良いんですよ。一旦エピローグを挟まないとこのままずるずると物語が進まないまま蛇足になるんだから。
一旦エピローグだよ!!でも物語はそのまま続きます!
さて、二日目の催しが終わって、また一息安んだ私達は最後の宴の日である三日目の宴に突入した。
今日をもって、これから鬼達と天狗達が本格的に交流する日だ。まあ、交流というかなんというかリアル鬼ごっこをするというか。
簡単に言えば、鬼と天狗が交流する大きなイベントを開いてそれを観戦しながら親睦を深めようっていう感じである。因みに競技は先程言った通り本当に『鬼ごっこ』である。鬼役に本当に鬼を選ぶ奴がいるか。
この企画のひねくれ具合、絶対に鼻高天狗達が考案したでしょ。捻くれすぎて返って真っ直ぐな気がするよ。ホント。
因みに逃げる側が天狗、追いかける側が鬼に分かれてこの広い妖怪の山を使う感じで結構大規模なんですよ?
そして、この催しの間は、参加者である者達は天狗の里や村、そして稽古場や重要施設の中には進入禁止となっております。そこでみんな紫さんの協力の元、スキマシアターを利用して観戦してますからね。本当にこういうときは能力があると最高だよね。ゆかりんナイス!
そして〜〜!!参加者は逃げ側は今回天狗の上層部から鼻高天狗を通じて発表された『疾風諜報隊』の結成のメンバーで、対して、追いさける側である鬼役は鬼の四天王の萃香さんに勇儀さんに華扇さんです!まあ、違う形で鬼の力をお披露目をしようのいう紫さんの魂胆というわけだ!!
いやぁ〜〜〜!凄く楽しみだねぇ〜〜〜!!
…………………えぇ?
「なんだい?萃香?こういうのは参加を渋る方だと思っていたけど、以外にも中々楽しそうにしてるんじゃないのかい?一体どういう風の吹き回しだい?それとも悪いものでも呑んだか?」
「アハハ。違うよ。ただ単に逃げる側に気に入った奴等が幾らかいるから参加したくなっただけさね。私はまあそこらへん目当てだから、勝ちはそこまで狙ってはいない。だから他の逃走者については譲るつもりだよ。」
「はぁ…相変わらず湿気てんねぇ。もう少しハキハキしたらどうなんだい?こっちは全員捕まえる気でいるだ。そんなナヨナヨしてる理由で参加してんならお目当ての獲物まで私か華扇が奪っちまうよ?」
その勇儀さんの喧嘩を売っているのと同然なセリフに萃香さんは火をつけられたようで、ムカついた顔でニヤリと萃香さんを笑いかけていた勇儀さんに笑い返した。
「ハハハ。寝言は寝ていいな勇儀。あっそうだ?、どうせなら私達で一番多く天狗を捕まえられるか勝負しないかい?」
「いいよ?萃香?けど、良いのかい?私と勝負事をしても?私の『怪力乱神』は強力なんだよ?これで負けても鬼の大将の負け惜しみは一人の鬼としてら聞きたくないなぁ。」
「おいおいそれを言うなら私の『密を操る程度能力』のほうが相手を捕まえるのには特化してるんだ。そっちこそ今から負ける言い訳を考えたらどうなんだい?」
「「……あ?」」
「ふっ………どんぐりの背比べね〜〜〜。精々低い格同士で争ってなさいな。格下コンビ。」
「「あっ?上等じゃゴラァ華扇!」」
「圧倒してやるよ。因みにビリッケツは他の二人に酒をそれぞれに五十杯分ずつ奢りなー?」
「甘ったれたこといってんじゃないわよ勇儀。どうせ勝負事に賭けるならそれぞれに百杯分ずつにしなさい。」
「はっ!それでも良いぜ華扇。萃香もそれで良いだろう?」
「報酬がたんまり入るのなら別に良いよ?けど、まあ私が勝つのは決まってるし。それで良いの?二人とも?後悔しない?寧ろ一人勝ちにするかい?」
「「あ〜!キレた!!ボッコボコにしてやる(わ)っ!!!」」
― ワーワー ギャーギャー ―
怖い鬼さん達……………めっちゃ盛り上がってんなぁ。私達が生き残る為にも、いや死なない為にももう少しテンションは下げて欲しいでーす。どーぞー。
そんなやる気マックス鬼っクスたちを見て皆震えているようだった。かく言う私もその一人です。
