美鈴さんは百合の得点が高いですよね。とくに体つきとチャイナ服がエッチだから好きなファンも多いんじゃないですかね?
因みに私も好きですね。ニコニコやMMDでお世話になってます。
結構凄くギリギリを攻めています。お気をつけください。
― チュン チュン ―
「…………………なんで私と美鈴さんが裸で抱き合ったまま寝てるの?」
隣では、美鈴さんがとてもスッキリとした顔で穏やかに寝息をたてていた。いつもは私が起きるのと同時に美鈴さんの能力で『気』が付くんだけど、今日は珍しく起きてこない。
「ん〜〜〜?」
えっと……昨日は?普通に一緒に寝てたよね?服も着てたし、お酒は飲んでない。いや、そもそも美鈴さんはお酒を造ってないから小屋にはないし。
「おかしいな?見覚えがなさすぎるぞ?私は普通に寝たよね?」
ならば……私が寝てる間に美鈴さんが襲ってきた?
いや………美鈴さんのことだ。そんな不誠実なことはしない。寧ろ美鈴さんなら堂々と言ってくる筈だ。それはこの1週間で知ってることだし、私を襲うつもりだったならとっくに襲ってきてもおかしくはない。だからないだろうと脳内を片付けようとする。
けど……………。
「状況的にはそう考えちゃうのは仕方ないよね。」
私はチラリと美鈴さんを見る。掛け布団である布地から飛び出した腕や太腿はとても洗礼されていてスラリと美しくも肉付きがある。
櫛をとっていたことで乱れた髪が広がっているのも色気に拍車がかかり、何よりも寝ている美鈴さんの顔が完全に乙女の顔だった。
そして、布地を貫通して分かる美鈴さんの肉付きの良い体。たわわから腰付き、ヒップまでが強調されていて思わず胸の高まりと興奮が身体を突き抜けてしまいそうになる。
「うゔ………水浴びの時から何度も思ってたけど、美鈴さん体つきが本当にエッチだよぅ。」
そもそも、私にじゃれつきとはいえ、胸を触り合うことを許してしまうくらいには親密な関係だと思う。だから少しでも可能性があると勘繰ってしまうのは不思議ではない。
「あ………火照っちゃった。どうしよう。」
色々と悶々としていたせいで、身体中で少し危険なことになっている。どこがとは言えないが濡れてたり、何とは明言しないがどこかが硬くなったりしている。危ない危ない。
汗も出てきてる。それもエッチな方の。幾ら椿ちゃんが居なくなっちゃってご無沙汰だからって分別が無いのは違うだろ私。
「フー。ハァ〜。フゥ〜。スー。」
治まれ。文や影狼ちゃんとの関係もあるし、椿ちゃんのように最終的に誠実な関係になれたが、初めの頃の不誠実な関係の持ち方はダメだ。
少なくとも意識がなかったり、寝ているときに襲われてしまうことはともかく、自分から仕掛けるのは違うとだろ私。
「深呼吸だ飛燕。私はやれる子だ。スー、ハァ〜。」
美鈴さんのほうを見ないようにしてから深呼吸を続けて十数分が過ぎた後、身体の火照りだけは治まった。
後は、残りの方だが、それは身体を洗う用に持ってきておいた水槽の水で洗って拭い落とした。流石に放置は出来ない。この時代、下着とかの概念がない。唯一日本にあるサラシが開発されたのは近世の江戸時代からだ。
それまでは基本的女性はノーパンノーブラだ。下着なんて中世のヨーロッパで初めて現れたんだ。今は日本の時代で言えば飛鳥時代。古代だから無いに決まっている。
簡単に言えば、このまま洗い落とさないと垂れ流しになって垂れてきちゃうからね。私のそのエッチな方の体液が…………
もし………美鈴さんにそれがバレだら…………。
ダメだ。考えるな。今まで意識しないようにしていたんだ。特に今世はマゾっ気があるんだから余計に考えるな………。
―ゾクッ―
身体の節々から電撃が走ったみたいにビリビリと刺激が通り過ぎる。
「…ン。ハァハァ。」
もう〜!ダメだってば!!私!!
