銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!!   作:オーバジン

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今回はバリバリ俺の妄想です。楽しいぃ~~♪
良ければ見ていってください。


黒と兵の接触

 銀行強盗から数日後

 

 ピーンポーン!

 

「ん?なんだ?依頼か?」

 

 ラブ達が依頼を受け俺一人が依頼などの書類仕事や事務仕事をしていると事務所のチャイムが鳴る。

 

「はーい!少々お待ちください。」

 

 そうして扉を開ける。

 

「はい、こちらソラスIM…C…です……」

 

「初めましてこんにちはヒョウさん。少しお話がしたくあなたを尋ねました。お時間少々貰っても?」

 

 そこにいたのは人でも獣人でもロボットでもない黒い異形の何かだった。

 

「え?…は?……分かりました。どうぞこちらへ…」

 

 俺は困惑しながらもその黒いスーツを着た黒い何かを案内する。

 

「どうぞあまり良いものではありませんが。」

 

「これはこれは、ご丁寧にありがとうございます。」

 

 ちょっとした菓子と少し高めの紅茶を出す。何となくこの人(?)は味方につけた方がいいと思う。……あくまで俺の勘だが。

 

「じゃあ……話をしようか。俺から聞いても?」

 

「こちらは前連絡も無しに訪問してきたのであなた方を優先しましょう。どうぞ。」

 

「じゃぁ……遠慮なく。」

 

「第一にあんたの名前は?ついでに所属も言ってくれれば。」

 

「私の名前は「黒服」とでもお呼びください。所属は「ゲマトリア」です。」

 

「ゲマトリア?聞いたことのない組織だな。最近できた組織なのか?」

 

 俺はかなり情報を持っているはずだが……ブラックマーケットでも「ゲマトリア」なんて言う組織は耳にしたことは無い。

 

「まぁそうですね。キヴォトスの組織で言えばまだ新参者ですが、二年ぐらいはキヴォトスで活動していますね。名前が知られていないのは秘密主義ですから。」

 

「……その秘密主義に属している割にはあっさりと答えるな。」

 

「ヒョウさんには教えても問題ないと判断しましたので。」

 

「……」

 

 ……何を基準にすれば俺に情報を教えてもいいとなるのだろうか?

 

「よく分からんが……分かったことにする。もう一つ質問をするぞ……」

 

 黒服さんは俺の言葉に肯定を返す。

 

「何で俺の名前を知ってるんだ?黒服さんとは初対面だし、今までの依頼人には俺の信頼してる人にだけにしか名前を教えてないんだが。」

 

「それは申し訳ありません。誠に勝手ながら私が個人的に調べさせてもらいました。」

 

「……まぁ別にいいんだが……まだ聞きたいことはあるが、そろそろ黒服さんにターンを渡そう。」

 

「おや?よろしいのですか?」

 

「このまま話していてもあまり成果は出なさそうだからな。」

 

 正直黒服さんと舌戦をしても勝てる気がしない。なら大人しく相手の話を待つ方が有意義だろう。

 

「そうですか。では私の話を始めましょうか。」

 

「ヒョウさん、あなたにと取引をしたいのです。」「取引?」

 

「はい、私はあなたに興味を持ったのです。」「?」

 

 俺に興味?ああ。確かに俺以外にキヴォトスは男はいないしそれで興味を持ったのかな?

 

「だけど俺が取引として出せるものは何もないと思うのだが。」

 

「いえ、私が求めているのは物ではありません。」「??」

 

 訳が分からないよ……取引って普通、物のやり取りをするものじゃないの?俺が困惑していると黒服さんが続ける。

 

「私はあなたで実験をしたいのです。」「……!?」

 

 実験、実験ねー……実験!?え?何俺解剖されるの!?

