原作最新作要素を入れるのは怖いですよね。だって他の二次創作小説には余り登場していないのでヒヤヒヤします。
これが先駆者の努めという訳か。ならば受けて立とうではないか。さあ、なぞなぞの時間だ!!
なお、次回になる模様。仕方ないじゃん。なぞなぞ考えるのは苦手なの!!
宴会の日から、なんだかんだ言って、居心地のよい布都ちゃんの別荘に1週間くらいをだらだら過ごした私達は、長旅の疲れが癒えたので、そろそろ出発することにした。
すると、必然的に旅立つメンバーと残るメンバーに分かれることになる。出迎えする側のメンバーは御子さんを始めとして屠自古さんに布都ちゃん、そして狸形態のままいるマミゾウさんだ。
青雅さんと芳香ちゃんはこちら側のメンバーにいるけど良いのかって?本人は『この1週間はちゃんと方法を教えましたので大丈夫ですわ。後は反復練習あるのみなのでぶっちゃけ教えることは少ないですしw面倒くさいのでコツ以外の知識は書に残しておきましたわ。』って言ってたよ。それでいいのか師匠。
ルーミアちゃんはもうしばらくは一緒に旅をしたい用で、追随するらしい。ふふ?お姉さんと一緒がいいんだね?やっぱり娘になる?
芳香ちゃんについては可愛いかった。
「なんだかゆっくり出来たよ。居座り続けてごめんね布都さん。」
「いいのじゃいいのじゃ。我も楽しかったからのう。」
「私も楽しかったのだ〜!!布都〜!!遊んでくれてありがとうな〜!!」
「ふんっ………相変わらず腹の立ついい生意気な笑顔じゃのう。常闇の妖怪。今でも妖怪は嫌いじゃが、………悪くはなかったわ。」
「フッ………珍しいな布都。遂にデレ期か?いつもそれくらい可愛げがあれば苦労しないけどな。」
「う、うるさいわ!屠自古の馬鹿!!」
「師匠。短い間ですが、ご指導ありがとうございました。このまま順調に実験を進めれば尸解仙になれそうです。」
「いえいえ。対したことは教えられませんでしたのに、私が来る前から学んでいらっしゃったでしょう?私が教えられたことはコツくらいでしたわ。感謝されるほどでもありませんね。」
「いえ。それが一番大切なんですよ。知識は自力で身につけることは出来ても経験だけは誰かに教わりながら、実際に身につけないといけませんからね。本当に感謝しても仕切れませんよ。これで私の目標が達成出来そうです。」
「ふふ………そうですか。なら、次会うときには尸解仙の姿で会いましょう♪その時にお礼は払ってくだされば良いので♪」
「ええ。師匠。その時は私が出来る限りのお礼を用意します。」
「ふふ♪楽しみにしてますわ。」
さて、皆それぞれの挨拶は終わったようだし少しの間、お別れだね。
「じゃあまたね。御子さん。屠自古さん。布都さん。」
「まただぞ〜!!」
「そのうちまた来ますわ。」
「バイバイなのだ〜!!」
「おう。行ってこい。」
「また会いましょう。」
「またなのじゃぁ〜〜!!!」
* * *
さて、これから皆で妖怪の山へと向かう訳だけど、中継地地点にある守屋神社には寄らない。だって今回は妖怪やらなんやら人間の地域にいると危ないメンバーだからね。特にルーミアちゃんは今は可愛らしい姿だけど、制御しきれるかは未だ謎だから近づかなおほうがいいよね。
だって、ルーミアちゃん旅の途中空中から旅の人間を見かけたとき涎が出てたからさ。直ぐに私の指をしゃぶらせたけど、これは危ないって思って辞めておいた。
あと、芳香ちゃんかな〜。絶対あの守屋神社の2人は芳香ちゃんの存在を嫌うだろうからダメだろうな。特にヒトを大事にしてるし、仲良くしてるところを信者や巫女さん達に見られでもしたら、信仰の失墜が起きちゃうから、結局は追い出されるか払われるかの二択だよね。お互いの為にも辞めておいたほうが良いと思う。
まあ、でも迷いの竹林に向かうのもありだね。
けど、その前に少し寄りたい所があるんだ。私以外はあんまり立ち寄らない場所だからきっとあのヒトも寂しがってるだろうし、会いに行こう。
「これから何処に行くのだ〜?」
「それは着いてからのお楽しみだよ〜!!」
「そ〜なのか〜?」
よし、今日分のノルマ達成。
「ふふふ♪楽しみですわ。」
「楽しみだぞ〜!!飛燕〜〜!!」
さて、そんな訳で、やってきたのはなんかよくわからない『聖域』って言われている変な場所にやって来ました。ここだけ変なパワーがあるっていうか、なんというかずっと原生林が続いている広大な地形だ。
