銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!! 作:オーバジン
パヴァーヌ全話、復習しながら読みながら書いております。
良ければ見ていってください。
「……大丈夫なの?アリスちゃんを生徒として偽装するなんて。」
「「大丈夫」の意味を確認……「状態が悪くなく問題が発生していない状況」のことと推定、肯定します。」
「「……」」 「いやいや、肯定できないって!!この口調じゃ絶対疑われるよ!!」
アリスをゲーム開発部に入部させる……
ともかくこのままだと怪しまれて大事にになっちまうな……*1
「やめとこう!?これは無理だって!!」「これは私も少し厳しいと思うな……」
「でも、今更やめるっていう選択肢の方が無理だよ。何としてでも私たちのゲーム開発部を守らなきゃ……」
「そうしないと、ユズの居場所が……寮に戻る訳にはいかないし……。」「そう、だったね……。」
モモイがそういったとたんロッカーが少し動いたような気がした……やっぱりロッカーの中にいるのか?……空気の流れも少し変だし……。
「服装はヒョウの上着から私の予備に着替えさせたし、あとは武器と……学生証だね!学生証については私の方で何とかするから。」
「ミドリはユズと二人でアリスに「話し方」を教えてあげて。」
「は、話し方?」
「このままだとミドリがさっき言った通り、ユウカに疑われるだろうからな。」
「その通り!ただでさえ「友達もいないあなた達に、新しい部員の募集なんてできるはずない」って言われてるし……」
「もし、なにかの拍子に「本当にゲーム開発部なのか」って聞かれて、さっきみたいな機械的な返事をしたら……全部台無しになりかねないし。」
「……はぁ。仕方ない、やれるだけやってみるよ。」「よし、じゃあ任せた!」
「ちょ、まっ……!」「よろしくー!」
そう言ってモモイは扉を開けて走っていった。……ミドリに丸投げかよ……姉としてそれはどうなんだ?
「うーーん……」「???」
「あ、えっと……アリス、ちゃん?」
「肯定。本機の名称、アリスです。」「……自己紹介をするのは良いが……なんで俺の足の上に座っているんだ?」
「????」「いやそんな「何を言ってるんだ」みたいな顔をしてないでな?」
「そういうヒョウ君は何でアリスちゃんの頭を撫でているのかな?」「????」
「……君たちそっくりだよ……」「髪色とか、今の二人の雰囲気も似てるから、親子って感じがしますね……良い……」
「いや……撫でやすい位置に頭があったから……つい……」「♪」
なぜかアリスは胡坐をかいて座っている俺の足の上にちょこんと体育座りで収まっている。身長差的にアリスの頭がちょうどいい位置にあり思わず頭を撫でてしまう。アリスも俺に頭を撫でられて目を細めて気持ちよさそうにしているから嫌ではないのだろう。なんだこの娘可愛いな……。ジュンコちゃんに次いでかわいいんじゃないか?
「ここが本機、アリスにとって落ち着く場所だと感じたからです。」「そうか……らしいぞ?」
「うん……もうそれでいいとおもうよ……」「そうですね、尊いですし。」「ミドリちゃん!?」
落ち着くのなら仕方ないか……そうだよな……急に目が覚めて知らないところに連れてこられたら不安になるよな……だが、落ち着く場所が俺の足の上なら喜んで差し出そう。可愛いしな、この娘。
「それにしても話し方かぁ……よく考えると、どうやって習得するんでしょうか?」
「ふむ……話し方や言語の習得は普通に生きて育っていたら自然に習得していくものだからな……先生なんか無いか?教師でしょあんた。」
「ヒョウ君も大概、急に振ってくるよね……まぁ、いつもの事だけども、そうだねぇ……。」
先生はあごに手を当てて考える。
「うーん……最近では普通の会話以外に、動画やそういう教育用のプログラムを聞かせることもしるって聞いたね。」
「そうですか……うーーん。子供の教育プログラムって、インターネットに落ちてるのかな……。」
そういってミドリはパソコンのキーボードを弾き始める。
「最近は教育用のプログラムなんてものもあるんですね~。便利な世の中っすね。」「そうだねぇ……私が子供の頃はパソコン自体あんまり触らなかったからね……………今のは忘れて……」
