銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!!   作:オーバジン

15 / 45
ストーリーを復習しながら書いてます。やっぱおかしいよなんで犯罪の提案が出てくるんですか?
次は日常回いけそうかも。
良ければ見ていってください。


俺がアイドルをやるのは間違っているがラーメンは美味い。

セリカ奪還戦から数日後、アビドス対策委員会室

 

「……それでは、アビドス対策委員会の定例会議を始めます。」

 

「本日は先生とヒョウさんにもお越しいただいていただいたので、いつもより真面目な議論ができると思うのですが……。」

 

「は~い☆」「勿論」「何よ、いつもは不真面目みたいじゃない……。」「うへ、よろしくねー、先生、ヒョウ君。」

 

「うん、よろしくね!」

 

 急にアヤネに呼び出されたかと思えば、なぜか会議が始まった。いや、俺部外者なんですが……。

 

「なぁにこれぇ?いや、先生はともかく俺は部外者なんだが!?」

 

「ん、ヒョウはなんだかんだ私たちに手を貸してくれるし、実質、対策委員会の一員。」

 

「いや、全然違うが!?」

 

 何を言ってるんだこいつは……俺は何でも屋、ソラスIMCだっての……。でも最近こいつらにつきっきりのような……。

 

「定例会議は、主に借金の返済の件や、その他の問題の解決策を考える会議です。私たちだけではいつも話が逸れてしまうので今回はお呼びしました。」

 

「……それって……俺にお守させようとしてるってことか?」

 

「……」

 

 おい、何か言ってくれませんかねぇアヤネさんや……こいつらの面倒を見るのは勘弁だぞ!?

 

「…コホン!了承もいただけましたし。さっそく議題に入ります。本日の議題は私たちにとって非常に重要な問題……学校の負債をどう返済するかについて、具体的な方法を議論します。」

 

「おいこら。」

 

 俺の発言をニコニコの笑顔で聞いていないふりをしてアヤネは議題を告げた。……苦労してるんだなぁ……。

 

「ご意見のある方は、挙手をお願いします!」

 

「はい!はい!」

 

「はい、一年の黒見さん。お願いします。」

 

 セリカちゃんが元気よく手を挙げる。よっぽどいい案があるのだろうか?

 

「……あのさ、まず名字で呼ぶの、やめない?ぎこちないんだけど。」

 

 セリカちゃん、そこじゃぁ無いでしょうよ。

 

「せ、セリカちゃん……でも、せっかくの会議だし……。」

 

「いいじゃーん、お堅い感じで。それに今日は珍しく先生とヒョウ君もいるんだし。」

 

「珍しいというより、初めて。」

 

 うん、そうだな、先生と俺は初めての参加だ。どうしたホシノ、存在しない記憶でも出て来たか?

 

「ですよね!なんだか委員会っぽくてイイと思いま~す☆」

 

「はぁ……ま、先輩たちがそれでいいのなら……。」

 

「……とにかく!対策委員会の会計担当としては現在我が校の財政状況は破産の寸前としかいいようがないわ!」

 

「このままじゃ廃校だよ!みんなわかってるよね?」

 

「うん、まあねー。」

 

 うん、確かにそうだな。借金は9億以上……やっぱえぐいな金額が。それとセリカちゃんは会計だったのか初めて知ったな。

 

「毎月の返済額は、利息だけで788万円!私たちも頑張って稼いではいるけど、正直利息の返済も追いつかない。」

 

「これまで通りの方法じゃ限界があるわ。」

 

 うぇぇ、利息だけでそんなにあんのか。んで、それを解決するためにどんなことを?

 

「このままじゃ、埒が明かないってこと!何かこう、でっかく一発狙わないと!」

 

 ふむ。確かに間違ってはいない。これほどまでに膨れ上がった借金を返すには何か賭けをするのも妥当な判断だろう。

 

「セリカちゃん、でっかくって言っても何をするんだ?まさか宝くじを当てるだなんて言わないだろうな?」

 

「そんな望み薄な事なんてしないわよ!」

 

 いや……セリカちゃんのことだからワンチャンそう言うかもって思ってた。ごめんな……でも次にセリカちゃんが言うことなんとなく分かるんだよ。

 

 ピラッ

 

 セリカちゃんは何やらチラシのようなものを取り出し机に置く。

 

「これこれ!街で配ってたチラシ!」

 

 そこには

 

「ゲルマニウム麦飯石ブレスレットであなたも一攫千金……ねぇ?」

 