因みに、私が初めて人を『化かした』場所でもある。懐かしいね。恐らく、私が神様になった元凶といえる。あれは今でもどうして崇められるようになったのかは知らない。
けど、ここら近辺にある集落はだいたい私を信仰している者が一定数以上いて、今でもそれは肌から信仰心が伝わってくる。
他の諏訪の国とここら一帯以外の、他の地域では名前は広がってるらしいけど本格的に信仰しているのは全体的に少数だ。私は何教なのかは知らないけど、少なくとも主流になっている仏教でもなさそうなのは確かだ。
そして、そんなマイナーな神様でもある私は時々ここらを訪れていた訳だけど、ある違和感に気がついた。
『あれ?ここってどうして原生林が残ってるの?それに変なパワーに満ちてるし………深くは潜ってみたことないから探ってみよう!!』
一ヶ月かけて迷いながらも進んでいった原生林もとい、『聖域』って周りの地域から言われている場所。そこには意外にも多くの種族が住んでいた。我々探索体験は原生林の奥地へと進んでいくと、そこには原住民が住んでいた。
「なんじゃ。また来たのか半端モン。何度も来おって愚かもん。ここには来るなと言っておったじゃろう?」
「やぁ、久しぶり。チミちゃん。今日も可愛いね。」
『封獣(ほうじゅう)チミ』。彼女もその原住民の一人だ。彼女はこの地域からかなり古くから住んでいて、本人曰く『妖怪』じゃなく、もっと前の古来から生きている存在らしい。
そして、結構謎が多き住人である。
「なっ///// 何を言っておる若者がっ!?たく……最近の若モンは脈略無しに人を口説こうとするのか?あと儂はお主よりも何百倍も年上じゃ!!ちゃんと敬わんか!!半端モン。」
グフフフ。チミちゃんは無理して年寄りぶっている割には、こうやって素直に褒められると、すぐに動揺して照れ隠しをしちゃうのって所がギャップがいいよね。
「これは………珍しい種族ですわね…………なんと言えば宜しいのでしょうか?」
「ん?なんだこれは〜?わからんぞせいがぁ〜?」
「フッフッフッ……儂がわからぬか。仕方あるまい。若もんは儂の正体は知らんからのう。仕方あるまい。」
そして、こんな感じで少し背伸びをして話しているのが可愛らしい見た目と相まって、滅茶苦茶可愛いのである。
「おお〜〜!!見たことない生き物なのだ〜!!!誰だチミは?」
あっ!?ルーミアちゃん!!それは言っちゃいけないネタだよ!!それやると、チミちゃんの能力が発動しちゃう!!
「私は誰かって?そうです。私が変なおばさんです。変なおばさんだから変なおばさん♪変なおばさんだから変なおばさん♪ダッヘンダ。
……………あっ」
(注意書き:例の変なオジサンではありません。)
― ガラガラガッシャ〜〜ン ―
皆がその揺れで手を地面についてしまう。クッ……これがギャグ世界の強制力なのか!?
―ドドドドドドドド―
突如、私たちのがいる原生林の所々存在していた山岳の中で一番近い位置にある山が崩れだして土砂が山岳の間を通っていた地下水によって流れ出して私たちに向かって崩壊していく。
「な、なんと………これは………あれじゃ。あれじゃ。」
「チミ〜?『あれ』ってなんのことなのだー?」
「なんじゃ?それも知らんのか?ほれっ……自分で調べんか?ときには自分で答えを探すのも大切じゃ。年寄りばかりに頼るではない。」
「そーうなのか〜?」
「そんな馬鹿な会話しないで!!あれチミちゃんの『山河の気を操る能力』のせいでしょ?知ったかぶりしてないであれをどうにかしてよ。」
「ふ、ふんっ……何でも年寄りのせいにするでないわ!偶には自分で物事を解決してみるべぎじゃろうが。」
目をぐるぐると回しながらあるこれ言っているチミちゃん。これは………出来ないってこと〜!?
「と、兎に角。こういう時は逃げることは大切じゃ!!儂は逃げる!!」
「あっ!?ちょ!!」
私の静止の声を変なパワーを使って猛スピードで振り切ってガサガサと森の奥へと逃げていってしまったチミちゃん。やっぱり不思議な生き物である。
この前も会った時もそうだった。チミちゃんは直ぐに姿をくらましてしまう。特にこうやって都合が悪い時に必ず。ドジっ子属性も可愛いね。って、今はそれどころじゃないって!?