そんな私の周りに一塊になっている仲良し天狗組も自信満々な様子の文以外は顔が青白くなっているようだ。だよねー。『八大天狗異変』で萃香さんの鬼としての強さは知っているヒトが多いからなぁ。だってあの天狗の中では強い愛宕山大天狗とガチボコにやり合ってたもん。
その事実を知っている私達仲良し天狗組の一人であるはたてが震え声で私達に囁いてくる。
「ねぇ。ひえん。これは………結構ヤバい事態なんじゃないかな?」
「うん。これはヤバいよはたて。私は客人なんだし、私は辞退しても良いかな?なんなら今すぐ龍さん達の観戦組の列に加わりたいで―」
「―だめよ飛燕。貴方も『疾風広報隊』に参加は表明してるんでしょう?なら、交流目的の宴の催し物なんだから抜けられるわけないわ。」
「しかし、此処まで大々的にいたしますか?いくら何でもここ日ノ本全ての天狗が集まっているからとはいえ………。」
「まあ、仕方がないよ。紫さんが『鬼の力を見せつけることで、鬼に反骨心を持つ天狗達が反発しないようにこの催し物を開いたんだから』って言ってたからね。」
「成る程、私達は所謂『生贄』と言う訳ですか………。2日間の給仕で精神を削られるた後にこれとは、罰としては最適ですね。」
「そうかしら?この場で上手くここで立ち回れれば、私達の発言力と立場は強まるのよ?なんなら逆にいい機会ね。『ここに疾風諜報隊あり』と言わせてやるわ!」
気分が落ち込んでいたメンバーの中で一人だけハイテンションでそう意気込む文。そのポジティブさだけは見習いたいよ。やっぱり紫さんと取引である程度自由になれたからなのかな?
「あやぁ……少し楽観的過ぎな〜い?」
「そうだよ。滅茶苦茶強いじゃんあのヒト達。」
「油断は禁物です。相手は鬼ですよ文様?それにどの御方も異名をお持ちになっております。必然的に強敵となって私達に立ちはだかるでしょう。ですので油断大敵ですからね?…どうせ言っても貴方の説得には効かないのは知ってますが。はぁ〜。」
「ふっ………分かってないわね。こっちには飛燕がいるのよ?逃げることに振り切れば、飛燕に並ぶものはいないわ!!」フンスッフンスッ
「「………………。」」
私のことを自慢できて嬉しそうに話を鳴らしてふんぞり返っている文の隣にいた私のことを、謎の呆れの表情で見てくる皆。
その文の高らかな声を聞き取った近くにいる三ノ巡回隊もとい、今は『三ノ独立白狼隊』の白狼天狗達やその中にいる優月ちゃんも私をキョトンとした目線で見てくる。
何さ?別にいいじゃん。私の『飛ばす程度の能力』の特性上、逃げたり防いだりするのだけは飛び抜けて得意なんだよ。まあ最近は逃げることは少ないけどさ。
いや、立ち向かうことのほうが多いから踏ん張るのは寧ろ得意なんじゃない?
「まあ……ひえんは人型になる前からあやぁとの競争で言い勝負だったもんね〜………?」
「ええ。初めて会った時から直線距離の速さだけは格別でしたからね。
あの時は、こちらがおちおちしている間に一瞬で突き放されましたからね。ええ。そうですよ……文様とはたて様を追いかけるのも込みで、あれは凄く大変でしたよ。ええ。」
「「あの時はごめんて。椛。」」
文とはたてが椛ちゃんに謝るが、対して椛ちゃんは少しご機嫌斜めにしてしまい、フンッと怒って、そっぽを向いてしまった。
文やはたてが小さい頃はよく椛ちゃんを置いていくことも多かったからな〜。それで沢山苦労させてたわ。うん。私もブレーキ役だったから大変だった。
200年以上前の時は、皆で海に言ったときは大変だったよ。皆がはしゃぎ過ぎてはしゃぎ過ぎて。
毎回事ある事に人妖神の知り合い全員が集まってさ。ワイワイしてたもんね。時には大波を作って遊んでたり……………。
あれは本当に酷かったよ………。守矢神社勢と天狗組、そして選抜された迷いの竹林勢で交代しながら、楽しく白熱ビーチバレーをしたり、河童や山童達と色々なスポーツをやったよ。
