銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!!   作:オーバジン

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今回はヒョウ君の実家のお話です♡
良ければ見ていってください。


ヒョウの安心できる場所

「大将!来たぞ!久しぶりです!手伝いに来ました!」

 

「おう!一週間ぶりか?よく来たな!じゃぁ早速厨房に入ってくれ!」

 

「分かりました!」

 

 俺は現在実家、及び大将のお店に手伝いに来ている。

 

「仕込み、どこまで進んでますか?」「後はトッピングを用意するだけだ。頼めるか?」

 

「分かりました!」

 

 エプロンに着替えた俺は大将の指示通りチャーシューや煮卵、ネギを切って用意している。大将はスープを煮込んでいる明日の分の仕込みも始めているのだろうやっぱり大将は手際が良い豚骨のいい匂いがしてきた。

 

「ヒョウ君」「どうぞ。」「ありがとう。」

 

 俺と大将は少しの言葉で意思疎通をする。一年も一緒に厨房を張っていたのだこのぐらい容易だ。俺はこの時間が好きだ会話がなくともお互いに意思が通じ合っていると感じることができるからだ。

 

 ガラガラガラ!

 

「いらっしゃいませー!!」

 

 そうこうしているとお客様がご来店だ。この時間帯は常連さんこないはずだから新規のお客様かな?

 

 視線をそちらへ向けると、

 

「あれ?ヒョウ君じゃーん♪」「ここの店員なの?」

 

「あれ?カヨコにムツキ?ということは…」

 

「あ……あなたは!」「ど、どうしますか!?始末しますか!?」

 

 高そうなコートに長めの赤い髪そして紫がかった髪で軍服のような服を着た目が逝ってる少女。

 

あ?

 

「待って待って!?敵対する気はないから!」

 

 ハルカの言葉に俺は圧を掛ける、するとムツキが慌てて待ったをかける。

 

「そ、そうよ!ごめんなさい…ハルカは少しあの戦いの後から警戒をしていて…」

 

「……まぁ、それもそうか…すまんな。最近俺もいろいろな事があって少し気が立っていた。」

 

 アルもすかさずフォローする。たしかに俺も過剰に反応しすぎたか。

 

「す、すいません!すいません!」

 

「いや、いい。前に会った時は敵同士だったし警戒するのは当たり前だ。俺もそれを失念していたしハルカだけが悪いわけじゃないぞ、むしろアルを守るために言ったんだろ?ならハルカの行動は褒められるべきだ。」

 

 そう言ってハルカの頭を撫でる。

 

「誰かがハルカを批判するなら俺が褒めてやる。」

 

「…あ……ありがとうございます!…えへへ///」

 

 ハルカは気持ちよさそうに目を細めてはにかんでいる。

 

「ねぇムツキ。あれどう思う?」「うーん。ギルティ♪」

 

 おいそこの二人聞こえてるぞ何がギルティなんだ言ってみろ

 

「よかったじゃないハルカ!私もあなたの上司として鼻が高いわ!!」

 

 なぜか嬉しそうなアル。まぁこういうところはアルの良いところでもあるんだろうな。人の喜びに共感できる普通の人じゃ素直にできないことだからな。

 

「ヒョウ君ー!女の子を誑し込むのもいいが早く案内してやってくれー!」

 

「誰が誑し込んでるですか!?いたって普通の事を言ってるだけですが!?」

 

「そうね!なにも間違った事を言ってないと思うけれど?」「「……」」

 

 そうだ!アルの言う通りだ!誰がタラシだ!誰が!おい、何で二人は黙ってるんだ?

