軽い修行回だよ〜!!
後、やっとオリ主は人型が取れるようになりました。やったね。
一部キャラのオリジナル技が出てくるよ。スペルカードじゃないから勘弁してくだせえ。
てゐを筆頭とした因幡達との一ヶ月の共同生活はとても充実していた。可愛いに溢れた住人達に癒されながら色々なことをした。一緒に罠を作ったり、その罠でかかった動物を皆で調理して人参を主菜に頂いたり、一緒に近くの川に釣りをしに行ったり、鬼ごっこをしたり、そして、私が発案したことにして教えたお風呂をてゐ達と皆で作って入ったり(大変目の保養になりました)。
中でも一番楽しかったのは私が前世の知識から引っ張り出した盆踊りという祭りだ。せっかく沢山住人がいるので皆でワイワイしたいなって思ってた所だから提案してみたら、意外にも皆ノリノリで大きな焚き火を囲んで私の教えた踊り方を実践し始めた。
その結果、どんちゃん騒ぎとなって思いもよらぬ大盛況になった。壮観だったよ。大勢の因幡達が声を合わせながら大きな焚き火を囲んで和太鼓による即効曲に合わせて踊っている光景は。
踊り疲れて休憩していた私とてゐがお手製の酒を片手にその姿を観ながら一緒に笑い明かしたんだ。
本当に楽しかった。途中でいつの間にか狼女が踊りに加わってたけど、その子とは途中で酒の席に加わってきて一緒に飲んでいたら仲良くなった。名前は今泉 影狼(いまいずみ かげろう)だって、この竹林の中の因幡亭の近所に住んでるらしい。
ここもここで居心地がいいね。けど、私は目標の為にも旅する鴉だ。ずっとここに居続けるわけにもいかない。
だから近い内にまた旅に出る。けど、初めててゐ達と出会ったときから分かってたけど、まだまだ私は弱い。文との戦闘で薄々感づいてたけど、妖力なんて小妖怪も良いところだ。それすらもないかもしれない。
幸い私の能力が逃げたり相手の攻撃を弾いたりするのに向いてるおかげで生き残れているけど、集団を作って群れる一般の鴉達のようにはいかない根無し草の鴉だ。だから自衛の為の武器が必要だ。守りだけじゃ足りない私なりの武器が必要なんだ。それに自分の命意外にも守る物もこれから沢山出来るかもしれない。すでに文達やてゐ達もそこに入っている。畜生妖怪風情がおこがましいけど、力だけはもっといた方が良いよね。
(弾幕はパワーだぜ!!)
ん?なんか遥か未来から何か聞こえてきた気がするけど気の所為かな?
という訳でして、私の修行に付き合ってくれません?お二人方。
「………飛燕がそう言ってくるのはとっくに察していたうさ。」
「私なんて役に立つの?弱い者の立ち回り方しか知らないけど?」
そんな謙遜しないでよ。影狼ちゃん。その立ち回りを教えてくれるだけでも十分役に立つからさ。
「…そう。ならいいわ。」
ありがとう影狼ちゃん。それで…てゐは?
いつもはしないどこか気詰まりしている様子のてゐ。何か言いたそうにしていて言い淀んでいた。
「何か悪い予感でもするの?」
影狼さんが私の言いたいことを代弁してくれたことで、てゐは渋々口を開いた。
「修行に付き合うこと自体は賛成うさ。……ただ私達が修行を手伝うとすると私の能力でこれから少し先の未来で飛燕の運が悪い方向に向かってるのを感じたうさ。それが気がかりうさ。」
「う〜〜ん……私もてゐに偶に運勢を占って貰ってるけど、よく当たるのよね。てゐの運勢。」
影狼さんもてゐの発言を聞いて困惑している様子。
けど……ね。もう龍さんに予言されてるんだよね。だから私はもうその覚悟は出来てるつもりだ。
大丈夫っ!!別に死ぬわけじゃないんでしょ?
