遂にあのキャラ達の初登場ですね。いや〜楽しみだな〜!!
どうも。黒柳飛燕です。私は今、奈良に来ています。
前世ぶりに奈良へと赴いたけど、天平文化を表したかのような国際色豊かな建物がいっぱいで私は久しぶりの高度な日本の文明
を見れて今猛烈に感動しております!!
と、言うことはありませんでした。嘘です。すみません。
― チュンチュン ―
― パチ パチ ―
私は、奈良の都の外れにある布都ちゃんの別荘で、火鉢のような暖房器具の横で寒さをしのぎながらのんびりとお茶をすすっております。
― ズズ〜 ―
「ぷはぁ…………久しぶりに和むな〜。……………半年以来じゃないかな?こんなにゆっくりとしてるのは。」
「ぷはぁ〜…………そうね。中々いいわね。のどかで。」
「そうなのだ〜!!お姉さんの膝枕は気持ちが良いのだ〜肉付きが良くて綺麗な脚だな〜?やっぱり美味しそうなのだ〜!!所で、お姉さん。お姉さんの太ももも舐めていい?」
「モラル的に普通にダメデス。」
「えぇ〜!ひど〜い!!ケチぃ〜お姉さんのバーカバーカ!」
そう言って、プンプンとしながら縁側の外へと出ていってしまうルーミアちゃん。けど、もうその怒りの感情は何処へその。
そろそろ寒さが厳しくなってきて少なくなってきた鈴虫を見つけたらしくそのままその鈴虫に夢中になってしまって、庭の地面へと注意をそらしてしまった
「ほ〜!なんだこの虫は〜?ん?茂みが揺れてるぞ〜?」
そのまま、茂みの向こうへと向かってしまうルーミアちゃん。その姿だけを見るだけななら、誰もあの恐ろしい常闇の妖怪だとは思うまい。あれじゃあ、ただのわんぱく少女である。
実に不思議だよね。何で私の身体や体液を舐めたり摂取するとああなるんだろう?本人は人食い妖怪だって言ってたけど。本当に不思議だ。
「ふふ♪………あんなに高飛車な常闇の妖怪が可愛らしい幼女の姿になって。あれでは、大妖怪も形無しね。」
「そうだね…………。」
でさ、さっきから。いや、布都ちゃん達が奈良の都へと向かってからずっと私の隣を居座ってる紫さんは何なんだろう?
昨日からずっといるよこの人。というか面の顔が厚い。つい2週間前までは敵対的な雰囲気だったじゃん。いつの間にか馴染んでるのはどう考えてもおかしくないかな?
いや、それよりも一番聞きたいことがある。
「………………ねぇ。紫さん。」
「ん?何かしら?飛燕ちゃん?」
「紫さんって…………実は暇?」
「あら?妖怪は基本的に暇なのよ?そうに決まってるじゃない。 長い生を生きてきたからやるべきことも馴れてて直ぐに終わらしちゃうから♪」
「…………際ですか。」
「覚えておきなさい。長生きした妖怪の最大の敵は『退屈』よ。」
「確かにそうかもね。……………まあ、そんな退屈する暇がないんだけどね。何処かの『隙間妖怪』のせいで。」
「あら?誰かしら?『可愛い境界の妖怪』なら知ってるわよ?そうね………あら?私じゃない?」
「はいはい。本当に可愛いのが質が悪いな…………。」
「ふふ………貴方のその正直な所が好きよ。飛燕ちゃん。」
「まあ、自信家なのはいいことだよね…………。」
なんだか、紫さんって自分を誤魔化しちゃうのかな?なんだか距離があるような、ないような……不思議な感じがするな。
「そうだけど…(ゴクゴク)…ふう……そういえばさ、紫さん。」
「あら?今度は何かしら?」
「もう帰っても良いの?」
「それは天狗の里へと言う意味かしら?」
「うん。」
「ええ♪いいわよ。けど、もう少しゆっくりしていきなさいな。」
「はあ、いい加減一旦帰らせてよ。気分は駅で止まっちゃった電車を立って待ってるサラリーマンの気分なんだけど?」
「うふふ♪まあまあ。そう言わずもう少し、ゆっくりしていきなさいな。主に私とゆっくりしましょう?」
本当に何なんだろうこの人………構ってちゃんにしては質が悪すぎるしな〜。まあいいけどさ。もう少しさ節度を守ろうよ。敵対したり、仲良くしたりテンションの差が激しくない?
