銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!! 作:オーバジン
良ければ見ていってください。
トリニティの路地裏を一匹の猫と、一人の人間が駆ける。
ガシッ!
「ニャ!?」
猫が跳ねた瞬間、男が猫を空中で捕まえる。
「はいはーい、大人しくしましょーねー。」「ニャ―!」
猫は男に掴まり抗議の声をあげる。
「全く……ことごとく逃げ回りやがって、めんどくさいったらありゃしねぇ……」
「ニ゛ャッ!!」
ガリッ!!
「痛ってぇ!?」
捕まった猫は暴れて男……新城兵の手を引っ掻く。引っ掻かれたところから血が出るがヒョウは猫を離さない。
「っ~~~…てめっ、やりやがったな…!」「ニャ~♪」
猫は自分を捕まえた人間に一発やり返しができて満足したらしく、先ほどとは違い大人しくなる。
「はぁ……大人しくしてくれるならもういいんだが……」「ニャ!」
「うん!?」「ニャ~♪」
ヒョウが大人しくなったと思いほんの少し力を緩めた瞬間、猫はヒョウの手の中から脱出してヒョウの頭の上に乗り満足そうな声を出す。
「……はぁ……もういいや……」「ニャニャ~♪」
猫と追いかけっこしていたこともあり体力を消耗していたヒョウは頭にのしかかる重さを許容することにした。
「乗っててもいいが落ちんなよ?足滑らせてもキャッチしねぇからな?」「ニャニャ!?」
ヒョウはそう言って歩き出す。
「今からお前を飼い主のところに連れ戻してやるからなー」「ニャ?ナ~ゴ♡」
ヒョウが何故猫を捕まえてたのかは、依頼である。
飼い猫が迷子になってしまったから探してほしいという依頼が来たのだ。
「戦闘以外の依頼が久しぶりだったから意気揚々と受けたは良いが……正直こっちの方が疲れるな……」
猫の人間とは違う不規則な動きや、狭い道をヒョイヒョイと駆け抜けていく体の小ささと身軽さに翻弄されていたのだ。
「一年前ならもっと早く捕まえれてたはずなんだが……身体がデカくなるのもメリットだけじゃないんだなぁ……」
ヒョウは一年前の自分の身軽さを思い出す。
今でも身軽といえば身軽なのだが身長が10㎝近くも伸びたのでそれ相応に体重も増えている。といっても48.2㎏から56.7㎏になっただけなのだが。
今までするすると通り抜けられていた場所も頭を下げないといけなくなった場所もある。
それに潜入系の依頼も少し厳しくなってきた身長が高いといやでも目立つ、以前よりもバレる確率が上がってきた。
「まぁでも……対応できてるし別にいいか。」「ニャニャ?」
「お前はのんきでいいな……」「ニャ~♪」
迷いネコは俺の悩みは関係ないとばかりに俺の頭の上でのんきに鳴き声を上げている。まぁ他人事だしな、それも猫だし関係ないよなぁ。俺はあまり頭を揺らさずに歩く。飼い主には連絡を送っている。
この迷いネコが俺の頭に乗ってる写真を送ったら、
『表情を見るにあなたに懐いてそうなので少しだけ街を見せてあげてくれませんか?』
『この子、もともと箱入り娘系の猫であまり外に出たことが無かったんです、外に興味を持ってくれるのは嬉しいので少しだけお願いできますか?』
と返事が返ってきた、そう言われると断れるわけないじゃねえか……
ということなのでトリニティの街を頭に猫を乗せたまま歩いている。
周りの目は気にしない気にしない。
そうして俺は近くの裏道に入る。
「…………」「ニャァ?」
そこで立ち止まる、頭の上の猫が疑問の声を放つが気にしない。
「さっきから俺を見てるやつ、いい加減出てきたらどうだ、さっきから視線がうっとおしいんだが?」
「……バレてましたか……」
おれがそう言うと物陰からピンクの髪の少女が出てくる。
「俺に何か用か?」
「たまたま、手から血を流している人を見てしまったので気になって。」
「手のケガ?……あっ…」
痛みがあまりなかったからかこの生意気猫に引っかかれて流血してるのを忘れていた。
「結構血が出ている気がするのですが……ほんとに気づいていなかったんですか?」
「まぁ……はい……」
あまりの正論にグゥの音も出ない。
「見せてください、止血して処理しますので。」
「え、そこまでしてもらわなくとも……」
「いえ、医療従事者として見逃せません、このままほっとくと細菌が入って膿んでしまうかもしれません。」
「あ、おぉ……それなら頼む……」
そうしてその子は俺の手を見て処置をしていく。
「そう言えば、君、名前はなんて言うんだ?」
「私は、救護騎士団所属の鷲見セリナです。」
救護騎士団……確か聞いた話によると壊して直すがモットーの部活と聞いていたのだが……今、俺の治療をしてくれているセリナを見るとそんな風には見えない。
「俺は新城……」「新城ヒョウさんですね」
「俺の事知ってんのか?」
「前にシャーレの当番に行ったときにヒョウさんの姿を見たことがありまして、先生に名前を聞きました。」
そうか、確かに俺は結構先生の手伝いに行くから見られててもおかしくないか。
「そうか。」「そうですね……治療、終わりました。」
「お、ありがとな。」「はい、今度はちゃんと治療してくださいね?」
「いや、このぐらい……」「治療してくださいね?」
「はい……」「それでいいんです。」「ニャ……」
有無を言わさない圧によって黙らされた、猫も少しおびえてるぞ?
