銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!!   作:オーバジン

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またまたストーリーです。
日常回が難産です。(すまねぇ!)
良ければ見ていってください。


この世界は銃が無くても勝てる。 注.お前だけです。

「クロナ!位置特定を」

 

 理解をした瞬間クロナに位置を特定させようと話しかける。

 

「既に特定済みです。場所はアビドス郊外、移動しているスピードから考えるにトラックにて輸送されている模様。」

 

「よくやった。さすがクロナだ!」「えぇ、私はヒョウの永遠のパートナーですから。」

 

 どうやらメッセージが届いた瞬間から捜索をしていたようだ。流石だ。

 

「アロナにも場所を共有しておきました。」

 

 うん、できすぎだな。先生からアロナの事を聞いた事があるが全然違う。アロナは基本的にいつも寝ているか暇をしているかの二択らしいが、クロナは色々なことをやってくれている。仕事の手伝いや健康管理(数値に出して教えてくれる)などetc.……別にアロナの印象を下げたい訳じゃないが…。同じ性能のOSのはずなんだけどなぁ…。そして何やらアロナは「石」を無限に食っていくらしい。何のことだろうか?

 

「よし、なら出るぞ。」

 

「分かりました。複数の車両がいるためバイクではなくトライデント*1で出撃することをお勧めします。」

 

「分かった。トライデントの準備を頼む。」「了解しました。」

 

 クロナにそう言い俺は準備を始める。いつもの服装に灰色のジャケットを羽織る。そして改造した事務所の車庫に移動する。

 

「ヒョウ、トライデント点検完了。エンジン、ハンドル、装甲、ブースター、問題無しです。いつでも行けます。」

 

「ありがとう。じゃぁ行くぞ!

 

 ドウン!

 

 一気にアクセルを踏み込みむと同時にブースターを点火する。そして勢い良く車庫を飛び出す。

 

「クロナ!先生たちは今どの辺に居る?」

 

「先生たちと私達の場所とスピードから考えて私たちの方が先に対象に接敵できます。」

 

 どうやら先生たちはもう出発をしていたらしい。だが距離が俺の方が近いのと、トライデントのスピードが先生たちの車よりも早いらしい。

 

「その辺りの地形のデータを教えてくれ。」

 

「道という道ではなく荒野を走っています。岩などの障害物が多く視界があまり良くないようです。」

 

「車両の数と陣形は?」

 

「少しお待ちを…車両数は全部で五台。真ん中にセリカさんを乗せた車両があり。その前と後ろに二台づつが横並びに並んで並走しています。」

 

「セリカさんもいるのでトライデントでの突撃はお勧めしません。」

 

「なら、一台ずつに乗り込んで各車撃破だ。」

 

「了解しました。今から乗り込むための高台をポイントします、そのポイントに行ってください。」

 

「了解。」

 

 そうして俺はトライデントを走らせる。…まってろセリカちゃん!今助けに行く!!

 


 

 ガタン、ガタン

 

「う、うーん……。……へ?」

 

 セリカは何かが走る音と揺れる感覚がして目が覚め飛び起きる。

 

「こ、ここは!?私、攫われた!?あ、う……頭が痛い…。」

 

 どうやら後ろから頭部を強く殴られて気絶していたようだ。

 

「ここ……トラックの荷台……?」

 

 ガタン、ガタンという揺れとエンジンの特有の匂いと、荷台の大きさから判断する。

 

「ヘルメット団め……私をどこに連れていくつもりなの……。」

 

「暗い……けど、隙間から少し光が漏れてる。外……見えるかな……。」

 

 少しの隙間から光が漏れていることに気付いたセリカは外を見るために覗き込む。

 

「……砂漠……線路!?線路があるってことは……まさかここ、アビドス郊外の砂漠!?」

 

 隙間から見えた景色にセリカは絶望する。

 

「そ、そんな。ここからじゃ、『電波もつながってないしどこにも連絡できいない』!もし脱出したとしてもみんなにどうやって知らせれば……。」

 

 そうここは砂漠のど真ん中、電波など、飛んでいないからどこにも連絡は取れないのだ。

 

「どうしよう、みんな心配してるだろうな…………このままどこかに埋められちゃうのかな。誰にも気づかれないように……。」

 

「連絡も途絶えて……私もほかの子みたいに、街を去ったって思われるのかな。」

 

「裏切ったって思われるのかな……。」

 

「誤解されたまま、みんなに会えないまま死んじゃうのかな……。」

 

 嫌な想像が次から次へとセリカの頭に思い浮かんでくる。

 

「そんなの……ヤダよ……。」

 

「う……うぐぅ……。」

 

 セリカは限界だった。目が潤み少し嗚咽が漏れる。

 

『困った事があれば信頼している俺に言え。絶対に助けてやるから!』

 

 その時セリカは数日前に聞いた言葉を思い出した。そのとたん口から言葉が出てくる。

 

「助けて……ヒョウさん……。」

 

 ドカーーーーン!!