振り回されるのは疲れるんだからね?
ジト目で見つめる私に対して、その目線が何故か紫さんは心地よく感じるらしく、ニヤニヤと意地悪そうに居座って茶をすする。本当に満足そうにして私を見てくる。楽しそうな様子だね。
解せぬ。
……可愛いくて美人だからそんな紫さんを許しそうになっちゃうこんな自分が腹が立つな〜。
ちくせう。
……はぁ。やっぱり可愛いな〜〜〜紫さん。
「………………。」
「何かしら?それとも私の美貌に見惚れちゃったかしら?」
「うん。」
「………………え?そこは否定する流れじゃないのかしら?」
はあ〜…………皆、元気かな〜?
今頃どうしてるんだろう?
「ねえ?そのままスルーなの?」
守屋神社の神々や巫女さん達は…………うん。絶対に元気だわ。今頃祭事でバカ騒ぎしてるに決まってる。
竹林の皆は…………まあ…てゐや因幡ちゃん達はがいつも通りイタズラをしたりして追いかけられてるだろうな……、影狼ちゃんに。
文達は………お転婆なのは変わらないだろう。
「ちょっと?聞いてるかしら?」
美鈴さんは………、多分カンフー映画並の立ち回りで今頃悪党を粉砕してるだろうし…………。
皆、めっちゃ元気そうだろうな。うん。
「お〜い?飛燕ちゃ〜ん?……この感じ全然聞こえてないわね。これが飛燕ちゃんワールドなのかしら?恐ろしいわね。」
「………ん?なんか言った?紫さん?」
「もういいわよ。私が擦り回してるつもりだけど、なんだか私が振り回されてる気分だわ。ふん!」
―ストン―
「紫さんが拗ねちゃった…………って私の膝に頭を乗せるのは違うじゃん。」
「もういいわよ。ゆかりん怒ったから。謝って。」
「え?………すみません?」
「こころが籠もってない。お詫びに貴方の膝を少しの間借りるから。これは決定事項だから。」
「あ、はい。」
本当に、この人は何なんだろうか?
「頭も撫でなさい。」
「ハイ。ワクリマシタ。」
恐る恐る紫さんの綺麗に伸ばされている髪の毛を触れて優しく撫で始める私。何だかな…………昔は親友にもこうやってやって上げてたんだっけな?
そういえば……前世と今世合わせたら親友だけだったっけ?。私の膝を貸してあげてたのは。今世では初めてのことだからなんだか新鮮な気分だな。それもこんな妖艶な少女に膝を貸すなんて…………。
私も変わってきてるのかも知れないな。
文にも後でやって上げよう。クッフッフッ反応が楽しみだぜ。
「ふ〜ふふふ〜ん。ふ〜ふふふ〜ん♪」
それにしても、本当に嬉しそうだなこの人。そんなに私に膝枕してもらいながら撫でられるのが嬉しいのか?この人。
「……………………。」
まあ……いいか。今は悪くない気分だし、日本に帰って来てから心の調子がすこぶるいいや。
やっぱり文との距離がちかくなってるからかな?心の繋がりも段々と復旧してきてるし。それもあって安心してるのかもそれない。
いやぁ〜火鉢が温かくて落ち着くな……。
― チュン チュン ―
― パチ パチ ―
紫さんが1時間以上たった頃だろうか?太陽の位置も高くなってそろそろ日差しが差してこなくなってきた頃。
冒険に出ていたルーミアちゃんがやっと帰ってきたことが私の能力でわかった。
― ガサガサ ―
「おお〜い!!!お姉さ〜ん!!!これはなんなのだ〜?」
縁側の庭から土まみれになっているルーミアちゃんが、同じく土まみれになっていた何処から来たのか分からない狸を抱きながらヒュ〜と浮遊してくる。本当に何処から取ってきたの?その狸。
「あ〜!?ルーミアちゃん!!ちゃんと綺麗な格好で来てよ!!帰ってきた布都ちゃんに汚れた床を見て怒られるのは主に私なんだからね!?」
私は紫さんに頭を退かして貰って、もたつきながら布都ちゃんの別荘の所から布を取り出して掃除の為の奔走をし始めた。
「そ〜なのかー?」
「くっ!?ここで名ゼリフが出るのか!?クソっ!可愛よくて何でも許しちゃいそう。グフフフ〜〜。ってコラ〜!!私の太ももなめてもいいから動くな〜!!!」
「やったのだ〜!!」
呑気なルーミアちゃんだ。紫さんは手伝ってくれないから、私が掃除する羽目になるんだ。くっ。これがペットを飼うものの務めか?