 ホシノがチラシの内容を読み上げる。俺は頭を抱える。

 

「この間、街で声を掛けられて説明会に連れて行ってもらったの。運気を上げるゲルマニウムブレスレットってのを売ってるんだって!」

 

「これね、身に着けるだけで運気が上がるんだって!で、これを周りの三人に売れば……。」

 

「あれ?みんなどうしたの?」

 

 セリカちゃんはみんなの表情が引きつっているのに気付き問いかける。

 

「却下ー。」

 

「えーっ!?何で?どうして!」

 

「セリカちゃん……俺、前に教えたよな?こういうのをマルチ商法だって。」

 

「前に……あっ!」

 

 俺に言われてセリカちゃんは前に俺が教えた『詐欺かどうかの見分け方』を忘れていたようだ。

 

「俺、言ったよな?自分でこれが詐欺かどうか分からない場合は信頼できる人に聞けって。」

 

「で……でも今しかないって……」

 

「テレビショッピングでもあるまいし、基本的にな、こちら側を急かしてくるような勧誘は詐欺だって教えたはずだぞ?」

 

「う…」

 

「セリカちゃん、もう一度一から教えようか?」

 

「ヒョウさん、申し訳ないのですがもう一度セリカちゃんにご指導お願いできますか?」

 

「アヤネちゃん!?」

 

 アヤネが俺に頭を下げながら頼み込んでくる。セリカちゃん、何を驚いているんだい?同級生が君のために頭を下げているだけだろう?アヤネに感謝しないと。

 

「うへ、私からも頼むよー。」

 

「ホシノ先輩まで!?」

 

「分かった。セリカちゃん、今度は日を分けて教えよう。一気にやったら忘れちゃうもんな。」

 

「そ、そこまでしなくても……」

 

「セ-リーカーちゃ-ん?」

 

「は、はい……よろしくお願いします。」

 

 アヤネのジト目に怖気づいたセリカちゃんは素直に了承する。

 

「ちなみに何個買った?」「……二個……。」

 

「一ついくら?」「……一万……。」

 

 だめだ、早く何とかしないと!俺はそう心に決めスケジュールの空きを頭で考えるのだった。

 

 そこからも会議は続いた。まぁはっきり言ってしまえば……考えてることやばすぎないか?ホシノとシロコ、お前たちはどういう発想をしたらバスジャックと銀行強盗っていう案が出てくるんだ!?前置きの生徒数を増やすっていうのはまだ納得できたぞ?だがな、犯罪はダメだろぅ、普通に考えて。キヴォトスの倫理観を舐めてたわ。

 

「はぁ……皆さん、もうちょっとまともな提案をしていただかないと……。」

 

 見るからにアヤネは疲れてきている。毎回こんなことになってたのかそりゃ俺や先生みたいな常識人が欲しくなるわな。

 

「あのー!はい!次は私が!」

 

「はい……二年の十六夜ノノミさん。犯罪と詐欺は抜きでご意見をお願いします。」

 

「犯罪やマルチ商法でもない、とってもクリーンかつ確実な方法があります!」

 

 ほう。今までの提案からあまり期待はしていないが聞いてみようか。

 

「アイドルです!スクールアイドル!」

 

「あ、アイドル……!?」

 

「そうです!アニメで見たんですが、学校を復興する定番はアイドルです!私たち全員がアイドルデビューすれば…」

 

 確かに定番かどうかと言われれば怪しいが、いい方法だと思う。倫理観はさておきアビドス対策委員会は全員可愛い子ばっかだしな。

 

「却下。」「あら……これもダメなんですか?」

 

「なんで?ホシノ先輩なら、特定のマニアに大うけしそうなのに。」

 

 言ってやるなセリカちゃん。本人は気にしてるかもしれんのだぞ。

 

「うへー、こんな貧相な体が好きとか言っちゃう輩なんて、人間としてダメっしょー。ないわー、ないない。」

 

 こっちもこっちで言うなぁ。今のご時世そういうのはあまり良くないぞ?

