前回からの続きです。
一旦、外に出て夕方の凪の空気を感じながらのぼせそうになっていた全身の内の、特に頭と顔を冷やすことにした小鬼は、静かに深呼吸をしていた。
「す〜はぁ〜。落ち着け〜私〜〜。いったい何を緊張してるんだい?これから、私は他人と酒を飲み交わすだけじゃないか?だから落ち着くんだ私。息を吸って吐けよ〜?深呼吸だ。す〜は〜。」
一生懸命深呼吸してみても、彼女の心内は何だか落ち着かない。ただ、久し振りに誰かと酒を飲むだけなのだ。しかし、小鬼は凄く緊張している自分がいることを自覚していた。
外は涼しいのに、謎に火照っている手から手汗が浮き出てくる。
「なんだか調子が悪いなぁ〜?酒はまだ飲んでない筈だよ?おかしいなぁ〜アハハハハ!!………………はぁ。」
あれもこれも今日の水浴びの件が悪いのだ。あんな大胆なことを仕掛けてきた大江女が悪いのだ。唯でさえ、あの助平な格好だったのに、あまつさえ殆どが露出していた残りの面積をものともせずに、全てを脱いで抱きしめてくるなんて……………。
だ、駄目だ。思い出すな〜!身体が熱くなっちゃうじゃないか〜〜!!
くそう……………あの件で分かってしまったんだ。本当に気がついてしまった。気がつきたくなかったのに………負けてしまうのが嫌だったのに………私は大江女に特別な感情を持っていたんだ。
じゃなきゃ女同士なのに欲情する筈がない。
あの頃のならば、私が大江女の胸に挟まれたとしても、初めて出会った時に攫ったばっかりの時だったならば、あの無感情で無関心の心の状態でいられたはずなんだ。
…………だが、今は違う。今の大江女に絆されきってしまっていた私は、気づいたら大江女の一挙一動足を目線で追ってしまっているんだ。そうでもなきゃ、本来食糧だった筈の人間の行動のそんな所までいちいち気にする筈がないんだ!!
これではまるで惚れた弱みみたいになってるじゃないか。この萃香様がだよ?女一人にも勝てないなんていいはずがないのに………だのに…なのに………どうしても大江女に弱くなってしまっている…。
このままでは、本当の意味で恐ろしい鬼の面子すら保てない。いや、もうすでに手遅れのような気がするぞ?
「なぁ…紫。私はどうすればいいんだ?」
余りにも感情が立ち行かなくなった小鬼は、なんとなく最近知り合った私と同等と言える大妖怪の友達に、今ここにはいないだろう化かし合うのが楽しい新たな友人に小鬼は話しかけた。まあ実際にはただの独り言だが…………。
「……そんなに好きならば、さっさと告ればよろしいのに。」
その当の本人から答えが返ってくるとは思わず、小鬼はびっくりして急いで飛び跳ねてしまった。
「わっ!?紫!?………いるなら言ってればいいのに。びっくりしたなぁ。本当に!」ビクッ
小鬼が立っている洞窟小屋の近くの岩の塔のすぐ後ろを振り向くと、そこにはスキマから出てきて地面に降り立って佇んでいる八雲紫がいることに気が付いた。
「まさか………空気に向けて話しかけているつもりだったのかしら〜萃香ちゃ〜〜ん?
それに今日は私に気が付かないとは………余程の病気のようね。私の接近にいつもは気が付くのに。今のナヨナヨしてる貴方を見てあの変な次元にある屋敷で寝ているだろう幽香はどう言うかしらね?