………悪くないね。手にかかる子供ほど可愛いものはないもんね。本当に引き取ろうかな?この子?
「……………常闇の妖怪……貴方も大概ね。あら?私も人のことは言えなかったわ……………。」
「………ん?なんのことなのだ〜?」
「何でもないわよ。一つ言って置くことがあるわ。」
「?」
「飛燕ちゃんの膝は私が貸切にしてるから。」
「!?それはダメなのだ〜!!」
「いや〜ん♪知らないわ〜♪」
今日も平和だ。大暴れすれば地形なんて簡単に消し飛ばすことが出来る大妖怪が私の膝の上で陣取り合戦をしながら、なんかバチバチになってるけど。平和だよ?いいね?
早く布都ちゃん達が帰ってこないかな〜?青雅さんの布教がうまく行くといいんだけど?
私は少し動き回っているルーミアちゃんと床の土汚れを器用にを能力で『飛ばし』ていく。
「話すのだ〜!!お姉さんの足は私の物なのだ〜!!」
「いいえ。飛燕ちゃんの足は暫くは私のものよ。貴方にはあげない。」
ニコニコな様子でプンプンと怒るルーミアちゃんを煽る紫さん。仲良くしなよ。あと、足は私のものだからね?
「はぁ…なんだかな。幸せが膝の上に転がってるよ。ねぇ?タヌキさん?」
私は暴れるルーミアちゃんと萎縮したまま動かない狸の身体をニヤニヤとしながら丁寧に拭うのだった。
狸か大妖怪だかなんか知らないけど、可愛い者なら皆ウェルカムだよ。グへへへへ。
* * *
一方、その頃。物部布都は、霍青娥と化粧をした宮古芳香と一緒に太子様のいる法隆寺へと向かっていた。
已に太子様や推古天皇陛下との謁見を済ました小野妹子は今頃休養で妻子とゆっくりとくつろいでいるはずであるが、この物部布都は、まだ謁見を済ましていないのである。
「ここじゃ。この道から行けば目立たず裏口から入れる。ついて参れ。」
「好好好(ハオハオ)。分かりましたわ。」
「中国語て……返事が軽いのうお主。一応お主と太子様との接近についてはこの国では機密扱いなんじゃぞ?」
「良いんですわよ♪一般人にバレても私の術で幾らでも誤魔化せますから。平気平気♪」
「そうじゃな………じゃが、ここらは寺も多い。仏教徒の奴等もほうりきという不思議な者を扱う者も多いからの。気をつけるべきじゃ。特に出来るだけその道術というものは人目がある内は使うでないぞ?フリじゃないからな?」
「分かったぞ〜!布都〜!!せいがぁ〜!さっさと行くぞ〜!」
「そうね。芳香ちゃん。じゃあ、壁抜けをしましょう。」
「って、オイ〜!お主らぁ〜〜!!!!絶対にわしの忠告を聞いておらぬだろうがぁ〜〜!!!」
「聞こえませんわ〜♪」
「な、なんと都合のよい美美(ミミ)なのじゃ。わしもそれやりたい!!」
ワチャワチャしながらも3人は静かな裏路地を進む。
軽い言葉遣い通いのまま純粋そうに話しながら、そして真っ黒な政を心の内に企みながら。
人など全くいない裏路地へと進んで行くと、法隆寺の裏門へと辿り着いた。表の方では人混みの音が聞こえてくる。
「しばし待て。青雅殿。」
布都はそう言うと、布都がしゃがみ腰で、誰かを恐ろしがっておるのか辺りをキョロキョロと見回して周りを確認すると、ゆっくりと裏口のしゃがんで入れる門を空けてから、コソコソ声で邪仙に呼び出しのじぇすちゃーを出してくる。
『(…………青雅殿、青雅殿。こいこい。)』
『(なんですか?布都さん。)』
青雅は肩を竦めながら布都の指示に従ってコソコソとついていくが、後ろの芳香が無防備にふらふらと歩くので意味はない。