「へー、そんなことが。」「あぁ、あんときは少し大変だった。」
特に用事もないのでセリナと二人で雑談しながら歩いている。
「それにしてもその猫さん、ヒョウさんに懐いてますよね。」「そうだなぁ……おかしいなこいつに引っかかれたはずなんだがなぁ……」「ナーゴ♡」
セリナが増えて散歩していてもこいつはのんきに俺の頭の上で気持ちよさそうに鳴いている。
「結構動物に好かれるタイプなんですか?」「うーん、ペットが沢山いるからもしかしたらそうかもしれん。」
「そうなんですか!一度見てみたいですね。」
「なら今度俺の事務所に来てみるか?」「いいんですか?」
「あぁ、歓迎するよ。」「では、また今度お邪魔させてもらいますね。」
俺のペットたちに興味を持ってくれるのは嬉しいな、あいつらも可愛い子たちに愛でられると機嫌よくなるしな。
そうして歩いていると、
「!!ニャァ―!」
「ちょ!?おい、どこ行くんだ!?」「あ!猫さん!?」
急に頭の上に居た猫が飛び出していった。そのあとを俺とセリナは追いかけていく。
「ニャーン♡」「あら?この猫さんは?」
猫に追いつくと、知らない少女の胸に飛びついていたその。その少女は美しく長い銀髪にシスター服を着た少女だ、うーんセリナもそうだがかなりの美少女だな。
「あなたは……」「知ってるのか?セリナ?」
「はい、トリニティではかなり有名なので。」「そうなのか?」
「私は歌住サクラコ、シスターフッドの部長を務めております。よろしくお願いします。」ニコッ
「俺は新城兵、何でも屋ソラスIMCを運営している。こちらこそよろしく。」ニコリ
俺は笑顔のサクラコに笑顔を返し握手をする。
「……」「どうした?セリナ?」
なぜかセリナは顔を引きつらせている。どうしたんだろうか?
「どうかされましたか?」「いえ……なんでもないです……」
本当にどうしたんだセリナは何で顔を青くしてるんだ?
「ンニャ~♡」「可愛いですねこの子♪ヒョウさんのところの子ですか?」
「いや、その子は依頼で探して少しの間面倒を見てくれないかと頼まれたから俺が見ていた。」
「そうなのですね」
そう言ってサクラコは自分の腕に丸まっている猫を撫でている……何だろう、めっちゃ絵になってる。猫を愛しむように撫でるその姿は、シスター服ということもあって、聖女に見える。正直目を奪われたね。
「……それにしても懐いてますね。」「そうですね、私はあまり動物に好かれる方ではなかったのですが。」
猫はサクラコに撫でられ安心しきった顔をしている。
「この表情を見たら、無理に起こすことは出来んな……どうしようか……」「そうですね……」
俺たち三人はどうするか考える。
「……そうだ、お二人が良ければなのですが。」
「シスターフッド保有の教会で『お話』しませんか?」ニコッ
「ヒュッ……」「あぁ、いいぞ。」
うん?息を飲む音が聞こえたがどうしたのだろうか?
「ほんとどうしたセリナ?」「……大丈夫です……いえ……いいのですか?ヒョウさん?」
「何がだ?」「いえ、サクラコさんは『お話』って……」
「?話をするだけだろ?」「そうだと思うのですが……最悪私がどうにかすればいいですね……なんでもないです、行きましょう。」
「そうか?なら行くか。」「ではこちらです。」
そうして俺とセリナはサクラコの後をついていくのであった。
「ここがシスターフッドの保有している教会です。」
「ほえ~~、でっかい、んでもって綺麗なところだな。」
サクラコの後についていって着いた場所には大きな教会があった。教会の中には数人のシスターもいる。
「今は少し他のシスターたちは『用事』で出払っているので少ないんですよ。」「なるほど、どうりで教会の大きさのわりに人が疎らなんだな。」
「こちらが応接室ですどうぞ。」
俺たちはそう言われ部屋に入ってソファに座る。
「どうぞお口に合いましたらいいのですが。」「おぉ、ありがとな。」「どうも……」
少し前の俺のように頭に猫を乗せたサクラコが紅茶とお菓子を持ってくる。
「何から話すかねぇ?」「そうですね……」
「そう言えばヒョウさんは何でも屋さんを運営してるんですよね。」「そうだな……」
「んじゃぁ俺が今まで依頼で行った所であった事とか語ろうかね。」
「いいですね!」「それは面白そうですね。」
「なら始めは、俺が初めて受けた依頼の話をしようかな。」
そうして俺は今までにあった事を話していく。
「……みたいなことがあってな。」
「そんなことが!?」「それは……フフッ……面白いですね……フフフ…♪」
そうして俺が今まであったことを語りながらそれを肴に三人は紅茶やお菓子を楽しむ。
「……少し……悩みを聞いてもらってよろしいでしょうか?」
俺の話が少し落ち着いたときサクラコがそう切り出す。
「どうかしたのか?」
「ありがとうございます、実は……」
そうしてサクラコは悩みを語っていく。
「……そんな事があり、なぜか、私は勘違いされやすくて」「ふむ……勘違いされやすいねぇ……」(あれ?もしかしてサクラコさんって……)
「笑顔を向けただけで避けられるか……ちょっと笑ってみてくれないか?」
「は、はい」ニコリ(いつもの暗黒微笑風)
うーん、美人のいい笑顔なんだがなぁ(?)