………『惚気具合に反吐が出そうだわ』って。きっとそう言いそうね。
いや、これは私の気持ちの代弁でもあったかしら?惚気具合に反吐が出そうだわ。ペッ!ペッ!」
「はは、そうかもね……………。はぁ……。」
小鬼のその覇気のない様子に、からかいに来ていた筈の隙間妖怪は少しだけ眉を潜めて畳み掛けはじめた。
「……………本当に病気ね。それも重症患者。いつも通りの私の軽口に、貴方の軽快で意地悪な軽口すらも言い返しもしてこないなんて。
鬼が風邪をひくとは…………本当に、天変地異が起きそうね?なんなら今にでも私から起こそうかしら?」
「ん?急に機嫌が悪くなったね?…………嫉妬かい?紫?」
どうやら、覇気と軽口は今の小鬼には無かったようだが意地悪な口元だけは残っていたようだった。
…まあ、実際は無意識に発した言葉のようだったが…………地雷を普通に踏まれた隙間妖怪は堪忍袋が破れたかのように欠陥を浮き立たせたまま、天変地異を起こそうと隙間に手を伸ばし始める。
― ピキッ ―
「ふふふ♪……よしっ!今すぐ起こそ―」
「―わっわっ!わっ!紫!ごめんって!!冗談だって!!?」
このスキマ妖怪は無駄に力がある大妖怪の癖に、何かあると直ぐに変な気を起こしてしまう。
そのせいで初めて出会ってからの数十年間で小鬼がこの隙間妖怪に何度振り回されてきたことか。
いや、数えるのもかったるいな。途中で数えることも忘れちゃったよ。兎に角、こいつの怒りを早く沈めないと!何かする前に宥めないと、凄く面倒くさくなるんだ!!
「紫〜?ステ〜イだよ?ステ〜イ?ごめんな?本当に?」
小鬼が優しく諭しながら謝り通していくと、プンプンと怒っていた隙間妖怪の彼女は、機嫌をいくらか直したようで、仕方なさそうににニコニコとさっきまでの怒りは演技だったかと思う程の笑顔で小鬼にわらいかけてきた。
「で?……どうかしら?元気は出た?……萃香?」ニコニコ
「はぁ……やれやれ。無理矢理出されたけど……まあ、確かに元気は出たよ。ったく、いったいどんな出し方なんだい?でも……えっと……そのぅ〜……ありがとね?紫。」
けど、その破茶滅茶な行動には裏と筋が通っている。今の暴走だって私を無理矢理元気づけてくれるための布石だったのかもしれない。少し無理矢理だったが。
「ふふ♪……私は別になにもしてないわよ?…………別に………………………ふんっ。まあ、精々感謝しなさいな?萃香ちゃん?」
そして、私が感謝すると紫は最初はからかうように話すが次第に黙りこくって最後には顔を赤らめるのだ。これは大江女と出会ってから感情の機微について最近学習するようになって、初めて小鬼が分かるようになった紫の仕草だった。
「うゔん。コホン。………最近の萃香は変だわ。これも下らない人間と萃香の恋のせいかしら?
折角、自らの恋に気が付いた鈍感な小鬼さんのことをからかいに来てやったってのに、変なことを覚えちゃって。いやね、口が苦いったらありゃしないわ。ぺっ。ぺっ。」
私がその紫の表情をじっとしながら見ているのに気がついたのか、ハッとして紫は咳払いをして取り繕うと、いつものポーカーフェイス擬きの胡散臭い笑顔に戻ってしまう。
はぁ〜………今更、気安い親友関係になってからはもう、遅いだろうに、この妖怪は建前が本当に好きなんだ。いつもこうやって自分の身内には持っている優しい心内をその胡散臭い笑顔で隠そうとするのだ。
私の前でも気楽に普通に接すればいいのに。本当に素直じゃないね。鬼になれば紫はもっといい奴になるだろうに。
………いや?それはそれで、気持ち悪いな?それはもう、紫じゃないな?
「アハハ……自分に正直になってみただけだよ。………で、何の用でここに来たの?紫?」
「……ん?あら?用も無しに友達の所に来ちゃダメなのかしら?」
「あははは!冗談が美味いねぇ〜〜紫ぃ〜〜〜?本当に元気が出た気がするよぉ〜〜アハハハッ!!」
紫の行動はその殆どが意味がある。目的がある。それは今までの私との化かし合いや喧嘩などを通して培ってきた友情で分かっている。
共に共通の目的の為に行動をしたこともあるし、共に何かを得るために奔走したこともある。それほど沢山長い時を共にしたのだ。
だから、何の目的もなく現れる筈がない。何故ならこの数十年間で分かりきっていることだったから。
寧ろ、逆に何の用も無しに来る方が返っておかしい常識かのだ。
「……………いや、本当に気まぐれ。」
「だよね〜〜〜やっぱりあると思った………………え?」
……………え?
思わず、別の意味で時が止まった気がする。いや、確実に止まったね?………………うん?
