さぁ始まりますよ!!ゆっくりしていってね!!!
「それで、いつまでここにいるのよ?」
「う〜〜ん。後2日。」
「……………それ。おとといも言ってなかった?」
「だって………文の膝枕が心地よすぎて………。」
「はぁ〜〜〜!!もういい加減にしなさい。私もそこまで暇じゃないんだから。」
「もう1時間!!もう1時間だから!?」
「それも1時間前に聞いたわよ!!」
今、私は文の太腿の感触を味わってます。文の太腿マジで心地がいい!!ほぼ生足だから直接熱が伝わってるから私の感情は今最高にハイッってやつだ〜〜!!!になっております。天国だね。
「……まだ引きずってるの?椿のこと?もう200年近くは経ってるわよ?」
「忘れる訳ないじゃん。グスッ……時々こうしてたいの。今は文の膝枕が私の生命線なんだよ〜〜!!」
「だからって……私の休みの日を狙ってわざわざ来ることもないでしょうに。」
「だって……文の体温が一番感じられるのがここなんだもん。」
「っ!?…………もう少しだけよ。」
ヘヘッ。何度もこのやりとりをしているから、文がこの言葉に弱いのを私は覚えているのさ。
顔を赤らめて向こうを見てるけど、顔が赤いのがバレバレだよ?文。可愛いね。グフフフッ。
今は、天魔の屋敷の一室である、文の私室で私は文にめいいっぱい甘えさせて頂いているけど、文の成長ぶりは凄いよね。もう中学生には見えるくらいには成長してるんだよ。
そして、たわわの大きさも変わっちゃったよ。しっかり下から覗けばその胸の成長具合がわかる。今は硬式の大きめな野球ボールくらいはある。
こういうキャラって貧乳のままなのがテンプレートなのに、文のは成長っぷりが素晴らしいね。
そろそろ味わえる食べ頃の時期だけど。まだまて私。もう少し後だ。静まれー私の煩悩。
「飛燕あんた。………私に感情が筒抜けなの知っててそんなこと考えてるの?」
私が一生懸命湧き上がるモノを押し込んでいると、文が顔を赤に染めて仰向けになっていた私の顔をのぞく。
「う〜〜ん。まあ…無意識かもね。だってこれが日常だからね。」
なんだかんだ言ってこの文との契約は長い。200年以上はずっとある。けど、初めて気がついたこともあった。私達のようにお互いの感情が無意識でもわかるのは中々ないらしい。
はたてが言っていたけど、本当に意識的に感情を相手に念じないと分からないって。
やっぱり『対等』の契約だからかな?まあどうでもいいけど。文にも私の悲しみを感じちゃうのは申し訳なくなる。
けど、いつもなら高圧的な文も、こういう私が落ち込んでいる時は優しく寄り添ってくれるのはとても嬉しかった。
「日常って……私もそろそろそういうのに興味が出てくる時期なんだから私に対して時々送ってくるそのムラムラを止めなさいよ。私だってここまで興味がなかったのに、飛燕のせいで色々と処理が大変なのよ!!」
「ふ〜〜ん………なんだ文。そんな感情を隠し持ってたんだぁ〜〜。私が『興奮してないのに、何故かアッチの感情が出てくるのはなんかおかしいな〜』って思ってたけど。これ文の方の感情だったんだね?」
「そ、そうよ!悪い?あんた服装で隠してるつもりだけど、いい身体してるんだからやめなさい。その肉体の形が貫通してるのよ。時々誘わられてる気分になるのよ!!」
「ふふ〜〜ん。まだ早いよ文。だからもう少し待ってね。」
「ち、違うって言ってるんでしょう!?私はそれを辞めなさいって―」
―ガタ―
「失礼いたします。文様、飛燕様。
…………いつもの喧嘩ですか?…………ん?なぜかお二人から少し発情の匂いがするんですか?」
「「ッ〜〜〜〜!!!」」
「あやぁ〜〜〜!!ひえん〜〜!!!丁度私の稽古も終わったから遊ぼ〜〜!!」
私達が言い争っていると、爆弾発言を零しながら入ってくる椛さんと、少しだけメイクを入れるようになって可愛くなったはたてが入ってきた。
椛さんは200年くらい前はまだ生娘という感じが抜けていなかったが、少し大人びてきていた。はたての方は身体の線が少しふっくらするようになって丁度いい健康的な肉体になっていた。
ふふふ……可愛いなぁ。2人とも。いい娘になっちゃって……。
「っていうか別に私は何も感じてないから!?」
「そ、そうよ!椛!!」
「ん〜〜?2人とも、なんの話?」
「「何でもない!!」」
「はたて様。もう少し成長なさってからお教えしますよ。」
「ん?変なの?」
私と文は二人して安堵の息を吐いた。はたてはまだ純粋だ。純粋なら、もう少しそのままにしてあげるべきなのだ。それはここの3人全員の暗黙の了解だった。
「あ〜〜!?あやぁとひえんがまたイチャイチャしてる〜!!」
「「……あ。」」
そ、そうだった〜〜!!今の私と文は今膝枕の状態だった〜!