 

「うへ、それにアイドルならヒョウ君がやった方が儲かるんじゃないの~?」

 

「は?」

 

 一体こいつは何を言ってるんだ?俺がアイドル?儲かる訳ないだろ。*1

 

「ん、確かにキヴォトスで唯一の男であるヒョウのアイドルはいいかもしれない。」

 

「決めポーズも考えていたのに……でも需要を考えるとそっちの方が良いのかも知れませんね☆」

 

「ヒョウさんがアイドル……///はっ!私は何を考えて///」

 

「おーい?みんなー?戻ってこーい?」

 

 アヤネと俺、先生を除く皆は俺をアイドルにする案を出し合っている。セリカちゃんは何故か顔が赤い……どうしよこれ。

 

「先生、アヤネ。なんとかしてくれ。」

 

「うーん、私もちょっとヒョウ君がアイドルしてるのは見てみたいかも?」

 

 おい教師、何言ってんだこら。

 

「あのう……議論がなかなか進まないんですけど、そろそろ議題を……。」

 

 アヤネが何かを言おうとしたが急に黙ってプルプルと震え出した。

 

「あ、アヤネ?」

 

 俺が声を掛けても反応がない。いったいどうしたというのだ?

 

「……し……」

 

「し…?」

 

「しっかりと真面目に考えてくださいよぉ!!」

 

 ガッシャーン!

 

 アヤネがそう叫んだかと思えば、机をひっくり返した。すげぇ現実でちゃぶ台返しする人初めて見た。

 

 そこからはアヤネがキレにキレて説教タイムが始まった。俺は意見を出してはいないが真面目にしていたため説教は食らわなかった。……頭が痛い。

 


 

「いやぁ~、悪かったってば、アヤネちゃーん。ラーメンおごってあげるからさ。怒らないで、ね?」

 

「怒ってません」

 

「はい、お口拭いて。はい、よくできましたねー☆」

 

「赤ちゃんじゃありませんからっ」

 

「……なんでもいいけどさ。なんでまたうちに来たの?」

 

 現在俺たちは柴関ラーメンに居る。説教が終わった後解散になったがいい時間になったので飯を食うことにしたのだ。

 

 皆はテーブル席に座っているが、俺はカウンター席に座っている女子5人いるところにわざわざ入っていこうとは思わん。そうしてみんなの賑やかな談笑を聞きながらラーメンをすすっていると。

 

 ガタッ、ガララッ

 

 紫色の髪で、軍服のような服装の少女が入ってきた。

 

「あ……あのぅ……」

 

「いらっしゃいませ!何名様ですか?」

 

「……こ、ここで一番安いメニューってお、おいくらですか?」

 

「一番安いのは……580円の柴関ラーメンです!看板メニューなんで、美味しいですよ!」

 

「ありがとうございます!」

 

 ガララッ

 

 そう言うと少女は出て行ったか思えば、また扉が開き四人の少女が入ってきた。一人は白い髪をサイドテールにした元気そうな少女。二人目は赤い髪をして角が生えている高そうなコートを着た身長が高めの少女。三人目は先ほど先に入ってきた軍服少女。最後は白と黒の髪でパーカーを着たダウナーな感じの少女。制服からしてゲヘナだろうか?

 

 その人たちをセリカちゃんはテーブルへと案内する。なんか四人で一杯のラーメンを分け合うって言っているような気がする……どうやら貧乏で手持ちが600円しかないらしい。なるほど苦学生か…よし。

 

 注文を受けたセリカちゃんを俺は呼び止め大将にも声を掛ける。

 

「大将、金は俺が出す。彼女たちに腹いっぱい食わせてやってくれ。」

 

 それを聞いた大将はニヤリと笑い

 

「いいぜ。まぁ、ヒョウ君が言わなくてもそうするつもりだったから金はいらんよ。」

 

「いや、それだと大将が不利益だろう?」

 

「良いんだって。俺がやりたくてやってるから。」

 

 大将はそういう人だったな……後で余分に払っておくか……俺の気が済まないからな。

 

 しばらくすると彼女たちの前に10人前ほどはあろうラーメンが置かれる。彼女たちは困惑していたが大将の意図に気付いたらしい。そうして麵をすする。

 

「「「美味しい!!」」」

 

 そうだろう、そうだろう。大将の作るラーメンは美味いんだ。

 

 しばらくするとアビドスのみんながその少女たちと交流を始める。なかなか盛り上がっているようだ。彼女たちはゲヘナの人間らしい制服が改造されていたから分かりにくかったがゲヘナで会っていたらしい。

 

 俺はみんなより早く食べ終わったので。みんなの会話を眺めていたするとパーカーの少女と目が合った。

 

 俺を確認するとその少女は目を丸くした、かと思えば、何事もなかったかのように視線を戻し白のサイドテールの少女と目線で会話をする。俺の顔に何かついていただろうか?スマホの画面で顔を確認していると声を掛けられる。