あの八雲紫が?用もなく?私の所に?…………は!?
「本当に天変地異が起こるんじゃないのかい?いや、本当に遠くで竜巻が起こってたな。次はなんだ?嵐でも来るのかい!?ちょっと待ってくれよ?今分身を飛ばして………別に何も起きてないね?どういうことだい?」
「………何よ?その世界が終わったかのような顔?………まさか、萃香?貴方は私が友達を利用する時だけ近づいてくる厚かましい奴だったと思ってた訳ぇっ!?」
「いやぁ〜〜〜まあ、正直に言えば、…………うん。」
「…………ふふ。傷ついちゃったわゆかりん♪やっぱり天変地異を起こそうかしら、お望み通り先ずは嵐にしま―」
「―わぁ〜〜〜!?ちょっとまってくれよ!!災害は特に後処理が大変なんだ!やめてくれ!!絶対に二度目ほワザとだろ紫!!私が災害を治められるからってそんかポンポンと下手に起こすなよ!!」
「うふふ♪冗談よ♪…………多分?」
「多分っ!?」
そして、こいつといると無駄に疲れるのである。この無尽蔵な体力を短時間で疲れさせることが出来るのは古今東西でこのスキマ妖怪だけである。でも……それが新鮮でこいつといると好きなんだけどね。
「はぁ…やめてくれよなぁ。紫。大江女と一緒に数ヶ月かけてやっと作り上げた洞窟小屋が数年も経たずにパーになっちゃうだろ?そんなことされたら大江女に私がどやされる。
アイツは兎に角勘がいいから、私か私の知り合いが何か起こしたって直ぐに察っしちゃうんだ。本当に謝るからやめてくれ?な?後生の頼みだ。」
「…………ふぅ〜〜私は惚気を聞かされに来たのかしら?」
「……え?違うのかい?」
「…………本当に起こしてやろうかしら。この場で。」イラッ
「ねぇ?目がマジなんだけど?え?しないよね?紫?」
「うふふ〜♪」
「いや!答えてよ!?」
そんなこんなで、結局は友である訳だからお話は進む訳であって、仲良く話していく内に時間なんてあっという間に過ぎていった。
少しだけスキマ妖怪とのお喋りをしている内に、薄暗かった辺りはいつの間にか完全に暗くなっていることに、小鬼は気づいた。
そして、同時に遠くから『ご飯が出来ましたよ〜!!萃香さ〜ん!!何処に行ったんですか〜〜〜?』という大江女の凛とした大声が聞こえてきた。
「おっ。そろそろご飯だ。じゃあね。紫。」
「ええ。私もそろそろお暇するわ。これ以上は胃が煮え返りそうになるだろうから。」
「ハハハッ。ごめんな紫。結局、惚気話に付き合わせちゃってさ。バイバイ。」
― ブオン ―
「……………本当に何の用もなく来やがった。紫の奴。」
本当に明日は槍が降るな。
そんなことを考えながら、小鬼はいつの間にか緩んでいた感情でやれやれと肩をすくませながら大江女の呼ぶ声に応じることにした。
「分かったよ〜!!大江女〜〜〜!!今行くよ〜〜〜!!」
そうして、小鬼は明かりのついている洞窟小屋へと走り出した。
もしかしたら、紫の奴。本当に私を励ます為に来たのか?
