれながら歩いているのは悪くない気分だ。
成る程……登山好きにはたまらないだろう。わたしも山に登るのは嫌いじゃない。そのうち趣味で山巡りするのも悪くないかもしれないね。
山登りしてから1時間くらいかな?段々天狗の里が見えてきた。
滅茶苦茶デカい山だけどこんなに早く山の頂上付近にある天狗の里に着いたのは、訳がある。 私が『もう少し早く移動しても大丈夫です。いつまでもお手を煩わせても悪いので。』って言ったら、やっぱり皆遅いと思ってたらしく、天狗らしく猛スピードで移動することになった。
だから普通に歩いたら数日は絶対かかるだろうこの大きな山の頂上付近へと、この早さで着いたのだ。
いや〜楽しかったなぁ〜〜。隙をみたら、休日の天狗の人達と一緒に競争してみるのも悪くないね。ママンや他の鴉もよく天狗の人達と競争してたし、私も神力を隠して誘えば乗ってくれるだろう。
この推定八雲紫によるゴタゴタが片付いたら、天狗の皆さん総出の余興で皆で妖怪の山レースをしてみるのもいいかもしれない。
よしっ!これいいね。堅苦しい組織には新しい風が必要だ。少なくとも天狗達の肩の荷を下ろすべき場面は必要だと思うからね。
そんなことを考えている内に、天狗の里を守るように作られた立派な大門が見えてきた。門は開いている。
私達は門にたどり着く前に減速して、ゆっくりと浮遊しはじめる。
皐月の狼天狗さんが一人前に出るのに対して、門前で待機していた守衛の人が出迎えてくれた。
「こちらは、先程連絡した三ノ巡回隊です。護衛の任務をここにて完遂致します。」
「ご苦労です。ではここからは私達、六ノ守衛ノ門番隊が今回の護衛の任務を引き継ぎます。後は水無月(みなづき)から元の任務に戻れと言い司っています。」
「了解しました。それではご客人の引き継ぎお願いします。」
おお〜〜!!カックイイ!!自衛隊の映画とかでありそう!?
私は内心興奮しながら三ノ巡回隊の皆さんと軽いお別れを済ませて天狗の里に入っていった。
* * *
応接間に案内されて、少しだけ待たされた後、ドタドタと廊下を歩く足音が聞こえてきた。そして、その足音は応接間の前で止まって襖が勢いよく開かれた。
― バタッ ―
「飛燕ーーーー!!帰ってきたのね?」
「ひえん〜〜〜!やっと帰ってきたんだ!?」
「おかえりなさいませ。飛燕様。」
私が振り返ると、そこには謎に笑顔な文と満面の笑みなはたて、そして一歩を後ろにいる椛さんの3人がいた。
文は少しだけ背も胸も大きくなっていて新鮮だった。この前が10歳くらいだったら今は12歳くらいには成長していると思う。そんなに早く成長するものなのかな?
はたてや椛は余り変わっていない。未来に期待だ。
―ドタ―
「皆〜!!元気だった?丁度おみあげがあるんだ〜〜。良かった……ら……い……る?」
―ドタ―
「この…アホガラス〜〜〜〜!!!」
「ギャァァァーーー!!!!」
(閑話休題) お、恐ろしいや〜(シャレです。すみません。)
* * *
(どうやら彼女は気絶しちゃったわ。進行役がいなくなっちゃったな。だから代わりに私が進行役を務めさせて頂こうか。)
(話せば長くなるので、ここは椛の日記を借りることにしよう。
何、直ぐに忘れるだろうから私のことは覚えなくても良いからさ。それじゃあ、私の親友のこと、これからもよろしく頼むよ。)
書名:「犬走椛の日記帳」
副題:〜文様とはたて様のお世話をさせて貰ってから〜
著:犬走椛
〇〇〇〇日目
今日は不思議な化け鴉に出会った。最近文様が始めた修行の後、文様が紺色の鴉を見つけたらしく、文様は急にその鴉を追いかけ始めた。一緒に同行していたはたて様と共に直ぐ様文様を追いかけたが、少しすると突き放されてしまった。まだまだ飛ぶことが出来なかった小さい頃の文様の頃を知っていると、その成長に染み染みするものがあった。
私達が追いつく頃には夕方になっていて、そこではボコボコになった林と気絶した鴉とその鴉を心配している文様がいた。
なんだかよく分からないが、いつも私達を振り回すのは勘弁してほしい。バテバテになったはたて様と鴉を背負うのは私だったのだから。
〇〇〇1日目
今日は文様は修行に精を出せていない様子だった。本人には聞いていないが、状況的にまだ目を覚ましていないあの鴉と喧嘩でもしてしまったことを気にしているんだろう。
しかし、妙にスッキリした様子だった。後腐れは無いことは分かったので、気にしないことにした。それにしても久しぶりに文様の純粋な笑顔を見かけるようになった。あの鴉と何か良いことがあったのだろうか?