「それは…死ぬほどの悪い運じゃないね。けど結構酷い目に合うよ?……あっうさ。」
なら大丈夫。旅には失敗や事故なんて付き物だよ!!それを乗り越えてこそ、旅の本質が問われるってものだしね。それは人生も一緒。
「お、おぉ〜!初めて飛燕が神だと思えたうさ。流石、道祖神。旅に関することはお手の物だね。」
だから私化けガラスだから!!!妖怪だから………。
「えっ?飛燕って神様なの?だとしても威厳がなさ過ぎない?妖怪だと思ってた。」
ウグッ?あってるけど。凄く言葉の針が強い………。確かに前世の中学の頃、親友に『あんた舐められやすいから。喧嘩ふっかけられたら私に言いな。ぶっ飛ばしてあげる。』って言われてたな。なんか物騒だって?親友は中学の時ヤンキーだったから。高校になる頃には卒業してたけど、『鬼の総大将』って言われてたからね。その時の発言もあの頃に比べればまだまだ可愛いもんだよ。本人は黒歴史って言ってたけど。
「そうだったうさね。影狼はまだ神様に会ったことないうさね。ほらっなんか感じない?ひび割れた威厳っていう名の神力がさ。」
「確かに………。」
いやっそこで納得しないで!いち妖怪としての威厳のことも考え始めちゃうから!
「変態は人権を持っちゃいけないうさ。神様だけど。」
「そうね。確かに持っちゃいけないわね。妖怪で神様だけど。」
そう言って、両腕で自分を抱きながら私をジトリと見る二人組。
ごめんて。って影狼ちゃん!!私影狼ちゃんになんの思い当たりも無いんだけどっ!!
「私の着替えを見てた………。」
いや…それはさぁ。一緒にお風呂を入ればどうしても見ちゃうじゃん。影狼さん着痩せするタイプなのか、脱いだ姿は結構凄いもん。思わず『うお!?』って驚いちゃうくらいデカかったから。
ナニがとは言わないでおく。本人の為にも。
「ほら…やっぱり。見てたじゃん。」
「でも、確かに影狼の胸は大きいうさね。羨ましくないけど思わず私も驚いたうさ。」
「ちょ、ちょっと。てゐちゃん!!貴方もそっち言っちゃ駄目だよ!!」
というわけだからさ。「何処がよっ!?」安心して修行つけて欲しいんだよね。
「………分かったうさ。飛燕は筋金入りのMうさね。」
そう言って、クスクスと微笑むてゐ。可愛らしい顔の裏でもうイタズラのこと考えてるんだろうなー。
「ぅがぁぁぁぁ〜何となしに流すなぁぁぁー!!」
「おっと狼が怒ったうさ。ニゲロー!」
コワイナーニゲナキャタベラレチャウ〜!
「きゃあー影狼さんがおこった〜!!」「た〜べられる〜!」
―キャーキャー―
周りにいた因幡達が悪ノリに乗ってキャーキャー騒ぎながら逃げていく。ナイスだ。よく分かってる。
「棒読みするな〜!!あんたら私のこと舐めすぎよ!いっちょ狼女の恐ろしさを恐ろしさを味あわせてやる!!」
―アオ〜〜〜ン―
その雄叫びを合図に私達は笑顔で逃げ出した。
「ん?」
ん?
たまたま同じ方向に逃げていた私とてゐはお互いの顔を見合わせて、キシシシシッと笑い合った。
「飛燕の今の顔結構悪い顔うさ。」
そっちこそ。悪い顔。
「どうやらお互い様らしいうさね。さっそく胸デカ狼女が修行の講義をつけてくれるらしい。狼らしく襲いにきたうさ〜。」
積極的で嬉しいね。アッチの方はもう少し控えめにしてくれても良いんだけどね。ほんと焼いちゃうな〜。
「胸デカ言うな〜〜〜!!!」
この逃走劇は私とてゐそして悪ノリに乗ってきた因幡の兎達全員がそれぞれ捕まって、仕返しとして首筋に軽い傷跡が出来るまで甘噛されるまで終わることはなかった。
マーキングとは随分と積極的だね。『私のもの』って言いたいのかな?けど私はもう予約が入ってるんだよね。
私は一丁前に生意気なクセに何処が真っ直ぐしている天狗の少女の顔を浮かべながら楽しい日々の余韻を味わい、心地良い夜の中眠りにつくのだった。
* * *
翌朝、私は昨日のうちに3人で考えておいた修行をし始めた。
修行内容はこうだ。
朝早く置きて、てゐを中心に因幡達が設置して完成させた罠だらけのデスロードを朝食までに完走すること。これは一度完走すればするほど距離は徐々に伸びていった。
