銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!! 作:オーバジン
良ければ見ていってください。
ガラガラガラ!
建物が崩れる煙が立ち込めアルたちの視界を塞ぐ。
「ゴホッ!ゴホッ!皆大丈夫!?」
「うん……なんとかー」「は…はい!私も大丈夫です!」「こっちも一応無事。」
アルの声に他三人が無事を伝える。どうやらかすり傷で済んだようだ。
「よかった……でもいったい誰がこんな事を…?」
「あの砲撃音なんか聞いたことある気がするんだけど?」
「……恐らく……50㎜迫撃砲」
「え!?それって……たしか風紀委員が使ってる……」
アルの疑問にカヨコが憶測を立てる。この砲撃音はゲヘナの風紀委員が使ってる迫撃砲の音と一致していた。
「まさか……私達を狙って!?」「許しません……アル様を傷つけたこと……許さない許さない許さない……」
この迫撃砲はどうやら自分たちを狙ったことに気づいた。ハルカは半ば狂乱したように自身の愛銃を構えこの後来るであろう風紀委員たちの警戒をする。
「ヒョウ君!!ヒョウ君!!しっかりしてくれ!!」
警戒を始めた便利屋たちの耳に切羽詰まった声が聞こえてくる。
「?………っ!?」「た……大将さん!!」
そう、爆撃されたこの店の大将、柴の声が聞こえてきた。そして全員が思い出す自分たちと大将の他にもう一人この場にいたことを。
「ヒョウ!?」「これは……まずいかも!?」
大将の声が聞こえた方に視線を向ける。そこには…
「うそっ……」「っ!!……」「あぁ……」
大将が全身に無数の傷を付け血だらけで倒れているヒョウに呼び掛けている光景だった。
全員が息をのみ言葉を発することが出来ない。
よく見てみるとさらにヒョウの傷の詳細が分かってしまう。
ヒョウの体には切り傷だけでなく火傷、瓦礫の崩壊による骨折で右腕が曲がってはいけない方向にも曲がっている。
「っ!?う……そ…?」
観察眼の鋭いカヨコは気付いた。ヒョウが先ほど挙げたケガの他に致命的な傷を負っていることに。
ヒョウの首に大きなガラス片が突き刺さっていることに。
その突き刺さっている首からは止めどなく血が流れ続けている。
「カヨコ?どう……し……」「そんな…!?」「う……おえぇ」
様子のおかしいカヨコに気付いた他のみんなも気づいてしまう。
むせかえるほどの火薬と嗅ぎ慣れない濃厚な鉄臭い血の匂い。
全員がその事実に嫌でも気づかされる。ハルカに至っては先ほど食べていたラーメンを戻してしまっている。
しかしそれは仕方のないことだろう。ここキヴォトスで殺しはまず起きない。殺しは禁忌なのだ。銃弾で死に至ることのないキヴォトスでここまでの血が流れ、死を感じ取ってしまうこの状況で冷静な方がおかしいと言えるだろう。
「ヒョウ君!!クソッ!!血が止まらねぇ!」
大将の声に全員の思考が現実に戻る。
「だめっ!無理に動かしたら更に出血が加速する!」「大将さん!!」
カヨコがこれ以上出血を悪化させないように大将に注意をして、ムツキとハルカが大将を宥める。
ザッ!ザッ!ザッ!
足音が聞こえてくる。しかも一人じゃない大勢の人数がいる。それも軍隊レベルの数だ。
「追い詰めたぞ!!規則違反者ども!!」
この場に大きな声が響いた。大将と便利屋の視線がそちらの方へ向く。
「今日こそはお前たちを牢獄にぶち込んでやる!」
褐色の肌で長い銀髪をツインテールに纏め大きなマークスマンライフルを抱えた少女がいた。周りには黒い制服を着た少女たちが整列をしている。
「風紀委員会!!そして銀鏡イオリ!!」「どうしてここを爆撃なんて!!」
「お前たちを捕まえるために決まってるだろう!」
「爆撃までする必要なかったじゃない!!」
「仕方ないだろう、認めたくはないがここまでしないとお前たちを捕まえられない。この店が壊れたのは……不可抗力、仕方のないことだ。」
「な!?あなた達、なんてことを言うの!?」「流石にそれはライン越えだね。」
イオリの言い分に便利屋は怒りをあらわにして銃を構える。
「流石に俺も頭にきた。役に立たねえかもしれねえが俺も手伝うぞ。」「大将!?」
さらに大将も奇跡的に無事だった自衛用の銃を構え便利屋の隣に立つ。
「大丈夫だ嬢ちゃんたち。俺は昔、結構やんちゃしてたんだ。心配は必要ない。」「……分かったわ。」
アルは大将の目を見た。そこには
「どうします?イオリさん?」「私達に銃を向けてくるなら誰であれ敵だ。」「了解しました。」
他の風紀委員会の問いにイオリは答える。
「あなた達絶対に許さない…ッ!?」「行くぞ!風紀委員…ッ!?」
戦闘が始まろうとしたその瞬間全員が息を吞む。大将と便利屋を除く全員にとんでもない圧力がかかる。
「な……なんだ!?」「ヒョ、ヒョウ君?」
イオリが困惑の声を上げて狼狽える。他のみんなも突然の圧力に戸惑っている。しかしそんな中、大将がヒョウの方を見る。その大将の声と視線につられて全員がそれの方を向く。
「!?」「な……なんだ……あれ?」
そこには赤黒いオーラのようなものを倒れた体から煙のように出しているヒョウがいた。
万魔殿議長室
「大変よ!!マコトちゃん!」
「どうしたサツキ、そんなに慌てて。お前らしくないな?」
ゲヘナの生徒会、万魔殿の議長羽沼マコトはいつもと違う様子で扉を乱暴に開けた情報部長、京極サツキに問いかける。
「風紀委員会が!」「ん?あいつらがどうした?」
(あいつらは問題を解決する側で問題を起こすような奴らではないはずだが?)