「あんま使ったことないって先生……何年うm……」「わ す れ て」
「っす……」「……ヒョウには女性に年齢の話がタブーということを教えなければいけませんね……はぁ…」
俺の消え入りそうな声にクロナは何かを呟いた。
(キョロキョロ)「どうした、アリス?」
「?正体不明の物を発見、確認を行います。」「これは……雑誌?」
アリスは部屋を見回すと何かを見つけそれを取ってまた俺の足の上に座った。そのアリスの手には雑誌が握られていた。よく見ると表紙にはゲーム特集と書かれている。
「ん?あっ、そ、それはっ!?」
ミドリはその雑誌を見て焦ったように言葉を言う。
「えっと……ちょっと恥ずかしいけど、実はその中に、私たちが作ったゲームが載ってるの。まぁ、すごい酷評されちゃったんだけどね。」
「その作ったゲームってのはユウカが言ってた『テイルズ・サガ・クロニクル』か?」
「そうですね。」「その『テイルズ・サガ・クロニクル』はどんなゲームなんだ?」
「えーっと…RPGですね。」「なら会話は多いか……。」
「なぁアリス。このゲームやってみないか?」「ヒョウさん?」「???」「なるほど、ヒョウ君考えたね。」
言語の取得は何も生活と教育だけじゃない。遊びでも習得することが出来る。しかも『テイルズ・サガ・クロニクル』はRPG、会話をして進めていくゲームだからちょうどいい。
「ここまでのヒョウの言動の意図、完璧には把握しかねます。しかし……肯定、アリスはゲームをします。」
アリスは俺の言葉に、にっこりと笑った。
「ほ、本当に!?」「なら俺もいいか?久しぶりに俺もゲームやれたくなってきた。」
「ヒョウさんも!?ちょ、ちょっと待ってて、すぐにセッティングするから!」「別に急がなくてもいいからな。」
ミドリは慌ててゲームの準備をする。転ぶなよー……ほんとに。見た感じS●itchみたいに見えるな。
「よし、準備完了!」「アリス、ゲームを開始します……」
そうしてコントローラーを握りゲームを起動する。軽快な音楽と共にテキストが流れ出す。
「タイトルから分かる通り、このゲームは童話テイストで、色彩豊かな王道ファンタジーRPGなの。」
「ほーん王道ファンタジーねぇ。」
ファンタジーなら結構無茶な設定でも良いはずだが……シナリオがクソ認定されたのはなんでだろうか?
『コスモス世紀2354年、人類は劫火の炎に包まれた……』
「……?」「うん?」
はて……?王道ファンタジーのはずだが何かSFのような文が出てきたんだが??アリスも困惑してるぞ?人類が居ないって言うのはまぁ分かるが……コスモス世紀2354年ってなんだよ……恐らく多分きっと王道ファンタジーで出てくるような年代じゃないぞ??
「えっと、王道とはいってもいろんな要素を混ぜてたりするんだけどね。トレンドそのままでも古臭くなっちゃうから。」
……まぁ、理にはかなってるか……王道ファンタジーって言われていきなりSF要素出てきたら確かにインパクトがあるか。
『チュートリアルを開始します。まずはBボタンを押して、武器を装着してください。』
「Bボタン……」
『ドカーーーン!!』
「???」「は??」「え??」
『GAMEOVER』
「!?!?」
なんとボタンを押した瞬間、画面内のキャラクターが突如爆発した。そして赤文字でゲームオーバーと出てきた。俺と先生は急な展開に驚きの声を上げる。アリスも俺の足の上で困惑している。……確かにBボタンを押したよな!?
「あははははっ!」
俺たちが困惑しているといつの間にか戻ってきていたモモイの愉快そうに笑い声が聞こえる。
「予想できる展開程つまらないものはないからね!本当は指示通りじゃなくて、Aボタンを押さなきゃいけないの!」
……?チュートリアルとは?……Hey!脳内コトリ、チュ-トリアルについて説明を求む!
『お任せください!チュートリアルとは、英語の”tutorial”から由来しており、広く言うと「初心者向けのガイド」の意味であり、新しいソフトウェアやシステムの基本的な使い方や操作方法を教えるための指導書を指します!具体的に言えば、初心者が効率よくその機能や操作を習得するための、初期設定ガイドや教材のことです!』
サンキュー脳内コトリ!
