ヒロ!みんなは任せた!俺はユキとメルルを!!   作:guruukulu

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ご愛読有難う御座います。

投稿ペースに関してですが、作者が学生という身分なので、これ以上投稿ペースを上げることが難しいです。なのでお気に入り登録などをしてもらって、気長に更新をお待ちいただければ幸いです。

今後ともどうか、作者とユカリ様をよろしくお願いいたします。


第二話 偽証って本当に難しいと思う

宿命論」という言葉がある。

 

 これは、世の中の出来事はすべて、あらかじめそうなるように定められていて、人間の努力ではそれを変更できないとする考え方だ。

 

 たとえ道程が違ったとしても、最終的には原作と同じエンドを迎える。少なくとも俺はそう考えている。

 もちろん、物語途中な散りばめられているバッドエンドには注意が必要だ。しかし、それさえ回避できれば、あのラスト「エマ魔女化エンド」にたどり着くことができる。

 

 

「エマ魔女化エンド」の最も大きな発生条件として考えられるのは、

『最後の裁判時に、桜羽エマと氷上メルルの生存』

 

 個人的にエマとメルル以外の生存メンバーについては、誰でも問題ないと思っている。第四章時になれば、全員エマの光に脳焼かれてると思うし、みんながエマのことを助けてくれるだろう。

 

 

 .いや、いたわ。エマのこと助けてくれなさそうな奴。「夏目アンアン」あの子エマに対して殺意マシマシだったわ。生き残ったら、エマの光成分で少しは殺意、中和されててくれ.

 

(さすがに意図的に邪魔するなんてことはないだろうけど、いざとなったら俺が引き取るしかないか)

 

 話を戻そう。今俺が絶対にしてはいけないことは、一周目のエンド自体を変えてしまうことだ。最悪ヒロの【死に戻り】で有耶無耶にできるが、それだと最終章にどんな影響を与えるかわからない。

 

 原作を完全に踏襲する必要はないが、かけ離れすぎても駄目なのだ。

 

 

 

(それを踏まえての、今回の行動)

 ユキの意思? が込められた万年筆を取り上げると言う行為。この行為の目的は2つ。

 

「エマのメンタル安定」と「ユキとの接触」

 

 エマはこれから、事あるごとにユキの囁きに苛まれることになる。これは、これから先必要になる要素とは思えないから、回避していいだろう。

 そして本命は後者。

 俺の魔法【霊視】は幽霊などの妖の類を『認識』できる能力だ。初期段階でこれということは、強いストレスで魔女化が進めば、いずれ幽霊との『対話』が可能になるだろう。そこでユキとの接触を図る。

 

 現時点でユキは「人類に復讐とか良くないって分かってるけど、ここまで来たらやるしかねぇ!」と半ばヤケクソのような状態だろう。

 

 付け入る隙がないわけではない。

ユキとコミュニケーションをとる

 しばらくの目標はこれでいいだろう。

 

 万年筆についても、なれはてから逃げているとき、適当なタイミングで返せば良いし、仮に俺が殺されたとしても、エマが捜査パートで勝手に持っていくだろう。

 

 俺は、物語での振る舞いを本編開始前からずっと考えていた。

 どんな行動をするか

 どの立ち位置にいるか

 どういう行動理念で動くか

 

 考えられる中で、ありとあらゆるシミュレーションを試し、その対抗策を作り出してきた

 

 

 だから、大丈夫

 

 

 

 

 きっと全部上手くいく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──────────────────

 

 

 

 

 ──まずはこの状況をどうにかしないとな。

 

 突然の魔法のカミングアウト

 

 全員が驚きと困惑の表情をこちらに向けている。

 

「は、はぁ!? お前急に何言ってんの!!?」

 まず口を開いたのはココだった。

 

「小さい頃からそうなんよ。他の人が見えないこの世ならざるものがみえんねん」

「そんなん言われても信じれるかよ!」

「別に信じてもらわんでかまへんけど、みんなも見たやろ? メルルちゃんの不思議な力」

「……」

 

 みんな否定したくてもできないのか、その場を沈黙が包み込む。

 俺は万年筆をみんなが見えるように掲げる。

 

「これは今までうちが見てきた中でも、トップクラスに禍々しい”気”が溢れとる。俗に言う『特級呪具』言うやつやね。これは正味危険すぎる。こういうのに慣れとるうちはええけど、素人が扱ったらどう転ぶかわからへん」

 

 実際【霊視】で万年筆を見てみたが…………あれはやばい

 

 ありとあらゆる負の感情がごちゃまぜにさせられていて、一瞬見ただけなのに気分が悪くなった。

「嘘の可能性は……?」

 黒い衣装を身にまとう、銃を携えた少女、「黒部ナノカ」が問いかける。

 

「分かっとるやろ? もし他に目的があるとして、見ず知らずの人の万年筆にここまでして何のメリットがあるん?」

「そうね……」

 

 これ以上は何も質問されなかった。みんな一応は納得してくれたようだ。エマはなんかもう、心ここにあらず、みたいな感じだった。

 

「堪忍なぁゴクチョーはん。話遮ってもうたわ」

「はぁ……やれやれ。今後は控えてくださいね。あんまり邪魔するようだと……」

 

 看守が鎌を振り上げる。どこかでひっ、と小さな悲鳴が聞こえた。

 

「おぉ〜怖い怖い。以後気をつけますわ」

 

 なんとか、俺はこの場を乗り切ったようだった。良かった良かった、俺のここ数年の努力が30分で消えるとこだった。

 

 その後、ゴクチョーから【魔女裁判】についての説明があり、場の空気がさらに張り詰める。

 

 俺は原作を完全に改変してしまった。これから先──

 

 

 

 

 

 

 

 

どうして──

 

 

 

 

 

 

 

 ……どうやら目的を達成できる日は、そう遠くなさそうだ。




こうしてみると、原作まのさばって絶妙なバランスで成立してたんだなって思う




高評価有難う御座います!

笛野芽音様 谷川ミホ様 ルニ様
みつばち様 トリニティの閃光弾様 エンゲル様
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