そんなことを思いつきながらも、小鬼は『いやぁ〜それはないない!』と、半笑いの笑みを浮かべながら、これからの大江女との飲み合いを楽しみに思うのだった。
* * *
場面は変わって、夜も更けていき酒を飲み交わしていた2人のお互いの酔いも回ってきた頃。小鬼と大江女は静かに肩を寄せ合いながらお互いの酌に酒をついでいた。
珍しく酌の直飲みをしている。上品とは言えない飲み方だが、人間と鬼の2人らしいと言えばそうらしい豪快でどこか上品さのある飲み方でもあった。
「アハハハッ!ほらっ飲みな?大江女。」
「ふふ……ええ、ちゃんと頂きますよ。ありがとう御座います。」
「ああ、どうってことないよ。大江女。」
普段はクール気取りの生意気な大江女だが、酒が入るとしおらしい聞き分けの良い女性に様変わりしていてそのギャップが小鬼には少しだけ心地が良かった。
「少しは落ち着いたんじゃないかな?しおらしい大江女はただの完璧な美女だね。逆に物足りないや。」
「……………偶にはいいかと思いましてね。ダメですか?今の私では?」
「いや、違う意味さ。ほらっ今だって私がお尻を擦っても顔を赤らめるだけじゃないか?いつもならそれ以上にお仕置きなんなりとやり返してくるだろうに。それとももっと私のこの悪戯顔な魔の手が欲しいのかな?ニヒヒヒ?」
「ふふ♪どっちでしょうか?」
「…………。」
小鬼は大江女と共に酒を飲み始めてから、昼前のことをやり返すつもりで、彼女に向かって時々攻めていたが、未だに彼女は動じていない様子でやり返しもしない様子だった。
寧ろ、私を見下ろしてくる大江女の扇情的な瞳が私を射抜いて、今まで溜まっていた恥ずかしさの熱が吹き出してしまっていた。
「それは………どっちなん………だろう………?」
思わず真っ赤な顔を少しだけ俯かせてしまう。
くっ……自分から逃げ出すなんて鬼の名折れだ!!
そんな、内心悔しがりながら緊張を新たにしている小鬼の反応に、大江女はクスリと笑うと、大江女のその細くも家事を沢山してきただろう綺麗に整っているその左手を、同じく床に手をつけていた私の手に重ねて黙ったまま、絡み合わせてくる。
その行為にドキリとしながら私が顔を上げると、大江女の顔が赤く染め上っていた。それを大江女は気にせずに真っ直ぐと私の瞳と目を合わせて私の頬を優しくなぞってきてこう言った。
「私からの答えはこうですよ?」
「…………。」
いいのかい?本当に?
ポカンとしながら私が目で彼女の瞳を確認を取ると、大江女はクスリと笑いかけてきた。いつもの凛とした表情ではなく、包みかけてくれるような優しい笑顔で。
それを皮切りに私の体は勝手に動き出して止まらなくなっていた。
― チュ ―
「……ン」
私と大江女の唇が重なり合う。初めての口付け。
― チュク クチュ ―
「あっ……もう、萃香さ……私…は、初めてなので…乱暴なのは……もう……ン………」
自分の服と同時に、私が少しずつ脱がしていくことでその美しい肌が露わになっていった大江女との、口付をしていった時に香っていたその香りは、ほんのりとした甘くて苦いお酒の匂いがしていた気がした。
―
―――
――――
「「キャア〜〜!!」」
私と紫さんは萃香さんの甘い甘いお話にキャッキャッとしながら両手を組み合わせて盛り上がっていた。
中々甘い!!凄い甘い!!最高!!
「それで、どうなったの萃香さん?」
「続きが気になるわぁ〜♪萃香〜。早く早く♪教えて頂戴ぃ〜♪」
「…………なんであんたがいるんだい?紫?」
「あら?私がいちゃダメなの?仲間はずれは嫌よ?ゆかりんは繊細なんだから♪」
そう言って、紫さんは正座していた私の膝に頭を乗せながら、萃香さんの方へとキャピキャピとピースとウインクしている。
あれ?そういえばいつからいるんだろ?さっきまでは居なかったよね?
そんなことを私が考えていると、いつのまにか後ろに回ってきていた文に私の肩を引っ張られてしまった。
「八雲紫!『私の』飛燕から離れなさい!!」
「わっちょ!?急に引っ張らないでよ文!?」
そのまま体勢が崩れる私に横の体勢になっていた紫さんは素早く起き上がってスキマを使って、萃香の近くにあったお酌を掬い上げて口につけ始めながら、文を少しだけからかうようないつも通りの胡散臭い笑顔で笑いかけてきた。
「ふふふ♪あら?文?今のは嫉妬かしら?」
「嫉妬?これは違うわ。これは貴方への敵愾心よ。八雲紫。よくもまあ、ズケズケと私と飛燕の前に姿を現したわね?」
「…………あ、文?耳元で喋らないで。びっくりしちゃうから。」
「……あ。飛燕。ごめんなさい。」
いま現在、私は文に後ろから抱きしめられた状態で密接して座らされているまま、私の首の付け根には文の顎が乗せられていた。
うゔう……なんだか人前なのに、この体勢は恥ずかしいよ。文。それに服装がボロボロな給仕服のせいで文の体温が近く感じて凄くドキドキするなぁ。無意識でやってるのなら本当に文は私を大切にしてるんだってのが身をもって分かってしまって顔が熱くなる。
「うん。大丈夫だよ文。…………でも、文。一旦離れないの?」
「ん?駄目?飛燕?」
「別にいいけど…………。」
グフフフ。文の胸が当たってて最高だね。これは特等席だ。
で、でも……この大勢はは、恥ずかしいです。文様。え?やっぱり紫さんに牽制するためにワザやってたの?文?