朝食を食べた後は昼食までは自分の能力使用時間を可能な限り維持し続けること。これは特に辛かった。自分の限界との勝負だから自分に弱い私にはよく聞いた練習だった。
昼食後、昼寝を三時間ほど。ちゃんと休まないと身体が壊れちゃうからね。
夕方頃、因幡という名の天使達に起こされた私は妖術の練習に勤しんだ。これはてゐが担当してくれた。まだまだ妖力が少ないので直ぐに妖力が尽きてしまう。だから尽きた後の時間、私はてゐに相手を罠に掛ける仕方や頭脳戦の仕方を、徹底的に詰め込めさせられた。
夕食後、暗い妖怪の力が強くなる夜での実施訓練。強者に対する弱者の戦いかたや立ち回りなどを主に教わった。これは影狼ちゃんが担当。強者に対する一番の立ち回りは「立ち向かうのではなく、直接敵対しないように行動すること」らしい。その割には戦い慣れていらっしゃった。特に鋭い爪を使った肉体戦は凄かった。
私、妖力も少ない小妖怪なのに影狼ちゃんが今まで長い間生き残ることが出来た理由がなんとなく分かった気がした。
私がぐったりしてダウンした後は皆で作った大きなお風呂に入って、1日の疲れをそこで洗い落とした。ついでに因幡達や影狼ちゃん、てゐを使って、栄養補給もしておいた(意味深)イカガワシクナイヨ。ホントダヨ。
後は因幡亭で皆と一緒に就寝の運びとなります。
こんな感じの修行を一ヶ月程過ごしていった。マジでハードスケジュールっす。死んじゃうっす……、かと思ったけど、皆こんなに私のことを思って行動してくれてると思うと、まだまだ行ける気がした。
それに、美少女や美ロリにシゴかれていると思えばへっちゃらだった。やはり変態パワーはギャグ界隈のエナジードリンクである。丸。
そうそう、最近判明した謎の神聖なパワーの正体の神力だけど、誰も使い方を知ってる人がいなかったから放置です。仕方がないよね。そんじょそこらに神様なんていないし、いても妖怪だとバレたら払われちゃうからね。しょうがないね。
誰か、教えてくれる神様は居ないかな。仮にも神様の自分が神頼みとは笑えない冗談だよね。……自分化けガラスっすだけど。
* * *
一ヶ月後(天狗の里で文達に出会ってから3ヶ月後。)
そろそろ夏の暑さも激しくなってきた頃。カウボーイ風の帽子を被った1人の女性とニホンオオカミ特有の短いケモミミを頭につけている1人の少女が対峙していた。無論どちらも妖怪である。片方は神力が混じっているが、ややこしいので置いておこう。
構えている女性と少女は、集中によって研ぎ澄まされており、真剣だ。それを、真ん中の横に位置する大岩の上で因幡の兎のボスがただ二人をを観察していた。彼女の表情は観戦者として楽しそうに睨み合っている二人を見守っているような後方師匠面そのまんまだった。
その後ろでは暑さにやられている因幡の兎達が日陰で自分達が作った竹製の水筒で水分を補給しながら、スポーツ観戦をするような子供ように、目だけをキラキラとさせながらジッとしていた。
太陽の光がジリジリと地面を焼く中、その額に流れる汗を気にすることなく二人は静止していた。本来の戦闘ではお互いに対峙する時間などは発生しない筈だが、この一ヶ月間毎日組手をしていたこの2人はお互いの動きを完全に知り尽くしており、そのこといつの間にか手の読み合いに発展させていた。
この組手で修行は終盤を迎えることになる。この頃になると、毎日の修行の習慣もあっという間に終わらせてしまうため、その分早く実施訓練が始まるようになった。
今の時刻はもう昼過ぎの羊時(午後2時頃)を上回っている。
気温も一番上がる時間帯の中、2人はそれでも集中していた。
そして、お互いが同時に動き出す瞬間が起きる。お互いの汗の粒が顎を伝って地面に落ちていった。
―ポタ―
その僅かなその水の落ちる音で2人は同時に動いた。
女性が先手を取った。女性の方は両腰に差していた拳銃に似た何かを取り出して、それぞれの武器に内包していた石を勢いよく『飛ばした』。
火薬が弾けるて鳴る音もなく、消音ピストルのようなプスプスという音が鳴ると同時に素早い動きの二つの石が少女に襲いかかってきた。
