銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!! 作:オーバジン
「なぁ……ヘイローが壊されたって……その……殺された……ってことか?」
「え……そ、そうだけど……」「ヒョウ君、どうしたのいきなり……常識だけど。」
そうだよな、そうだったよな……だがそうなら……………どういうことだ?(理解力皆無)
「いや、すまん……俺にはヘイローが無いもんでな……あんまり分からなくてな……」
「あー……そうだったね君にはなかったんだよね」
「あっ、そうだった、ヒョウ君、強いから忘れかけてたけど、私と同じでヘイローが無かったんだった。」
うーん、言わんとしてることは分からなくもないが……死ぬ気で、鍛えたからここまで強くなったんだよな。
「……あ、すまない続けてくれ」「あ、うん。分かったよ。」
話を聞きながら頭の中で情報を整理する。
セイアはトリニティの生徒会長の一人で、世間的には入院中と公表しているが、上の方では何者かに襲撃されて死んだと認識されているが、実際はセイアは生きていて何か理由があって恐らく自分の生存を隠しているのだろう……なら今彼女のことについていうのは彼女にとってもあまり良い展開とは言えないだろう……なら俺はセイアの生存について言うべきではないだろう、だからここは知らない振りをして沈黙が吉だろうな……後でセイアを問い詰めなくてはいけなくなったが……
はぁ……面倒ごとが次から次へと……いや……ヒフミのためだ、弱音を吐いてる場合じゃない、頑張らないとな……
「ミカちゃん、犯人は、まだ……?」
「うん、分かってない。調査中というか、何も分かってないかな……セイアちゃん自身、秘密の多い子だしね……」
「そうか……」「……」
この場に重い沈黙が流れる……まぁ、生きてるんですが……
「……それで、話は戻るけど。」
「アズサちゃんをこの学校に転校させたのは私なの。」「ミカちゃんが?」
「うん、ナギちゃんに内緒でね。いろいろ偽装したんだよ?生徒名簿とかね。」
「……何故?今までの話を聞くとアリウスというのは恐らくだが、まだトリニティを恨んでいそうなもんだが……アズサを使って内部分裂でも誘ってんのか?」
「うん、まだアリウスは私たちの事を憎んでる。」
「私たちは豊かな環境を謳歌しているのに、彼女たちは劣悪な環境の中で「学び」が何なのかも分からず過ごしている。」
「差し伸べた手も、すべて拒否し続けてる、過去の憎しみのせいで。」
「私はアリウスと和解がしたかった、でもそれは簡単に拭えない程の大きな憎しみと、詰みあがってきた誤解と疑念が多すぎるの、手に負えないぐらいに。」
「それにナギちゃんやセイアちゃんも私の意見に反対だったの……政治的な理由ってやつで……」
「まぁ……政治的な理由か……それもそうだな……詳しくはさすがに分からんが……色々あるのか……」
「そうだね……私もあんまり政治は得意じゃないけど……また今から仲良くするのってそんなに難しいかな?」
まぁ、難しいだろうな前の世界でも、恨みの怨恨っていうのは長きにわたって残り続けるものだ、今更「仲良くしましょう!」は、罷り通らないだろうな。
「前みたいにお茶会でもしながら、お互いの誤解を解くことはできないのかなって……」
「……優しいんだな」「ん?何か言った?」「いや、なんでもない」
トリニティにしては珍しい優しさを持つ子だな……ヒフミやスズミ、レイサ、俺の知り合いが大体そうなのだがこの学校に通って性格が良いままなのは結構不思議だな……いいことなのだが。
「私はあの子……「アズサちゃん」という存在に、和解の象徴になってほしかったの、あの子に関してはそんなに詳しいわけじゃないけど、アリウスでかなり優秀だったらしいから、その可能性に掛けたかったの。」
「本当だったら、ナギちゃんを説得して正式に進めるのが良かったけど……」
「今のナギちゃんは……」「……そうだね……疑心暗鬼ってやつだね……」
「うん……」「俺はあった事無いが、そんなになのか?」「まぁ、ヒョウ君も会えばわかると思うよ」
そんなになのか……見たらわかるって、目が座ってんのか?