まあ、途中で容赦ない仁義なき点数の奪い合いが起きたのは割愛しよう…………。
その後は色々としたなぁ〜。毎年何かの行事毎に皆で集まってさ…………本当に沢山の時間を一緒に遊んだからね。語り尽くせないくらい楽しいことを沢山して思い出を作ったよ。
まあ、これは後で機会があったら話そうか。あの頃も楽しかったなぁ〜〜。
私が過去のことを思い出していると、機嫌を直した椛ちゃんが溜息を吐いて私達に向き直ったくれた。
「はぁ〜。文様とはたて様は協調性を持ってくださるようになりましたから今は文句はありませんよ。はぁ………さて、もうすぐ始まる時間のようですね。」
椛ちゃんがそう言った瞬間、いきなり見知らぬ声が頭上から聞こえてきた。
『さぁさぁ始まったよ!!『天狗と鬼の仁義なき鬼ごっこ』。実況と今回の催し物とついでに開かれた今回の大賭博の元締めはぁ〜!! 私、四国から来た『山女郎』の『駒草山如(こまくささんにょ)』と―』
『―『天狗の里、三奉行のうちが一人。大天狗の飯綱丸龍(飯綱丸 めぐむ)』が解説を担当する。』』
『そして、皆大好き『ゆかりん』こと永遠の十八歳。『八雲紫(やくもゆかり)』が皆さんに映像を通してお届けしながら盛り上げていくわよ〜♪』
((((((いや、ちょっと待て!!))))))
この瞬間、八雲紫の存在を知っている全員の心の声が一致していた。
いや、何やってんの…………?紫さん?
『紫殿。この皆が楽しむ場では比較的に柔らかい態度を心がけることは良いことだが、一応、今回の催し物に招かれた複数人の『幻想郷の賢者』の一人として、その尊厳を保つべきだろう?そんな軽い感じにやるでない。』
『あら?ゆかりんは皆の人気者だから誰も嫌な人はいないわ〜♪龍さん?…でしょ〜?皆〜?』
『『『フ〜〜〜〜!!』』』
そんな無駄話とも言えそうな2人の軽い応酬が繰り返されているうちに、駒草山如と名乗った女性の声は好き勝手自分の店の宣伝を言い始めた。
『この賭博を期に、ここ妖怪の山に私が経営する『賭博場』を開くことになったからね〜。
誰でも気楽に楽しめるようにしてるから皆ちゃんと来てくれよ?そこん所ろしく頼むな〜!!』
『『『オォォォォ〜〜〜〜〜!!!』』』
『アハハハ!どうやら皆楽しみにしてくれてるみたいだね〜!』
『こらこら、駒草殿。勝手にそなたの店の宣伝を盛り込むでない。その台詞は予定にはないのだ。程々にせよ。』
『いやぁ〜!済まないねぇ〜!龍さんや。一度こういうのをやってみたかったんだよ。』
『駒草山如の言う通りよ。龍さん。アドリブは実況の要よ。それとも、それしきの誓約で私達を止められるとでも思っていたのかしら?』
『そうだよ紫ちゃんの言う通りさね。妖怪に形式が通じるのは天狗だけだよ。』
『なにせ―』
『私達は―』
『『生粋の妖怪なんだから!』』
『やかましいわ!………はぁ…。一応私がこの2人の止め金役だ。まあ、この二人が暴走しすぎないように善処しよう。』
なんだかこれまた癖の強そうなヒト達の相手を任されてるね龍さん……………。龍さん。本当にお疲れ様です。頑張って。
『さて、そろそろ会場の準備が整ったらしいから、もうすぐ始まめる〜〜!!逃げ役はもう逃げて良いからね〜〜?』
『こらこら。そんな緩い感じでやるでない。それは紫殿の役割だ。さて、紫殿。始める前のこの催し物の説明の後に合図を頼頼もうか?』
『ふふふ♪頼まれたわ♪
知っての通り、今回の催し物は鬼と天狗との交流目的よ。だから、鬼がいる時点でイカサマも通じないし、賭博で大金を賭けた状態で負けても、怒って暴れないように注意してね♪
ルールについてはあら簡単♪逃げる側は鬼に捕まえられて気絶させられたらその場でアウト。愛宕山大天狗の零部隊が脱落者を瞬時に回収することになってるわ。
妖怪の山から出ないなら天狗の里の施設以外ならどこでも行って良し。それ以外は何でもありよ。但し、殺しは無しよ?
