銃弾が飛び交う学園都市?!んでもって銃の耐性なし?!・・・やってやろうじゃねえかこの野郎!! 作:オーバジン
「風紀委員会だけじゃなくイロハも?」「何ですか、私が来たら悪いのですか?」
「いや、この政治的にピリピリした時期に重要人物が来るのは悪手じゃないか?」「……それもそうですね……しかしマコト先輩の指示なので。」
マコトの指示でか……まぁあいつのことだ何か意図があるのだろう。
「久しぶりね、先生。ヒョウはこのあいだ振りかしら?」「先生?この方が噂の……」
ヒナの言葉にセナは先生の方を見て観察する。
「なるほど……このタイミングで政治的な問題にならないように、先生とヒョウさんが……」
「と言うかなぜヒョウさんがここにいるのですか?」
「あれ?知らなかったのか?てっきりマコトのことだから知ってると思っていたんだが?」
「最近のマコト先輩はなぜか忙しそうでしたので。」「マコトが忙しそうにしてる?そうなの?」
「ヒナさんは風紀委員会のことでそもそも忙しいですし知らなくても仕方ないですよ。」
「その忙しいっていうのは、どんな感じなんだ?書類とかか?」
「いや、書類仕事が忙しいという訳ではないですね、風紀委員会に押し付けているようなので……あっ……」
「なるほど……やけに最近書類が多いと思ってたらそう言うことだったのね、後でマコトを問い詰めないと……」
「……まぁ被害を受けるのはマコト先輩だけですしいいですかね……」(自業自得だが……ちょっとかわいそうだな……お疲れマコト……)
「話を戻しますと、最近何かを調べているようでして、万魔殿にもいないことが多いんですよ、条約の話もせずに。」
「何を調べてるとか、どこ行ってるとかって分からないのか?」
「残念ながら聞いても教えてくれないので分からないですね、サツキ先輩もチアキもイブキも、何も聞かせれていないので。付き人の方は知っているようですが聞いてもかたくなに教えてくれませんし。」
「それはいつ頃からなの?」「エデン条約の話が進んだあたりからですね。」
「……ということはエデン条約絡みか……?」「恐らくそうなのでしょうが、本当に何も教えてくれないので分かりませんね……」
「私たちの教えないのは分かるけど、あなた達にも言わないのは珍しいわね。」
「そうですね、いつもは聞いたら教えてくれるのですが、それにイブキが聞いてもだんまりでしたので。」
「イブキちゃんにもか?」「はい。」
マコトは基本的に身内には甘い特にイブキには。マコトがイブキに聞かれて答えなかったことは今までないはずだが……そこまで漏らしたくない程の調べ物なのか?
「そうだ、ヒョウさんが聞いてみてくださいよ。」「いや、俺が聞いたところで、お前らが無理なら俺も無理だろう。」
確かに俺は結構関りは深いが、万魔殿の人間じゃないしなおさら無理だろう。
「そうかしら?案外素直に教えてくれそうなのだけど?」「それには私も同感ですね。」
その信頼はどこから来るんだ?俺は少し仲が良いぐらいだと思うのだが……
「……話に付いていけませんね……」「私もマコトちゃんがどっこかに言ってるってことぐらいしか分からないかな……」
おっと……話が逸れてしまっていたし、置いてけぼりにしてしまっていたな。
「ごめんなさい、少し話を詰めてしまっていたわ、とにかく問題にしたくないのはこちらも同じ。だから今回は風紀委員会ではなく、こっちの「救急医学部」が来たってことになってる。私と……イロハは基本的に付き添いね」
「どうも、私は救急医学部の部長、氷室セナです。以後よろしくお願いします、先生。」
「死た……」「……」「いえ、負傷者がいたらいつでもお呼びください、配送料はいただきませんので。」
「よ、よろしくね……。」
こうしてセナと先生の自己紹介が終わる……まぁ、セナは少し個性的*1だからな。
「救急医学部はゲヘナの中でも、特に政治的な部分でもかかわりが薄い立場ですから、こうして救急医学部として来ていますね。」
「今、イロハが言った通りねこうでもしないと面倒なことになるから。」
「政治ごっこは風紀委員会と万魔殿にお任せします。私は死体以外に興味はありませんので。」
「……」「いえ、負傷者でしたね」「そもそもあなた死体を見たことないでしょうに。」
「そのことについては、皆さんも無いでしょう?」
「そうね。」「私もそうですね。」「私もそうかな。」
「……」「ヒョウ君?」
セナの問いかけにヒョウだけは答えなかったため先生が疑問に思い問いかける。
「いや……なんでもない。」
「?まぁとにかく……美食研究会はこの中と……ヒョウが抱えているのでいいのね?」
「そうだな、名残惜しいがここでお別れだジュンコちゃん。」「も、もうちょっと待ってくれても良いんじゃないの!?」
「そうしたいのはやまやまだが……」「さっさと行くわよ。」ガシィ!