「お二人は相変わらず。おしどり夫婦のようですね。」
「ほんと、ほんと。こっちの口が甘くなっちゃうくらいだよね〜。」
どうしよう。顔が赤い。こんなことよりも口出せば恥ずかしいことは沢山してきたのに、どうして文とのコトになると……あっそうか。文の強い感情は私も感じちゃうから、程度が違くても少しでも同じ感情になると共鳴しちゃうんだった。
「なっ!?なっ!?」
「べ、別に……いつも通り甘えてるだけだし。いいじゃん。」
「いや?悪いとは言ってませんよ?ただ。、私との関係はなかったことにするんですか?」
「あ?」
「えっ!ちょっ!?椛さん?」
椛さん?なんか凄いこと言いませんでした?ってヤバい!文のヤキモチモードが始まった!!
「私の発情期が来る時はいつも大天狗様と一緒に処理して頂いていますのに。やはり遊びだったのでしょうか?」
「え?それは、椛さんが『凄く大変だから手伝って』って、龍さんと私に頼んでくるから……あっ!?」
「飛燕?ねぇ?どういうことかしら?」
「えっと……アレですよ?狼天狗特有のアレです。手伝わせて頂いただけで、直接してはいないんです。」
「何を言っているんですか?、何度も飛燕様を感じさせて頂いたのに、なかったことにするんですね?」
「ちょ!?待って椿さん!?なんか凄い語弊がある言い方だよね?」
「少し……お仕置きが必要なんじゃない?飛燕?」
「ま、まって話を聞いて!!文!!」
さっきから会話についていけてないはたての横でイタズラっぽくクスリと笑う椛さん。ちょっと文をからかうの辞めて!!私が死んじゃうから!!
「問答無用!!」
「ギャァァァーーーー!!!?!」
* * *
「何よ……ただ身体イジリしてただけならそう言えばいいじゃない。」
「何か勘違いしてたようですが?ただ私は大天狗様と飛燕様に、身体を揉んで頂いただけですよ?」
「ふ、ふん!椛。あんたややこしいのよ。」
「ふふ……文様。申し訳ござません。」
「相変わらず、心が籠もってないわね!!」
所謂マッサージだ。狼天狗は時々くる発情期に対処するため、誰かに身体をマッサージして貰う必要がある。そうしないと、仕事に支障が出るからだ。
かく言う私はこの発情期の犠牲者なんです。影狼ちゃんだけじゃなくて実は椛さんにも襲われましたから。
あの時は本当に焦ったな………。流石に椛さんもこれはマズイと感じたのか、お互い忘れるようにしていたんだけどね。
それからは秘密裏に龍さんに頼って対処するのに手伝って貰うようになったのだ。
本当に危ないカミングアウトになるところだった。誤解を解けることが出来て幸いだ。
「ふう〜〜〜。何で私はぶたれたんだろう。」
「仕方ないわよ。生意気従者が悪いわ。」
「ふふふ。いえ……私は文様のヤキモチの姿を拝見したかったので。」
「う〜ん?文は飛燕と椛がイチャイチャしてるのが不満なの?」
「まぁ…そんなところです。はたて様。」
「あの……折角消化できたんだから燃え上がらせるのは辞めません?」
なんか、椛さん。キャラがブレてません?
やっと、文とはたてが同じくらいの精神年齢になってきたっていう気持ちはわかるけど。暴走気味すぎる。これは後で躾けなければ。(ハァハァ。)
「このアホガラス!!反省しろ!!」
―ドゴッ―
「ギャァァァー!!!」
* * *
翌朝。
「うん。そろそろ行くか。」
「はあ…。やっと行くのね。さっさと行きなさい。ついでに楽しんで来なさいよ。」
「うん。龍さんにもよろしくね。」
「分かったわ。『今日もアホで元気だった』って言っておくわよ。」
「じゃあね。また。」
「また。」
私は文の頬に軽いキスをしてから、文の部屋の縁側から再び旅立った。出迎えはいらない。もう毎度のことだから一々出迎えてもらうのは申し訳ないからね。
次は何処へ行こう?
そろそろ近畿の方でも行こうかな〜。人の街並みとかを観察してみると寺らしき建物があるから、仏教とか入ってきているっぽい。
多分飛鳥時代には入ったんじゃないのかな?なら当時の有名な建物とかがある筈。もしかしたら焼け落ちる前の建物も見える筈だ。楽しみだな〜〜。
よしっ!!行ってみましょうか。近畿地方!!