もしかしたら、度々相談に乗らせて頂いていた文様のご自身のご身分に対して、何かしらの決着が着いたのかもしれない。
はたて様は相変わらず能天気なご様子だった。
〇〇〇2日目
やっと化け鴉が起きた。少しの間、龍様と共に会話に同席させて頂いたが、その化け鴉の名前は黒柳飛燕と言うらしい。
文との契約については、はたて様と一緒に龍様にお教えして貰いましたが、それにしても不思議な鴉だった。
私は途中で茶を用意するのに席を外していたが、戻るときに丁度一緒に聞き耳を立てていた文様とはたて様と共に盗み見をしていると、飛燕様は文様のことを話していたのを聞いた。
文様の長年抱えていた悩みの重みを大いに減らしてくれたことを心より感謝したい。
昼食を終わらせた後は日が沈むまで宴に参加させて頂いた。普段は頂くことのない料理やお酒は素晴らしかったが、はたて様の酒の弱さには危機感を覚えた。
〇〇14日
久々に日記帳を開く。色々な理由はあったが、飛燕様との生活はとても楽しく、毎日の習慣である日記を忘れてしまう程だった。
特に、一番嬉しく思えたのが、数少ない新しい将棋仲間を見つけられたことだった。飛燕様の将棋の指しは中々強く、思わず夢中になってしまうほど、過熱した。今回は私がなんとか勝ち越し出来たが、ギリギリの戦いだった。龍様は普段からお忙しいので、時間のかかる将棋は中々出来ないので、飛燕様はとてもいい相手になってくれた。
その他では、はたて様と文様と一緒に飛燕様にこの里の街並みをお教えしたり、妖怪の山周辺の他の山にて、冒険をしたりして、この数週間過ごした。
飛燕様は口振りは柔らかく親しみやすい御方だが、根は真面目のようで、よく私や龍様に妖術の稽古を受けに来ることが多かった。
毎日がこんなに充実したのは初めてかもしれない。たが、もう飛燕様は旅へと出発してしまわれた。
少しだけ寂しさを感じたが、私には、はたて様や修行に一層励むようになった文様のお世話がある。
前よりも笑顔が増えた職場は居心地が良かった。
―この後暫くの間、日常が書かれている。―
〇〇〇〇日目
飛燕様が出発なされてから、もう3ヶ月以上が経った。急に文様の機嫌が悪くなってしまった。先に理由を聞いていたはたて様があきれていた様子だが、どうやら本人にお聞きしたがどうも飛燕様のことらしい。
死にかけたあげく、他に女を作っていると聞いたが、これはどう反応すれば良いのだろうか?この日記を書いている今でも分からない。
〇〇〇〇日目
飛燕様が出発なされてから、半年になるだろう時間が経った頃、どうやら飛燕様から帰りの連絡がきたと文様から聞いた。
その時の文様は怒りたいのか、喜びたいのかよく分からない表情をしていた。取り敢えずどっちもなんだろう。
飛燕様が帰ってくることを知ったはたて様は素直に喜んでいたご様子だった。文様もこれくらい素直になればよろしいのに。
〇〇〇〇日目
明日は飛燕様が帰って来る日だ。文様やはたて様の落ち着かない姿は見ていられない程だった。
かく言う私も無意識に尻尾を1日中激しく振っていたようで、例の件で忙しい筈の龍様や同僚達に呆れの目線を頂いてしまった。
それ程今日の私は分かりやすかったのかもしれない。自分の鍛錬不足に顔が熱くなった。
明日、飛燕様がお着きになられることを心から待ちわびている。明日になるのが楽しみだ。
―この後も続きが書かれている―
― (少女復帰中) ―
「それで言いたいことは?」
「しゅ、しゅびばせんでじだ…………。」
「やっぱり文怒ってるね…………。」
「仕方ありません。今回は文様を心配させてしまった飛燕様が悪いので。」
「ちょっと!?椛!この私が誰を心配したって訳!?」
「ツンデレですね。」「ツンデレだ。」「ツンデレだな。」「ツ、ツンデへだ。イタい。」
「う、うるさい!!龍様もそこに入らないでください。っていうか最後の奴、本当に反省してるの!?」
今、私は文にお仕置きされてます。正座をさせられた状態で更にその膝の上に大きな重りを5個程乗せられています。気分は江戸の拷問を受けた罪人です。
一体これで良いのだろうか?こんなギャグがあるのに、感動的再会をイメージしてたのに、もうすぐこの話の文章が終わっちゃうよ?