「これ……大陸の時の土砂崩れとデジャブ感が凄いな。どうしょう。」
「や、やばいぞ〜!!」
「ど、どうするのだ〜??」
「ふふふ……………逃げますわよ!!!」
青雅さんの言葉を合図に皆が浮き上がって全力で逃げ出した。けど、それでも泥水と共に崩れ落ちてくる土砂や岩は私達に向かって振り注いでくる。
― バキ ボキ ―
幸い私たちの周りの原生林の植物がクッションとなって潰れてくれて、私たちへ直接振り注ぐ岩を減らしてくれているが、それも少しの緩衝材代わりにしかならない。私達にあの数の落下物が振り注いでくるのは時間の問題だ。
「デカいのが来ますわ!!」
私達の進行方向に、バカでかい岩が振り注いできた。やばい!!これはどうにかしないと立ち往生だ。そして、そのまま今でも私達に追いつかんとしてる土石流に押しつぶされて皆お陀仏だ!!
「わ、私が防ぐのだ〜〜!!!」
と、ルーミアちゃんは闇を発動させて、私達が逃げているルートに転がってきた小山くらいありそうな大きな岩を飲み込んだ。流石腐ってても大妖怪だ。幼い見た目でも頼りになる。
「ナイスルーミアちゃん!!」
「も、もう岩はお腹いっぱいなのだ〜!!」
「今度は細かい……いえ少し小さいのが来ますわ!!」
「オッケー!!今度は私が!!」
私は後ろ向きで飛ぶようにして、振りかかる雨のように振り注いでくる人サイズの岩石を一つ一つ指先で触れて、吹き『飛ばし』た。
すると、全体の岩石の大部分が向かってきていた方向に消えたが、どんなに長生きして成長した能力でも限界はある。今度は残りの岩石と共に両サイドから新たに流れてきた土砂が流れ込んできた。
「グッ………まだ残りが………。」
「ならば私と芳香ちゃんが残りをやりますわ!!」
「任せろせいがぁ〜!!」
芳香ちゃんは持ち前の怪力で。青雅さんは仙術で私達に迫る土砂の流れる先を僅かにそらした。
これで一旦私達に振り注いできた一陣目を耐え凌げたが、皆ヘロヘロだ。
「ハアハア……後は逃げるだけだよ!!急がないとまたあの物量に追いつかれる!!」
「み、見てくださいまし!!山の方を………。」
「今度は何!?」
― ドドドドドドドドドド ドッカーン ―
今度は小さな規模だけど噴火が始まった。ドロドロとした溶岩が土石流や煙と混じって火砕流となって時速数百キロの速度で迫ってくる
あれ?……………これ、やばくない?
「「「「わぁぁぁぁぁぁぁあ!!?!」」」」
今度会ったらこの償いに沢山もふもふさせてもらうからね?ちくせう。覚えていてね?チミちゃん?
* * *
「ハァハァ……ハァハァ……な、何とか成りましたわ。」
「や、やばい………椿ちゃんが向こう側に見える。」
「それ三途の川が、見えてません!?」
お、恐ろしかった〜〜!!自然怖ぇ……マジパネェ。
何で古代から人類が山を神様と崇めたのか実体験で分かったよ。あれはやばい。あんなの少し特別な力を持ってる存在がどうあがいてもとめるのは無理だよ。
「き、きつすぎるのだぁ〜〜栄養補給が欲しいのだ。チュウチュウ。」
「はわっ!?ルーミアちゃん……汗を舐め取るのはいいんだけど、いきなり首筋は舐めないでって言ったじゃん。」
「ん?……なんかいったのか〜?」
そう言って、気だるそうに私の体中の汗を次々とその温かい舌で吸い取っていくルーミアちゃん。完全に光景がアブノーマルである。
襲ってあげようかルーミアちゃん?それとも息切れ寸前ディープキスの刑に処すかな?ゲへへへへ…………はっ!?危ない!?ふう。モラルは大事だ私。
「う〜ん?、せいがぁ〜?私の右腕が変だぞ〜?」
「あっ!?芳香ちゃんの腕の関節が逆向きに曲ってるわ!?待っててね?芳香ちゃん?今直ぐ修理してあげるわ!!忙しいったらありゃしないわね!!」
とりあえず………疲れたよ。
確か……近くに休める所を知ってるけどなぁ。背に腹は代えられないけど、あそこは色んな意味で生きたくないなぁ。ハァ。
「休もう。幸い休める場所知ってるから。」
「お姉さ〜〜ん。疲れたのだ〜〜。おんぶして〜〜。ペロペロ。」
「分かったよ。けど、うなじは舐めないでね?」
「わかったのだ〜〜。」
心を固めよう。そうだ。私がどうにか我慢すればいいんだ。
例のスフィンクスのなぞなぞ回は次回以降になりそうです。タイトル詐欺はごめんなさい!シュバッ