 

「あぁ、すいません。説明不足でしたね。別にあなたを解剖しようとか、薬を服用させて反応を確かめたいとかではなくあなたの力についてです。」

 

「このキヴォトスで唯一の男性、そしてさらにヘイローも無い。空を飛んだり何もないところから武器を取り出したり、挙句の果てにはブラックホールを生成。研究者として興味を持たないわけないのす。」

 

「しかもそれがキヴォトス外の人間ならなおさら。」

 

「!?」

 

なぜそのことを!?俺がこの世界の人間でないことは柴大将にしか教えていないはず。俺の動揺がかなり顕著に表れてたのか愉快そうに笑っている。

 

「クックックッ!いい反応をされますね。」

 

「……どうやって知った……俺は隠していたはずだが……」

 

「ククク……確かな確証がなかったので鎌をかけてみましたが……どうやら当たっていたようですね……ククク!」

 

「……」

 

 ……口車に乗せられた……最悪だ……

 

「なんだ?人体実験でもしようってのか?……それなら全力で抵抗させてもらうが……」

 

 俺は眼つきを鋭くさせ黒服をにらむ。

 

「いえいえ、どうやら誤解されているようですね。私は別にあなたを解剖しようとしたりしようとしている訳ではありませんよ。」

 

「それを言うと余計に怪しく聞こえるんだが……」

 

 だが黒服さんそんなちんけな嘘をつくような人には見えない……信じてみるか……。

 

「なら黒服さんは俺の何を研究したいんだ?そこのところが俺は分かんねぇ。」

 

「そうですね。私が研究したいのはあなたのその能力です。」「俺の能力。」

 

「はいそうです。キヴォトスのどの神とも一致しない能力……それにあなたは外の人間本来なら能力すら持っていること自体がおかしいはず、あぁ研究意欲がそそられる……!」

 

 なるほど。それは俺も疑問に思っていた。なぜ元の世界で一般人の俺に能力が発現したのか。

 

「私はあなたを解き明かしたいのです!これはヒョウさんにとっても悪い提案ではないはずです。もちろん私の研究により判明したことは必ず初めにヒョウさんに報告すると誓いましょう。」

 

「私は未知を研究できる、ヒョウさんは自身の疑問を解明することが出来る、自利利他、win-winの関係というやつです。」

 

「……少し考えてもいいか?」「どうぞ。」

 

 この提案を飲んだとしても別に俺に不利益は無いそれどころか利益しかない。

 

「他に何か言ってないことは無いか?」

 

「そうですね。研究に協力してくれるのならばどんな報酬でも渡しましょう。」

 

「!?黒服さん……あんた自分がなんて言ったのか理解しているのか?」「えぇもちろん。」

 

「本気か?」「えぇ、本気ですとも。」「……」

 

 これは……本気で言ってるな……噓をついてもない。……。

 

「分かった。いいだろうそも提案乗らせてもらおう。」

 

「ククク!そうですか!しかしよろしいのですか?提案した私が言うのもなんですがかなり怪しいことを言っている自覚があるのですが。」

 

「いや、何となく黒服さんは信用できる。本当になぜだか分からんがな。」

 

「そうですか。」

 

「しいて言うなら……似てたんだ?」「似ていた?と言うと?」

 

「俺の前に居た世界の父親に……。」

 

「黒服さんの胡散臭い喋り方や。その丁寧な対応。俺の父さんは母さんや俺、妹にも敬語を使っていた。」

 

「俺が中学に上がって直ぐに交通事故で死んじまってねぇ。黒服さんに父さんの面影を重ねてしまってたのかもしれないな……全くの別人のはずなのに……ハハ……」

 

「……失礼しますが……ヒョウさんのお母様と妹さんは?」

 

「母さんは急性心不全で死んだ……父さんが死んでから丁度一年だった……妹は……行方不明だ……三歳下の妹だったが、下校中突然行方が分からなくなった……小学5年生だったな……ハハ……」

 

「……………そうですか……申し訳ございませんでした。」

 

 俺の言葉に黒服さんは声のトーンを落とす。その時、ほんのわずかだが黒服さんの貼り付けたような笑みの口角が少し下がったような気がした。

 

「いえ、大丈夫だ。もう割り切ったことだからな。」

 

 きっと、今の俺の顔はひどい顔をしてるんだろうな……ハハ……。

 

「……私は気の利いたことは言えませんが……もう少し……周りの人を頼るといいですよ。」

 