―トロ―
出てこなくなっていたモノが私からまた溢れ出しそうになる。これじゃあいつまで経っても火照りが他の現象が治まらない。このままじゃ、下半身の疼きが止まらなくなってしまう。
「…………美鈴さんが起きる前にどうにかしないと。」
* * *
何とか試行錯誤して再発した身体の火照りを沈めることが出来た私だが、身体の匂いが凄い。今は朝食の料理をすることで匂いを誤魔化しているが、後で身体を洗わないと。
「やっぱり椿ちゃんと交際する前から強まってる気がする。性に関する欲が。」
久しぶりに自分で鎮めたが、まさか一度で終わらないとは…。
「ハァ〜〜。ダメだね。切り替えよう。」
「ふぁ〜〜〜?飛燕さん………おはようございます。」
どうやらやっと美鈴さんが起きてきたようだ。眠気なまこな声が背後から聞こえてきた。
もう太陽は昇りきっている頃。いつもの美鈴さんならとっくに起きていて修行をしている頃だ。余程今日は眠りが深かったんだろう。『気遣い』のできる達人だ。日頃の疲れも溜まるんだろう。
「今日は遅かったね〜!美鈴さん朝食が出来たか……ら…?」
「………?」
「美鈴さん…………そのぅ。今の格好がぁ………。」
「………格好?」
顔を赤らめている私の指摘に疑問符を浮かべながら自分の姿を確認する美鈴さん。やっと目が覚めたのか、自分の赤裸々な姿に赤面し始めた。
「あ………ごめんなさい。」
そう言って、局部やたわわの大事な部分を隠しながら着替え始める美鈴さん。その姿は本当に私を誘っているようにしか見えなかった。
折角完全に鎮まった身体の火照りが再発し始めた。
もう助けて文ぁ〜〜。中華美人さんに朝早くからずっと誘惑させられてる〜〜〜!!
私は文に契約のテレパシー電話をかけようとしたが何故か繋がらない。
「あれ?」
ど、どうして繋がらないの?
「いや?契約は解かれてない?けど………途切れているような感覚が………。」
あっ!?あぁ〜〜!!?
絶対にあの大妖怪『八雲紫』の仕業だ!!
そもそも今までよく分からなくて脳が理解を拒んでいたが、私を拉致まがいの『神隠し』をする理由なんてだいたいは察する。
今までの天狗の里や龍さんの反応から、八雲紫関係なのは薄々察していた。だけど天狗の里はお硬い組織だ。八雲紫の交渉に乗るとは考えづらい。
そこで八雲紫は強硬手段に出たんだ!!私を使って!!
私の天狗の里での立ち位置は結構デリケートだ。私が天魔の娘である文の友であり、恩人であるとするならば天狗の里では客人として扱われる筈だ。
そして、龍さんとの中で言うならば親密だ。あの人は自分の大切な者を守る為なら手段を問わない所がある。それくらい大事に思ってるから。
なら……八雲紫の今回の意図は自ずと分かってくる。
龍さんを八雲紫と天狗の里のパイプにするつもりだ!!
あの人ならやりかねない。龍さんは本当に私達を大切にしてくれているから。私が人質として取られたなら、あの人はどんな行動をとってもおかしくはないのだ。それはこの270年で分かりきっていることだ。
八雲紫はそれを利用して龍さんを少なくとも揺するつもりだ。
私は先ほどの火照りなんか忘れて、料理に集中することにした。
何か……私に出来ることは…?
