化けガラスってマジっすか……。   作:SOGEKIKUN

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 ふぅ〜。前回が濃厚すぎてまだ頭の中が紅色です。

 お久しぶりの文さん視点がありますね。なんと、2羽以来なんですよ!!


 というか!!スウィッチで東方紅魔郷のリメイクが出るらしいですよね!!9月辺りに出るとかなんとか!!
 もう、絶対買います!!今すごく気分が良いです!!続編もまだ発表は来てないですが、売れ行き次第では出そうですよね!!みっちゃ楽しみです!!


※注意書き:これは宣伝とかの案件とかではなく、個人的な作者の感想なので気にしないでください。






34羽:「帰ってきました妖怪の山!!(震え)④」

 

 

 

 ― チュンチュン ―

 

 

 

 

 朝だ。いや、正確には2日ぶりの朝だ。

 

 

 

 

 おととい、私と文は客間から移動して文の部屋へと移って丸2日間ずっと一緒に肌を重ね合っていた。ノンストップで止まることもなく。ずっと共鳴する快感に身を任せながら。

 

 

 そして、昨日の夜。私と文は疲れ尽きて気絶するように抱き合いながら眠った。

 

 

 

 

 旅を続けていた癖で早朝に置いてしまった私は、スクリと上半身を起こして、隣で寝ている文の寝顔をなんとなく覗く。

 

 

「ん………スー、スー。」

 

 

 静かに寝息を立ている文のその見慣れた可愛らしい顔の輪郭が今日は一際とても整っていて綺麗に見える。どうしてだろう。いつも通りの顔なのに。

 

 

 また、文の顔を見る。少しだけあどけなさが残っているのに、綺麗な黒髪がどこか凛として美しかった。

 

 

 いつの間にか夢中になって文の顔に自分の顔を近づけすぎていたことに気がついて、すぐに顔が赤くなって頭を布団の中へと顔を填める。

 

 

 

「ッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

 

 

 

 おわぁ〜〜〜!!!本当に何やってんだよ〜〜〜!!私ぃ〜〜〜〜!!?

 

 

 

 あ〜〜もぉ〜〜〜!!文が可愛すぎる〜〜〜!!!

 

 

 

 布団の中の潮の香りと濃厚な私と文の汗の香りに満たされていることに気がついて、私は昨日とおとといの記憶がフラッシュバックして更に顔を赤らめた。

 

 私の上で動く真っ白な肌と月の光に反射しながら揺れる短めの黒髪。

 

 暖かい肌の温もりと、獣のように悶える文の姿。

 

 

 それらの一つ一つの記憶が今の布団に包まって匂いを嗅いでいる私を赤面させてくる。

 

 

 

 本当に文の初めてを貰っちゃったんだ。昨日。

 

 

 それが凄く嬉しくて嬉しくて。けど、やっぱり文の身体は少し未熟で私のモラルが揺さぶられてしまっていて………その背徳感もあって予想以上だった。

 

 

「本当に中毒になったらどうしよう…………。」

 

 

 やっぱり文との契約のせいで、お互いの快感の感情まで共有しちゃうせいで、その感覚が相乗効果みたいになってて正直、一切止まらなかったんだ。

 

 

「はぁ…ダメだ私。文に本当に夢中になっちゃった。これは元からだけど。本当にやばい。」

 

 

 私は少し痛む腰を擦りながら顔を手に填めて体育座りで小さく独りごちる。恥ずかしくて文の顔を見ることが出来ない。

 

 

 

「取り敢えず、着替えよう。換気もしないと。後数刻するば椛ちゃんが入ってくるだろうし。」

 

 

 

 

 

 

 軽く自らの身体と文の身体を拭いてあげた後、肌着を着た私は、他人が入ってきたら駄目だろうこの濃厚な匂いを消すために、まだ太陽も出ていない襖を空けた後、文を予備の方の寝具へと移した後。

 

 この約2日間でできた寝具の沢山の汚れを井戸まで持っていって、桶を使って手で雑巾同士を擦り上げるようにして水で洗っていく。 

 

 

 ― ジャバジャバ ―

 

 

 

 うわぁ………凄いな。これは……規制しないといけないくらいだ。流石に生々しすぎて何も言えない。

 

