美食ハンター志望の元フロアマスター   作:色々残念

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思い付いたんで更新します


ノンアルコールカクテル、シンデレラ

ハンター試験の二次試験に合格した面々は、飛行船に乗って移動することになり、トリックタワーという場所で降ろされることになったのは全員で40名。

 

72時間以内にトリックタワーの下まで降りることが三次試験の課題であるそうだが、密集している隠し扉を5つ発見した俺。

 

念の纏と練の高等応用技術である円は、大きな円のように広げたオーラが届く範囲に何があるかを全て感じ取ることが可能な技術だが、下方に向かって伸ばしていった円によって、5つの隠し扉の先が同じ一室に繋がっていることが確認できた。

 

ゴン達を呼んで、多数で進める道だと教えておき、ある程度は気心が知れた面々で一緒に行動してみるのはどうかと提案してみると、賛成してくれたゴン達。

 

それからゴン達と一緒に隠し扉を降りて、多数決の道を進むことになり、腕輪を装着してマルかバツかを多数決で選んで先に進むことになる。

 

進んでいくと試練官と呼ばれる5名が現れて、試練官と受験者それぞれが1名ずつ自由な勝負方法で戦い、先に3回勝った方が勝ちとなるという勝負を挑んできた。

 

勝負ができるのは1人1回と決まっており、同じ人が何度も戦うことはできないようだ。

 

初戦の1番手、試練官側からは、元軍人か傭兵のような男性が出てくるようだが、とりあえず俺が試しに戦ってみることに決めて、戦いの場に向かうと、勝負方法にデスマッチを提案してきたスキンヘッドの試練官。

 

どちらかが敗北を認めるか、もしくはどちらかが死亡するまで戦うという勝負方法を受けた俺に「それでは、勝負!」と近付いてきた試練官の男性。

 

スキンヘッドで頭部に傷がある試練官の男性は体格がいいし、戦い慣れてもいるんだろうが、筋肉の質が違いすぎて、念無しの俺相手でも勝負にならないだろう。

 

此方の喉を潰そうとでも思ったのか、伸ばされた試練官の腕を素早く掴んだ俺は、枯れ枝でも折るかのように容易くへし折ると、男性のもう片方の腕も折っておいた。

 

あっさりと両腕をへし折られたことで戦意を喪失した男性に「続けるなら次は足で、最後は首になるが、どうする?」と聞いてみると「まいった。此方の負けだ」と降参した試練官。

 

初戦を勝ちで終わらせて戻ってきた俺に「よっしゃあ、あと2勝で此方の勝ちだ!」と喜んでいたレオリオと「メイトの腕力は、やはり並外れているな」と頷いていたクラピカに「試練官のあのオッサンは命拾いしたね」と笑っていたキルア。

 

三者三様の様子を見せていたレオリオ達、それから次に現れた2番手の試練官も男性だったが、今度は肉体派という訳では無さそうだ。

 

セドカンと名乗った試練官の男性と勝負するのはゴンとなり、選んだロウソクの火が先に消えた方が負けという勝負をすることになったセドカンとゴン。

 

燃えやすくなるように仕込まれていた長いロウソクを選んだゴンが、セドカンのロウソクの火を吹き消して勝ちとなって、これで受験者側が2勝となり、あと1勝で此方の勝利が決まることになる。

 

試練官側の3番手として出てきたのは快楽殺人鬼である解体屋ジョネスであったが、此方からはキルアが出ることになり、先に死んだ方が負け、という勝負が始まって一瞬で終わった。

 

キルアによって心臓を抜き取られたジョネスが、目の前で心臓を握り潰されて死亡し、決まった勝敗。

 

キルアが勝ったことで此方の3勝が決定し、先に進むことが可能となり、様々な障害を乗り越え、時に給水場所があったりもしてジュースなどを手に入れたりしながらも、なんとか到着した最後の分かれ道。

 

全員で行けるが長く困難な道を選んだ上で、壁を壊して、隣の短く簡単な道へと移動した俺達は、滑り台となっていた道を滑り落ちていき、全員でトリックタワーの下に降りることに成功。

 

とりあえずトリックタワーを時間内に攻略できたことを祝して、給水場所で手に入れたジュースを使ったノンアルコールのカクテルをゴン達に提供してみることにした。

 

ノンアルコールカクテル「シンデレラ」の材料は、オレンジジュースとパイナップルジュースにレモンジュース。

 

3つのフルーツジュースの甘味と酸味をバランスよく組み合わせていき、爽やかで飲みやすい味わいにしたノンアルコールカクテルこそが「シンデレラ」だ。

 

パイナップルジュースのトロピカルな芳香もポイントの1つで、オレンジジュースの爽快さとパインジュースの甘みを、レモンジュースの酸味がキリッと引き締めてくれる。

 

貰い物のシェイカーに3種のジュースを入れて、軽くシェイクしていき、混ぜ合わさって完成したノンアルコールカクテルを、ゴン達が持つコップへと注いでいった。

 

カクテルグラスなんて洒落たものが無くとも、ノンアルコールカクテル「シンデレラ」の味は変わることがないだろう。

 

自分用の「シンデレラ」も飲んでみると、特徴的なパインジュースの香りと甘味がよく出ていて、爽やかなオレンジジュースと味を引き締めるレモンジュースがバランス良く組み合わさり、絶妙な甘味と酸味の爽快な味わいで、とても飲みやすい。

 

酒を飲めない人でもバーやパーティーを魔法みたいに楽しめるようにという願いを込めて、作られたノンアルコールカクテルこそが「シンデレラ」という説もあるらしいな。




ちなみに給水場所はトリックタワー内部にある地雷付き双六の途中にあったようです
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