 

「な、なに!?」

 

 突然、何かが爆発したような大きな音が前方から響く。

 

「な、何が起きたの!?」

 

 ドカーーーーン!!

 

「ま、またぁ!?」

 

 さらにもう一度大きな音が鳴る。セリカが突然の爆発に驚いていると。

 

 とんっ。と自分の居る荷台の上に何かが着地した音がした。

 

 ガチャ。

 

 走っているはずのトラックの荷台の扉が開く。そして何かが入ってきた。

 

「あ……あぁ……。」

 

 それは人だった。その人は私に近づき

 

「大丈夫か、セリカちゃん。安心しろ、俺が来たからには必ず助けてやる。」

 

 セリカが先程小さな声で助けを求めた人物が私を優しく抱きしめながら言った。

 


 

「ヒョウ、そろそろポイントに着きます。」

 

 そのポイントは、他より一段地形が高くなっている場所だった。

 

「輸送車の進路からして三分後にこの真下を通過します。」

 

「分かった。案内ありがとう。」

 

 そう言って俺は準備を始める。

 

「目くらましが欲しいな……ならこれでいいか。」

 

 そう言うと俺の肩にスモークランチャー*2が出現する。

 

「ほんの少し視界を奪うにはこれが最適だろう。」

 

 そうしてランチャーを構え狙いを定める。

 

「クロナ、タイミングを頼む。」

 

「はい、了解しました。」

 

 俺は目視で着弾点を見定める。

 

「ヒョウ、アタッチメントは無くて良いのですか?」

 

 クロナの問いかけに俺は答える。

 

「あぁ、問題ない……いや?その質問にはこう返すべきだな。」

 

 この能力を手に入れた時からずっと言いたかった言葉を言う時が来たようだ。

 

「もうすぐ目標が通過します。発射まで、3……」

 

「猛者はスコープを使わないって?私は……大砲よ!!」

 

 ボフン!

 

 スモークの発射と同時に俺は高台から前方手前の車両に飛び移る。

 

「な、なんだ!?急に煙が!?」

 

 車両を運転しているヘルメット団が驚きの声を上げる。俺が着地したときの音はスモークが展開したときの音にかき消されたようだ。都合がいい。

 

「落ち着け!まっすぐ進めば問題な……」

 

「……?どうした!?早く答え…」ゴンっ!

 

「ちょっと気絶してろ人さらいども。」

 

 何やら通信をしていたヘルメット団を殴って黙らせる。俺の手にはボクシンググローブ*3がはめられている。流石にド近距離での撃ち合いは死ねるからな。

 

 そうして運転手を気絶させた俺は隣の車へと飛び移る。運転手を失った車はもちろん暴走し岩にぶつかって爆発した。

 

 それとも同じ要領でもう一台も制圧する。

 

「前方の邪魔な車両はつぶしたし、取り敢えず後ろの車両はほっといて先にセリカちゃんを救出するか。」

 

 俺は車の上からトラックの荷台に向けてジャンプする。もちろんただのジャンプでは届かない、このままいけばトラックに引かれてしまう。ならどうするか?

 

「ダブルジャンプ*4!!」

 

 空中でもう一回ジャンプすればいいのだ。

 

 俺が下りたところにトラックで突撃しようと考えていたであろうトラックを運転しているヘルメット団は驚愕の顔をして運転席を飛び越える俺を見ていた。

 

「よし!後は中に居るセリカちゃんを救出して先生たちと一緒に残党を制圧するだけだな。」

 

 俺は荷台を歩き荷台の後ろに行く。以前トラックは走っているため降りて開けることはできない。だからここでボクシンググローブの出番な訳で。このグローブマジックハンドのように伸びるのだ。おもちゃのマジックハンドのようなものではなく勢い良く飛び出して敵に遠距離からでも攻撃できるようになっているのだ。それを使う。

 

「威力を調節して…ここだ!」

 

 ガチャ。

 

 扉が開く。そしてそこに入っていく。そこには。

 

「あ……あぁ……。」

 

 目に涙を浮かべ、半泣きになっているセリカちゃんが居た。それを見て俺は近づくき。

 

「大丈夫か、セリカちゃん。安心しろ、俺が来たからには必ず助けてやる。」

 