ダメだ。考えつかない。ここは美鈴さん曰くここは天山山脈。
これが本当なら、日本まで最短で3500〜4000キロメートル。どう見積もっても、一ヶ月、いや二カ月以上はかかる。
それも私が能力を使って高速で『飛ばし』ての話。流石にそこまで長時間は飛べない。基本飛び続けれるのは1日が限界だ。
故に、一、二ヶ月が最低ライン。
それに、中国大陸の西海岸までの地形も分かってない。航海するための知識もない。
飛行機のように海を飛べばいいという考えはダメだ。海は私達が思っているほど簡単じゃない。前世の民間用を中心として飛行機は衛星式のソナーや方位磁石を使っているんだ。こんな時代にそんな代物はない。特に広い海は目印が少ないし、泊まるための『宿り木』もない。島があればいいがそんな都合よくあるわけない。迷っている内に力尽きて海にドボンするのがオチだ。
そして、中国は妖怪が日本と同じくらいには蔓延っている場所だ。順調に行ける訳がない。
「早くても、半年以上………。」
私の肌に冷や汗が浮かび上がるのを感じた。
「八雲紫………中々の神算鬼謀だ。これは……てゐや龍さんの占いが当たったってことなのかもしれない。」
今はとにかく、料理をしながら対策を練ることに集中した。
そして、あることに気がついた。今まで胸に満たされていた心にポッカリと穴が空いたようなこの孤独感。
これは………文との契約の心の通じ合いの遮断。八雲紫による何かしらの心の通じ合いの遮断によって私達は通じ合っているのに文を感じられないことがとても辛く寂しく怖かった。
こんなに文との繋がりが遮断されていることが辛かったなんて、私は思いもしなかった。同時に、それ程文に無意識に依存していることも。
恐怖で震える手を私は必死に押さえつける。
そして、孤独感という恐怖と戦いながらも私は決心する。
「文………無事でいて。私は絶対、無事に帰るから。」
* * *
「美鈴さん!!一緒に旅に来てほしいんだ!!」
いつもより少し遅い朝食を食べ終わった後、飛燕さんにそんなお願いをされた。
思わぬ催促に胸の高まりを感じる。
「き、急にどうしたんですか?」
どうしてそんなことを言ってきたんでしょうか?
「私を攫った妖怪の目的が分かったんだよ!!だから少しでも速く確実に倭国に帰れるようしなきゃいけないんだ!!」
「と、取り敢えず。理由を聞きますね?ここで焦ってもしょうがないですからね。」
「うん……そうだよね。えっと―」
困惑しながらも、続きをしてポツポツと話していく飛燕さんの説明を聞いていく。
どうもその大妖怪が飛燕さんを出汁にして飛燕さんの親しい組織を動かそうとているらしい。それを少しでも速く食い止める為にも一刻も速く倭国に行かなければいけないということらしい。
その道中私に案内や護衛として同行して欲しいという内容だった。
「お願い!私の我儘な頼みごとかもしれない。けど私の大切な人達が迷惑してるかも知れないんだ!だから手を貸してほしい!!美鈴さん!貴方の助けが頼りなんだ!報酬なら私が出せる物なら出す。
………大したものなんてないけど。何とかして返すから。何でもするから!!」
「…………………。」
「や、やっぱりダメかな…………?」
彼女にとって、これは一大事だ。焦りだし急ぐべき案件なのに、私はこの時とても嬉しく思ってしまった。
意図せぬ飛燕さんからの旅の同行の誘い。もう直ぐ別れとなる筈だったのに少なくとももう半年以上は一緒に居られることがとても嬉しかった。
とても不謹慎だと感じるが、それでもこの高揚感は収まらなかった。
私を必要としてくれるならそれだけで僥倖だ。そして、私はそれを断るすべも知らない。ならば、
…………もう、答えは決まっている。
「はい。私もその旅を同行しましょう。」
「本当!?ありがとう!!美鈴さん!!!」
「わっ!?飛燕さん!!」
― ガバっ ―
思いっきり私に抱きついてきた飛燕さん。それに思わずアタフタしてしまうが、昨日の夜の気の迷いで朝まで裸で抱き合って夜を過ごしたことを思い出して更にアタフタしてしまう。
「断られたらどうしようかと思ってた!!だって美鈴さんにとってこんなお願いなんて利益も何もない迷惑ごとだもん。」