『はい!また説明が必要ならいつでも呼んでください!』
とりあえず俺の脳内コトリがチュートリアルについての説明を終えたところで振り返ってみよう。
初心者が効率よく操作を取得する……表記と違うボタンを押さないといけない……×
うーん……根本からダメみたいですね……
「学生所を作りに行ってたんだけど、遅い時間だから誰も居なかったの。だからまた明日行く!」
まぁもう外暗いもんな。
「それはさておき、改めて見てもこの部分はちょっと酷いと思う。」「先生も『そうだそうだ!』と言っています」「ヒョウ君?私そんなこと言ってないよ?」
「も、もう一度始めます。再開……テキストでは説明不可能の感情が発生しています。」
そういうアリスの顔は「ムッ」っとした顔になっている。あんな理不尽押し付けられたらそうなるわな……
そしてアリスはゲームを進めていく……あ、やられた……なんでスライムが銃を使うんだ?百歩譲って銃を使うのは良いだろう触手みたいにすれば使えそうだもんな……。でもこういうRPGの初見殺しは後半に持ってくるもんじゃないのか?
「思考停止、電算処理が追いつきません。」「大丈夫か?アリス。」
俺の足の上でプルプルと震えるアリスに向かって心配の声を掛ける。
「……リブート、再開します。」「おぉ……強いなアリスは……俺も楽しませてもらおうかな協力プレイだ。」
「理解、ともに頑張りましょう。」「おう!」
アリスを見ていると俺もやる気が出てきた。久しぶりのクソゲーだ血が沸き立つ……。元はアリスの言語の教育のためということ忘れては無いからあくまでアリスがプレイをして俺は詰まったらアイデアを一緒に考えるというスタイルをしようかな。
「アリス、そのスライムが持っている銃は拳銃だから射程距離が短いはずだぞ?」
「!理解。接近しすぎないようにプニプニを排除します。」「がんばれアリス。」
「そう、まさにこれ!親子で諦めずに繰り返し挑戦して、試行錯誤の末に答えを見つける!これぞレトロチックなゲームのロマンだよ!」
……拳骨入れてやろうかな、この桃色。あと、誰と誰が親子だ……。まぁ頑張るか。
☆ 2 時 間 後 ☆
「なんだこれは……どうなってるんだ……うぅ……頭が理解を拒んでいるぞ……!?」
「だ、大丈夫、ヒョウ君?か、顔色がとんでもないことになってるよ?」
「……電算処理系統、および意思表示システムに致命的なエラーが発生。」
「頑張れアリス!ここさえ乗り越えれば待望のクライマックスだよ!」
俺とアリスはこの『テイルズ・サガ・クロニクル』を2時間ぶっ続けでプレイをしている。そして俺の脳とアリスの思考回路は次々と出てくるクソシナリオにこんがりと焼かれてしまった。
「なんなんだ……?「『植物人間なので、女性に対して話しかけることが出来ません』って……先生、この登場人物は何を言ってるんだ?こいつは日本語を喋ってるのか?」
「??????」
「こ、ここは『植物人間』じゃなくて『草食系』なんです……お姉ちゃんが『草食系』っていう言葉を思い出せなくて。」
「質問。なぜ母親がヒロインで、実は前世の妻で、さらにどうしてその妻の元に、子供の頃に別れたきりの腹違いの友人がタイムリープを!?……そもそも「腹違いの友人」という表現は辞書に存在しな……」
「エラー発生、エラー発生!」「やめろアリス!考えるな、死ぬぞ!!」
なんだよ腹違いの友人って……ヒロインも属性過多過ぎるだろ……倫理観はどうなってるんだ、倫理観は……ここキヴォトスだったわ……そうか……キヴォトスで家族でのアレは合法なのか……*2
「リブート……プロセスを回復……ふぅ……」
「これが、ゲーム・・・再開します。」「……俺も弱音を吐いてる場合じゃないな……やってやろうじゃねぇかこの野郎!」
俺たちはゲームを再開する。
☆一 時 間 後 ☆
「こ、ろ、し、て……」「焼き鳥食いてぇ☆」
俺たちは燃え尽きたぜ……今までのどの戦闘よりも苦しくて、辛くて、理不尽だった。今はただアリスを愛でよう……
「すごいよ二人とも!開発者の二人が一緒とはいえ、3時間でトゥルーエンドなんて!」
「それもそうだけどアリスちゃん。」「そうだね、喋り方のパターンがどんどん多彩になってきてるよ!!」
「勇者よ、汝が同意を求めるならば、私はそれを肯定しよう。」
…………せやろか?なんか変な方向に行ってる気が……。
「ゲームからそのまま覚えたせいで、ちょっと不自然かもだけど……。言葉を羅列してた時よりかは、かなりマシだと思う!」
確かにあの時よかマシか……
「と、ところでその二人に聞きたいんだけど……ちょっと緊張するけど……」
「私たちのゲームどうだった!?面白かった!?」