寧ろ、誰かが通りかかれば一瞬でモロバレするだろうが、こういうのは雰囲気である。よって読者の皆さんは気にしてはいけない。
『(わし等はこれからこっそりと入るぞ?誰にも気取られてはいかん。こういうのはさぷらいずする物なのじゃ。)』
『(ふふふ………分かりますわ。布都さん。貴方もワルですわね〜♪)』
『(そう言いながらもノリノリなお主もワルよのぅ〜〜?)』
『『(クフフフフ♪)』』
一通りクスクスとイタズラな笑みで笑い合った2人は、芳香を連れてコソコソと、しゃがみ姿勢で音も少なく寺の裏口へと進んで行く。
そして、裏の玄関口へとスイスイと歩みを進める。
(こ、これなら行ける!!屠自古の馬鹿ならこの時刻ならいないはずじゃ。)
調子に乗った布都は青雅と『隠密行動中』と書かれているお札を貼ってある芳香と共に玄関口のふすまをスイーと開ける。
と、油断した布都に反面して…………そこには、にこやかな笑顔の緑髪の癖っ毛のある美人な女性が正座座りでハイライトのないニコニコの笑顔で隠しきれていないオーラを纏った様子で待っていた。フラグ回収が早い。
「おかえりなさい。布都。」
「………お、おぉ。久しいな?一ヶ月振りじゃのう。元気にしておったか?屠自古?」
「ええ。久しぶりですね……………随分と遅い帰りじゃねえか?なぁ゙?布都?」
「ひ、ヒェ………何故わしがいつ帰ってくるのが分かって?
………いや。何でもない。あ、アハハハッ………本当に元気そうじゃな?」
「ええ………お陰様で………ピンピンしてるわ。何方かの誰かさんの帰りが遅くてな?お前の行動なんて簡単に予想出来るんだよ。ど阿呆が?…で?申し開きはあるのか?」
「面白い冗談じゃの〜?屠自古。あ、アハハハッ。それでは……わしは太子様に用があるので―」
―ガシ―
「まあまて。布都。私にも用があるだろう?逃さねえからな?布都?」
「ははは………なんとのことじゃったかな?」
「なら………直接思い出させてやるよ?直接頭に衝撃を与えれば思い出すだろうしな?なぁ?直ぐに思い出せたほうが身のためだぞ?布都?」
「ちょ、ちょっと待て屠自古!?あれは―」
「帰るのが遅いんだよ!!この薄らのじゃロリ馬鹿!!」
―ガン―
「あじゃぱぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!!!?!?」
―ガン―
「あじゃぱぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!!!?!?」
―ガン―
「あじゃぱぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!!!?!?」
屠自古と言われた女性は、三画面でお送りするほどのそれはそれは見事なオブライト技を決めることで布都を一発KOを決めた。
その姿は見事なまでの究極の鬼嫁。修羅や鬼よりも怒らせてはいけない生き物No.1である。
彼女は平然と手をパンパンと払いながら、呆然としている青雅と芳香へと何事もなかったかのようにお手本のような笑顔で向き直った。
「で?お宅はどちらさまでしょうか?」ニコニコ
「どうも………大陸で道術をしている仙人の霍青娥と申しますわ。隣には―」
「宮古芳香だぞ〜!!よろしくな〜!!!鬼嫁ぇ〜!!」