「そんな過去があるから私はエデン条約前に和解を実現させたかったの、アリウスの生徒がトリニティでも暮らせて幸せになれるんだって……証明したかったの。」
「でも、そんな中ナギちゃんが裏切り者がいるって……」「疑心暗鬼からくる極度の不安か……」
「それで条約の邪魔をさせまいとして「補習授業部」を作ったの。」
「一応、なんであの子たちが疑われたかとかも言っておくね。」
そうしてミカは一人一人理由を話していく。
まずハナコはもともと成績が優秀だったが、急に落第寸前までの成績になって、変わってしまったから、そしていくつもの派閥の上層部との交流があり秘密を結構知っているから疑いを掛けられたらしい。
コハルは、正確には「疑われた」ではなく、正義実現委員会という枠組み自体に疑い、というか不安感が出たかららしい、巨大の武力を持った存在が、自身の統治下に無いのが不安で仕方がなかったから、備えとして人質を取ったという訳だ。……人質とはずいぶんと物騒だな……。しかしハスミ自体にもかなりの不安の芽があるんじゃないかと言われているらしい。まぁ、ハスミはかなりのゲヘナ嫌いだしな……まぁどうせマコトがいらん事したのがオチだろうが……。
んで、アズサは先ほど言った通りこの大事な時期の転校生だから純粋な疑い。
「んじゃぁ、ヒフミは何で疑われたんだ?」「そうだね、ヒフミちゃんは優しいし、いい子なんだけどな。」
俺と先生は疑問を口にする。ヒフミほど性格が良い奴なんて他に先生とラブ、ジュンコちゃんぐらいだと思うのだが……
「確かに優しくてかわいい子だよね、ナギちゃんもすっごく気に入ってる……でも疑いが向いちゃったの、なんでだと思う?」
「…………うぅむ、分からんな。」「なんでなんだろう?」
「それは君が一番よく知ってるはずだよ。」「俺?」
ミカの視線が俺の方に向く、俺が何かしたのか?何かした覚えは特には無いが。
「……どうやらヒフミちゃんはこっそりと学園の外に出て、怪しいところに言ってるみたいんだよね。例えば、トリニティの生徒は出入り禁止になっているブラックマーケットとか。」
「大体1年前から学校の抜け出しが多くなったみたいだよ?」「っ!?」
「あ、分かった?」「……」
1年前、ブラックマーケット、この二つの単語で理解できた。ちょうどヒフミと関わりだした時期だ。もしかしてヒフミが疑われたのって俺が関わってたからなのか……?
「それ以外にもう一つあってね、どこかの犯罪集団と関りがあるって情報も流れてきてるの、さすがにこっちは見間違いとかだと思うけどねー」
犯罪集団……犯罪……(ん、銀行を襲う、)銀行強盗……まさか……
思わず先生の方へと視線を向ける。
「…………………………」(冷や汗ダラダラ)
絶対にあの時だ、ファウストだとかなんとか言ってキャッキャッしていた時のことを思い出す。
「まぁ、そんなナギちゃんのお気に入りでも裏切り者かと疑っちゃうところまで行っちゃってるわけなんだよ。」
「もう、裏切り者がいるってナギちゃんの中で確定しちゃったみたいなんだよね。」
「それが今の状況だね……裏切り者っていう言葉が何を指すのかっていうのを多少はっきりさせることが出来たかな?この話を聞いたうえで取引について回答してほしいの。」
「桐藤ナギサからしたら、「自分たちを、騙そうとしている奴がいる」って思っているって訳か……誰かがスパイなのかもしれないって……」
「そう、そういう意味で、今ナギちゃんが言っている「裏切り者」は、経歴を偽って入っている「アズサちゃん」。」
「あの子は、何も知らないはずなのに、私のせいで、何も知らないまま、こんな複雑で政治的な争いのど真ん中に立たせちゃった……」
「でも、こんな形であの子を退学なんてことにさせちゃいけない。」
「だから、守ってほしいの。これは先生と君にしか頼めないの、ナギちゃんからしたら私自身も「裏切り者」になるの、私はエデン条約に賛成の立場じゃないし。」
「ホストじゃない私には何の力もない以上、邪魔も何もできないけどね……」
「……それに……別の視点から見てみると、こういう考え方もできることないかな?」
「トリニティの裏切り者、それはナギちゃんだって。」
「……どういうこと?」
ミカの言葉に先生は分からないと言った表情をする。
「……これまで調和を保っていた現状を、巨大な力を持って変えようとしている存在、にも見えるって訳か……」
「そうだよ、ゲヘナと条約を結ぶってこと自体に反対意見が多いということが分かっているのに、ホストという立場を利用して強行しようとしている。」
「話を聞いていると、もしかして条約を結ぶのに賛成意見はもしかして少ないのか?」
「うん、どちらかと言えばそうだね、現状維持をした方が良いっていう層が一番多いかな?あと単純にゲヘナが嫌いっていう人もいるけど。」
「民意が取れてないってことか……」
「……まぁでも、これ含めて全部全部、私からの一方的なお話でしかないからね……だから、もちろん」
「最終的には、先生と君が決めてね、アズサちゃんを守るのか、裏切り者を見つけるのか……」
「私を信じるか、ナギちゃんを信じるかは、二人に任せるよ。」
「……お前はそれだけで大丈夫か?」
「あれ?もしかして私の心配をしてくれてるの?雰囲気と違って、優しいんだね?うーん、男の子にこう、優しくされちゃうと勘違いしちゃいそう。」
「俺は別に優しいわけじゃない……」「うーん、ちょっと説得力がないかなー。」
「安心してよ、私は意外と強いよ?」「そうか……おい先生ニヤニヤするな」