 

 これを見ていると、よく2日間も休まずに身体を運動させられ続けられたな……………。

 

 本当に凄いや。でも、何故だが凄く気分がいいし疲れもない。寧ろ心と身体が軽くなった気がする。何か心境の変化でもあったのかな?う〜ん?文とより密接になったから?分からないなぁ。

 

 

 私は下洗いを済ましたあと、汚れた水を取り替えた後、文の部屋から取り出しておいた洗剤の元となる樹の実を新しい水の入った桶に入れて寝具の他に文と私の服を再び桶に入れて泡立たせて洗っていく。

 

 流石にこれはお世話係の狼天狗達には任せられたないしね。自分達の尻は自分達で拭わないと。あと、これは流石に他人に見せられない。

 

 やがて、汚れが落ちたので、私の能力で水気を『飛ばし』ていき、乾燥させてシワにならないために寝具は洗濯棒へと通しておく。

 

 服は文の部屋の服の収納棚へとしまって、私の服は着ないでおいて、まだ寝ている文の近くに置いておいた。

 

 休みがてら朝の静けさが広がっている部屋の座布団にぽつんと座りながら、この数百年間私がお見上げで上げた各地の珍しい物を飾ってある文の部屋を見渡して一人越に浸る。

 

 

「えへへへへ…………。ちゃんと毎回飾ってくれてるんだよなぁ。文ったら。えへへへへ。可愛いなぁ。」

 

 

 私はこの時間が好きだ。天狗の里にいる間はこうやって文と一緒に寝てるわけだけど、いつも私だけ起きるのが早いから文を起こさないようにしながらこうやって静かに私が旅先で貰ってきたお土産の品々を思い出と一緒に想起させながら文が大切に飾ってくれているのを見るのが日課だ。

 

 毎度毎度見るけど、やっぱりひび割れも埃1つもない。皆ちゃんと整えられているのが分かる。

 

 

 それだけで胸が一杯になる気持ちになる。

 

 

 いつもはもう少し早くきり上げて、椛さんや龍さんの早朝の朝稽古に向かうんだけど、あれだけずっと身体を動かしつづけたんだ。今日くらいなら大丈夫でしょ。それに今日は特に気分がいい。

 

 もう少し、こうして文の部屋を眺めていたい。

 

 

 そんなことを考えながら、暫く眺めている内に朝日が少しだけ覗くようになってきたのに気がついた。

 

 

 最近は人間の感覚なら長すぎる時間を生きてきたせいで、時間の進みが早く感じる。おばあちゃんじゃないけどこれも妖怪っていう種族の影響なのかな?

 

 まぁ、兎に角。ずっとこうしているのもそろそろ勿体なく思うし、何かしらしようかな?

 

 

 私はチラリと文の顔を見やる。よし、大丈夫そうだ。起きた時の乙女みたいな発作は起きてなさそうだし、いつも通りに接することが出来そうだ。

 

 

 

「ふふふ………。なら後はイタズラの時間だね?」

 

 

 

 文、絶対に嬉しがるだろうなぁ〜。紫さんやルーミアちゃんみたいに膝枕してあげたら。

 

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

「んん〜〜〜」

 

 

 

 ヤケに暖かく柔らかい感触のする枕に寝返りを打つ私はいつもと頭の高さの位置が違うことに気がついて少しだるい身体を動かして、目を元をこすって目を開ける。

 

 

「おはよう。文。」

 

 

 そこには私を膝枕している肌着姿の彼女がいた。微笑ましそうにショボショボとしていて今は絶対に不細工だろう顔を愛おしそうに覗いている。

 

 

「ん……おはよう。飛燕。」

 

 

 まだ身体がダルい。手足や腕の疲労の痺れも残ってた。

 

 けど、それ以上に今まで見たこともなかった飛燕のその母性のような姿にやられてしまい、そんなこと気にしていられなかった。

 

 

 思わず顔をすぐに私の身体に掛かっていた布団に手を伸ばして隠してしまう。今、鏡を見たら、私の顔から蒸気が出ている姿が見えるに違いない。

 

 

「どうしたの文?顔を見せてよ?」

 

 

 そんな私の様子をクスクス笑いを零してからかうように私にとぼけた声で話しかけてくる飛燕。でも、その感情にはからかいではなく純粋な私への好意が含まれていて、それが余計に私の顔の熱を上げるのに拍車をかけた。

 

 

「絶対に見せてやるもんですか!」

 

 

 このアホカラス!ワザとよ!絶対に許さないんだから!!