マコトはサツキの口から出てきた風紀委員会という言葉に反応しそんなことを考えながらサツキの次の言葉を待つ。
「風紀委員会の奴らが、柴関のラーメン屋に迫撃砲を打ち込んだのよ!!」
「は?」
「しかもそこにいたヒョウを巻き込んだわ!しかも大将さんをかばって重傷だって…!!」
「……」
「マコトちゃん?」
サツキの言葉を聞きマコトの雰囲気が変わる。
「何をやっている!?風紀委員会のバカどもが……誰に手を出したか分かっているのか!!!」
マコトの怒りの声が議長室に響く。
「サツキ!今すぐ準備しろ!!早く行くぞ!!」「わ、分かったわ!!」
マコトは椅子に掛けていた自身のコートを羽織り扉へと歩き出した。
「はぁ、今日は大変だったわね……」「そうですね。」
ゲヘナへと続く道を二人の少女が歩いている。
一人は低い身長に見合わずとても大きなマシンガンを抱えているフワフワとした長く白い髪をしたキヴォトスで最強と呼ばれる少女、ゲヘナ風紀委員長空﨑ヒナ。
もう一人はメガネをかけ少しおっとりとした雰囲気を醸し出していてヒョウがしゃーっれ奪還の時に知り合った真面目そうな少女、火宮チナツだ。
彼女たち二人は出張から帰っているようだ。
「帰ったら少し休みたいけど……」「あの書類の量ですし帰ったら直ぐに片づけないと今日中に終わらないかと……」「そうよねぇ……」
ゲヘナ最強の少女は髪をシナシナにして嘆く。
ピピピッ!ピピピッ!
「委員長、お電話が鳴っておられますよ?」「あら?確かに鳴ってるわね。」
ピッ!
「もしもし、どうしたの?」『委員長?一小隊が迫撃砲を使ってますが今日って訓練ありましたっけ?』
風紀委員の一人から電話がかかり、そう告げられる。
「なにそれ?知らないわね……」『他自治区に向けって撃ってるけど大丈夫なんですか?』「!?!?!?」
『アコさんが指揮を取ってたけど……』
「どこの自治区に言ってたの!?」『え?たしか……アビドスの方だったかな?』
「分かったわ!ありがとう!」
ピッ!ヒナは電話を切る。
「チナツ!早く行くわよ!」「わ、分かりました!」
二人は急いで走り出した。
何が起きた?とっさに大将をかばって……あれ?体中が痛ぇ…焼けるようだ。いや?焼けてんのか?チッ!分かんねぇ。
「……………!」「……………会!……………」
なんだ?誰かが話してる?……と言いうより怒鳴っている?
……………そうだ…ここを爆破されたんだった……………誰だ?……誰がやりやがった?
俺の中から赤黒い何かが湧き出てくる。
「風…委…そ…銀……イオリ!!」「どうして……爆撃な……て!!」
イオリ……そいつか?そして恐らく風紀委員会?そいつらか?そいつらがやったのか?
さらに俺の中から何かが出てくる(こ……せ!殺せ!)段々と耳が聞こえるようにもなってきた。
「この店が壊れたのは……不可抗力、仕方のないことだ。」
は?……こいつ今なんて言った?仕方がなかった?不可抗力?
ブチッ!!
その時俺の中で何かが切れた。
許さない……許すな……あいつらを……
ハハ……どうやら死にたいらしいな……いいだろう……思う存分殺してやろうじゃないか♪
貴様らは既に……マークフォーデスされている……ハハハ…
そうして死神は目を覚ます。
皆さん安心してください。この戦いで誰かが死ぬことはありません。安心してください!
それともう一話焦らしますごめんなさい。あぁ、楽しみになってきたぁ~~♡♡
良ければ気軽に感想とか書いていってください。俺の癖がさらに強固になるので。(強欲の壺)
ブラックマーケットでの日常回も欲しい?もしほしいならどの学園の後が良い?
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欲しい!ミレニアムの後
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要 ら な い ☆