「ちょっと待って、力つよ!?あー!」ズルズル
ジュンコちゃんはヒナに引きずられて行ってしまった。可哀そうに……まぁ自業自得だから弁明できないけどね……。
「そう言えば聞きそびれていましたがどうしてここに?」「まぁトリニティの友人の手助けと先生のお願いだからな。」
「そうですか、マコト先輩にあなたがトリニティにいること伝えておきましょうか?」
「いや、別に言わなくても勝手に情報を仕入れるだろ。」
「それもそうですね、めんどくさいですし報告は無しでいいでしょう。」
相変わらずめんどくさがりなこって…まぁそのぐらい緩い奴がいた方が組織的にはうまく回るのだろう……万魔殿は全員緩いような気もするが……まぁいいか。
「何か一人足りない気がするけど……まぁいいわ……」
よく見るとイズミがいないな……あの包囲網から逃げ切ったのか、すごいな。
そうこうしていると美食研究会が車に乗せられていき、発信しそうになった時ヒナがこちらに近づいてくる。その後ろからイロハもついてくる。
「二人は……トリニティで何をしてるの?」
ヒナがそう聞いてくる。
「私は補習授業部っていうところの担任をしてるかな。」「俺はその付き添いだ。」
「先生は知ってたけど、ヒョウはそう言う理由だったのね。」
「ヒョウはまだしも、先生。」「私?」
俺から視線を外し先生の方を見る。
「シャーレは中立的な組織のはずなのですが、この時期にトリニティにいるというのは……」「……」
「マコト先輩もいつもと違って、神経質になっているので……少し……」「そうね、まるで……」
「いや、先生はどっちかに肩入れするなんてことは絶対にしない、ましてやそれが生徒に関連するのならなおさら。」
先生を見る目が少し鋭くなった二人に向けてヒョウはきっぱりと否定の言葉を言う。
「まぁ……そうですよね……」「ごめんなさい、私の方も気を張ってて……」
「大丈夫だよ、考えることが多くて大変なのは私も分かるから。」
「まぁ、お前らが疑わないといけない立場なのは知っている、だから疑うのは正解だ……俺も少しきつく言っちまったな、すまん。」
そうしてお互いが謝罪をする。
「ねぇ三人に聞きたい事があるんだけど。」「なんだ?」
すると先生が俺たちに聞きたい事があるらしい、今の流れ的に聞きたいことはなんとなく分かるな……俺もちょっと聞きたいとは思っていたしちょうどいい。
「三人はエデン条約についてどう思ってるの?」
それに続けて先生は今まであった事を話していく。
先生が補習授業部を任されることになった経緯から、今に至るまでのすべてを、ヒョウの知らないナギサとの会話や、ミカとの会話などお泊り中の出来事まで。
「なるほど……二人は結構複雑な状況にいるのね。」「……いやちょっと待ってください。変なの混ざってませんでしたか?」
そう、先生はすべて話したのだ、体育館で水着で居たことも、しかしさすがの先生でも自身の身の危険を案じてかヒョウの裸を見たことは隠したようだ。
「気のせいだと思うよ。」「え、でも先生……」「気のせいだよね?」「あっ、はい……」
先生から強烈な圧が放たれるので俺は口を塞ぐ。
「「トリニティの裏切り者」ですか……トリニティは別の方向で物騒ですね……」
「数多くの言葉が飛び交い、誰の言葉が真実か、誰が嘘をついているのか分からない状況なのね……」
「俺の知らない話もところどころあるな……思っていたよりもずっと複雑なんだな……」
「いろんな見方がありそうだなって……ほら、私から見たこの出来事と皆から見る視点って多分違うでしょ?私がこう感じてても、みんなの考えが違うと思うんだ。」
「はぁ……この人は慎重なのか楽天的なのか……」「先生は元からこういう人だ。」「そうですか……」
先生は極秘情報そうなことをスラスラと俺たちに伝えていく。それほんとに言って大丈夫な奴なのか?