 

 

「もっとその顔を私にせて。文はちゃんと可愛いんだから、自身持ちなよ。」

 

 

 そう言いながら優しい手で私の手と掛け布団どかしてくる彼女。何故か私はその手に抵抗することが出来なかった。

 

 

 やがて、暗かった空間に朝日の光が差し込んで彼女の真っ直ぐとした瞳と目が合ってしまって恥ずかしくて赤かった顔が更に赤くなって目を逸らしてしまう。

 

 

「ほら、ちゃんと可愛い………いや、今の文は美しいよ。ずっと見てたいくらい。」

 

 

 上機嫌そうに、私の反応を見ながらジイっと観察するように見つめてくる。もうっ好きにしなさい!

 

 

「うゔぅ………、飛燕なんか嫌いよ。もうっ!」

 

「そうだね。ハイハイ。嫌いも好きな内だよね?」

 

 

 飛燕はまたクスクスと笑う。いつもはあるだけで落ち着く契約もこういう時だけはうっとおしく感じてしまう。

 

 

 だって、私の心の中を知っている飛燕がとても幸せそうな感情を私に伝えてくるから。

 

 

「うがぁ〜〜!!もう〜〜〜!!!アホカラス〜〜!!!」

 

 

 

「うわっ!?」

 

 

 私は彼女を怒りで押し倒して馬乗りになる。フフん。これが私の定位置よ。覚えておきなさい。

 

 

「ふん。生意気ね………鴉のクセに。飛燕。これぇどっちが上か思い出せたでしょ?これで私に逆らえないわ。」

 

 

 自分で幼稚なことをしているのは自覚していた。まるでまだ飛燕と出会ったばっかりのあの頃の私みたいな態度を誤魔化すために咄嗟に取ることしか出来なかった。それが私の羞恥心を刺激してしまう。でも私は何とか自分のプライドで勢いを使って飛燕にそう言い切るのことに成功した。

 

 けど、今回は飛燕の方が上手だった。

 

 

「フフ………そうだね。でも、昨日おとといは私にやられっぱなしじゃなかったのかな?」

 

「!?」

 

「可愛らしかったなあ〜。初心な文の姿………。今でも思い出すよ。私に喘がされててさ。」

 

 

「こ、この馬鹿ぁ〜〜〜!!それは言わない約束じゃない〜〜!!」

 

「そうだね。初めてだったからしょうがないよね。」

 

「もう。頭にきた!その口、即刻に防いでやるわ!!」

 

「…ン………」

 

 

 私は、飛燕の口を私の唇で塞ぐ。舌で蹂躙してしまえばさっきまで余裕そうにしていた飛燕が顔を赤らめてトロンとしてこれっきり黙ってしまった。

 

 

「ふんっ。あんたの弱点なんか知り尽くしたわ。次からは覚悟しなさい!」

 

 

 

 

 ― スー ―

 

 

「文様。そろそろ朝食の準備が終わる………時……間………です。」

 

 

 私がアホカラスに乗りかかっている所を入ってきた生意気に目撃された。

 

 

 そうだったわね………この時間帯に生意気従者はいつも私に朝食の知らせをしてくるんだったわね……。

 

 

「えっと………し、失礼しました。」

 

 

 生意気従者は、顔を赤らめて静かに襖を締めた。

 

 

 ― パタン ―

 

 

 私達は顔を見合わせる。今の私と飛燕の格好は………私は裸で、飛燕は薄い肌着のみ。

 

 

 

 と言うことは…………

 

 

 

 

 

「龍様ぁぁぁ〜〜!!?!今すぐ赤飯の手配をお願いします〜〜〜!!!」

 

 

 ― バタバタバタバタ ―

 

 

「「ちょ、ちょっと待ってぇぇ〜!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

 

 

 

「冗談ですよ。文様。飛燕様なんでそんなに焦っていたのですか?」

 

 