少女はそれをその両手に持つ鋭い爪で切り裂いてはじき飛ばした後、その狼としての力強い脚力で素早く接近する。
そうと来ると否や、女性はその武器をしまい、自前の腕に生えている翼から妖力を『飛ばして』鋼の刃のように硬質化させて数枚の硬質化させた羽根を腕を振るようにして弧状に飛ばした。
少女はそれを読むように何度も地面を跳ねたり四足歩行になるようにして地面を舞い、避けていく。
その間に、女性は地面を飛び上がり、地面から2メートルほど浮遊した状態で両腕の手を合わせて、空気を同じ方向に『飛ばす』ことで軽く圧縮した。
その行為に少女は見覚えのある危険を察知したらしく、妖力を込めた狼の雄叫びをあげると、同じタイミングで女性はその圧縮した空気の塊を指向性を出して『飛ばし』た。
「その技をやっても対策は何度も見せた筈。こんなの無駄なことよ!飛燕!!」
―アオーン―『夕波のソウルシェーカー』―
「果たしてそうかな、影狼ちゃん?」
―『アストマティックバースト』―
戦闘開始から初めて発した言葉と同時に、オレンジ色の波状に放たれた衝撃と透明な空気の暴力。その二つの力の塊がぶつかりあって辺りに爆音が響き渡った。
しかし、少女の放った衝撃の方が威力は高かったようで、威力は減衰しながらも女性に精神に対してダメージを与えると、そのダメージが浮遊状態の彼女の『飛ばしす程度の能力』の使用に必要な集中力を解かしてしまった。
その結果、先程の衝撃のせいなのかいつの間にか帽子が外れていた女性は空中で揺れ動いてしまっていた。
「クッ!?」
少女はその女性の隙を見逃さなかった。少女はすぐさま駆けていく。対して、女性は直ぐ様硬質化していた羽根を投げて牽制するが、動揺している女性の投げた物など少女にとっては避けることなど朝飯前だった。
少女は女性の近くの竹へと飛び上がり、竹を足場にして飛び上がり妖力を込めた手で触ろうとする。勿論、爪は相手を怪我させないようにちゃんとしまっていた。
今更感だが、この組手のルールを説明しよう。ルールは簡単。お互いの妖力を込めた攻撃を当てた方が勝ちだ。なお、激しく傷つけるような攻撃は禁止だ。与えた方はその時点で負けである。立案者曰く、『自分の妖力や能力を制御できないうちは戦う資格はないうさ。』と言っていた模様。
つまり、今の状況は女性にとって、大ピンチであった。だが、何故か女性は何も避ける動作もせずに空中で静止していた。
顔は俯いていて、目は見えない。唯一見える口元には片方の口角を上げているのが確認できた。
(何故笑っているの?………そう言えば、帽子はどこにっ!?)
「チェックメイトだよ。影狼ちゃん。」
飛燕と言われた女性の言葉によって、影狼と言われた少女が違和感に気がつく頃にはすでに勝負は決まっていた。
気がつけば、少女の頭にはふわりと何かが乗っていた。
「「ひ、ひえんがはじめてかった〜〜〜〜!!!」」
暑さに負けてグータラしていた筈の因幡達の元気な歓声があがった。これが合図になり白黒は完全に決まったのだった。
「これは……、飛燕の妖力が込められていた帽子?」
「そうだよ。私の『能力』で、さっきの技のぶつかり合いの前、影狼ちゃんが私の羽根を避けてた時に、上に『飛ばして』置いたんだ。それで、貴方が油断したタイミングで当てられるように調節し続けたんだよ〜」
そうニコってニヒルに笑う彼女。弱小妖怪である私に初めて勝てたのがそんなに嬉しかったの?
影狼は飛燕の言っている原理は理解したが納得出来なかった。
変だ。彼女はこの一ヶ月間の間、『飛ばす程度の能力』で一度も飛ばした物の方向を曲げてるように操っていた所を見たことがないからだ。
それも、今回のように他の大技を繰り出しながら同時進行で行っていたら、どうしても手が足りなくなる筈だ。
妖術と固有の能力を組み合わせず同時に使う行為。それは例えるなら両手でお手玉を回しながらしながら両足で逆向きにお手玉を回すようなものだ。幾ら大芸能が出来る彼女でもそんな離れ業など出来るはずもない。
幾ら考えてみても、まったく答えが見つからない。どう言うことだろうか?