「……ところで、ヒョウにはともかく、こんな大事なことを私たちに話していいの?」「そうですね、私は万魔殿の人間で、風紀委員長は風紀委員会ですし。」
「条約を結ぶつもりとはいえ今はまだどちらかと言えば敵対している立場ですし……」
ヒナとイロハの言う通りだ、俺でもゲヘナとトリニティの関係性は知っている、マコトがよく話している……大分偏見が入っているとは思うが。
「うん、大丈夫。私はみんなの事を信じてるから。」
先生はそう言いながら笑顔でまっすぐと俺たちを見る。……綺麗だな。
『……』「あれ?みんなどうしたの?え、私なにか言った?」
ヒョウたちは黙り込んでしまう。その様子に先生はワタワタと慌ててしまう。
「はぁ……全く……こういうところが先生の悪いところなんだよな……///」
「これは確かにヒョウさんの言ってたことも分かる気がしますね……」「先生って美人ね……何気にヒョウが照れてるのを見るのは初めてね……」
「……?」「気にしないでくれ……///」
「分かったけど、顔赤いよ?大丈夫?」「いや、大丈夫だから……ほんとに……///」
先生……心配してくれるのはありがたいが、今は近づかないでくれ……いい匂いがするな……///
「……私たちは何を見せつけられてるんですかね?」イライラ
「先生、少しヒョウに近すぎじゃないかしら?教師ならもうちょっと生徒との距離感を考えた方が良いんじゃないかしら?」イライラ
「あ、そうだったねごめんねヒョウ君。」「い、いやさっきも言ったが大丈夫だ……///」
助かった……二人とも……このままだと俺の俺が立ち尽くすところだった……今度お礼しねぇとな。
「……コホン、エデン条約の考えですね……確か条約が軍事同盟、ですか……」
イロハが一番最初に切り出す。
「正直今の話を聞くと、トリニティのもう一人の生徒会長の聖園ミカの話の方が信憑性が高いと考えますね。」
「その心は?」
「私も少し、トリニティの歴史を追ってみたのですが、過去にあのようなことがあるのが分かっていますからというのと……こういう言い方は悪いのかもしれませんがゲヘナは武力、トリニティは政治、とこのような図になっています。決してマコト先輩が何も考えていないバカではないのでそうは言えませんが。連邦生徒会長がいない今、自分がトップに立とうという考えがあるのではないかと考えられます。それにミレニアムの存在、これもまた校風になってしまうのですが……トリニティは伝統や歴史を大事にする……よく言えばそう言えますが、別の見方をすると過去のやり方にこだわりすぎているということになります。」
「桐藤ナギサは、その新しい考え方が、目障りと考えていて、単純そうなゲヘナに利益になりそうな提案を出して条約を結び不安の芽を潰そうとしている、それが今の話を聞いた私の考えですかね。」
どうやらイロハはミカと同じようにナギサがトップの座に立とうとしているのではないかという考えらしい。過去の話からしても、桐藤ナギサの今までの行動からしても、やりそうかと言えばやりそうではある。
「……興味深い考えね……でも、私はそうは思わないわね、あれはれっきとした平和条約、私はそう考えてる。」
「なるほど?」
「条約によって生み出されるETO……あれを武力集団ととらえたところで、桐藤ナギサ単身で制御できるようなものじゃないと思う。それに万魔殿のリーダーであるマコトも、桐藤ナギサと同じ権限を持つことになる、イロハが言ってたようにいくらマコトでも……普段はあんなだけど、頭の良さはキヴォトスでも上から数えた方が早いと私は思ってるから、そんな暴走するような事があればマコトが黙っていないはず。それに権限を持つのは桐藤ナギサとマコトだけじゃない、イロハや他の万魔殿のメンバーやティーパーティーのメンバーにもある程度の権限が与えられる。」
「だから誰か一人が本来の目的を失って、暴走することがあってもそれが実行に移されることは考えにくい。」
「もし仮に、その全員が協力するなんてことがあれば話は別だけど……そもそもの話そんなことが出来るなら、始めから両学園のいざこざなんてとっくに無くなってるはず。」
「それに、マコトは誰かと協力なんて……」「どうした?」
なぜかヒナは俺の顔を見てくる。なんで俺を見る?何か付いてるのか?