「……いや、普通にいい笑顔だと思うんだが……なんでだろうな?」「全く分からないのです。」
俺とサクラコは考え込む。
「……あの……正直に言っていいですか?」「どうぞ?」
そうこうしているとセリナが言いたい事があるらしくそう言う。
「正直に言ってしまうと、笑顔が怖いです」「怖いのですか!?」
「そして言い方に何か含みがあるように感じられます。」「含み?」
セリナの言葉に俺は疑問を持つ。
「ヒョウさんはあまり感じなかったようですが……他の人から聞くと別の意図があるんじゃないかという風に聞こえてしまいます。」
「現に少し前サクラコさんがおっしゃった『お話』という言葉……サクラコさんの表情も相まって……何か裏があるんじゃないかと誤解を招く可能性がありました。ヒョウさんがいなければ私も何か理由を付けてお誘いを断っていたかと思います。」
マジか……というか顔を青くしてたのって勘違いしてたからなのか!
「なるほど……俺は気づけなかったが……そうらしいぞ?」
「そう……なのですね……」ズーン……
それを聞いたサクラコは目に見えて落ち込む。
「俺はカワイイとしか思わなかったんだがなぁ」
「え!?////」「え」
俺がそう言うと二人は『え』と声をあげる。なんかおかしなこと言ったか?
「いや…実際そうだし……というか結構好みだし。」
『!?!?』
さっき言ったようにサクラコは結構俺の好みだったりする。俺が出会った人物での中の好みはサクラコとマコトだ、だってねぇ二人とも顔がいいじゃないか!そして美しい銀髪!もう俺の好みにぶっ刺さったぞ!刺さりはしなかったが他に琴線に触れたのは確かナグサだな。
「まぁこの話は置いといて、このままだとさすがに可哀そうだよなぁ……そうだ!」
俺はいい案を思いつく。
「流行りってのに乗っかってみるか」『流行り?』
「話を聞く感じ、サクラコは親しみやすさが足りないんじゃないかと思うんだよな。」
「親しみやすさ、ですか。」
「あぁ、サクラコはこのシスターフッドの長をしていているから、かなり厳格で取っ付きにくい人っていう認識をされてるんじゃないかと思った。」
「だから流行りを学んで、話しかけやすい人と認識を変えればいいんじゃないかと俺は考えた。」
「認識を変える……なるほど!」
サクラコも俺の言いたいことを分かってくれたようだ。
「という訳でセリナ!」「私ですか!?」
急にセリナの名前を呼んだため驚く。
「正直に言う!俺は女子高生の流行りなんて知らん!だから……」「だから私にも協力してほしいと?」
「Exactly!」「なぜ英語なのですか……でも分かりました。」
「私も協力します、聞いてしまったのもありますし、ヒョウさんにお願いされちゃいましたし。」
「おぉ!」「ありがとうございます!」
「んじゃ、モモトーク交換しようぜ。」
そうして俺たち三人は連絡先を交換する。
「ンナ~~……」
「そろそろいい時間ですかね?」「確かに日も暮れてきたな。」
猫があくびをして俺の頭の上に乗っかってきた。
「今日はありがとうございます、楽しかったです。」
「あぁ、俺も楽しかった。」
「サクラコさん……今まで申し訳ありませんでした。」「どうしたのですか?」
「今までずっと勘違いしていて……怖い人だと思っていました。」
「でも、今日話してみてその認識が間違いだと気づきました。」
「いえ、大丈夫ですよ。」
「なのでこれから頑張ってサクラコさんをサポートします!」
「!お願いします!!」
そして午後のひと時が終わった。
翌日
『すいません、うちのアニャちゃん*1がまたいなくなってしまって。また探してくれませんか?』
『ヒョウさん、昨日の猫ちゃんが私の元に居るのですが。』
「……セリナも誘うか。」
サクラコ様いいよね……下半身にキます。
良ければ感想とか書いていってください。
ブラックマーケットでの日常回も欲しい?もしほしいならどの学園の後が良い?
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欲しい!ミレニアムの後
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欲しい!百鬼夜行の後!
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欲しい!トリニティの後!
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欲しい!ゲヘナの後!
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欲しい!ワイルドハントの後!
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欲しい!山海経の後!
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欲しい!その他の学園の後!
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要 ら な い ☆