さらに考えてみても分からなかったので、仕方なく観念する意を込めて飛燕の方向を見たら、彼女はニヤニヤとやけに腹立つ笑顔で答えてくれた。
「まあ…ネタバラシするとね。風と空気を使ったんだよ。『浮力』って現象でね。
簡単に言えば物の大きさの割には軽い物とかって風で飛ぶじゃん?羽根とか葉っぱとかさ。帽子も似たようなもんだからそれを利用してただ風を『飛ばした』ってだけ。
大技を売った後に、風の操作に集中してたんだよ。影狼ちゃんの精神攻撃の効果中、帽子に意識を『飛ばして』ね。
あとはあら簡単。風を使って避けられないような時に油断してた影狼ちゃんの頭に乗せるように丁寧に『飛ばす』だけ。ね?簡単でしょ?」
そう言って、私から帽子を優しく受け取った彼女はクールで茶目っ気たっぷりのウィンクをしてきた。
…ふ、ふんっ見た目は良くても中身を知ってたら意味ないわよ!
なるほど、それなら理解できた。要は『単純な技』というより知識と知恵で形作った『戦法』という物なんだろう。私の専門外だが、恐らく今ニコニコと満足気に私達を観察しているあの『老骨兎』から教わった知恵の応用なのは分かった。
今の飛燕には向上してきた『技術』もさることながらそれを状況によって作戦を即座に立てて実行する為の『知恵』が備わっていた。一ヶ月前の修行したばっかの飛燕とは段違いだ。
「………成長したわね。飛燕。」
「ん?……私そんなに成長したっけ?私影狼ちゃんよりも大きくないよ?」
「どこ見て言ってんのよっ!!!」ドカッ
「ギャァァァア!!」ヒュ〜ピカーン
「おお〜〜!よく飛んだうさ。」
この一ヶ月の間、最早伝統芸の域と言えるクリティカルパンチで殴られた飛燕は星となって竹林から消えていった。
訂正しよう。飛燕はあまり変わっていなかったようだ。
* * *
「ち、地球って青かったんだ………。」
「さぞかし面白い光景だったうさね。」
どうも、初めて影狼ちゃんに1勝出来た化けガラスちゃんです。
メタいこと言うと、原作では弱いとか弱小妖怪とか言われてるらしいけど、人の形を作れるってだけで化け物みたいに強いんだから、原作が始まった後のあの場所は人外魔境どころじゃなくて、修羅の国なんですね。(注意書き:主人公は原作知識を持っていません。)はっ!?電波!?
「フンッ。折角勝てたんだから、素直に喜べば良いのに。あんな照れ隠ししなければこっちだってしっかり喜べたのに。」
「テヘペロッ、バレちゃってたか………。」
「当に筒抜けうさね。影狼の胸には夢が一杯詰まってるけどね。」
「貴方も言わなくて言いのよ!!」ゴンッ
「う、うさぁぁぁあ〜〜!!」ヒュ〜ピカーン
「このくだりもういい年頃の読者達はいい加減見飽きたんじゃない?古いよ。おっ新記録達成だね。おめでとう。」
「………嬉しくないんだけど。」
「確かに地球は青かったうさ。更にお月さんにいる同種とも会ってきたうさ。」
「あっおかえり〜てゐ。どうだった?地球の軌道圏の旅路は?」
「寒かったうさね。宇宙飛行士に宇宙服が必要な理由が肌で直接分かったうさ。」
「分かる〜辛いよね。」
「やめなさいその話。私も画面の向こうの人間も分かってないから。その話色々とカオスだから。」
閑話休題。(このままじゃ流石に収拾がつかないっスね。)
「そうそう、気になってた人もいると思うけど、修行してたら急に人型が取れるようになったんだよね。
これは色々考えた後の私個人の考察になるんだけど。妖怪が、人型になる要因は『妖力が単純に増える』って言うより、『妖怪の精神構造が進化した時』になるっぽい。例えば、人と遜色ないほど知識や知能が成長して、精神構造が複雑になると人型に変化するって感じ。元々妖怪は人の想いによって作られた存在だからこそ精神によって変化するし、精神攻撃に弱いのも根拠だと思う。
また、『人間になりたい』って思えることが大事なんだと思う。妖怪は人から生まれた存在だから、皆、無意識に生みの親の存在である人間に憧れてるし、求めてる。けど、弱い妖怪ほど、精神が育ってないから本能的に動くしかなくて人を簡単に襲っちゃうし、殺しちゃうんだと思う。それが一番手っ取り早い欲求解消の手段だからね。