「私は、蘇我屠自古(そがの とじこ)と言います。一応太子様の嫁の正妻を請け負っております〜。よろしくお願いしますね?」
「よ、よろしくお願いしますわ。」
この時、床に沈んで気絶している布都を見て。
青雅は冷や汗を描きながら恐る恐る思った。
『決してこの女を怒らせてはいけない』と。
* * *
「さっさと、帰ってくれば良かったんだよ。遣隋使のお迎えでその遣隋使と一緒に帰ってきたんなら、一緒に帰って来いや。妹子が先でお前が1日後なのはどう考えてもおかしいだろうが。」
「い、いやはははは…………用事があっての。」
「用事だって?にしては遅すぎだろうが。昨日にはとっくに都に着いたのに一体どこほっつき歩いてんだアホタレが。お陰で待ちぼうけだよ。」
「そ、それはすまんのう。色々わしにも都合があったんじゃ。」
「言い訳は聞かねえよ。太子様が心配しておられたんだぞ?『布都は大丈夫だろうか?』とそれはソワソワとしながら心配そうに仰られていたんだ。お前は言い訳の前に反省しろ。」
「わ、分かったのじゃ………太子様を心配させてたとは。わしもしっかりせんといかんのう。」
「どうせそのチンチクリンな脳味噌は数日後経てば忘れちまうんだ。布都。お前今まで何回無断で門限を破ったのか覚えてるか?」
「さ、3回…だったような………。」
「百回以上だよ!この馬鹿。」
「まぁまぁ……布都さんが遅れてしまったのは、私達のせいでもありますし、これくらいにしてあげましょう?ねぇ?屠自古さん?」
「人様のコトに口を挟むんじゃねえよ。この寺では余程のゴタゴタがない限り門限は出来るだけ守るって掟があるんだよ。
青雅。お前もここで暫くの間、お世話になるんなら出来るだけ守れよ?さっきの布都みたいになりたくなかったらな?」
「あ、はい。………分かりましたわ。」
「この人………こ、怖いぞ〜、せいがぁ〜。」
太子様がいるという部屋まで廊下を歩いていると、少し立派な襖に囲まれた部屋にの前に辿り着いた。以下にお偉いさんが住んでいそうな部屋だ。
「客だね?聞きなれない声が庭先で2つ聞こえていたよ?」
「はい、そうです。太子様………お客様です。」
「分かった。では、お客を客室に案内した後、茶と甘味でも出して饗しておいてください。私は客用の服に着替える。」
「はっ。分かりました。」
「それに布都。遅くなるときは先んじて何かしらの連絡を入れなさい。」
「はい………申し訳ありません。太子様。以後気をつけます。」
見た所、声は女性のようだった。その声は凛としていて、そして筋の通っているような真っ直ぐな響きがあった。
それだけで育ちの良さが伺えし、この問題児のような布都が畏まって丁寧語で話していることから尊敬されているのは明確。
流石、人々を導いてきた者だ。これは面白そうな御仁ね。
「おい。太子様の声に見惚れるのは分かるが、チャッチャと応接間に行くぞ?
私にはお前をもてなす使命があるからな。それも甘味という高級なモノでな。私でもあまり食べれないから楽しみだ。」
菓子物は高級品だ。元々砂糖は量は取れないし、大陸経由からでしか手に入らない。故に、支配者階級しか食べれない高級品。
それを頂けるなら従うのもやぶさかではない。素直についていきましょうか。
「それは、楽しみですわ。大陸でも中々お目にかかれませんから嬉しいですわね。ね?芳香ちゃん。」
「やったぞ〜!!」
(次回に続く。)
ツンデレ鬼嫁と完璧イケメン女。これはキタコレ公式カップルですね。グフフフ〜。