私は今日も旅をゆく。今日も自由に気ままに。空や森の中を駆け巡りながら。
* * *
「う〜〜ん?道に迷ったのかな?」
「そーーなのかーー?分からないのだー。ベロベロ。」
「………ねぇ〜?ルーミアちゃん。どうして私の指をずっとしゃぶってるの?」
「ん?お姉さんの味は甘くておいしいからなのだー。」
「………まあ、食べないならいいけど。所でこの闇。取り消してくれない?それでずっと迷ってるんだよ。実は。」
「ほんとなのだ〜?取り敢えず消すのだ〜〜!!」
私が守屋神社に寄って、その後近畿を目指していた頃。途中で出会った謎の妖怪幼女。
というか、出会った時は普通に成人くらいだったんだけど。何故か、普通に襲われた。
その時は油断してて、私は噛まれてしまった。そう私の手を。
そして、私の手を噛んだ瞬間。ルーミアちゃんは幼女化しました。しゃべり方も狡猾な感じだったのに見た目相応の口調になってるんです。
いや、訳が分からん。
その後はルーミアちゃんが寝る時や食べる時以外はずっとこの調子なのだ。お陰でスピードも上げられないし、ルーミアちゃんから出てくる闇で周りが見えにくい。例えるなら円球の闇に囲まれてる感じかな?
あの……幼女に指をしゃぶられるのは嬉しいんでふが…指がふやけてるんです。感覚が色々なくなってるんです。いろんな意味でエッチな気分になるから辞めてください。
「ん〜〜?おかしいのだ〜〜?いつもは勝手に闇は出てこないのに?う〜〜〜ん…………やっぱりお姉さんの闇が甘くておいしいからなのだ〜。絶対にそうだ〜〜〜」
そして、このセリフである。かれこれ1日の一度の頻度で必ず聞くが、闇って食べれる物なの?
う〜〜〜ん………私の右手って闇パワーでもあったけ?
「まあ………いいか。これで視野が広まって、進めるようになったし。」
害はあんまりないし、旅は道連れだと言うからまあ良いや。このままペットみたいに連れていけばいいし。
「だいぶんとおモテになられるのね。」
「そうそう。私って何故か人気者なんだよ。いろんな意味でさ〜。」
「………………。」
「ん?気のせいかな?」
なんか、知らない声が左から聞こえてくるんだけど?
取り敢えず、左を向こう。チラ
「ハ〜イ。」
なんか、見知らぬ妖艶な美女が異次元ポケットから出てきて笑顔で手を振っているんですが?
「ねえねえ。ルーミアちゃん。このお姉さん知らない?」
「ん?……、知らないのだ〜〜。」
「あら?闇の妖怪じゃない。久しぶりね。」
あの………会話が成り立ってないんですが?と言うか、その四次元空間みたいなもの何!?
「取り敢えず、指から口を離しなさいよ。話もまともに出来ないでしょ?」
「ん?分かったのだ〜〜〜」
そうして、私の指を離してくれるルーミアちゃん。それと同時に、その道士服の女性はルーミアちゃんに向けて手をかざすと、黒い闇?がルーミアちゃんから抜けて抜けていった。
―キュポン―
「はっ!?私は先程まで何を!?確か……、あの化けガラスに………。」
あっ!戻っちゃった。あの姿可愛かったのに。今でもキュートな大人の女性だけどね。
そして、今更だけど2人の妖力がすご〜〜〜く多いんだけど?ヤバいね。野生のラスボスが2体現れたよ。(白目)
「ハ〜イ?闇の妖怪?元気だったかしら?」
「お、お前は…………このゲスアマぁ〜〜〜!!!!」
「うふふふふ。やはり元気なようね。」
ルーミアちゃん?が紫色の道士服を着ている女性を見た瞬間、激昂して、その女性に向かって黒い闇を纏いながらヤバいオーラを飛ばして殴りかかるが、変な四次元空間が移動してきて攻撃が吸い込まれた。
「クソっ!?てめぇ〜〜!!この前私の獲物を横取りしやがって。ふざけんなよ〜!?」
「あら?まだそんなことを覚えたの?随分と前なのに物覚えが良いのね。古来からの妖怪なのに。」
「おめぇだけには言われたくないわ!?と言うかたったの『数百年前』だろうが〜!!」
「ほらっ。今の聞いた?飛燕ちゃん?数百年を『たった』って言ってたわ?随分とボケてるわね?」
「少なくともあんたよりは年下だわ!!」
ニコニコと話す女性とルーミアちゃん。なんというか戦ってる雰囲気なのかな?これは?
会話はまだ平和な喧嘩だけど。戦闘シーンは完全に世紀の大決戦なんですけど。
余波がやべえ。ここら一体一帯が滅茶苦茶だよ。
ん?なんで私は五体満足なのかって?えっと……勢いや衝撃を周りの空間に『飛ばして』るんです。成長したでしょ?この200年間で、物理的な攻撃以外にも弾き『飛ばす』ようになったんだ。
ゔヴン。そんな自慢してる場合じゃないや。
「あの?私。このまま去ってもいいですか?」
「ダメよ。」「そのままいろ!!化けガラス!!!」
え、えぇ〜〜〜。私、帰りたいんだけど。
次話に続く。
わー凄いな〜〜。大妖怪同士の一大決戦だ。(白目)
あのうすみません。菅牧 典(くだまき つかさ)が、好きなファンの皆さん。あのう、まだ初登場が先なんですがちゃんと出しますんで。
許してくだあ〜さい。(決して存在を忘れていた訳ではない。)