鬼側のヒト達は始めから5分後までは待機。その後は私の合図で動いても良いわよ。
制限時間は正午まで!!
さあさあ!皆と主に私を楽しませるために頑張ってね〜♪参加者の皆さ〜ん♪
それじゃあ始めるわよ?
『よ〜い!始め!!』』
― パン ―
始まりを告げる打ち上げられた火薬が妖怪の山中へと響き渡った瞬間、私達は一気に駆け出した。
「付いてきなさい!!あんたら!!」
「了解です文様!!」
「うわぁ〜〜!!待ってよ〜〜あやぁ〜〜!!」
「はぁ…酷い目に遭いそうだ。」
『おっと〜!?ここにきて逃げ側は殆どが散開していった〜!!何故こんな行動をとるのか分かるかい?龍さんや。』
『危機分散だな。鬼は精鋭とは言え少人数。ならばここに散開して鬼からの意識を分散させて、自分が狙われる可能性を下げるのは今回のの場合は当たり前と言っても過言ではない行動だ。助け合いは今回は含まれていない。』
『成る程!そういう訳かい………だけど、一組だけは、ひとまとまりで行動してるようだけど?』
『あれは例外だ。何せ、逃げる側としての組み合わせとしては最適だからな。
射命丸文様は『風を操る程度の能力』。これは言わずとしれた様々な力に活用出来る万能な力。私の娘や椛はそれぞれ『転写する程度の能力』に『千里を見通す程度の能力』と、探索においては欠かせない能力を持った者たちばかりだ。それらを上手く活用出来れば上手く鬼役から距離を取り、終了時間まで逃げ切れることが出来るだろな。』
『ほぉ………賭博にも使えそうな便利な奴らだね?でも、あそこに飛んでいる一匹の化けガラスはどうなんだい?射命丸文が一番ルートが低いのは、彼女が鴉天狗の中で、聞きしに勝る実力者なのは皆が知ってることだからさ。だけどやけにルートが低いのは気になるね?皆、あの化けガラスにも掛け過ぎやしてないかい?』
『ふふふ♪彼女は射命丸文に継ぐ2番目に逃げ切れる可能性が高い人物よ。何せ、鬼の追撃を交わしたり、高速で飛びまわれる『飛ばす程度の能力』なんだから。正直彼女が本気を出して逃げ出せば、私が本気を出さない限り、誰にも中々捕まえられないでしょうね。』
『まあ、そんな所だ。化けガラス殿は言うまでもないという話だ。』
『はっ!面白い能力持ってるじゃないか。こりゃあ、一方的に鬼役が勝つかと思ったが姉さん達に全額注ぎ込んで、呑気に酒を飲みながら観戦してる鬼達の財布は大丈夫なのかい?』
うゔう………実況が凄い適切だ。けど、正直私達の勝敗は揺るぎないとは思ってない。それは当たり前だけどね。
『しかし、相手は鬼の四天王だ。安安と逃がしてくれるとは言い難い。そして、今回は広しと言えども妖怪の山に限られている。この入り組んだ場所だから、単純な能力や力では絶対にどちらが有利かとは言い切れないだろう。』
『それはどうしてだい?』
『まあ、言うまでもないだろう。見ていれば直ぐに分かるさ。さて、そろそろ鬼側が追いかけ始まる時間だな?』
『萃香〜!私は萃香に掛けたんだから頑張って勝って頂戴ね〜♪』
「ああ〜!分かってるよ〜〜?紫ぃ〜〜?私は勝つさ。なにせ酒が100杯も飲めるんだ。飲み放題が待ってるからねぇ〜〜!」
ヒエッ…怖い。
背後から聞こえてくる彼女等のそんけ実況の声を、背後に私達は妖怪の山の森の中へと潜って言ったのだった。
わー
読者の皆様にとっての女オリ主のイメージを教えてください!
-
可愛い! ここに皆入れてね!
-
格好いい! そう?まあそれもありだね?
-
美しいね! エヘヘー分かってんじゃん!
-
変態! でも変態なお姉さんは好きでしょ?
-
人情姉さん! 私についてきな!君達!
-
大人なお姉さん! 妥当だよねー!うふふ♪
-
乙女だよ! 分かってるねー!
-
人妻最高! 良い子の皆は入れないでね?
-
未亡人最高! なんか投票欄が怪しくない?
-
もっと強くなれよ! あっはい、頑張ります
-
ポンコツだね。 ん?これは褒め言葉?