 安心させるように優しく抱きしめながら言った。

 


 

「あうぅ……ヒョウさん……」

 

 抱きしめるとセリカちゃんは目に溜まっていた涙をポロポロと落としながら俺の名前を呼ぶ。

 

「怖かったな……もう大丈夫だ……。」

 

 そう言うとセリカちゃんも俺を抱きしめてくる。

 

「さっさとこんなところ出てしまおう。先生やみんなも向かってきているからな。」

 

「えっ?先生も?」

 

「あぁ。セリカちゃんが攫われたと分かったとたん捜索を開始してここを割り出したようだぞ。」

 

「そうなんだ……。」

 

「取り敢えずこのトラックを止めるか。」「どうやって?」

 

「クロナ、ハッキングを頼む。」「任せてください。」

 

 クロナに頼むとトラックがスピードを落とし、やがて止まる。

 

「ヒョウ。後ろの二台はどうしますか?」

 

「自分で対処する。」

 

 俺は手のひらに黒い磁性流体を生成する。スパイクストリップ*5。設置すると辺りに少し広がる。そして敵になどが近づくとスパイクに変化するトラップだ。

 

「これは痛いぞ。」

 

 それを後ろの車の進行方向の地面に投げる。そして車が通過しようとした瞬間スパイクが発動する。

 

 パァン!!パァン!!

 

 タイヤがパンクする音が聞こえ

 

 キキィィィ!ドカーーーーン!!

 

 制御が効かなくなった車二台は岩などにぶつかり音を立てて爆発する。

 

「これで良し。じゃぁ降りるか。」「う、うん。」

 

 そうして俺とセリカちゃんが荷台から降りると。

 

 チャキ、

 

「てめぇ!よくもやってくれたな!」「この借りはキッチリとかえさせてもらうぞ!」

 

 銃を構え俺たちを包囲したヘルメット団が居た。

 

「か、囲まれちゃってるじゃない!?」

 

 セリカちゃんが焦った声を上げる。

 

「大丈夫だ。」「何でそう言えるの!?」

 

 セリカちゃんとは対照的に、俺は落ち着いていた。

 

「こいつ……!余裕ぶりやがって!」「もういい!撃っちまえ!」

 

 そうしてヘルメット団は怒りを顕にしながら引き金に手をかける。すると

 

 ドゴーーーン!!

 

「ま、また爆発!?」「な、なんだぁ!?」

 

 先ほどの車の爆発よりも一際大きな大きな爆発がなり何人かのヘルメット団が吹っ飛ぶ。

 

「来たか。」

 

 俺はニヤリと笑い爆発した方に視線を向けるそこには、

 

「セリカちゃん発見!生存確認しました!」

 

「こちらも確認した、半泣き……いや泣いた痕があるセリカとそれを助けたヒョウを発見!」

 

「なにぃー!?うちの可愛いセリカちゃんが泣いていただと!そんなに寂しかったの?」

 

「う、うわああ!?う、うるさい!!泣いてなんか!!」

 

 アビドスの皆と先生が居た。

 

「嘘!この目でしっかりと見た!」「ヒョウさんに助けてもらっていたんですね!なるほど!その涙はヒョウさんに拭いてもらったのですね!」

 

「あーもう///うるさいってば!!違うったら違うのー!///黙れーっ!!///」

 

 顔を真っ赤にしてセリカちゃんは吠える。すると

 

「セリカちゃん大丈夫!?よかった無事そうで安心したよ。」

 

「な、何で先生が!?……あ、そっか。ヒョウさんが言ってたわね。」

 

 先生が安堵した声でセリカちゃんに声をかける。

 

「うへ、元気そうだねぇ~?無事確保完了ー。」

 

「よかった……セリカちゃん……私、セリカちゃんに何かあったんじゃないかって……。」

 

「アヤネちゃん……」

 

 アヤネは泣きそうな顔をしてセリカちゃんに言う。まぁ、後で話すだろう。

 

「先生ナイスタイミングだ。思ったよりも早かったな?」

 

「私は先生だからね、生徒のピンチには早く駆け付けないと。」

 

 俺と先生は会話をする。

 

「まだ油断は禁物。まだ囲まれてる。」

 

「だねー。こりゃ相当怒り狂ってるね。」

 

 未だ俺たちはヘルメット団に包囲されている、しかもなんか巨大な重火器まであるな。

 

「敵ながらあっぱれ……。それじゃー、せっかくだから包囲網を突破して帰りますかねー。」

 

「……気を付けて。奴ら改造した戦車を持ってるわよ。」「知ってる。Flak41改良型。」

 

「それじゃ……。」

 

