オラリオに寄生生物が降り立つのは間違っている   作:寝心地

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第4話

ミギーの仲間に襲われた数日後

 

ミンチ殺人 本件で7件目

被害者の中には第2級冒険者の姿も

 

そう銘打たれた新聞にベルとミギーは眉を顰める。

 

「ミギー、これってさ」

 

「私の仲間達の仕業だろうな。コボルトはコボルトを、人間は人間を、共食い専門の生物と言う事だろう」

 

「何とかしないと、せめて情報提供を…………」

 

「何にしても私の存在が知られる様な事は控えたほうが良い、私の存在が知られた場合君自身もどんな目に遭うか分かったものじゃない。それに、君の考えは良く分からん、私の仲間はただ食べているだけだ、生物なら当然の行為だろう?」

 

「でも、だからって人間を食べるなんて」

 

「良いかベル?君達人間は牛も豚も鳥も魚も植物すら食べる。ありとあらゆる種を食べている。それに比べ人間一種のみを食べる行為は寧ろ慎ましいと思わないか?」

 

「でも、やっぱりこのまま黙ってる訳にはいかないよ」

 

「兎に角ベル、私は君が私の身に害を及ぼすのであれば君を全力で止める。君の命を守る事はあっても君の口を聞けなくする事くらいは容易い」

 

ミギーはそう言うと体の一部を刃物に変化させベルに向ける。

 

「他にも視力や聴力を奪うこともな」

 

「ッ!!」

 

「おや、凄い恐怖だな」

 

「悪魔め!!」

 

ベルはそう言うと布団を被り動かなくなる。

 

「悪魔?」

 

ミギーはベルが言った【悪魔】と言う言葉について調べ始める。数分してヘスティアが物音に気付きやって来ると勉強中のミギーを見付けた。

 

「あれ?ミギー君また本を読んでいるのかい?勉強熱心なのは良い事だけど無理は禁物だぜ」

 

「どうしても知りたい事がある、【悪魔】ヘスティアはその意味を知ってるか?」

 

「え?悪魔?まぁ、知ってはいるけど…………えっと確かこの辺にそんな本が……………………あった、はいこれ読めば大体の事は分かるよ」

 

ヘスティアから渡された本を受け取りミギーはその本を熟読する。

 

翌朝、ベルが目覚めるとそこにはまだ本を読んでいるミギーがいた。

 

「やぁベル、悪魔と言う物を一通り調べたが、それに近い生き物はやはり人間だと思うぞ?」

 

ミギーはヘスティアに渡された本の一文を指差しながらそう告げる。

 

「………………………………」

 

ベルはミギーの話を聞きながら街へ繰り出す。特に用もない中街を歩いているとミギーが服の下にから声を掛けてくる。

 

「ベル、ベル」

 

「何?」

 

「仲間だ」

 

「今度は人間?」

 

「恐らくな、まだ人混みの中で詳しい事は特定は出来ないが距離にして200m程だ、向こうも此方を補足しているだろう」

 

ミギーの言葉にベルは直ぐ様反転し人混みから外れる。

 

「何をしている?人混みに紛れなければ直ぐに見つかるぞ」

 

「そうなったら街の人達に被害が出る。被害者を減らす為にもここで倒す」

 

「馬鹿な事を言うな、殺されるぞ」

 

「じゃあミギーも一緒に戦ってよ、コボルトの時みたいに」

 

「そう上手くはいかないと思うがな」

 

ミギーは愚痴りながらもベルに詳しい情報を教えベルはナイフを握った。

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