 そう言うと黒服さんは俺の頭を撫でた。

 

「……!?」「……申し訳ありません。」

 

 俺が驚くと黒服さんは手を俺の頭から離す。

 

「んん゛!!……話を戻しましょうか。」「あ、あぁ。」

 

 ピラッ

 

 そうすると黒服さんは一枚の紙を取り出す。

 

「これは契約書です……よく読んでください。」「ん」

 

 俺は渡された契約書を読む。……うんどこもおかしなところはない。

 

「何も問題はないな。ここに血印をすればいいんだな?」

 

 俺はサインの場所を見て黒服さんに問う。

 

「……いや、血印でなくて結構です。普通のサインでいいですよ。」

 

「そうなのか?まぁ、痛いのは嫌だしそれはありがたい。」

 

 スラスラ

 

 「書けたぞ。一応確認をしてくれ。」

 

 そうして俺は黒服さんに契約書を差し出す。ん?その時黒服さんの手首に視線が行った。

 

「その腕時計……」「……どうかされましたか?」

 

「いや、その腕時計、キヴォトスでも売ってるんだなって。父さんがいつも使っている腕時計と同じだったから少し気になってね。」

 

「……そうですか……私もこの腕時計は気に入っていましてね。」

 

「やっぱり使い勝手が良いんだな。確か数字盤を開けることが出来て、そこに何か入れることができたはず。」

 

「……そうなのですか……それは知りませんでしたね……買った時、教えられてませんでしたので……」

 

「知らなかったのか。父さんは家族全員で撮った写真が入ってたな。」

 

「…………………」

 

「どうした?」「いえ………それならば私も同僚と撮った写真でも入れましょうかね……クックックッ……」

 

 そうして黒服さんは契約書を確認する。

 

「はい、これで確認できました。研究の日時はおいおいお伝えします。」

 

「分かった。じゃぁまた今度な。」

 

 黒服さんが立ち玄関へ向かう。

 

「……黒服さん。」「どうしかしましたか?」

 

 俺は扉を開けて帰ろうとする黒服さんを呼び止める。

 

「…研究でなくてもいつでも来ていいですよ。」

 

 なぜか俺の口はそう告げた。

 

「……………分かりました………では余裕が出来たら暇をつぶしに来させてもらいましょうか。」

 

 黒服さんは少し考えた後俺の言葉に肯定を返す。

 

「じゃぁまた!」「ええ、ではまた。」

 

 そうして黒服さんは事務所を出ていった。

 

「……………何で俺黒服さんに父さんの面影を感じたんだろうな……」

 

 俺のつぶやきは静かになったオフィスに消えていった。

 


 

 コツッコツッ

 

 ブラックマーケットの薄暗い道を黒いスーツを着た異形の人物が歩いていた。

 

「……私はもう、心は捨てたはずなんですがねぇ……クックックッ……」

 

 その黒い異形は身につけている腕時計を操作する。

 

 パカッ

 

 腕時計の数時盤が開く。そこには

 

 四人の人間が笑顔を浮かべ寄り添っている写真が入っていた。

 

 夫婦だろうか、若い大人の男女とそれに身を寄せる男の子と女の子だ。きっと家族の写真なのだろう。

 

「クックックッ……」

 

 黒い異形は笑っていたが貼り付けたような笑顔だったはずの口元の口角は下がっていた。




実は仕事が始まりましたので(新卒)更新頻度が少し落ちるかも?ご了承ください。
前回のタイトルの割にはなんかどんよりしてますね。なぜでしょうか?
良ければ感想とか書いていってください。三交代制ですが頑張りますので。(強欲の壺)

ブラックマーケットでの日常回も欲しい?もしほしいならどの学園の後が良い?

  • 欲しい!ミレニアムの後
  • 欲しい!百鬼夜行の後!
  • 欲しい!トリニティの後!
  • 欲しい!ゲヘナの後!
  • 欲しい!ワイルドハントの後!
  • 欲しい!山海経の後!
  • 欲しい!その他の学園の後!
  • 要 ら な い ☆
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