精神が育ってきて、情緒や理性が強くなると無意識でも自分の想いに気がつくんだと思う。その時、初めて妖怪は人型になれるし、『低級の妖怪より一歩人に近くなった存在に』になれるんだと思う。もしかしたら妖怪は信仰によって存在を保てている一種の神様に近い存在なのかもしれない。
だから、東方projectに登場する人型の妖怪や神様はそこらの畜生妖怪よりも格違いに強いし、何処か闇を抱えてるし、『あんなに』人のように輝けるんだと思うんだ。まるで人間である主人公達に見せつけるようにね。
『自分は人間みたいでしょ?そうでしょ?』って。恋する乙女のように。
それを私達人間は受け入れて楽しめる。これが日本人が恐怖や憧れから妖怪を作ったり、娯楽や憧れのために人外や無機質を擬人化したり女体化したりしたことと全く逆の構造なのがなんか面白くて鳥肌だよね。
とにかく私はこの法則を『人化の法則』って呼ぶことにしたんだ。
……はっ!?また電波?
だからさ、私も元々人間だったおかげで精神構造も育ってる状態だったし、で、かつ丁度一ヶ月前から『人型になりたい』って思ってたから簡単に人型になれたんだと思う。とくに『修行は人の精神を育てる』っていうし、修行も人化の助けになったのもあるのかも?
どう?すっぽりハマったと思うんだけど。
この話がよくわからなかった人間の諸君がいるなら、これだけは理解して欲しいな〜。
妖怪は人になりたいって思ったときから『人化の法則』が始まってたんだなって思ったって話。まる」
「急に誰に話しかけてるか知らないうさけど。こんな頭を使わない小説で急に読者に頭を使わせるのは良くないうさ。」
「いやっ、わかってんじゃん!?」
「最近貴方達ちょっとメタすぎよ。少しは自重しなさい。今は変なことを考えないでこのお風呂ってものを楽しみなさい。『気持ちいいな〜』って。これで終わりよ。」
「それはそうだね。」「それはそうだね。真理うさ。」
(ここで、今回は終了です。このまま次話に続きます。とぅ〜び〜こんてぃにゅ〜って奴です。)
最後の文章は作者のガチ考察も混じってます。良かったら読者の皆さんの意見や補足、間違ったところの訂正を感想に書いてくださいね。喜んで返信しますので。ついでに評価を10にしてくれるだけで私は満足です。
補足しておきますと、主人公は西洋風の紺色のカウボーイの服装をベージュとした青みがかった黒髪のスレンダー系天然お姉さんです。
服装は紺色と白黒が多めで、ネクタイは赤、そして目は黒目が紺色で光っている部分は赤が良き。
ぶっちゃけ主人公が、いろいろと黒駒早鬼(くろこま さき)姉さんのパチモンみたいなもんなんですよね。名前も黒柳 飛燕と頭文字も似ていますし。予期してなかったんですがね………。
大きく違うのはオリ主の控えめな胸(Cカップ)と背中の代わりに腕に生えた翼ぐらいです。
………早鬼姉さんに似てる人が居るって本人に伝えたら軽く戦争が勃発しそうっすね。(恐らくフラグ)
暫く後の話になりますが、もしこの小説で登場する天魔様の性格はどうな風がいいですか?参考程度に教えてください。
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めっちゃ頑固親父風の父ただし親バカ
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めっちゃ頑固親父風の母ただし親バカ
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すごいポンコツ仕事は出来る父ただし親バカ
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すごいポンコツ仕事は出来る母ただし親バカ
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怠惰で不器用影で色々してる父ただし親バカ
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怠惰で不器用影で色々してる母ただし親バカ