おい、なんで俺を見てニヤニヤしている。
「今日は二人と会話できて楽しかったよ、ありがとうね。」
「このままだと変な噂が立っちゃうかもしれないからね……まぁ私は構わないけど♪」
「じゃ、またねー♪」
そうしてミカは帰っていった。
「……はぁ、少し疲れたから、先に教室に戻っとく。」「あ、うん了解。」
そうしてヒョウもみんながいる教室に戻っていった。
「色々あったけど、とりあえず私も戻ろうかな、うん?」「先せーい!」「ミカちゃん?」
先生も教室に戻ろうとするとミカが戻ってくる。
「ヒョウ君ってエロイね!」「ミカちゃん!?」
「特にあの筋肉が良いね!」「ミカちゃん!?!?」
ミカはそれだけ言って帰っていった。
「な、何がしたかったんだろう……まぁ、同意だけど……」
流石の先生も困惑である。
「貴方が、ゲヘナの生徒会長ですね。」「こんなところに呼びつけて、このマコト様に何の用だ?アリウスの生徒会長?」
薄暗い街並みの中、マコトと赤の異形、黒服にベアトリーチェと呼ばれていたものが会話をしている。
「貴方に提案がありまして。」「提案をしに来たにしてはずいぶんと物々しいな。」
ベアトリーチェの後ろにはマコトとその付き人を睨んでいる少女が数人いた。
「あの子たちのことは気にしなくていいです。」「ふむ………まぁ受け入れるかどうかは別とするが。」
「……まぁ、いいでしょう。」「それで?その提案はなんだ?」
「トリニティ、潰したくはありませんか?」「ふむ……」
「ゲへナはトリニティを憎んでいるようですし、私たちアリウスもトリニティには思うところが多く、一掃したいと考えているのです。」
「私が考えている計画だとトリニティに確実にダメージを与えられることが出来ますが。」「ふむ……」
「そしてどうやらあなたは、風紀委員会の事もあまりよく思っていないようですし……ついでとなりますが風紀委員会の方々もまとめて潰すことが出来ますが、どうでしょうか?」
「……」「どうしますか、マコト様。」
マコトはあごに手を当て考える。
(私個人としては願ったりかなったりだが……)
「実に興味深く、面白い提案だな。」「それはこの提案に乗ってくれるということでよろしいので?」
「だが、断らせてもらおう。」「あら?何かご不満でも?」
「少し前の私なら喜んでその提案に乗っていただろうが、ここ最近少し考えが変わってきていてな、残念ながらその提案に乗ることはできないな。」
「そうですか……」「マダムの提案を断るのか!?」
マコトの言葉にベアトリーチェの後ろにいる少女たちが感情を高ぶらせる。
「あなた達は、黙っていなさい、場が余計にかき乱されます。」「わ、分かりました、マダム……」
「案外、物分かりは良いようだな。」「そういう風に教育しましたから。」
「ですがそうですか……当てが外れましたねぇ……やはりもう少し入念に情報を調べておくべきでしたね」
「堂々と探りを入れてることを明かすのだな?」「えぇ、別に知られていても問題ありませんから。」
「あくまで私の考えていたのはゲヘナの協力があっての作戦でしたから。」
「……仮にもトリニティと条約を結ぼうとしている学園の長がいるのに、そんなことを言っていいのか?」
「貴方がわざわざこのことをトリニティに言うことは無いと思っていますから。そうでしょう?」
「……」
「では、まぁ、このあたりで良いでしょう、ではまたあなたと会うことが無いように祈っておきますよ。」
そうしてマコトとその付き人が帰っていく。
「よろしかったのですか?マダム……」「黙っていなさいと言っているでしょう。」「はい……」
(ゲヘナの議長はトリニティを憎んでいますし、わざわざ助けるような真似をするとは思えませんから、そこは大丈夫でしょう。)
(はぁ、少し予定が狂いましたね、少し考えないといけませんね。)
「さっさと帰りますよ……ご飯にしますよ。」
そうしてベアトリーチェも戻っていった。
(……ヒョウなら……どうするだろうか……いや、言うまでもないな……)
(まぁ、だがヒョウはヒョウで私は私だ……私の好きにさせてもらおう)
次回は、猫耳卑し欲搔き立て来る系シスターさんが来ます。
良ければ感想とか書いていってください。
ブラックマーケットでの日常回も欲しい?もしほしいならどの学園の後が良い?
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欲しい!ミレニアムの後
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欲しい!百鬼夜行の後!
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欲しい!トリニティの後!
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欲しい!ゲヘナの後!
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欲しい!ワイルドハントの後!
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欲しい!山海経の後!
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欲しい!その他の学園の後!
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要 ら な い ☆