 

「まぁいい…四名様だな。四名様席にご案内しまーす!」

 

 そうして俺は便利屋をテーブル席に案内する。

 

「どうぞこちらメニュー表です!ご注文が決まりましたらお呼びください!」

 

「ありがとー♪」

 

 皆はメニューを見ている。

 

「アル様!どうします?」「そうね、せっかくだからトッピングの全乗せでもやっちゃいましょうか!」「いいね~!やっちゃう?」 ガヤガヤ

 

 三人がメニュー表を見て楽しそうに雑談している。

 

「ありがとうヒョウ。」「どうした急に?」

 

 その光景を見ているとカヨコが声をかけてくる。

 

「あの銀行強盗の時にくれたバックのおかげで全員分のラーメンが食べられるから。」「ん?俺は何もしてないんだがな~♪」

 

 カヨコの言葉に俺は分かってない振りをする。

 

「ふふっ♪そうかもね。」「あぁ」

 

「決まったわよ!」「了解しました!」

 

 そうしてみんなから注文を受け取る。

 


 

「お待たせしました!ごゆっくりどうぞ!」

 

 そうして注文の品を届ける。

 

「替え玉が欲しかったら俺に言いな。俺が奢ってやるから!」

 

「いいの!?」「あぁ。」「でも……」

 

「なら、これから世話になると思うからな。便利屋のこれからの繫栄を願って…それとアウトローへの先行投資だ。デカくなって余裕が出来たら俺に奢ってくれ…アウトローを名乗るなら仁義は通してくれよ?」

 

「そう?なら遠慮なく~♪」「ありがとうございます!」「やるね。」

 

「……」プルプル

 

 アルがこちらをキラキラした目で震えながらこちらを見る。

 

「か、カッコイイ!!!」「なら、早くデカくなれよ。」

 

「えぇ!もちろんよ!!必ず完璧なアウトローになって仁義を返すわ!」

 

 そうして俺とアルは固い握手を交わす。

 

「そういえばヒョウ君、仕事はいいの?」

 

「今は常連さんが来る時間じゃないし余裕があるからな。その証拠にお前ら以外客が居ないだろ?」

 

 厨房を見ると大将が親指をグッ!と立てる。大将曰く「自分の息子が誰かと仲良くしてるのを見ると親は嬉しいんだ」らしい。完全に親だな。

 

「そうなんだ~♪そういえばヒョウ君のアルバイトの衣装似合ってるね~♪」

 

「そうか!ありがとな!この服気に入ってるんだ。大将に世話になった時からずっと着てるからな!」

 

 俺のアルバイト服を褒められて嬉しくなって声が上がる。

 

「そういえば常連さんの来る時間じゃないって言ってたけどピーク時は結構来るの?」

 

「まぁ、そうだな。俺が広めてるって言うのもあるがピーク時は満席で外に列ができるぐらい賑わってるぞ。」

 

「そ、そんなに何ですか?」「あぁ、ありがたいことな。良かったらお前らもどんどん利用してくれ。歓迎するぜ!」

 

「わかったわ!柴関のラーメンは美味しいしヒョウもいるからね!」「おう!いつでも歓迎するぜ!」

 

 アルの言葉に大将が答える。大将も嬉しそうだ。

 

「ヒョウ君ははこの店が大切なんだね~♪」「あぁもちろんだ。」

 

 ムツキは俺の表情を見て聞いてくる。

 

「俺の実家でもあるし、それに何よりこの店が温かいからだ。」「温かい?」

 

「あぁ。ここにはいろんな人が来る。普通のお客様から俺に依頼してきた裏社会に足を突っ込んでいる奴まで。そんな正反対の生活をしている奴らがここに来る。」

 

「それ、大丈夫なの?」

 

 カヨコが聞いてくる。

 

「大丈夫だ。ひとたびこの店に入れば、どんな奴でも客になるんだよ。自分の立場なんて関係なく、今日初めて知り合った人たちでもここで飯を食えば皆笑いあって話をするんだ。」

 

「ここは飯屋だが……どんな人でも繋がるきっかけを作れるいい店で、俺の誇りの家だ。」

 

「そうなのね。」

 

「そしてここと大将は俺が命に代えてでも守っていきたいものだ。」

 

「ほんとにこの家が大切なのね。」

 

 アルを始め便利屋と大将が温かい目で俺を見る。ちょっと恥ずかしいな……そうだ!これも言っておこう。

 

「だからお前らもちょうどいいだろ?ここに来れば時々依頼をくれるやつもいるぞ?」

 

「そ、そうなの!?」

 

「あぁ。大体が俺に紹介をされてきた奴らだから仁義に反するような依頼は来ない。アウトローとしての名声も上げやすくなるぞ。」

 

「!!いいの!?」「あぁ、ここは助け合いだ。」

 

「なら遠慮なく利用させてもらうわ!」「ラーメンもちゃんと食ってくれよ!?」「もちろん!!」

 

 そうして俺と便利屋は会話を弾ませる。

 

 これだよこれ、この温かい空間。誰でも繋がることができるこれがいろんな人の笑顔を見ることが好きな大将にできる俺の最大の恩返しだ。

 

 ズガァァァァァァン!!!