「まあまあ………そろそろ許してやってくれ。文。もう十分反省しただろう。なあ?化けガラス殿?」
「ハイ!!その通りで御座います。龍さん。」
やっぱり私の今の味方は、先程応接間に来て私を助け出そうとしてくれる龍さんだけだ。椛さんとはたては同罪だ。
た、助けてめぐえもぉ〜ん!!
「ほら、可哀想だろう?長旅で疲れているんだ。お仕置きは別の機会にしてやれ。」
えっ!?めぐえもん。どうしてだよ。真のエネミーはチミだったのか?めぐえもん!!
「はぁ………わかったわよ。」
龍さんに嗜められた文は渋々私の拘束を解いた。
まあ良いや。取り敢えず拘束は解かれたんだから、そこを喜ぼう。
「ふう〜〜、シャバの空気は美味しいね。」
「やっぱり反省してなかったじゃない。」
文にジト目で見られた私と龍さんは、ギクリとして明後日の方向に目線をそらす。
「イヤイヤ、ハンセイシテマスヨ、アヤサマ。」
「…………私はただ化けガラス殿が可哀想だと思ってな?」
ジ〜〜〜〜〜
ギクリ
「………もういいわよ。埋め合わせはさせてもらうから。」
「誠にありがとう御座いますっ!!!」
「はあ…………調子に乗っちゃって。おみあげありがと。これ可愛いわね?兎かしら?」
「うん。そうだよ?竹林に住んでる知り合いに頼んで作ってもらったんだ〜〜。そうだ!沢山話すことがあるんだぁ〜〜!!感情だけじゃ、語り尽くせないくらい!!沢山冒険したよ〜!!」
「フフッ、この後時間があるんだから、この後ゆっくりと聞くわよ。
………………ねぇ、飛燕。」
「ん?なに文?」
「おかえり。」
笑顔で文はただそう言った。それは太陽のようではなかったけど、暖かく包み込むような柔らかい笑顔だった。
その言葉に何故か、私は涙が出そうになったが、我慢して文に負けじと蔓延の笑みで笑い返した。
「ただいま。文。」
フワって最後が終わりましたね。まあ、ある意味2人らしいと言えばそうですね。言葉は少なくても通じ合えるものがあるからこその少なさ。
もう少し描写を細かくしても良かったなと思ってたんですが、どうもしっくり来なかったのでフラットな終わり方にしてみました。
次話からはおまけです!!
第一章の登場人物紹介の回を投降した後、第一章で主人公の軽い回想として出てきたけど、尺的に出したくても描写出来なかった日常回を纏めて短話集として描こうと思ってます。
これは第二章以降を執筆している時の話になりですが、そのうちスピンオフとして昔の諏訪子様や椿ちゃんとのお話をおまけに追加しようと思ってます。椿ちゃんとのお話は少し未来で第二章を読んでいるだろう東風谷椿ちゃん推しの読者の皆さん。察してください。
ってことで、取り敢えず第二章の前におまけをある程度書いたら、次の舞台である飛鳥時代の第二章に行こうと思ってます。ここまで読んでくれた皆さんありがとうございます!!そして、これからもよろしくお願いします!!
この小説が『面白い』と思ったら、お気に入り登録、高評価お願いします!!作者がザ・ビースト化するので!!
では、第二章でまた会いましょう!!
暫く後の話になりますが、もしこの小説で登場する天魔様の性格はどうな風がいいですか?参考程度に教えてください。
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めっちゃ頑固親父風の父ただし親バカ
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めっちゃ頑固親父風の母ただし親バカ
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すごいポンコツ仕事は出来る父ただし親バカ
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すごいポンコツ仕事は出来る母ただし親バカ
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怠惰で不器用影で色々してる父ただし親バカ
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怠惰で不器用影で色々してる母ただし親バカ