フルフルと身体を震えさせながら胸元で呟く飛燕さん。その姿に何か母性のような物が湧き出てくる。
思わず飛燕さんの頭を撫でてしまうが飛燕さんは何も拒否せずにされるがままに受け入れてくれていた。まるで自分の身体を私に預けるように。
この『信頼』それが私にとって何よりの報酬です。
「大丈夫です。迷惑だなんて思ってませんよ。それに少しでも長く一緒に居られることが、私にとってはとても嬉しいんです。だから飛燕さんは気後れしなくて良いんです。」
「………ありがとう。」
飛燕さんから感謝の気持ちが私の『気を操る程度の能力』から伝わってくる。本当にこの人は人たらしなんだろう。だって心から全身まで、全てを使って私に向かい合ってくれるんだから。
「報酬は、この半年間、飛燕さんともっと親密になることです。今みたいに抱き合って夜を過し、お互いに向き合えるような関係です。」
「そ、それって…………恋人ってこと?」
飛燕さんの『気』が少しだけ緊張と興奮に高まる。そして期待感や性の欲から色々と。
ふふっ………飛燕さんは可愛らしいですね。もう、こんなに私を求めようとしてしまっている。それも無意識に。
「そうです。必要ならば恋人にもなるということですね。」
「…………私にはもう相手がいるんだよ?文や影狼ちゃんって言う人が。」
「良いんです。たったの半年程度ならその方達も許してくれるんですよね?」
「………分からない。文は心の器が小さいから。最初は怒るかも……でも、最終的には許してくれるかもしれない。」
「大丈夫です。その時は私も一緒に謝って上げますから。そして、一緒に文さんというヒトに一緒に怒られましょう?」
「……………うん。」
私は最低なんだろう。まるで追い詰められている飛燕さんを利用して私の欲望を満たそうとしているようなものだ。それも相手は交際相手がいるのに。
実に身勝手だ。卑下すべきだ。
しかし、例え心が人間にに近くても、これでも私は妖怪だ。妖怪は自分の利己のために動く。
だから、私は私のやりたいようにする。だから私は自分を卑下しない。多少の罪悪感があっても、私を求めて頼ってくれる人がいる限りは私は自分を卑下しない。
今まで我慢していた分。飛燕さんにこの孤独を癒さしてもらおう。沢山甘えよう。半年以上の後、別れがくるその時まで。
ヒトの温もりに飢えた2人はお互いの身体をギュッと抱きしめた。お互いを寄り添うように。
「ところで………飛燕さん。私が寝ている朝、致しましたか?刺激的な匂いが貴方から出ていますよ?」
「…………ハイ。」
「やっぱり飛燕さんは可愛らしいですね。まだまだ足りなさそうなら、手伝ってあげますよ?」
「うゔう…………。」
答えのない沈黙。あるのは彼女の恥ずかしそうな声が聞こえるのみだ。答えの返事は帰ってこない。
しかし、その代わりに彼女の私を抱く腕をギュウと少し強めることで答えてくれた。
「もう………素直になってください。お互いにこれから沢山素直になるんですから。」
私は赤面して恥ずかしがっているのに飛燕さんは、飛燕さんをまさぐるその手に拒否もして来ない。寧ろ信頼して身体を預けてくれている。
これに私は火をつけられてしまった。
そして、それに勢いが乗った私は、飛燕さんの後に回り込んで、飛燕さんの衣服をずらして身体をゆっくりと触りはじめる。
昨夜のように『気』を使って。相手の気持ちが良い場所をなぞりながらゆっくりと飛燕さんの弱い所を触っていく。
「ン!?……ヒッ…………。」
飛燕さんが思わぬ快楽の刺激に驚きの声をあげそうになり、両手を口に押さえて我慢していた。
我慢など必要ないのに、まだまだ彼女は自分を我慢している。その姿がどうしょうもなく堪らなく、愛おしい。
「声を我慢しなくて良いんですよ?飛燕さん。こんな所にヒトは来ませんから。」
「美鈴さ……ン……。」
2人の口が塞がる。お互いの唇と舌によって。
誰もいない静かな高山に、女性同士の声が響き渡った。
いや〜美鈴さんとオリ主のこの息の合った相棒感が地味に好きですね。まるであぶない刑事みたいでかっこいいし、百合としては高得点です。