 

「「「「!?!?!?」」」」

 

 急に店の外から大きな音が鳴った。まるで何かが炸裂したような音だ。

 

「な、なんだ!?」「て、敵襲ですか!?」

 

 俺は大将の近くに寄り警戒態勢を取る。

 

「ヒョウ君何が起こってるんだ!?」「分かりません。……ですが嫌な予感がする。お前らも警戒してろよ!」

 

「言われなくても!」「こっちは大丈夫だから。ヒョウは大将と自分を優先して。」

 

 そう言われ俺は周りに敵がいないか心音を探り始める*1

 

「周りに敵の心音は聞こえないな……。」

 

 そう俺がつぶやくと

 

 『砲撃よ!避けて!』

 

 ドガアアァァァン!!

 

 虚空からの声が聞こえた瞬間俺は大将をかばうように覆いかぶさる。そして身体がはじけ飛びそうなほどの強い衝撃と熱さが俺の身体を襲った。

 


 

 アビドス教室

 

「前方、半径10㎞以内にて爆発を確認!近いです!」

 

「10㎞以内ってことは……市街地?まさか襲撃!?」

 

「衝撃波の波形的に砲撃による爆撃だと思われます!もう少し詳しく確認します!」

 

 アヤネが機器を使い調べていく。

 

「……爆発位置を確認。市街地です。正確な位置は……柴関ラーメン!?柴関ラーメンが跡形もなく消えています!」

 

「どういうこと!?なんであの店が!?」

 

「憶測は後でも遅くない。まずは手を打たないと!」

 

「そうですね!今わそれどころではありません!!向かいましょう!」

 

「ホシノ先輩には私から連絡します。早く出動を!」

 

 アビドスの皆が準備を始める。

 

「私はヒョウ君に連絡するよ!」

 

「そうね!ヒョウさんに連……ら……くを……」

 

 先生がそう言うとセリカの顔が青くなる。

 

「どうしたのセリカ?」

 

 その様子にシロコが声をかける。

 

「ヒョ……ヒョウさん……今日柴関ラーメンの……手伝いを……するって……」

 

 その言葉にこの場にいる全員の顔が青くなる。全員の頭に嫌な想像がよぎる。

 

 ヒョウはヘイローがなく自分たちには何ともない銃撃でも命取りになる。それは爆発でも同じ。なんなら爆発に巻き込まれる方が生き残る確率が低いだろう。

 

「は!早く行こう!!」「う、うん!」

 

 先生の焦った声に全員準備の速度が上がる。

 

「大将……ヒョウさん……お願い!無事でいて……!!」

 

 セリカの声は皆の準備の音にかき消された。

*1
シアのパッシブ




はい。皆さんお察しの通りの展開なのではないのでしょうか。次が楽しみですね♡
死なないで!ヒョウ君!あなたが居なくなったら悲しむ人が沢山いるのよ!!
次回の話の構成は大体できているので明日出せると思います。(休みだからね)
良ければ気軽に感想とか書いていってください。裸で踊り狂うほど嬉しくなるので(強欲の壺)

ブラックマーケットでの日常回も欲しい?もしほしいならどの学園の後が良い?

  • 欲しい!ミレニアムの後
  • 欲しい!百鬼夜行の後!
  • 欲しい!トリニティの後!
  • 欲しい!ゲヘナの後!
  • 欲しい!ワイルドハントの後!
  • 欲しい!山海経の後!
  • 欲しい!その他の学園の後!
  • 要 ら な い ☆
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