「一部を除いて協力するなんてことはできない質だから。そもそもエデン条約を推進したのは私だから。」
「ヒナが?何故……?」「そう言えばそうでしたね。」
「もう色々面倒だし、引退する機会が欲しかったから、条約ができたら、今よりもゲヘナの秩序もマシになるはずだから。」
「なるほどな……」「ヒナちゃんは平和条約だと思ってるんだね。」
ヒナの考えはこの条約は軍事同盟ではなく本当の平和条約と考えているらしい。
「なるほどなやっぱり考えは二極化するか……」「ヒョウ君はどう考えてるの?」
「俺は……正直に言うと考えがまとまっていない、どっちの考えも通るぐらいの信憑性がある、現在の連邦生徒会長不在という現状と桐藤ナギサの言動。または条約の内容がそもそも両校の不可侵ということ。」
「俺はまだ何か出ていない情報があって、何かがもう一枚嚙んでいるんじゃないかって思ってる。俺の考えが一番現実味が無いのは分かっているが今までの経験的にまだ何かいるんじゃないかっていうのが俺の考えだ。」
「それにマコトが何かを調べてるっていうのも気になっている、あいつに知らないことは無いはずだが、イロハの話を聞くにどうやら手間取っている様子なんだろ?」
「あいつが手間取るほどの事、何者かが絡んでるんじゃないかって思ってしまう、それこそ……アリウス……とか。」
(それにセイアの件もある、詳しく話をきかないといけないからな……)
「なるほど……ヒョウ君はそんな考えなんだね。」「さっきも言ったように現実味が無いがな。」
「第三者ですか……その考えはあまりなかったですね……」「ゲヘナもトリニティも少なくない数の恨みを持たれてるはず、あり得ない話じゃないわね……」
そうして全員が各々思考を加速させていく。
「お二人ともそろそろ行きますよ?」「あ、はい分かりました、ではまた。」
セナの呼びかけにイロハは輸送車に乗るが、ヒナは俺たちの方に振り向く。
「……補習授業部は、二人が守るのよね?」
「うん。」「もちろんだ。」
「そう……じゃぁまたね。」
そうしてヒナも輸送車に乗って行ってしまった。
「先生、戻るか。」「そうだね、みんなのところに行こうか。」
そうしてみんなが待つ場所に戻って行くのだった。
(今日は色々あったな……セイアには今度会う予定がある、マコトにも連絡をしておこう。)
(予定がパンパンに詰まってやがるな……第二次学力試験の日も予定がある、同行できないかもな。)
俺は、マコトを引きます(確固たる決意)
給料日前だが……俺は万札を吹き飛ばす!!
良ければ感想とか書いていってください。
ブラックマーケットでの日常回も欲しい?もしほしいならどの学園の後が良い?
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欲しい!ミレニアムの後
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欲しい!百鬼夜行の後!
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欲しい!トリニティの後!
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欲しい!ゲヘナの後!
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欲しい!ワイルドハントの後!
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欲しい!山海経の後!
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欲しい!その他の学園の後!
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要 ら な い ☆