いらっしゃいませ。
不死のお客様。
ストーンゴレムを斃したのですね。
ソウルの波動が教えてくれました。
以前にもお話した通り、ストーンゴレムはギーラの力により造られたもの。
ギーラは岩の力を司り、故に魔術に対して強い耐性を得ました。
思えば、どこか「岩のような」ハベルを思い起こさせる特徴でございますね。
……その実、ギーラとハベルの関係性は判然としていないのが実情です。
似たような特徴を有するだけの別人同士なのか、それとも由来のわからぬハベルの正体こそがギーラだったのか。
真実は既に失われてしまいました。
呪いとは厄介なものですね。
わかっていることがあるとすれば、ギーラは森の奥底にある「ギーラの書庫塔」に封印されていることのみ。
シースに敗れたことでギーラは書庫塔の虜囚となり、その岩の力はシースのものとなりました。
件のストーンゴレムが道を阻んでいたのは、シースの意志によるものなのです。
私が見聞きしたことに偽りがなければ、シースはギーラを討つことなく生かしたまま書庫塔に閉じ込めています。
その意図がどこにあるかも漠然としていますが、書庫塔に踏み入れば何かわかるかもしれませんね。
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シースといえば、どういうわけか奴の領域には「五足のバイバル」という怪物が生息しています。
ほらあの、やけにバカでかい貝殻のあれですあれ。
妙な足で蹴ってきたり油断していると食われたり何なら中身もやべぇアイツ。
……おっと失礼、呪いとは厄介なものですね。
そんなバイバルですが、実はロードランの外でも生息しています。
所謂"亜種"でございまして、ロードランのバイバルと異なりとても常識的な小ささが特徴です。
そんな亜種のバイバルには、栄養のある肉が中身として詰まっています。
適切に調理すれば、酒に合うつまみとなるのです。
察するに、生命の形として正しいのはこの亜種の方なのでしょうね。
ロードランで見られる個体は、いずれもシースや竜の属性により何かが歪んでいるのでしょう。
だからあんなゲテモンになり果てまくるんでしょう……おっと失礼、呪いとは厄介なものですね。
所詮は私の勝手な推測ですので、鵜呑みにしないようご注意ください。
ともあれ、亜種は食材として人々に愛される存在です。
以前申し上げた国「イェルマニア」においても、白ワインを用いた蒸し料理として親しまれています。
そんな美味しい貝料理を、この度ご用意いたしました。
「バイバルの白ワイン蒸し」です。
亜種個体を用いたよいおつまみでございますので、ビールと一緒にご賞味あれ。
お持ち帰り用の大きな貝も用意してありますので、こちらもご検討ください。
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ストーンゴレムが待ち構えていた広場から先に進めば「ギーラの書庫塔」が見えてきます。
ここについて私は詳しくないのですが……時空の歪みの先から来店くださった他のお客様から、色々お話を伺いました。
少しだけなら、お客様に役立つ情報を提供できると存じます。
ギーラの書庫塔は、その名の通りもともとはギーラの所有物でございました。
シースの古い友であり、後にグウィン王と敵対したギーラですが、かつてはグウィン王とも一定以上交流していた時期があったといいます。
書庫塔とは、その縁であの地に拵えたものだそうです。
神職の鍛冶屋跡やアルトリウスの墓があることからわかる通り、この辺りでもグウィン王の影響力は強いものでした。
今となってはその面影も殆ど残っていませんが……代わりにシースの影響力が大きくなりました。
それは書庫塔内部でも例外ではない。
ギーラの書庫塔内部では、シースの六目が常駐しており、その影響からか結晶の力が書庫塔を蝕んでいます。
それは書庫塔に残るギーラの岩の力を抑え、管理するための措置であるようです。
だからかクリスタルゴレムや月光蝶の姿も見受けられるそうです。
もしお客様が書庫塔の宝やギーラの真実を求めるのならば、魔術に対する備えが有効であると存じます。
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書庫塔を下っていけば、いずれ岩の力の痕跡が見受けられるようになります。
下層部では、上層部と打って変わって岩に縁のある怪物がひしめくようになるそうです。
例えば、比較的小さい個体のストーンゴレムが数体そこを徘徊しているそうですね。
書庫塔の外を護っていた個体程強くはないようですが、数の暴力に備える必要があります。
雷属性の武器や奇跡が欲しいところですね。
それから、岩の属性を帯びた月光蝶も脅威になるようです。
が、それ以上に驚異的なのが「五足のバイバル」でしょう。
如何なる事情か、五足のバイバルもまた書庫塔内部にて湧き出ています。
その殆どは書庫塔に残る岩の力に適応できないようですが、ある個体のみが適応し異常成長したそうです。
さしづめ「岩のバイバル」といったところでしょうか。
岩のバイバルは、文字通り「岩のような」体を持っています。
通常の武器では分が悪い強敵となるでしょう。
勿論適切に楔石の塊で強化した武器ならば、一定程度は刃が通るでしょう。
が、やはり雷属性の武器や奇跡が用意できればそれに越したことはないでしょう。
話を伺う限り、岩のバイバルもまたストーンゴレムに勝るとも劣らない脅威のようです。
どうか、準備は密に行うことをお勧めいたします。
・バイバルの白ワイン蒸し
黒い森で酒場を経営する、名もなき神族による貝料理。
やや大きな貝に詰められた、持ち帰り用の品。
HPを回復し、一定時間防御力を高める。
五足のバイバルの、その亜種の中身を白ワインで蒸したもの。
通常種とは異なり、小さい亜種の中には栄養のある肉が詰まっている。
食用として親しまれており、さらに店主の「工夫」があるなら絶品となる。
・岩のバイバルのソウル
ギーラの書庫塔にて異常成長していた
岩のバイバルのソウル。
本来は岩とは無縁のバイバルだが、偶然にも書庫塔に残るギーラの力に適応することができた。
故にギーラの力を操ることができるシースの支配下に置かれ、書庫塔を護る番人に成り下がった。