「何を言ってんのよ生意気従者!あんな朝っぱらから大声出して!!ふざけんじゃないわよ!!!」

 

「そうだよ!流石に大声であれは駄目だよ!!流石に恥ずかしすぎる!!」

 

 

 椛さん。幾ら同様してたからって流石に駄目だよ。大声で言いふらしちゃ。私と文が即興で捕まえなかったら天魔の屋敷中であらぬ噂が広まっちゃうじゃん。

 

 

「そんなことを言われても、二人から発情の匂いがプンプンしていたのであれは事件ですよ。私は従者としてお祝いしなければいけないんです。家事もあります。だからこの縄を解いてください。」

 

 

 フンスフンスと鼻を鳴らすように意気込む椛ちゃん。最近椛ちゃんが暴走してる。初期の真面目な雰囲気は何処行ったの?なんだか椛ちゃんも椛ちゃんで成長したのかな?自分を出すようになったというかなんというか…………。

 

 まぁ、椛ちゃん。仲のいい人には結構冗談とかからかいとかはする人だからなぁ。将棋とか普段から一緒にする時とかは結構話すしなぁ。こんな感じだったかね? 

 

 

「駄目よ。今のあんたをこのまま行かせればどうなったか知ったことにはならないわ。兎に角、あんたはさっきの私達の格好と仕草は忘れなさい。」

 

「そうですか?ですが、丸2日間ほど文様の部屋周辺にはたて様や龍様など、誰も寄り付かないようにしていたのは私なんですよ?」

 

「「ウグッ!?」」

 

 

 も、椛ちゃん!?気を使わせてもらったのは申し訳ないけどそれ明言する!?

 

 

「大変でしたよ。何度かご遊戯に誘ってくださいましたはたて様はブ〜タレちゃって機嫌を損ねてしまいましたし、龍様は物知り顔で外で見張りに張っていた私の肩に手を置いて労ってきますし。三ノ巡回隊の人達の将棋のお誘いも断らなければいけなかったんですから。これくらいの仕返しは許させる筈です。」

 

 

 前言撤回だ。椛ちゃん、明らかにこっちをからかいに来てるよね?そのニヤニヤ顔はアウトだからね?文から怒りと恥の感情がみなぎってるよ!!ワザとだね!??

 

 

「はぁ……良い?椛?命令よ?さっきの光景は見なかったことにし な さ い?」

 

 

「はっ!……………後ではたて様のご機嫌を直してもらえれば満足です。」

 

「なんで私がしなきゃいけないのよ!?椛がしなさいよ!!」

 

「後に出来る部下の労いの練習は必要かと?」

 

 

 ここで正論?を出してくる椛ちゃん。色々とガッツが凄いな………。

 

 

「あ〜もうっ!!分かったわよ椛!!後ではたても誘って皆で天狗の里の中心街に遊びに行きましょ!!私と主にアホガラスが奢るから!!沢山食べさせるわよ!!これでいいかしら!!」

 

「はっ!満足です。」

 

 

「さりげなく主人から強請るね?………椛さん。あと、私が沢山奢ることになってないかな。文?」

 

「一番お金を持ってるのは誰かしら?飛燕。」

 

「それはそうだけど…………なんで文がお土産の存在を知ってるの?」

 

 

 ぐぬぬぬ。文、何故私が中国で得たお金の存在を?まだ話してないのに知ってるなんて…………文、もしかして軽く物色した?

 

 

 私がジト目で見つめると、文だけじゃくて椛ちゃんまでハッと失言したかのような態度を取り始めて目を逸らし始めた。

 

 

 成る程ね……文が椛ちゃんに私の隠してあったお土産の居場所を探させて、見つけたって訳かい?

 

 

「むぅ……驚かせようとしてたのに。中国のお金とか珍しい掘り出し物とかさ…………。」

 

「あ、あややや……………。」

 

「あ、あはははは…………。」

 

 

「はぁ……さっさと出しておけばよかったよ。」

 

 

 

 なんだか呆れてしまったが、いつも通りの日常の朝が訪れてくれて、少しだけ嬉しく感じた。

 

 

 

 

 

 







 なんだかエピローグみたいな雰囲気ですが、まだまだ続きますからね?


 
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