「………急にイチャつき始めおって。なんだか腹が立つなぁ。」
「あら?貴方と彼女もこんな感じ何じゃなかったかしら?」
「…………紫もこんな気分だったんだね?ごめんね。今更だけど。」
「…………今の萃香の発言……なんだか遠回しに相手がいない私への当てつけを食らってる気分だったわね?」
「あ、アハハ……ま、まあ?今は全然フリーな私がいるんだし?私の膝枕でも貸す?」
「うふふ……ええ♪勿論!!」
「それで?続きはどうなったの?萃香さん?」
ヤケに嬉しそうに膝枕されている紫さんの頭を優しく撫でていた萃香さんに、さっきの甘い恋愛話の続きを促す。
が、当の萃香さんは諦めと悲しい感情を現したかのような表情を顔に映した後に、少しだけため息を吐いて、楽しそうに萃香さんの膝枕を堪能していた紫さんの方を見やった。
「いんや。一旦話はおしまいだ。紫からの話もあるそうだしね。私の昔の話は今はよくないしね。ね?紫?」
「ふふふ♪ありがと。萃香。やっぱり貴方は気が利くわ♪」
「当たり前だ。何百年あんたと接してきたと思ってるんだい?用がない時とある時の違いくらいは分かるさ。」
そう言って頼もしそうに萃香さんの方を膝上から見上げている紫さんの綺麗な髪の毛を軽く、くるくると自分の手に巻き付けて弄る萃香さんに、私を未だに抱きしめて私の胸やらなんやらを揉んだり弄ったりしていた文と文にされるがままだった私は不満の声を漏らしだした。
「え〜!!萃香さんのケチぃ〜!!」
「あやや!そこで停めないでくださいよ〜!!萃香さぁ〜〜ん!!もう少し話しを聞かせてくださいよ〜〜!!」
「アッハッハッハ!、知らないのかい?鬼は嫌がらせをさせるなら妖怪随一なんだよ?それに、この鬼の大将である私の過去の話しを一部でも聞かせてやったんだ。寧ろ感謝して欲しいもんだね?はい、話しはこれでおしまいだ。キヒヒヒ。」
「「ブーブー!」」
メッチャ続きを聞きたかったのにぃ〜。
「さて、では萃香が気を利かせてくれたんだし、私の用を話しましょうか?」
「「…………………。」」
萃香さんの膝枕に十分満足したのか、ホクホクだった紫さんは頭を萃香さんの膝枕から浮かして姿勢を整えてから正座座りになったあと、真剣な顔になって私達にこう語りかけてきた。
「これから、取引をしましょう?いや?半分は強制かしら?」
この時の私は、やっと落ち着いてきたと思っていた私の旅路が、更に激しく濃厚さが更に濃くなってなっていくとは露とも思わなかっただろう。
(次回に続く。)
今回の『鬼が怖いという話』はここで一旦きり上げますが、後々に語っていくので頭に入れておいてくださると光栄です。
では、宴会編の再開です!次回もお楽しみに〜〜!!
読者の皆様にとっての女オリ主のイメージを教えてください!
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可愛い! ここに皆入れてね!
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格好いい! そう?まあそれもありだね?
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美しいね! エヘヘー分かってんじゃん!
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変態! でも変態なお姉さんは好きでしょ?
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人情姉さん! 私についてきな!君達!
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大人なお姉さん! 妥当だよねー!うふふ♪
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乙女だよ! 分かってるねー!
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人妻最高! 良い子の皆は入れないでね?
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未亡人最高! なんか投票欄が怪しくない?
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もっと強くなれよ! あっはい、頑張ります
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ポンコツだね。 ん?これは褒め言葉?