 

「そこのかっこいいいお兄さーん♪私たちを見てどうしたのー?」

 

「ちょっとムツキ……。」

 

「いいじゃんカヨコちゃん♪男の人なんて初めて見たんだから♪」

 

 ムツキと呼ばれたサイドテールの少女はパーカーを着た方をカヨコと呼び苦言を躱す。

 

「いや、すまん。何やら面白い集団が来たと思ってね。目を惹かれてしまったよ。」

 

「へぇー♪お兄さん嬉しいことを言ってくれるねぇ♪」

 

「ごめん、うちのムツキが…」

 

「いや、いい。こっちも許可なく君たちを見ていたからな。」

 

 そう言い丸く収める。

 

「せっかく会ったんだしさ自己紹介しようよ!私は、浅黄ムツキ!向こうで楽しそうに会話してるのはアルちゃん!名字は陸八魔!で、オドオドしている方が伊草ハルカちゃん!でこっちの……」

 

「自分で言うから……私は、鬼方カヨコ。今言った四人で便利屋68っていう何でも屋をやってるよろしく。」

 

 ムツキはニコニコで自己紹介をし、カヨコはため息交じりに自己紹介をする……カヨコは多分、苦労人なんだろう。

 

「俺は、新城兵、あんたらと同じでソラスIMCっていう何でも屋をやってる同業者は久しぶりに見た。よろしく。」

 

 そうして俺は二人と握手をする。

 

「聞いていいのかは、分からんが何でそこまで貧乏なんだ?」

 

「実はねぇ、仕事で襲撃しなくちゃいけなくってね、そのために傭兵を雇ったらお金が底を付いちゃったんだ♪」

 

 ムツキは愉快そうに言う、金がなくなってるのにえらく軽く言うんだな……。

 

「ちょ、ムツキ!……はぁ。まぁそういうわけで安いお店を探してたんだ。」

 

「大変なんだな……。」

 

 俺の予想通りカヨコは苦労人のようだ。あのため息から分かる。

 

 どうやら向こうの会話がひと段落したようだ。

 

「向こうも落ち着いてきたみたい!じゃぁねお兄さん♪」

 

「あぁ。カヨコも仕事頑張れよ。」

 

「ありがと……。」

 

「そうだ、困った事があれば俺に連絡しな。同業のよしみで助けてやらんこともない……ほら俺の連絡先だ。」

 

「いいの?」「あぁ。」

 

 そう言いカヨコと連絡先を交換する。

 

 そして便利屋は店から出て行った。

 

 なんとなくあいつらとは今後も関わりそうな気がするからな。連絡先を知ってて損はないだろう。

 

 そうして今日は何事も問題なく(!?)終わった。

 


 

 便利屋68事務所

 

「いやー!いい人たちだったわね!」

 

「はい!皆さんこんな私にも優しくしていただけましたし。」

 

 先ほどヒョウが柴関で会った四人の少女が会話をしていた。

 

「そう言えば、ムツキとカヨコは誰と話していたの?」

 

「まさか社長、気づいていなかったの……?」

 

「え?」

 

「クフフ~♪だから言ってでしょ~アルちゃんは気づいてないって。」

 

 アルと呼ばれる少女は困惑をして、ムツキは面白そうに笑っている。

 

「私とムツキが話していた人、私達の仕事の対象だよ。」

 

「言ってたじゃん依頼人が写真付きで『彼がアビドスの連中にいいように働かされているから解放して保護して欲しい』って。」

 

「ちなみにアルちゃんたちが話していたのはそのアビドスの生徒達だよ♪」

 

 それを聞いたアルはプルプルと震えだす。

 

「な……ななな……なんですってぇーーー!?」

 

 事務所にアルの叫び声が響いた。

*1
こいつはこのキヴォトスは貞操概念が逆転していることに気づいていません




次は便利屋襲撃かアビドスの日常回ですね。
良ければ感想とか書いていってください。筋トレに最近ハマっているので。(強欲の壺)

ブラックマーケットでの日常回も欲しい?もしほしいならどの学園の後が良い?

  • 欲しい!ミレニアムの後
  • 欲しい!百鬼夜行の後!
  • 欲しい!トリニティの後!
  • 欲しい!ゲヘナの後!
  • 欲しい!ワイルドハントの後!
  • 欲しい!山海経の後!
  • 欲しい!その他の学園の後!
  • 要 ら な い ☆
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。