 全員が準備をする。俺もボクシンググローブを再度腕に取り付ける。

 

「行くよ!」

 

 ホシノの号令により戦闘が始まった。

 


 

「あいつら突っ込んできたぞ!」「迎え撃て!」

 

 俺たちは前に進んでいく、それに対してヘルメット団は迎え撃つ。

 

「俺が突っ込んで前線を切り開くから周りの奴らを頼む。」「えっ?」「な、何言って?」「分かったわ!」

 

 アヤネ、シロコ、セリカちゃんの順番で返事が返ってくる。

 

「うへ?もしかしてそのグローブで?」「勿論。」「えぇ?」

 

 ホシノの質問にさも当然というように言う。ノノミが何言ってんだこいつみたいな目で見てくる。失礼だな。

 

「じゃ、頼むぞ」「了解!さんざんやられたからしっかりとお返ししてやるわ!」「ほどほどにな。」

 

 俺の言葉にセリカちゃんは元気よく言う。俺はブリンクで前に飛び出していく。

 

「なんか一人で攻めてきたぞ!」「完全に舐め腐ってやがるぞ撃て撃てぇ!」

 

「安直すぎるな。止まって撃つんじゃなくて、もう少し動け。」

 

 放たれた銃弾をダブルジャンプで躱す。そのままブリンクで敵の真正面まで詰める。

 

 ボゴォ!!

 

 驚いているヘルメット団にそのブリンクの勢いのまま腹に一発殴りを入れる。

 

「ゴフッ……!」

 

 殴られたヘルメット団は意識を失い吹き飛んでいく。ボクシンググローブを付けているから殴った衝撃はかなりある。腐ってもスパレジェだから威力は高い。

 

 そのまま次の標的を決める。そこにブリンクとダブルジャンプ、マントルブーストを駆使してどんどんヘルメット団を殴り倒していく。

 

「うへぇ~、ヒョウ君ってホントにヘイローが無いの~?どう見ても銃弾一発で死んじゃうような人がする動きじゃないんだけど?」

 

「ん、空中でもう一回ジャンプしたり、急にすごい速度で進路を変えたり……人間かも怪しい。」

 

「しかもあの人、射撃じゃなくて殴ってますよ☆」

 

「先生、ヒョウさんはいったい何者なんですか?」

 

 ヒョウの鬼神のごとく前線を荒らす姿にセリカ以外のアビドス組は困惑と驚愕する。

 

「ヒョウ君は自称『少し特殊な力を持ったただの男子生徒』らしいよ。」

 

「その特殊な力が少しじゃないんですが……」

 

「正直私も彼の事を完全に理解している訳ではないからね、セリカちゃんの方が詳しいんじゃないかな。」

 

 先生はヒョウとであってからまだ日が浅い、その点ならセリカの方が付き合いは長いはずだ。

 

「うーん、私も正直よく分かってないわよ。」

 

「そうなの?」

 

 セリカは本当に分からないと言った様子で答える。

 

「うん。私が分かっているのは、ヒョウさんは強くて優しくて先生みたいにお人好しで、身内に特に優しいってことだけ。」

 

「身内?」

 

「ヒョウさんの言う身内っていうのは、自分が大切にしている人の事。ちょ、ちょっと恥ずかしいけど私とか、ヒョウさんを拾ってくれた親代わりみたいな人。多分先生も入ってると思う。」

 

「そうなんだ。」

 

 やはりヒョウ君は底抜けに優しいようだ。敵に対しては容赦はないが。

 

「皆、戦車が出てきたぞ」

 

 そんなことを考えているとヒョウ君から通信が入る。

 

「流石に今の俺の装備じゃ戦車に対して有効打がねぇ。頼めるか。」

 

「任せて!皆!戦車が出てきたらしい!行くよ!」

 

「ん、わかった。」

 

 そうして先生たちの総攻撃で戦車は爆発した。それで戦闘は終わった。みんなが戦車を攻撃している間、俺は何してたかって?周りのヘルメット団を殴り倒していたぞ。

 


 

「皆さんお疲れ様でした!」

 

 学校に帰ってきた俺たちはアヤネに出迎えられていた。

 

「セリカちゃん、怪我はない?」

 

「うん、私は大丈夫。誘拐されたときに殴られたからそこがまだ少し痛むけど。」

 

「それなら、まだ軽症だね。いや~良かった良かった~。」

 

「大変なことになるところでした。先生とヒョウさんがいなければどうなっていたことか……」

 

「うんうん、先生のおかげでセリカちゃんの居場所を逃さず追跡できましたし、ヒョウさんの対応の速さで戦闘もスムーズに終わりました。やっぱりお二人とも凄いです☆」

 