「「……………」」
ミドリが緊張したようにしていたがそう聞いてきたので俺とアリスは顔を見合わせる。どうやら言いたいことは同じようだ。
「「説明不可」できねぇ」
「え、ええっ!?なんで!?」
「……………まぁだが……」「類似表現検索……ロード中。」
「も、もしかして悪口を検索してる……?そんなことないよね?」
俺たちの様子にミドリとモモイは不安そうだ。
「……面白さ、それは、明確に存在……」
「おぉっ!」
「プレイを進めれば進めるほど……まるで別の世界を旅しているような感覚……」
「夢を見ているような、そんな気分……もう一度……もう一度……」ポロっ……
……泣くのは予想外だな……
「俺からは……確かにこれはクソゲーと言えるだろう。」
「う……」
「だが……見たことのない展開、予想外の敵の行動、かなり作りこまれた戦闘描写……かなり新鮮で面白かったぞ。唯一性がダントツで頭一つ抜けてるし何よりゲーム愛が伝わってくる良いゲームだ」
「おおっぉ!!」「そう言ってくれる人は初めてです……!」
「しかもアリスは泣くほど感動的だったらしいし!」「い、いくらなんでもそれは……というかこのゲームはギャグよりのRPGはずだし……」
「ありがとう二人とも!その辺の評論家の評価よりも、アリスの涙と、その誉め言葉の方が100倍嬉しいよ!!早くユズにも教えてあげたい……!」
「ちゃ、ちゃんと全部見てた。」
その声が聞こえたと思ったら、ギギー、と音を立ててロッカーが開く。人の気配がすると思っていたロッカーから。長い赤髪を揺らしながらその少女は出てくる。
「ろ、ロッカーが勝手に!?」「お、お、お化け!?」
2色双子は何やら大層驚いている。え?モモイが言ってた部長のユズって奴じゃないのか?
「落ち着いてミドリちゃん!ゲーム機を投げちゃだめだよ!!」「プライステーション投げちゃダメ!そろそろ壊れちゃうよ!」
「……」
すると姿がはっきりとしてくる。……赤髪か……。
「あれ?ユズ!」
「ユズちゃん、あれだけ探しても見つからなかったのに!いつからロッカーの中にいたの?」
「え?最初からロッカーの中に居たくないか?」
「き、気づいてたんですか?」「あぁ、人の気配に敏感なもんで。」
確かにうまく気配は消そうとできていたが。しかし同じ部員の2色双子は気づいてあげるべきじゃないのか?
「あ、二人は初めましてだよね。この人がゲーム開発部の部長ユズだよ。」
モモイがそういうとユズちゃんが近づいてくる。なんだ?人見知りじゃないのか?
「えっと、あの、その……」
「あ、あ、あ……」
「「あ……?」」
「……ありがとう。」
そう顔を真っ赤にして俺とアリスに感謝を述べる。
「ゲーム、面白いって言ってくれて……もう一度遊びたいって言ってくれて。」
「泣いてくれて……本当にありがとう。」
「……」「?」
「面白いとか、もう一度とか、ゲーム愛と……そういう言葉が、ずっと聞きたかったの。」
そう小動物のような雰囲気でユズちゃんは言った。俺はこう思った。
(この娘は守らなければ……!)と、心の底からそう思った。
三交代制の仕事、思ってたより身体に来ますね……鍛えなければ……身体を……。
アリスちゃんカワイイヤッター!
良ければ感想とか書いていってください。(強欲の壺)
ブラックマーケットでの日常回も欲しい?もしほしいならどの学園の後が良い?
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欲しい!ミレニアムの後
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欲しい!百鬼夜行の後!
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欲しい!トリニティの後!
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欲しい!ゲヘナの後!
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欲しい!ワイルドハントの後!
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欲しい!山海経の後!
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欲しい!その他の学園の後!
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要 ら な い ☆