「そこまで言わなくてもいい、俺はセリカちゃんを助けたかったから助けただけだ。」

 

「ヒョウさん、そこは素直に感謝は受け取った方がいいわよ。」

 

 セリカちゃんにそう言われる。

 

「そうか……どういたしまして。」「それでいいのよ!」

 

 少し場が明るくなった。

 

「あ、後先生も……あ……ありがとう。助けてくれて。少し見直したわ。」

 

「!……どういたしまして!」

 

 セリカちゃんが先生にお礼を言った。少しは打ち解けてきたかな。その光景を俺は眺めていた。

 

「いいところですが、分かった事があります。」

 

 アヤネが発言をする。

 

「戦闘中に回収した、散らばった戦車の部品を確認したところ、キヴォトスでは使用が禁止されていた違法機種と判明しました。」

 

「もう少し調べる必要がありますが……ヘルメット団は、自分たちでは入手できない武器まで保有しているようです。」

 

「この部品の流通ルートを分析すれば、ヘルメット団の裏に居る存在を探し出せますね!」

 

「うん、わかった。じゃぁじっくり調べてみようかー。」

 

 アビドス組は今後の方針が決まったようだ。

 

「なら、俺も調べてみよう。」

 

「え。いいんですか?」

 

 俺の発言にアヤネが遠慮気味に聞いてくる。

 

「ヒョウさん、確かに最近依頼が多いって言ってなかったっけ?」

 

 セリカちゃんも心配してくる。

 

「問題ない。それに違法物を調べるんだろ?俺は何でも屋だからそういうものに関わる奴らをボコす機会も多いからな。より調べやすいと思うのだが。」

 

「そこまで行言ってくださるのなら……お願いできますか?」

 

「あぁ、何かつかんだら連絡する。」

 

 それで今日は解散となった。さてと任務の合間の時にでも調べますかねぇ。

 


 

 何処か

 

 オフィスと思われる場所に、一体の体格のいいオートマタが何かを呟いている。

 

「格下のチンピラごときでは、あの程度が限界か。主力戦車まで出したというのに、このザマとは。」

 

「それに、プレデターめことごとく私の邪魔をしてくれる。」

 

「私の誘いを断り、更に牙をも向けてきた。……うっとおしい……。」

 

「あの、シャーレの奪還の時のゴタゴタに乗じて始末するつもりだったのだがそれも失敗した。」

 

 そのオートマタは苛立ちを顕にする。

 

「ふむ……となると、目には目を、生徒には生徒を、何でも屋には何でも屋を…だな。専門家に依頼するとしよう。」

 

 何かを思いついたオートマタは、電話をかける。

 

 プルルルル、プルルルル

 

 ガチャ

 

『はい、どんなことでも解決します。便利屋68です。』

 

「仕事を頼みたい、便利屋。」

 

 そうしてそのオートマタは仕事を依頼するのであった。

 


 

 ちょっとしたあと話

 

「しかし、セリカちゃん、あの状況でよく俺に連絡できたな。てっきり電子機器は犯人たちに押収されていたと思っていたが。」

 

「連絡?私、そんなのしてないわよ?」

 

 セリカは何を言ってるの?という視線を向けてくる。

 

「えっ?でもほらここに『助けて』って入ってる。」

 

「えぇ!?でも私ホントに覚えはないわよ!」

 

「しかもその時間はもうとっくに郊外で電波なんて繋がるはずがないし!」

 

 二人で頭を傾げる。

 

「じゃぁ……何なんだろうか。このメッセージは。」「なんか……怖いわね。」

 

 急に怖くなった二人はこの会話をやめるのだった。

*1
車のような浮いている乗り物

*2
バンガロールのアビリティ

*3
パスファインダーのスパレジェ

*4
スパローのパッシブ

*5
カタリストのアビリティ




次回遂に便利屋が出ます。アルちゃん不憫で可愛いね。
アンケートに投票してくださった皆さんありがとうございます!票が多い順に書いていきます!前書きにもありましたが少し難産ですが気長に待ってくれるとありがたいです!
良ければ感想とか書いていってください。下痢が治りますので。(強欲の壺)

ブラックマーケットでの日常回も欲しい?もしほしいならどの学園の後が良い?

  • 欲しい!ミレニアムの後
  • 欲しい!百鬼夜行の後!
  • 欲しい!トリニティの後!
  • 欲しい!ゲヘナの後!
  • 欲しい!ワイルドハントの後!
  • 欲しい!山海経の後!
  • 欲しい!その他の学園の後!
  • 要 ら な い ☆
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